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未経験からでもクラウドエンジニアになれるか

クラウドエンジニアへのロードマップは4つのステップ!必要なスキルや将来性も合わせて解説

昨今、ITシステムを構築する際にクラウドサービスを活用するケースも増え、クラウドサービスの需要が高くなっていることに気づき、企業の取り組みに興味を持ったり、転職を検討している方も多いのではないでしょうか?本記事では、クラウドエンジニアになるまでのロードマップと必要なスキルを解説します。

クラウドエンジニアの現状と将来性

 

 

クラウドサービスの利用は引き続き増加している

 

多くのITシステムは、従来のオンプレミスからクラウドへと移行が進んでいます。

総務省の調べではクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は増加傾向で、2021年時点で70.4%に達しており、今後も普及が進むと考えられています。

インフラ構築の手段としてこれだけ広まる背景としては、企業にとって「資産、保守体制を社内に持つ必要がない」という理由が大きいでしょう。

つまりコストが削減できるのです。

クラウドであれば場所や機器を選ばず、安定性にも期待ができる点も企業のメリットです。

リモートワーク環境の急速な浸透が求められた事も追い風となりました。

上記のような理由からクラウドサービス自体の需要が高まっている事が分かります。

(参考:総務省『令和4年版情報通信白書』)

 

クラウドエンジニアの将来性

 

クラウドエンジニアの需要は、AmazonのAWS、MicrosoftのAzure、GoogeのGCPといったIaaSパブリッククラウドを導入する企業が拡大するにつれて増加すると言えます。

なぜなら以降過渡期を過ぎたとしても、クラウドサービスは進化を続けるからです。

都度最新の技術やサービスの知見が求められるため、より専門性の高いスキルを持った人材に需要が集まるでしょう。

 

クラウドファースト・クラウドネイティブ

 

近年浸透している考え方として、クラウドファーストが前提でクラウドネイティブへの移行という流れがあります。

 

  • ・クラウドファースト…ITシステムの開発・運用において、クラウド利用を最優先に考えること
  • ・クラウドネイティブ…クラウドにサービス・システムを作る前提で、クラウドの利点をすべて活用するという考え

 

日本政府が発表した「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」によると、クラウド・バイ・デフォルト原則としてクラウドファーストに舵を切った事が分かります。

クラウドサービスのセキュリティ評価制度「ISMAP」はサービスの安全性評価を行い、また政府の情報システム調達のために活用されます。

つまり、日本においてクラウド利用を最優先とする事を政府が後押ししているという事なのです。

 

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クラウドエンジニアへのロードマップ4ステップ

 

 

クラウドエンジニアの方向性を決める

 

まずはクラウドエンジニアとしてのキャリアの方向性を決めましょう。

大きく分けて「スペシャリスト」「マネジメント」「コンサルタント」の3つが方向性として考えられます。

最先端で新しい技術に触れながら手を動かし続けたい方は、技術を極めてスペシャリストを目指すのがおすすめです。

上流工程に携わりたい方はマネジメント職へのキャリアアップが、経営者の視点を身に付け企業の経営課題と向き合いたい方はコンサルタント職への転身を目指すと良いでしょう。

 

足りないスキルを学習して身に着ける

 

エンジニアとしての経験値を積みながら、目指すキャリアに不足している技術を身に付けましょう。

これまでの業務経験から技術力を高めるだけでなく、新たな技術に目を向けたり、需要が高いスキルを習得するなどの自己研鑽で、自身の市場価値を高めます。

特にマネジメントやコンサルタントに携わりたいのであれば、技術以外のスキルを身に付ける必要があります。

 

スキルシートとポートフォリオを作成

 

必要なスキル・経験を得たら、転職活動の準備を開始します。

この時、自分のスキルレベルを効果的なアピール材料にするためにスキルシートとポートフォリオを作成しましょう。

これまでの経験や習得した技術、携わった業務について明記し、企業が求める人材とマッチしたスキルを保有しているか判断材料になるのがスキルシートです。

ポートフォリオでは、スキルシートに記載した技術力をより明示できるだけでなく、制作物についての考え方や工夫などを面接で伝えることによって、人物像もアピールできます。

 

転職軸を絞って転職先の企業を探す

 

転職軸を明確にし、自分が望むキャリアプランを実現できる企業を探しましょう。

転職によって実現したいことが明確になっていれば、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

また企業への熱意を効果的に伝えるためにも、転職軸では絶対に譲れない条件と譲歩できる範囲を決めて企業選びをするのがおすすめです。

 

自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう

 

 

次のキャリアでどの職種を目指すか、マネージャーを目指すか、スペシャリストになるか悩んだり、転職したいけど自分の価値観に合う企業がわからない、次の職場選びで重視した方がいいことがわからないなど、職場選びで悩むことは多々ありますよね。

