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ファッションテックとは?種類や国内の導入企業を紹介

アパレル業界も日々進化し店舗に行かないと買えなかった時代からWEB通販での販売が主流になってきました。ファッションテックについてファッション×ITでアパレル業界をどう変えるのか?最前線を知って転職に役立てましょう。

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ファッションテックとは

 

男性

 

ファッションテックとは、ファッションテクノロジー(IT)を掛け合わせた造語です。

ファッション業界に興味のある方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

テクノロジー(IT)を利用して商品やサービスを生み出すものであり、業界の活性化を目的としています。

他にも、販路拡大業務効率化データ分析などのサービスも出てきています。

具体的にはウェアラブルデバイスとしても多くの人が利用している「Apple Watch」などのスマートウォッチ。

その他に「楽天市場」「メルカリ」「フリル」「Instagram」「LINE」などのアプリの消費者に普及しているものもファッションテックの一例です。

ファッション×IT技術を駆使したサービス、取り組みは全てファッションテックといえます。

 

ファッションテックの市場規模と将来性

 

アパレルECの市場規模は拡大中

経済産業省によれば、アパレルは物販系の分野でも比較的EC化が進んでおり、業界をけん引する存在となっています。

市場規模は2021年時点で2兆4,279億円となり、前年比伸び率が9.35%という結果でした。

実はアパレル総小売市場規模は約9兆円と横ばいなので、EC化で支えられるようになりつつあると言えるでしょう。

参考:経済産業省『電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

 

将来性

EC化率に注目すると、毎年1~2%程度上昇しています。

全産業の平均EC化率が8.78%とされるなか、アパレルECは21.15%と高い水準です。

拡大の背景には、業務効率化のためのツールが多数登場したこと、MD(マーチャンダイジング)サイクルを短くすることで販売機会を増やす戦略が普及したことなどが挙げられます。

業務効率化は引き続き進められると共に、EC化の余地もまだまだあります。

ファッションテックの需要は今後さらに増すと考えらえるでしょう。

 

 

ファッションテックカテゴリー

 

男性2

 

ファッションビジネスに特に関連の深い主なカテゴリーは、大きく分けてBtoBとBtoCに分かれています。

 

デジタルファブリケーション(Digital Fabrication)

 

繊維センサーの開発などによって、服のデジタルデバイス化が本格的に進んできています。

デジタルプリントに代表される生産ロットの制約に縛られないパーソナライズ対応を実現したファブリックの生産が広まっています。

そのため、ファッションの生産が今までよりも簡易になり企業の負担や商品ロスの削減にもつながります。

 

バーチャルフィッティング(Virtual Fitting)

 

アパレルECではできなかった試着をバーチャルで済ませる事を可能とするサービスです。

例えば「バーチャサイズ(VIRTUSIZE)」は商品サイズをユーザーが所有する好みのサイズ感のアイテムと比較できます。

自身のシルエットをスマホ上に作り、欲しい商品の試着がスマホ上で行えます。

 

バーチャルスタイリスト(Virtual Stylist)

 

おしゃれはしたいけれどどんなスタイリングをしたら良いかわからない。

そんな場合、店舗であれば店員に聞けば解決しますが、ECサイトではスタイリングの悩みを相談する相手もいませんでした。

しかし現在はSNSの普及も進み、ショップ店員やおしゃれな人のコーディネートがメディアに掲載されるようになりました。

プロのスタイリストからアドバイスをもらえたり、種々のアプローチでスタイリングを提案までしてくれます。

Instagramなどでもファッションコーディネートをアップしているユーザーも多く、スタイリングの参考事例が溢れています。

 

クロージングサブスクリプション(Clothing Subscription)

 

こちらは近年メディアなどでも取り上げられるようになり、様々な業界でも注目を集めています。

毎月決められた金額を支払い、服やアクセサリーをレンタルできるサービスです。

国内では高級ブランドをシェアして使用する定額サービスの「ラクサス」(Laxus)などがあります。

 

 

ファッション業界のVR・AR活用

 

VR

 

VR×ファッション

 

世界中で市場の拡大を続けているVR(バーチャルリアリティー)。

そんなVRはファッション業界にも及んでおり、様々な最新技術が搭載されています。

バーチャルファッションは例えば、予め人体のラインを3Dスキャンしバーチャル上で試着と服の製作を行う手法です。

製作にかかる大幅な手間をカットすることができます。

バーチャルファッションは購入後、3Dデザイナーが購入者のサイズに合わせて洋服を作ります。

実在しないバーチャルファッションを購入しSNS上の写真では違和感がないように調整する革新的な仕組みもあります。

 

