転職活動何から始める?事前準備一覧と5つのステップ完全マニュアル!
転職したいと考えているけど、何から始めれば良いかわからないという人も多いでしょう。転職活動を始める際は企業に応募する前に、自己分析などの事前準備を始めることが重要です。本記事では、転職活動の第一歩として必要な事前準備の内容や、転職先企業へ入社するまでのステップについて解説します。転職活動に興味がある方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
転職活動はまず【事前準備】からはじめよう|やるべき4つのこと
転職活動をスタートさせる際は、事前準備を徹底して行うことが重要です。
ここでは、転職活動を始めるのに必要な事前準備4つをいつやるべきか、どれくらいの期間がかかるかをふまえて紹介します。
事前準備・転職活動全体の流れと期間
まずはじめに退職時期を決めてから事前準備を始めます。
準備開始から転職先へ入社するまでの期間は、およそ3ヶ月から6ヶ月程度が一般的です。
事前準備の流れと各工程の所要期間は次の通りです。
①退職時期を決める
まずは退職時期を決めます。繁忙期や携わっているプロジェクトの最中などは避け、引継ぎの時間が十分にとれる時期を設定しましょう。
転職活動にかかる期間をふまえると、早くても3ヶ月から6ヶ月後以降ということになります。
②事前準備(約1ヶ月)
・自己分析・キャリアの棚卸しを行う(1週間)
・業界・企業研究を行う(1週間)
・転職の軸を決める
・応募書類の作成(2週間)
準備期間はおよそ1ヶ月程度です。自己分析やキャリアの棚卸し、情報収集などを含めて2週間程度で転職軸を明確にします。
書類作成は、志望動機など応募する企業によって異なる部分は書き換えが必要ですので、その後の応募まで含めておよそ2週間程度みると良いでしょう。
③転職活動(約2~5ヶ月)
・応募
・選考・面接(1ヶ月~3ヶ月)
・内定・退職・入社手続き(1ヶ月~2ヶ月)
在職中の転職活動であれば、面接日の調整等で時間がかかることもあるでしょう。
退職の際には引継ぎ期間が発生しますので注意が必要です。
また、有給休暇の消化などもあれば計算に入れます。
転職活動をスムーズに進めるためにはスケジュール調整が欠かせません。
退職時期から逆算して進めましょう。
それでは、各工程を詳しく解説します。
①自己分析・キャリアの棚卸し
転職活動を始める前に、自己分析・キャリアの棚卸しをすることが重要です。
転職へのビジョンが曖昧なまま転職活動を始めてしまうと、選考を通過できない恐れがあります。
自己分析・キャリアの棚卸しを通して、自分が仕事において大切にしたいものを明確にしましょう。
自己分析・キャリアの棚卸しをする際は、以下のポイントを抑えてみてください。
- ・将来の自分のビジョン
- ・今までの実績や獲得してきたスキル、自分の得意なこと
- ・仕事をする上で心がけている行動や工夫
- ・自分が気持ちよく働ける環境
- ・自分が仕事で重視したいこと
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②業界・企業研究
自己分析が終わったら業界・企業研究をしましょう。
業界・企業研究には以下のものが活用できます。
- ・転職サイト
- ・転職エージェント
- ・転職イベント
- ・ビジネスSNS
- ・コーポレートサイト
- ・業界新聞・専門誌
特に転職エージェントでは、自身のキャリアやスキル、特徴に合った求人を転職のプロが紹介してくれます。
1人で転職活動を進めるのに不安を感じる方には、転職エージェントの利用がおすすめです。
③転職の軸を決める
実際に求人を探す前に、転職の軸を決めておくことが重要です。
自己分析で見つけた仕事で重視したい点を参考に、転職の軸を決めましょう。
転職の軸に沿った求人を探す際は、志望業界を絞りすぎないことが重要です。
志望業界を絞りすぎてしまうと、本来自分に向いていた求人を見逃してしまう可能性があります。
自身の経験やスキルが活かせそうな業界を広めに捉え、転職の軸に合うような求人を探しましょう。
④履歴書・職務経歴書を作成する
応募する求人を決めたら、履歴書、職務経歴書を作成します。
履歴書は自身のプロフィールや志望動機、自己PRを記載する書類です。
書きやすいフォーマットのものを選び、空欄が目立たないように記入しましょう。
職務経歴書は自身の経歴や実績、スキルなどを1〜2枚にまとめるのが一般的です。
志望企業で活かせる経歴やスキルを重点的に記入しましょう。
事前準備が終わったら?転職先に入社するまでの5ステップ!
