
ITコンサル企業ランキング!ベンチャー・日系・外資トップ5は?
ITコンサルタントは、ITの知見を活かして企業の経営課題を解決する専門職です。高い年収水準やキャリアの将来性から、転職先として注目を集めています。
ITコンサル企業は、BIG4を含む「総合系」や「日系独立系」「外資系」「シンクタンク系」「ベンチャー系」など大きく5つに分類され、年収水準や働き方の特徴もさまざまです。
この記事では、ITコンサル企業を年収・売上高のランキング形式で比較しながら、業界の分類や将来性、転職に役立つ情報までまとめて解説します。
ITコンサルタントへの転職を検討している方は、ぜひ企業選びの参考にしてみてください。
【この記事はこんな人におすすめ】
・ITコンサル企業の年収や売上高をランキングで比較したい方
・SIerやSEからITコンサルタントへの転職を検討している方
・ITコンサル業界の将来性や未経験からの転職方法を知りたい方
この記事のまとめ
- ITコンサル企業の年収ランキング1位は野村総合研究所(1,232万円)
- ITコンサル企業は総合系・日系独立系・外資系・シンクタンク系・ベンチャー系の5つに分類される
- DX需要の拡大とIT人材不足を背景にITコンサルタントの市場価値は上昇傾向
目次
ITコンサルタントとは?仕事内容と業界の分類を解説
ITコンサルタントへの転職を考えているなら、まず業界の基本を押さえておきましょう。
以下の3点について順番に見ていきます。
- ITコンサルタントはITで企業の経営課題を解決する専門職
- ITコンサル企業の5つの分類
- SIerとITコンサルの違い
それぞれ理解しておくことで、自分に合った企業選びがしやすくなります。
ITコンサルタントはITで企業の経営課題を解決する専門職
ITコンサルタントとは、クライアント企業が抱える経営課題をITの力で解決に導く専門職です。
具体的には、企業の現状を調査・分析したうえでIT戦略を立案し、システム化の企画や導入支援まで幅広く担います。
システム開発にとどまらず、経営視点でクライアントのビジネス全体を深く理解することが求められます。
プロジェクトの進捗管理や運用テストまで関わるケースもあり、上流工程を中心に活躍できる、やりがいの大きな職種です。
ITコンサル企業の5つの分類
ITコンサル企業は、大きく5つの種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解しておくと、自分に合った企業を選びやすくなるでしょう。
- ・総合系:戦略立案からシステム導入まで対応。大手企業との取引が多く、安定性が高い
- ・日系独立系:特定ベンダーに縛られず中立的な立場で提案。日系企業文化に馴染みやすい
- ・外資系:高年収・実力主義の文化が特徴。グローバルな案件に携われる機会も多い
- ・シンクタンク系:調査・研究をベースにした提案が強み。官公庁や大企業との取引実績が豊富
- ・ベンチャー系:少数精鋭で裁量が大きく、スピード感のある環境で幅広い経験を積める
どの分類が自分のキャリアプランに合うかは、働き方の希望や目指すポジションによっても変わってきます。
SIerとITコンサルの違い
SIerとITコンサルは混同されやすいですが、役割には明確な違いがあります。
主な違いは、以下の3点です。
【①:役割の違い】
- ・SIer⇒システムの開発、導入、保守がメイン
- ・ITコンサル⇒顧客の業務改善や戦略策定+システムの開発、導入、保守
【②:プロジェクトの規模の違い】
- ・SIer⇒大規模なシステムの導入や改修が多い
- ・ITコンサル⇒小規模から大規模まで幅広い
【③:取り扱う製品や技術の違い】
- ・SIer⇒自社製品を使ってシステム構築をすることが多い
- ・ITコンサル⇒さまざまな製品を組み合わせて最適なソリューションを提供
SIer経験者はシステムの実装知識があるため、ITコンサルタントとして即戦力になりやすい強みがあります。
上流工程へのキャリアアップを考えているなら、この違いを押さえておきましょう。
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【総合】ITコンサルタント企業年収ランキング
ここでは、ITコンサルタント企業の年収ランキング総合版を解説します。
ITコンサルタント企業の年収ランキングでご紹介する上位5社は、次の企業です。
- 1位:野村総合研究所
- 2位:シグマクシス
- 3位:ドリームインキュベータ
- 4位:ベイカレント・コンサルティング
- 5位:シンプレクス
ITコンサルタントとして転職をご検討中の方向けに、各企業の事業内容と年収について解説します。
年収ランキング1位:野村総合研究所
| ITコンサルティング企業年収ランキング | 第1位 |
| 平均年収 | 1,232万円 |
ITコンサルタント企業の年収ランキング第1位は、野村総合研究所です。
野村総合研究所は、シンクタンクやコンサルティングファーム、システムインテグレーターなどの事業を展開している日本の情報サービス企業です。