AR×ファッション

 

AR(拡張現実)もテクノロジー(IT)技術の1つですが、ファッション業界でも活用されてきています。

3DCGモデルを利用した質感・サイズ感の確認やAR試着も可能です。

ユニセックスレーベルのファッションブランド「HATRA(ハトラ)」。

新型コロナウイルスの影響により2020-21年秋冬コレクション展示会が中止になり、オンラインの受注サービスへと切り替えました。

元々HATRAはアプリ「STYLY Mobile」とコラボしていました。

新作アイテムをオンラインストア上で3D化・360°様々な角度から商品を見ることができるサービスを展開。

そこでARと3DCGモデルを組み合わせ、自宅に居ながら洋服のルックや細部のデザインまで確認する事ができるようになりました。

ブランドの世界観も合わせて表現する事が可能なバーチャル展示会を行い注目を集めています。

 

 

 

ファッションテックを導入しているブランド

 

ショップ

 

国内のファッションテックをうまく取り入れているブランドの事例をご紹介します。

 

GUCCI

 

GUCCIといえばイタリアのファッションブランドで、いまや老若男女に人気の有名ハイブランドです。

店舗販売はもちろんECサイトで完成品を購入する事はできていました。

しかしここ数年で「GUCCI DIY」を立ち上げ、ECサイト・リアル店舗ともに商品を自分好みにカスタマイズできるようになりました。

カスタマイズできる商品は、現在ECサイトでは財布やバッグ、ニットウェアのみです。

自分のイニシャルや好きなアルファベットをカスタマイズする事ができるので、より多くのユーザーが利用しやすくなっています。

 

Nike

 

いまやスニーカーブームの中でも人気のスニーカーブランドNikeもファッションテックを導入している企業の1つです。

House or Innovationでは、ECサイトとリアル店舗で自分好みにカスタムしたスニーカーが購入できます。

国内ではECサイトのみにはなりますが、ECサイトでも分かりやすく、画面上に出てくるパーツから好きなものを選ぶだけです。

するとカスタマイズした自分だけのデザインのスニーカーを購入できます。

カスタム以外にもECサイトではNikeアプリを使い、最寄りのナイキストアの在庫を参照・予約する事ができます。

 

ZARA

 

若者に人気のファストファッションブランドZARAも近年ファッションテックを活用している企業です。

ZARAのアプリをダウンロードすると、自身の欲しい商品が最寄りの店舗に在庫があるかを確認する事が可能です。

ECサイトで先に商品をチェックしておいて、商品は店舗で見て試着してから購入したい場合などに役立ちます。

ECサイトで商品に関してすぐに質問したい場合はチャット機能を使えば実際に店舗で相談しているかのように質問できます。

チャット機能はいまやアパレルECサイトでは沢山のブランドが導入しています。

 

ファッションテックを提供している企業

 

fashion, clothing, shop

 

unisize

 

カテゴリーでも紹介した「バーチャサイズ(VIRTUSIZE)」と同様、オンラインでのサイズフィッテングを提供しているunisize。

ECサイトで洋服を買うときに、ユーザーにとってより良いサイズを推奨するレコメンドシステムの企業です。

商品を実際に試着できないというオンラインの悩みに対し、ユーザーに合う洋服のフィッティングをサポートしてくれます。

導入企業も多く、国内ではサイズレコメンドシステム認知度シェアNO.1です。

 

シタテル株式会社

 

sitateru(シタテル)は、衣服生産に関わる多種多様な要望に応える事を可能にした基幹サービス。

今までは海外で大量生産し原価を下げるのが主流でしたが、売れ残りや商品のロスが出てしまう事が近年問題にもなっています。

そんな中、在庫ゼロの受注生産一体型ECパッケージ「sitateru SPEC(シタテルスペック)」が誕生しました。

こちらでは在庫リスク無しというのが最大のメリットです。

生産・販売・配送までをワンストップ管理できる受注生産一体型ECパッケージで、大量生産・大量廃棄の問題を解決できます。

他にも、「sitateru CSTM(シタテルカスタム)」では「小ロットで洋服を作りたい」というニーズにも答えてくれます。

店舗スタッフのユニフォームやイベントのユニフォームなど、大量生産では叶えられないニーズを満たしてくれるのです。

作りたい人・作って欲しい人・作るための工場をマッチングさせるサービスでもあります。

 

air Closet

 