 

ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。

 

キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。

 

希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例

 

希望のキャリアに転職成功したAさんの例
  • ご年齢:30代前半
  • ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
  • 転職期間:仕事タイプ診断利用から1ヶ月弱でご転職

 

Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。

 

前職のご状況と、ご自身の価値観・志向にギャップを感じられていたAさんですが、「IT人材 仕事タイプ診断」によってご自身に合う価値観の企業タイプを見つけ、診断から1ヶ月弱で転職成功されました。

 

【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓

 

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「IT人材 仕事タイプ診断」ご利用の流れ

 

「IT人材 仕事タイプ診断」は4つのステップで完結!

 

STEP1:以下のボタンから仕事タイプ診断のページへ

 

STEP2:仕事タイプ診断のページから職種を選択

 

STEP3:プロフィール(お名前とご連絡先)を入力

 

STEP4:必要な質問に答える

 

診断後、自分の志向にあう企業の求人を見たい場合は、IT専門のキャリアアドバイザーがご希望の条件をお伺いし、志向性に合わせた求人を紹介させていただきます。

たった3分、無料で診断できるので、ぜひ一度「IT人材 仕事タイプ診断」で企業選びの軸を見てみてください。

 

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未経験からクラウドエンジニアを目指す方法

 

 

インフラエンジニアから目指す場合

 

インフラエンジニアからクラウドエンジニアを目指す場合、IT業界である程度の経験を積んでいるので全く未経験な状態と比較すればある程度有利に働きます。

インフラエンジニアの業務領域は広く、インフラ全般の設計から構築、運用、保守など多岐にわたっています。

 

その中にはクラウドエンジニアに求められるようなノウハウも多いため、クラウドエンジニアに転職する際、インフラエンジニアとしての経験があると有利です。

 

IT業界未経験から目指す場合

 

先ほどは業界内である程度経験を積んでいる場合について紹介しましたが、全くの未経験であってもクラウドエンジニアになることはできるのでしょうか。

 

IT業界未経験からでもクラウドエンジニアを目指すことは可能ですが、覚えるべき知識やスキルは非常に多いです。

しかし、クラウドエンジニアの需要は年々高まっているので、勉強するやる気さえあれば可能性はどこまでも広がります。

自己研鑽を進めてから転職活動をすると、有利に進めることができるので学習方法もご紹介します。

 

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クラウドエンジニアの仕事内容と求められるスキル

 

 

クラウドエンジニアの仕事内容

 

先ほどはクラウドエンジニアが何なのかについて解説してきましたが、ここからはクラウドエンジニアの仕事内容について紹介していきます。

クラウドエンジニアの仕事内容は大きく分けて4種類に分かれます。

 

インフラ要件定義・設定

まずはインフラ要件定義・設定です。

ここではどのような機能が必要なのか、どのようなクラウドサービスにしていくのかを決めていきます。

 

その際、既存のインフラから完全にクラウドに移行するのか、併用するのかもここで決めます。

別の表し方を使えば、インフラ設計という言葉が当てはまるでしょう。

 

クラウド環境構築

インフラ要件定義・設定が終わったら、次にクラウド環境構築です。

ここではクライアントからの要望に基づいてソフトウェアの導入や仮想サーバーの設定、ストレージ設定、データベースの構築などを行います。

場合によっては自分で直接コードを打ち込むこともあります。

 

運用・保守

3つ目は運用・保守です。

クラウドサービスを円滑に利用できるようにすためにも、運用・保守は大切な仕事です。

クラウドエンジニアは主にソフトウェアやコストなどを中心に管理します。

具体的にはOSやミドルウェアのバージョンアップ、システム監視などを行います。

 

運用自動化

4つ目は運用自動化です。

クラウドエンジニアは需要が高い反面、人手も十分に追いついているとは言えません。

そこで、クラウドサービスの運用を効率化する一環として、運用自動化を任されるところもあります。

 

【あわせて読みたい】AWSエンジニアの年収や将来性についてはこちらから⇓

 

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求められるスキル

 

ミドルウェアやツールの知識

システムを動かすためには、様々なミドルウェアや各種ツールを組み合わせながら構築する必要があります。

そのため、ミドルウェアやツールに関する知識も欠かせません。

 

クラウドに関する知識

クラウドエンジニアはクラウドサービスが円滑に利用できるようにするために管理などを行っています。つまり、クラウドを扱っているエンジニアということになるのでクラウドに関する知識は必須です。

一口にクラウドサービスとはいっても、AWS(Amazon Web Service)やGCP(Google Cloud Platform)など様々なものがあるので、各種サービスの特徴や違いなどを押さえておくと業務に役立つでしょう。