野村総合研究所の有価証券報告書によると、野村総合研究所の平均年収は1,232万円とされています。
20代で630万円から680万円、40代で1,240万円から1,290万円と高い年収水準で推移している点が同企業の特徴です。
また、月間残業時間は平均47時間と推定されます。
(参考:株式会社野村総合研究所「有価証券報告書」)
年収ランキング2位:シグマクシス
| ITコンサルティング企業年収ランキング | 第2位 |
| 平均年収 | 1,169万円 |
ITコンサルタント企業の年収ランキング第2位は、シグマクシスです。
シグマクシスは、基幹システムのクラウド化や業務プロセス変革など、多彩な能力を組み合わせて企業ごとの経営目的に沿ったコンサルティングサービスを提供しているビジネスコンサルタント企業です。
シグマクシスの有価証券報告書によると、シグマクシスの平均年収は1,169万円となっています。
20代で708万円から989万円、40代で1,276万円から1,338万と高い年収水準です。
また、月間残業時間は平均41時間と推定されます。
(参考:シグマクシス「有価証券報告書」)
年収ランキング3位:ドリームインキュベータ
| ITコンサルティング企業年収ランキング | 第3位 |
| 平均年収 | 1,148万円 |
ITコンサルタント企業の年収ランキング第3位は、ドリームインキュベータです。
ドリームインキュベータは、 戦略コンサルティングやベンチャー投資事業を中心に、 企業の事業創造を支援している日本のITビジネスプロデュース企業です。
ドリームインキュベータが2022年に公開した有価証券報告書によると、ドリームインキュベータの平均年収は1,148万円となっています。
また、月間残業時間は平均75時間と推定されます。
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年収ランキング4位:ベイカレント・コンサルティング
| ITコンサルティング企業年収ランキング | 第4位 |
| 平均年収 | 1,108万円 |
ITコンサルタント企業の年収ランキング第4位は、ベイカレント・コンサルティングです。
ベイカレント・ コンサルティングは、 企業戦略からIT導入まで一貫した業務を手がける日本発の総合コンサルティングファームです。
ベイカレント・コンサルティングの有価証券報告書によると、ベイカレント・コンサルティングの平均年収は、1,108万円となっています。
また、月間残業時間は平均33時間と推定されます。
(参考:株式会社ベイカレント・コンサルティング「四半期報告書」)
年収ランキング5位:シンプレクス
| ITコンサルティング企業年収ランキング | 第5位 |
| 平均年収 | 977万円 |
ITコンサルタント企業の年収ランキング第5位は、シンプレクスです。
シンプレクス株式会社は、DX支援やシステムコンサルティング、ITシステム開発などの事業を展開し、特に金融業界への支援に強みを持つ日本のITコンサルタント企業です。
2022年の決算資料説明書によるとシンプレクス株式会社の平均年収は977万円と報告されています。
また、月間残業時間は平均56時間と推定されます。
一般的なITコンサルタントの平均年収が600万円から900万円であることから、5位の企業でも高い年収水準であることがわかります。
(参考:シンプレクス株式会社「2023年3月期 第3四半期 決算説明会資料」)
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ITコンサルタント企業売上高ランキング
ITコンサルタント企業の売上高ランキングでご紹介する上位5社は、次の企業です。
- 1位:野村総合研究所
- 2位:アビームコンサルティング
- 3位:SBテクノロジー
- 4位:インテージホールディングス
- 5位:ベイカレント・コンサルティング
ITコンサルタントとして転職をご検討中の方は、ランキング上位企業が好調を維持する要因と各企業の今後の戦略も参考になるでしょう。
売上高ランキング1位:野村総合研究所
| ITコンサルティング企業売上高ランキング | 第1位 |
| 売上高 | 1,080億円 |
ITコンサルタント企業の売上高ランキング第1位は、年収ランキングと同様に野村総合研究所です。
野村総合研究所はITコンサルタント業界でも高い収益力を維持しており、 売上高営業利益率は他社を圧倒しています。
2022年3月期の決算概要によると、売上高は前年度比2.5%増の1,080億円でした。
(参考:株式会社 野村総合研究所「2022年3月期決算概要」)
ITコンサルタント企業として好調の要因
野村総合研究所の好調の要因には、国内金融機関の大型プロジェクトで使用されてきたNRIの金融システムが好調だったことが挙げられます。
また、国内企業でもDXが促進されたことにより、ITコンサルタントの需要が高まったことも好調の要因として考えられます。業績が好調に推移していることが、在籍するITコンサルタントの高年収の理由でしょう。