事前準備が終わったら、実際に企業へ応募し選考へと進みます。
ここでは、企業への応募から転職先入社までのステップを5つに分けて紹介します。
STEP1 軸に合った企業を探し応募する
転職の事前準備が終わった後、希望条件に合う企業を探し応募します。
履歴書や職務経歴書など、応募に必要な書類を揃えて応募しましょう。
なお、企業側は必要な人員を確保した時点で採用募集を打ち切ります。
そのため、魅力的な求人を見つけた場合は早めに応募するようにしましょう。
STEP2 選考・面接を受ける
必要書類を企業に送ると、書類選考や面接が始まります。
内定決定までには書類選考と面接を約2回〜3回通過する必要があります。
模擬面接などの選考対策を行い、本番で自分をアピールできるようにしましょう。
STEP3 内定手続き
無事に選考を通過できたら、企業から内定連絡が届きます。
条件や業務内容、入社日などをしっかり確認し、問題がない場合は内定手続きへ進みましょう。
また、内定連絡を受けたものの入社を保留にしたい場合は、内定連絡を受けた時に入社意思があることは伝えておきましょう。
入社を決めた際には、内定承諾書を企業へ返送する必要があります。
STEP4 現職へ退職を伝える
転職先への入社が決まったら、現職の会社に退職を伝えなければなりません。
退職日は、退職の意志を伝えてから1〜2ヶ月後に設定することをおすすめします。
業務の引き継ぎや後任探し、あいさつ回りなどを余裕を持って行えるように、退職日を決めましょう。
STEP5 転職先企業へ入社
現職を退職したら、転職先企業へ入社します。
退職してから転職先企業へ入社するまで空白期間がある場合、健康保険や年金の手続きが必要になる可能性があります。
また、転職先企業へ入社する際に、雇用保険被保険者証や源泉徴収票、年金手帳などの提出が求められる場合があります。
入社前に企業側へ必要書類の確認をするようにしましょう。
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初めての転職活動なら注意すべきポイント
転職活動が今回で初めてという方もいらっしゃるでしょう。
就活との違いから注意点を解説します。
評価の対象が変わる
就活ではポテンシャルが重視されていましたが、転職活動において評価対象となるのはスキル・実績です。
つまり「何ができるのか」という点を企業は知りたがっています。
冒頭で自己分析・キャリアの棚卸しを事前準備の中でもまず最初に行うべきとお伝えしましたが、このためです。
まずはじめに何ができるかを全て書き出してリストにしておき、応募する企業によって「何を求められているか」に沿って適したスキル・実績をピックアップしましょう。
例えば募集要項に明確なプログラミングスキルのレベルが記載されている企業にマネジメントスキルをアピールしても、必ずしも評価してもらえるとは限りません。
「何ができるのか」はできる限り詳しく、数字や固有名詞を用いて伝えるようにします。
ポータブルスキルが評価対象になることも
20代ではまだポテンシャルも加味される場合がありますが、30代以降の転職ではいかに即戦力となれるかをアピールする必要があります。
その場合では、アピール材料となるのは同業・同職種の経験に限らないことも考えられます。例えば「課題解決力」「論理的思考力」「リーダーシップ」といったポータブルスキルと呼ばれる汎用的なスキルも評価対象になるということです。
企業が求める人物像と自分の強みがいかにマッチするかを軸として、志望動機や自己PRを作成すると一貫性をもたせることができます。
内定の意思決定は約1週間
転職活動では、内定通知を受けてからの回答期限が1週間程度と就活に比べて短いことが一般的です。
そのため、転職活動のスケジュール調整に注意しましょう。
第一志望の結果が分かる前に第二志望の企業から回答を迫られてしまうなど、肝心なタイミングで困ることになってしまいかねません。
特に在職中に転職活動を行う場合では、スケジューリングが最重要事項のひとつだと考えましょう。
時期に注意
在職中の転職活動でもう1つ注意すべき点が、退職時期です。
会社によって繁忙期は異なりますので、できる限り迷惑がかからない退職時期を選ぶようにします。
例えばプロジェクトの途中や、同じ部署の人が退職した直後、退職交渉をする上司が忙しいタイミングなどは避けるべきです。
引き留めにあって難航する可能性も踏まえて慎重に時期を選びましょう。
引継ぎも忘れずに
現職では、退職時期の決め方と同様に引継ぎのスケジュールも大切です。
もしも同業界での転職となれば、転職先に入社後も現職と関わる可能性があることを忘れてはいけません。
