- 職種・ポジション
【WEB系職種図鑑】WEB系にはどんな職種がある?仕事内容や必要なスキル、平均年収などまとめて紹介します!
昨今ではWEBに関するサービスの発展が目覚ましく、これからもますますの需要が見込まれるWEB業界。そんなWEB業界へ転職を考えられている方も多いのではないでしょうか?一口にWEB業界と言っても、職種はさまざまあります。今回はWEB系にはどんな職種があるのか、仕事内容や必要となるスキル、平均年収などを詳しく紹介します。

WEB系の職種は主に7種類
一般企業では耳にしない特殊な職種があるWEB系
WEB系は主にWEBサイトを制作やECサイト運営など、インターネットに関わる仕事を指します。WEB系の仕事には「WEBディレクター」「WEBデザイナー」「WEBエンジニア」など、一般企業ではあまり耳にしないような職種があることを、ご存知の方も多いでしょう。
WEB系の職種は以下の通り主に7種類あり、「指揮系の職種」「作業系の職種」「解析系の職種」と大きく3つに分類ができます。
【指揮系の職種】
・WEBディレクター
・WEBプロデューサー
・WEBプランナー
【作業系の職種】
・WEBデザイナー
・WEBエンジニア
・WEBライター
【解析系の職種】
・WEBマーケター
この7つの職種のついて、それぞれがWEB制作の現場において、どのような役割をするのでしょうか。詳しく解説していきますので、ぜひ自分に合う職種を見つけてくださいね。
WEB制作指揮系職種
WEBディレクター
WEB制作のプロジェクト進行を担うのがWEBディレクター。クライアントと打ち合わせをして、要望を形にするためのアイディアを出し、制作に必要な人材を選出してチームを組み、制作の指揮を取っていきます。すなわち、WEB制作現場の総監督と言えるでしょう。
クライアントとのやりとりからスケジュール管理まで、現場において1番多忙を極め、オールマイティーに動かなければいけません。ディレクターの仕事というと現場の進行関係に注目されがちですが、ワイヤーフレームと呼ばれるデザイン前のサイト構成案をディレクターが作る場合が多く、実はデザイナーと同じようにクリエイティブな作業もしています。
クライアントの要望をサイトで実現していくために、ディレクターは基本的なサイト制作の知識を持っておくべきです。しかしデザイナーやエンジニアのように、技術的な面を問われる職種ではありません。WEB業界未経験でも転職しやすいポジションで、年収もWEB系の中で比較的高めです。
【ディレクターに必要なスキル】
・WEB制作の知識(デザイン、コーディング、システム)
・WEBマーケティングの知識
・クリエイティブな発想
・スケジュール管理能力
・コミュニケーション能力
・プレゼン能力
【ディレクターの平均年収】
400~500万円
WEBプロデューサー
WEBディレクターと似た役割ですが、もう1段階上の立場からプロジェクト全体の統括を行うポジションです。クライアントへのプレゼン、プロジェクトの立案・計画をして、ディレクターへ制作業務を任せます。規模が大きい案件にはいなくてはならない存在で、制作側の総合責任者となるのがプロデューサーです。
制作現場はあまり立ち入らず、クライアントとプロジェクトを進めていくために動いていくので、経営者視点での思考が必要とされます。ディレクターを経験してプロデューサーになるパターンが多いでしょう。
【プロデューサーに必要なスキル】
・WEB全般の知識
・全体を広く見れる視野
・マネージメント能力
・WEB戦略思考
・経営者視点の思考
・コミュニケーション能力
・プレゼン能力
【プロデューサーの平均年収】
700~800万円
WEBプランナー
主にクライアントの要望をサイトにどのように反映させるのか、サイト設計を立てるポジションですが、専任でこの職種を置いている企業は少ないでしょう。ディレクターが業務の一環としてプランナーの役割も果たす場合がほとんどです。
プロデューサーがつくような規模が大きい案件の場合にプランナーが必要となります。
【プランナーに必要なスキル】
・WEB制作の知識(デザイン、コーディング、システム)
・クリエイティブな発想
・プレゼン能力
【プランナーの平均年収】
350~450万円
WEB制作作業系職種
WEBデザイナー
WEBサイトのデザインを行います。PhotoshopやIllustratorなど、デザイン系のソフトの基本操作が必須スキルです。
WEBデザイナーは、ただおしゃれなサイトをデザインするだけではなく、どんな人が訪れてもサイトの操作や動線が分かる、ユーザビリティが高いデザイン能力を求められます。またコーディングできるデザインをしなければいけないため、コーディングの知識もある方が有利です。
未経験での転職はかなり難しく、美術系の大学や専門学校を卒業していることを条件にする会社が多いでしょう。WEBデザイナーのポジションに転職を目指す場合、多くの実績を用意する必要があります。