今後のIT企業戦略
野村総合研究所は今後、脱炭素経営に力を入れて取り組むことで、社会問題の解決と収益化を両立させることを戦略として考えています。
具体的には、環境に配慮したビジネスモデルの開発や再生可能エネルギーの導入、 エネルギー節約の推進などが企業としての今後の企業戦略です。
売上高ランキング2位:アビームコンサルティング
| ITコンサルティング企業売上高ランキング | 第2位 |
| 売上高 | 991億円 |
ITコンサルタント企業の売上高ランキング第2位は、アビームコンサルティングです。
アビームコンサルティングは、戦略立案・構想立案から、業務改革・設計、システム開発・導入まですべての領域を扱う総合系ファームコンサルタント会社です。
2022年3月期の決算によると、アビームコンサルティングの売上高は前年度比7.9%増の991億円でした。
ITコンサルタント企業として好調の要因
アビームコンサルティングは、提携企業のIT戦略の立案から実行までを手厚く支援することで、クライアントの業務変革を実現しています。
こういった「顧客に寄り添う体制」が、アビームコンサルティングがITコンサルタント企業として高く評価される要因です。
今後のIT企業戦略
アビームコンサルティングは今後、さまざまな企業や組織に向き合い、 既存事業を再成長させることを目的としています。
またITコンサルタント企業としては今後新規事業の創出も積極的に行うことで、持続的に企業価値を高めていくことが企業戦略です。
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売上高ランキング3位:SBテクノロジー
| ITコンサルティング企業売上高ランキング | 第3位 |
| 売上高 | 661億8,300万円 |
ITコンサルタント企業の売上高ランキング第3位は、SBテクノロジーです。
SBテクノロジーとは、クラウドやセキュリティ、 IoTなどのサービス提供やシステム開発を通じて、 クライアン企業のDX化や事業成長を支援するITコンサルタント企業です。
2022年度の通期におけるSBテクノロジーの売上高は、前期比26.0%増の661億8,300万円となっています。
ITコンサルタント企業として好調の要因
政府のDX化に際して、農林水産省向け電子申請基盤の追加開発、及び運用案件が順調に進捗したことが好調の要因となっています。
また、クライアント企業のIT投資の回復が堅調であることや、 ソフトバンク向けIT支援案件における業績の好調なども企業として成長を続けている要因として挙げられます。
今後のIT企業戦略
SBテクノロジーはこれまで同様、今後もクライアント企業のDXを支援するセキュリティサービス、及びIT運用サービスの事業拡大を目指すことが企業戦略です。
また、DX人材の育成・創出のためのコンサルティングや、IT教育を積極的に行うこともITコンサルタント企業戦略として掲げています。
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売上高ランキング4位:インテージホールディングス
| ITコンサルティング企業売上高ランキング | 第4位 |
| 売上高 | 602億3,200万円 |
ITコンサルタント企業の売上高ランキング第4位は、インテージホールディングスです。
インテージホールディングスは、 ITシステム構築、運用、維持・管理のほか、AIを利用した企業向けITコンサルタントやITシステム関連のプロセス改善の支援などを行う企業です。
インテージホールディングスの2022年の売上高は、前年度比2.3%増の602億3,200万円となっています。
(参考:株式会社インテージホールディングス「財務ハイライト」)
ITコンサルタント企業として好調の要因
インテージホールディングスの好調の要因は、マーケティング支援(消費財・サービス)事業において、CODE(買い物情報や商品評価情報が登録できるスマホアプリ)を用いたリサーチなどを提供する『株式会社リサーチ・アンド・イノベーション』が順調に推移していることが挙げられます。
また、ビジネスインテリジェンス事業において、DX支援領域の案件獲得が堅調に推移していることもITコンサルタント企業として好調に推移している要因です。
今後のIT企業戦略
インテージホールディングスは今後、デジタル技術を取り込んだデータ活用サービスやITソリューションの開発及び人材育成・強化などを行う予定です。
マーケティング支援(消費財・サービス)事業においては、既存事業の伸長に加え、2024年以降のCXマーケティングプラットフォーム確立に向けて確実に推進することをITコンサルタントとしての企業目標にしています。
売上高ランキング5位:ベイカレント・コンサルティング
| ITコンサルティング企業売上高ランキング | 第5位 |
| 売上高 | 576億4,200万円 |
ITコンサルタント企業の売上高ランキング第5位は、年収ランキング4位のベイカレント・コンサルティングです。