しっかりと余裕をもったスケジュールで引継ぎを行い、遺恨を残さずに退職できるよう注意を払うのは最低限のマナーです。
転職すべき人・そうでない人の違い
初めての転職なら、転職すべきかどうかまだ迷っている人もいるかもしれません。
転職をおすすめできる人は、自分の市場価値を把握していて即戦力として活躍が期待できる人です。
また、転職軸が定まっている人、キャリアビジョンが明確な人もミスマッチを起こすリスクが低いため、転職活動を進めて問題ないでしょう。
一方で、キャリアの棚卸しが不十分な人は転職を急がない方が良いかもしれません。
退職理由が現職への不満などネガティブな理由しか思いつかない人も注意が必要です。
逃げの転職になってしまうと後々のキャリア形成にも悪影響を及ぼすため、仮に不満が転職理由であったといてもポジティブに言い換え「転職先で何を実現したいか」という観点で改めて転職活動を進めましょう。
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【シチュエーション別】転職活動中に困ったときはどうすればいい?対処法5つ!
事前準備や選考対策をしっかり行っていても、転職活動がスムーズに進むとは限りません。
ここでは、転職活動中に困ってしまった場合の対処法を、シチュエーション別で5つ紹介します。
転職で「やりたいこと」がわからないとき
転職で「やりたいこと」がわからない場合は、自己分析を見直してみましょう。
自身の強みや価値観、キャリアプランなどを改めて考え直すことは、転職の軸や志望動機の明確化に役立ちます。
未経験業界に挑戦したいけどスキルがないとき
未経験業種に挑戦したいけどスキルがない場合は、スキルアップや資格取得を考えましょう。
挑戦したい業界や希望転職先に必要なスキルや資格を取得することは、選考を有利に進めることや自身のスキルアップにつながります。
転職活動のモチベーションが下がっているとき
転職活動のモチベーションが下がっている場合は、リフレッシュしてみましょう。
転職活動中は現職や普段の生活に加え、面接や書類作成をこなさなければならないため、ストレスが溜まりやすいです。
ストレス発散のための時間を定期的に確保し、趣味や旅行などを楽しんで気分転換を行いましょう。
転職活動に関する疑問があるとき
転職活動に関する疑問がある場合は、転職経験のある知人や友人に質問してみましょう。
具体的なエピソードを聞くことで、転職活動を成功させるまでの道筋がイメージしやすくなります。
転職活動のサポートをしてほしいとき
転職活動のサポートをしてほしい場合は、転職エージェントやキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
転職のプロに相談することで、求人情報の収集方法や選考の進め方、面接対策など、様々なアドバイスを受けられます。
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転職準備より前にできる!転職成功のための取り組み
転職を考え始めたら、具体的な転職準備を始める前にもできることがあります。
実際に転職活動を始めたらスムーズに進めるために日常の業務で次のことを心がけると良いでしょう。
実績をあげる
転職活動ではスキルや経験がアピール材料になります。
名前や数字などスキルレベルが伝わりやすい実績があればより効果的にアピールできるでしょう。
例えば携わったプロジェクトの規模(人数)、期間、扱えるツール、マネジメントしたチームの人数、目標に対する達成率などです。
取得した資格や勉強中の資格が評価されることもあります。
日常的にスキルを磨く意識を持ち、仕事の幅を広げたり、責任あるポジションに挑戦するなど「実績」を積む意識を持つのが大事です。
人脈を広げる
人脈は転職活動に役立つことがあります。
先輩や同僚だけでなく、クライアントの他にプライベートも含めて人脈形成を意識しましょう。
社会人サークルや異業種交流会などに参加するのもひとつの方法です。
例えば業界の情報をもらえたり、リファラル採用の声が掛かることもあります。
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転職のプロと伴走してスムーズに転職活動を進めよう
本記事では、転職活動の事前準備の方法や転職先へ入社するまでのステップ、転職活動中に困ったときの対処法を解説しました、
転職活動をより良く進めるために、企業に応募する前に入念な事前準備をすることが重要です。
自己分析や業界研究を徹底し、希望企業への内定を目指しましょう。
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