【デザイナーに必要なスキル】
・WEB制作の知識(デザイン、コーディング)
・クリエイティブな発想
・コミュニケーション能力
【デザイナーの平均年収】
350~450万円
WEBエンジニア
WEBエンジニアは、WEBに関する専門的な知識が必要な職種です。主に「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」2種類のエンジニアが現場で活躍します。それぞれに求められる知識の分野は以下の通りです。
・フロントエンドエンジニア
デザイナーが作ったサイトのデザインを、HTML、CSS、jsなどを使って構築していくポジションです。コーダーとも呼ばれ、初心者でも習得しやすいスキルを取り扱っているため、未経験で転職しやすいポジションと言えるでしょう。最近ではフロントエンドエンジニアになるための講座が、職業訓練や一般スクール、オンラインなど豊富に展開しています。
・バックエンドエンジニア
データベースの整備や、サーバー管理、ECシステムの構築など、ユーザーから見えないけどWEBに必要不可欠な裏側部分を担当するエンジニアです。フロントエンドエンジニアの知識を備えた上で、さらに深い知識を必要とするため、フロントエンドから目指していく方がいいでしょう。
【エンジニアに必要なスキル】
・WEB構築の知識(コーディング、システム)
・論理的思考
・コミュニケーション能力
【エンジニアの平均年収】
350~450万円
WEBライター
WEBに欠かせない文章を作成するポジションです。サイト制作の場合は、ディレクターがライターを兼任してライティング作業を行うこともあります。
昨今のWEBマーケティングの主流となっているオウンドメディア(企業のブログのようなもの)は、記事の量産と更新が必要となるために、最近は需要が高まっているWEBライター。紙面のライターとは違い、SEOを考え適切に必要なキーワードを入れてライティングを行うために、WEBマーケティングの知識も必要となります。
デザイナーやエンジニアのような専門スキルを必要としないために、未経験者でも転職しやすい職種ですが、フリーランスに外注する企業も多いために募集が少ないのがネックです。
【ライターに必要なスキル】
・WEBマーケティングの知識
・論理的思考
・記事作成能力
・コミュニケーション能力
【ライターの平均年収】
300~400万円
WEB解析系職種
WEBマーケター
WEBサイトのアクセス解析をしてサイトの課題を見つけたり、SEOの施策や広告運用を行なったり、サイトをよりよく成長させるための戦略を立てていくポジションです。Googleの解析サービスなどを駆使して、サイトに訪れたユーザー層や、離脱率、サイト内動線などを細かく分析し、より最適な広告運用プランやサイトの改善提案をクライアントにします。
ディレクターとタッグを組み、サイト制作から一緒に戦略を立てる機会も多いでしょう。多くのWEBサービスが拡大していく中で、WEBでのマーケティング戦略を構築するため、あらゆる企業が必要といているポジションです。
未経験でも転職がしやすく、数字や解析が得意な人に向いているポジションと言えるでしょう。
【マーケターに必要なスキル】
・WEBマーケティングの知識
・論理的思考
・解析能力
・WEB戦略思考
・経営者視点の思考
・コミュニケーション能力
【ライターの平均年収】
400~500万円
WEB制作作業系職種を経験していると今後のキャリパスが有利
上流工程ポジションは多くのWEBの知識が必要
WEBには多くのポジションがあり、未経験者でも目指せるポジションも多くあります。しかしディレクターやマーケターのような上流工程のポジションを目指す場合、エンジニアなど作業系職種を経験してからキャリアパスとして目指す方が有利でしょう。
ディレクターやマーケターは、WEB全体を見渡し、クライアントに最適な提案をしていかなくてはいけないため、より多くのWEB知識を求められます。実際にエンジニアなどの作業を経験していると、不測の事態などが起こっても早く解決に導くことができる、より強いディレクターやマーケターになれるでしょう。
長期的にWEB業界のキャリアパスを思い描いている方には、ぜひ作業系職種から転職を目指すことをおすすめします。
まとめ
合計7種類のWEB系の職種を紹介しました。どの職種もWEB制作において大変重要なポジションで、全職種でチーム一丸となってWEB制作は進んでいきます。そのため、ディレクターに必要と思われがちなコミュニケーション能力ですが、チームでの制作をスムーズに進めるためにも、どの職種にも必要なスキルとなることを覚えておきましょう。
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