ベイカレント・ コンサルティングは、 日本の総合コンサルティングファームであり、 戦略からITまで幅広く取り組んでいる企業です。
ベイカレント・コンサルティングの2022年の売上高は、前年度比34.4%増の576億4,200万円でした。
ITコンサルタント企業のなかでも著しく成長を続けている企業であることが、ITコンサルタントの年収も高い理由でしょう。
(参考:株式会社ベイカレント・コンサルティング「2022年2月期 決算短信」)
ITコンサルタント企業として好調の要因
ベイカレントコンサルティングの好調の要因は、国内企業のDX化促進の動きが活発化したことが挙げられます。ベイカレントコンサルティングが提供するクライアント企業にITコンサルタントが常駐する「共同検討スタイル」のITコンサルティングが人気です。
今後のIT企業戦略
ベイカレントコンサルティングは、 事業領域にとらわれない発想が求められる現在の企業経営環境において「そもそもIT戦略を立てる上での論点がわからない」と悩むIT業界以外のクライアント企業のために、これまで培ったビジネスやテクノロジーの支援力を武器にサポートすることが企業戦略です。
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【外資系】ITコンサル企業年収ランキング
ITコンサルタント企業のうち、外資系企業の平均年収ランキング上位5社は次の通りです。
- 1位:ボストン・コンサルティング・グループ(BCG) 約14,160,000円
- 2位:ガートナー・ジャパン 約13,760,000円
- 3位:A.T.カーニー 約13,610,000円
- 4位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン 約12,440,000円
- 5位:KPMGコンサルティング 約9,080,000円
(参考:日経クロステック)
(参考:PRO CAREER JAPAN)
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【日系】ITコンサル企業年収ランキング
ITコンサルタント企業のうち、日系企業の平均年収ランキング上位5社は次の通りです。
1位:野村総合研究所(NRI) 12,420,000円
2位:伊藤忠テクノソリューションズ(CTC) 10,280,000円
3位:日立製作所(含む日立コンサル含む) 9,150,000円
4位:富士通 8,780,000円
5位:NTTデータ 8,670,000円
(参考:日経クロステック)
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【ベンチャー】ITコンサル企業年収ランキング
ITコンサルタント企業のうち、日系企業の平均年収ランキング上位5社は次の通りです。
1位:ドリームインキュベータ(DI) 12,750,000円 2023年度
2位:フロンティア・マネジメント(FMI) 約12,690,000円 2023年度
3位:ベイカレント・コンサルティング 約10,740,000円 2023年度
4位:シグマクシス 約11,340,000円 2023年度
5位:三菱総合研究所(MRI) 約11,080,000円 2023年度
(参考:ドリームインキュベータ(DI)『2023年3月期有価証券報告書』)
(参考:フロンティア・マネジメント『IRライブラリ 有価証券報告書』)
(参考:ベイカレント・コンサルティング『IR情報』)
(参考:シグマクシス『有価証券報告書 IR資料室』)
(参考:三菱総合研究所(MRI)『有価証券報告書/四半期報告書』)
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なぜITコンサルタント企業は売上が高い?高年収のヒミツ
ここでは、ITコンサルタント企業の年収水準について、以下の観点で解説します。
- ITコンサルタントの平均年収は763万円
- ITコンサルタントには高度なスキルや専門性が求められる
- コンサルタントは利益率の高いビジネスモデル
また、自分の希望条件に合うITコンサルタント企業を見つけるための方法もご紹介します。
ITコンサルタントの平均年収は763万円
Geekly(ギークリー)の転職支援データによると、ITコンサルタントへ転職した方の平均年収は約763万円、中央値は700万円となっています。最高年収は約1,450万円に達しており、スキルや専門領域次第で大幅な年収アップが見込める職種です。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」では、全職種の平均年収は478万円とされています。ITコンサルタントの平均年収はこれを約285万円上回っていることから、非常に高い水準であることがわかります。
年収が高い理由としては、DX推進・クラウド移行・基幹システム刷新・AI活用など、企業の経営戦略とIT投資を橋渡しできる人材へのニーズが年々拡大していることが考えられます。