ファッションのプロが顧客一人一人の好みや体型、着用シーンなどの情報をもとにコーディネートを厳選します。

その結果選ばれた洋服が毎月手元に届くサブスプリクションサービスです。

届いた洋服の「着こなしのアドバイス」が専用のアプリで見る事ができます。

好みに合わない場合は交換も可能で、クリーニング不要で返却、気に入った商品はそのまま購入も可能なサービスです。

 

その他のファッションテック企業はこちらに記載しております。

 

ファッションテックの求人を紹介してもらう

 

 

IT活用は業界をどう変えるのか

 

IT

 

昔は洋服を買う際は、アパレルブランドの店舗に行くかショピングモール、百貨店へ買いに行っていました。

今ではスマホで調べて気に入った商品があればECサイト・フリマアプリでその場で購入できます。

また定額サービスでレンタルできる時代になりました。

ITを活用する事によって業界は今後どのように変わっていくのでしょうか。

 

アパレル業界でデジタル化がもたらす本質的変化

 

・大量生産の背景が無くなってくるので、無駄な在庫を抱えるリスクがなくなる

・デザイナーがデザインを、パタンナーがパターンを作成していますが、服作りのデザインやプロセンスも自動化する

・AIの普及で人がいない工場や店舗が出現する

・テレクのロジー(IT)関連に特化した人材が必要になり、ファッション業界でもIT・デジタル専門の求人が増える

 

パーソナライズが重要になってくる

 

IT導入当初はECを使った洋服の販売からスタートしました。

その後オンライン上のビジュアル表現やコーディネートで販売促進するという形で進化しています。

次の変化として顧客それぞれに合ったサービスを提供する事が重要になってきます

例えばフリマアプリ「メルカリ」では、ユーザー同士で価格交渉が行われ最終的な価格が決まります。

ファッションテックを導入しているブランドでもありましたが、先ずはベースを販売側が提供します。

デザインをユーザーが自分好みにカスタマイズできる商品を提供することもパーソナライズに当てはまります。

今後IT技術が更に進化する事で、パーソナライズのファッションテックが実現可能になります。

 

IT活用によってファッション業界で求められる人材も変わる

 

今後ファッション業界で求められる人材もITの活用によって変化していきます。

実際に近年のファッション業界の求人はIT・デジタル分野の職種が年々増えている傾向にあり、その幅も職種も増えている傾向にあります。

試着できないというECの課題を「ZOZOスーツ」や「バーチャサイズ」で解決したり、サブスクの登場などファッション業界では時代の変化に伴た新しい商品やサービスが続々と登場してきました。

そういった時代の変化による新たな需要に対し柔軟に対応できるだけのスキルや経験値を持った人材はより重宝されるようになるでしょう。

同時にデジタルリテラシーも欠かせません。

従来のファッション業界と比べると、どの職種であってもITの知見を持つ人材が求められます。

 

最先端ファッションテックが導入される

 

日本ではECサイトや物流生産・販路拡大・業務効率化・データ分析などオンライン上で可能なIT活用は多数あります。

しかし、海外では日本ではまだ事例のない最先端のファッションテックを導入しています。

日本でもIT活用が更に進めば海外で普及している最先端のファッションテックが導入していく事も可能になります。

 

海外では実店舗にも最先端なファッションテックが導入されています。

例えば、試着室の鏡にあるタッチスクリーンを押せば試着したい洋服が表示されるサービスがあります。他の色やサイズが欲しい場合は、そのスクリーンをタップすれば店員が指定した商品を持ってきてくれます。

店内アイテムを使ったお勧めのスタイリングも表示され、選んだ商品を自分宛のメールに送り、後から検討することも可能です。

 

 

まとめ

 

メモ

 

ここまでファッションテックについて、IT活用によってどのように業界が変わるのかについて解説してきました。

ファッション業界は既存の洋服を売るだけではなく、IT技術を駆使する事で顧客1人1人に合う商品を提供できるようになります。

さらに物流や生産も大きく変わり、今までのファッション業界には無かった職種も今後幅広く増えていくでしょう。

ファッションとテクノロジーに興味のある方は転職エージェントへ相談して求人を探してみましょう。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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