 

【あわせて読みたい】Azure vs AWSで徹底比較!違いの詳しい解説はこちらから⇓

 

プログラミングスキル

プログラミングスキルが十分にあるとクラウド構築を効率よく進めることができます。

また、場合によっては自分で直接コードを打ち込むこともあるので、プログラミングスキルがあるに越したことはありません。

 

インフラに関する基本的知識

インフラエンジニアの経験があるとクラウドエンジニアになりやすいと言われますが、それはインフラに関する基本的知識が整っているからです。そんなインフラに関する基本的知識として押さえておきたいのが「サーバー」と「ネットワーク」です。

システムを正常稼働させるのに必要なスペックなどを提案するにあたり、サーバーの知識は必須です。

また、サーバーは常時正常である必要があり、正常な状態を保つためには正しいサーバーの知識を持って監視する必要があります。

クラウドサービスは様々なネットワークを経由します。そのため、クラウドサービスで何らかのトラブルがあった時、殆どの場合は途中のネットワークで発生しています。

正しくトラブルシューティングをするためにも、ネットワークの知識は必須です。

 

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クラウドエンジニアになるための学習方法

 

 

独学

 

クラウドに関する書籍は多くありますので、これらの書籍を読みながら独学で学習することができます。

独学はスクールに通うのに比べれば費用は安く済み、自分のペースで進めることが可能です。

 

育成講座やオンラインスクール

 

独学だと何か分からないことがあったときに質問できないのが難点です。

しかし、育成講座やオンラインスクールに出席することで、分からないことがあったときもいつもプロに聞くことができます。

 

専門学校

 

徹底的に集中して学習したいのであれば、専門学校への入学もおすすめです。

費用はかかりますが、常時プロに聞く環境が整っており、在籍中は様々な講座を受講できるため、どん欲に学習する環境が充実しています。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

取っておくといい資格

 

 

IT未経験者向け

 

まずはIT未経験者がとっておきたい資格について紹介していきます。

 

Linux技術者認定 LPIC

LPICLinux技術に関する知識があることを証明する世界共通のIT資格です。

LPICはレベル1~3の段階に分かれており、その内レベル1は入門者向けです。

そのため、IT未経験者はまずはレベル1から受験していきましょう。

 

Linux技術者認定 LinuC

LinuCもLinuxの技術に関する知識を認定するIT資格ですが、これは日本市場に特化しています。

LinuCもレベル1~3に分かれていますが、LPICと異なるのは合否やスコアだけでなく、項目別のスコアなども知ることができることです。

そのため、受験後に改めて自分の強みなどを分析することもできます。

 

シスコ技術者認定 CCNA

続いて紹介するのはシスコの技術を持っていることを認定するCCNAというIT資格です。

全くの未経験で、身の回りにシスコ機器を触る機会が少ないとどうしても勉強時間はより必要になります。

 

しかし、受験することで、クラウドエンジニアに求められるネットワークについての知識を証明することができます。

 

クラウド未経験者向け

 

ここからはクラウド未経験者がとっておきたい資格について紹介していきます。

 

AWS認定資格

まず紹介するのはAWS(Amazon Web Service)の認定資格です。

AWSはクラウドサービスの中でも高いシェアを誇っています。

そんなAWSの認定資格として、クラウドプラクティショナー(基礎レベル)、SysOpsアーキテクター(システム運用)、ソリューションアーキテクトなどといったものがあります。

 

Google Cloud認定資格

続いて紹介するのはGoogle Cloud認定資格です。

Google Cloud認定資格にはアソシエイトクラウドエンジニア、プロフェッショナルクラウドアーキテクト、プロフェッショナルデータエンジニア、プロフェッショナルコラボレーションエンジニアなどがあります。

中でも特に注目度が高いとされているのがプロフェッショナルクラウドアーキテクトです。

 

マイクロソフト認定Azure試験

最後に紹介するのはマイクロソフト認定Azure試験です。

マイクロソフトAzureは近年急激にシェアを伸ばしているクラウドサービスで、そんなAzureの管理者としてのスキルを証明することができます。

具体的にはMicrosoft Azure Administaratorなどといった資格があります。

 

 

転職エージェントに相談して、クラウドエンジニアになろう

 

まとめ

 

今回は未経験からでもクラウドエンジニアになれるのかについて解説してきました。

未経験からでもクラウドエンジニアになることはできますが、インフラやクラウド、プログラミング、ミドルウェアやツールなどといった知識やスキルを身につけておくのがポイントです。

また、今回紹介したような資格を受験するとさらに心強いでしょう。

 

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まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

未経験からでもクラウドエンジニアになれるか

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