経営課題をIT戦略に落とし込み、プロジェクトを推進できる専門人材への企業からの引き合いは強まり続けている状況です。
(参考:国税庁『令和6年分 民間給与実態統計調査』)
ITコンサルタントには高度なスキルや専門性が求められる
ITコンサルタントの年収が高い理由として、高度なスキルや専門性が求められる点が挙げられます。
IT知識を用いてコンサルティングを行うため、IT分野とコンサルティング分野のどちらのスキルも求められるからです。
まず、ITコンサルタントに対しクライアント企業からは、課題を洗い出し解決まで行う高度な役割が求められます。そのためには、ロジカルシンキングや分析力、プレゼンテーション能力が必須です。
また、AIやIoTといった最先端テクノロジーの需要が高まる昨今では、IT技術の最新知識も身に付けておく必要があります。
今後、新たなIT技術が登場して注目を浴びれば、いち早く情報を取得して勉強することも大切です。
このようにコンサルタントの中でも特に難易度や専門性の高いITコンサルタントには、提示される年収も高くなる傾向があります。
コンサルタントは利益率の高いビジネスモデル
ITコンサルタントの年収が高い理由には、利益率が高いビジネスモデルであることも挙げられます。
1件あたりの料金が高く、かつ在庫を抱えないビジネスモデルにより、必要経費を抑えることができるのがコンサルタントの特徴です。
ITコンサルタント企業が必要とするコストは、基本的に人件費のみです。労働集約型のビジネスモデルであることから、利益率を高く保つことができています。
またITコンサルティングは、1案件あたり月80〜200万円と高単価です。
高単価のITコンサルティングサービスはそれだけ売り上げも大きいため、年収としてITコンサルタントに還元されやすい傾向があります。
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ITコンサルタント企業に向いている人はどんな人?
ITコンサルタントは誰でも簡単になれる仕事ではなく、向いている人と向いていない人の差が明確な職業です。
- 心身ともにタフな人
- 物事を客観的に分析できる人
- ITについての知識がある人
- 課題解決にやりがいを感じる人
以下、ITコンサルタント企業で働くために、向いている人の特徴について解説します。
心身ともにタフな人
ITコンサルタントは、心身がタフな人でないと務まりません。
クライアントファーストで考えて働く必要があるため、拘束時間が長くなるうえ、クライアント企業の要求に対して柔軟に対応する必要があるからです。
クライアント企業から夜間の対応を求められたり、金曜日に相談を受けることで休日に課題解決しなければならないことも多々あります。
心身共にタフでなければ、ITコンサルタントを続けるのは厳しいでしょう。
物事を客観的に分析できる人
ITコンサルタントには、物事を客観的に分析する力が求められます。クライアント企業の要求をそのまま受け入れているだけでは、課題解決にならないからです。
クライアント企業から信頼されITコンサルタントとして成功するためには、市場や流行などの観点から客観的に判断し、最適なITソリューションを提案することが求められます。
論理的かつ客観的に物事を把握できるかどうかは、ITコンサルタントにとって最重要事項でしょう。
ITについての知識がある人
ITコンサルタントは、クライアント企業が抱えるIT課題を解決するためにITに関する知識を十分に保有しておく必要があります。
ネットワークやサーバー、データベースといったIT技術について知識が豊富な人はITコンサルタント向きです。
また、ITコンサルタントは新しいIT技術の動向に興味があり、常にIT関連の最新情報を手に入れている人にも向いています。
IT業界の最新の動向をいち早く察知し、今後の発展性のあるITソリューションを提案できる人材として活躍できるでしょう。
「IT関連で困りごとがあればこの人に聞こう」とクライアントに思ってもらえるかどうかが、今後ITコンサルタントとして成功するか否かを左右します。
課題解決にやりがいを感じる人
ITコンサルタントは、クライアントの将来を左右するレベルのIT課題解決を任されることも珍しくありません。
そのため、課題解決にやりがいを感じられるかどうかも大切です。
SEやその他IT技術者であれば、課題解決の際に不明な点があればクライアント企業に質問できます。しかしITコンサルタントは、自分の頭で課題の解決方法やプロセスを考えて行動する必要があります。
ITコンサルタントは、解決困難な課題を乗り切るために、IT課題解決に向けて前向きに捉えて行動でき、そこにやりがいを感じられる人が向いている仕事です。
【あわせて読みたい】ITコンサルタントに向いている人の性格について詳しくはこちら⇓
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ITコンサルタント企業には未経験でも転職できる?
ITコンサルタントは未経験からの転職も可能です。しかし、ITコンサルタント企業への転職は非常に難易度が高く、誰でもなれるわけではありません。
- 【Geekly独自データ】ITコンサルタントの前職種ランキング
- 資格を身につけ、スキルをアピールする
- 未経験でも転職できるITコンサルタント求人を探す
- ITコンサルタント企業と親和性のある業界は?
- 転職エージェントに相談する
未経験からITコンサルタント企業への転職を目指している方は、これらのポイントを意識しましょう。
【Geekly独自データ】ITコンサルタントの前職種ランキング
※Geekly(ギークリー)転職支援データ(2025年6月〜2026年5月/n=207)
最も多いのはコンサル・PM・マネジメント系(32.4%)で、システムコンサルタントやプロジェクトマネージャーからのキャリアアップが主流であることがわかります。
次いで業務系SE・PG・パッケージ開発(20.8%)が続いており、SIerでの受託開発やERP・CRM関連の開発経験を持つ人の転身が多い傾向です。
注目すべきは、社内SE系(13.0%)やITインフラ・セキュリティ系(10.6%)からの転職者も一定数いる点です。
上流工程に携わっていなくても、クライアント対応やシステム運用の知見があれば、ITコンサルタントへの道は十分に開かれているといえるでしょう。
また、営業・マーケティング系やサポート系など、エンジニア以外の職種からの転身事例も存在します。
割合は少ないものの、IT業界での実務経験と業務改善への知見を持っていれば、職種の枠を超えたキャリアチェンジの可能性があることがデータからも読み取れます。
資格を身につけ、スキルをアピールする
未経験からITコンサルタント企業に転職するためには、IT資格を身に付けてスキルをアピールすることが大切です。ITコンサルタントは、業務上高度なIT知識が求められるからです。
次のようなIT業界を代表する資格を取得することで、未経験からでもITコンサルタント企業に転職できる確率は高くなるでしょう。
【ITコンサルタント企業への転職に役立つ資格】
・ITコーディネータ…ITと経営の知識を証明する資格
・中小企業診断士…企業の経営を診断しアドバイスするスキルを証明する資格
・プロジェクトマネージャー試験…テクノロジー、セキュリティ、責任能力を証明する国家資格
また、上記のようなIT関連資格の取得だけでなく、ITコンサルタントに必要なITスキルを身につけるために自己研鑽することも大切です。
転職の際は、ITコンサルタントになるためにどのような勉強をしているか、自分の欠点解決に向けてどのような取り組みをしているのかを志望先企業の採用担当者にアピールしましょう。
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未経験でも転職できるITコンサルタント求人を探す
未経験からITコンサルタント企業への転職は、未経験でも転職できるITコンサルタント求人を見つけることから始まります。
研修やIT関連資格取得のサポートが充実しているなど、ITコンサルタント未経験でも転職できる企業かかどうかを確認しておきましょう。
その際、ITコンサルタントと親和性のある仕事からの転職であれば、よりITコンサルタント企業への転職を有利に進めることが可能です。
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ITコンサルタント企業と親和性のある業界は?
ITコンサルタントと親和性のある業界は、IT業界です。
特に、SIer企業からの転職が最も親和性が高いとされています。なぜなら、ITコンサルタント企業とSIer企業の仕事には共通点が多いからです。
SIer企業で培った高いコミュニケーション能力とIT技術を活用した問題解決能力は、強い武器になるでしょう。
他にも、PMやシステムエンジニアもITコンサルタントへの転職に最適な職種です。
転職エージェントに相談する
未経験からITコンサルタントに転職するなら、IT特化型の転職エージェントに相談するのが最も確実な方法です。
It特化型転職エージェントなら、未経験でも挑戦できるようなITコンサルタントの非公開求人も多数保有している可能性があります。
自分で探すだけでは発見できないような条件のよいITコンサルタントの求人も、転職エージェントでは扱っている場合があります。
また転職エージェントでは、転職に必要な書類の添削や面接対策なども行っています。
未経験からITコンサルタントへの転職で、どのように書類を作成すればよいか分からない方でも、IT特化型転職エージェントを活用することで安心して転職活動を進めることが可能です。
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ITコンサルタントの将来性
ここでは、ITコンサルタント企業へ転職する前に知っておきたい、業界の動向について解説します。
- ITコンサルタント業界の市場規模
- ITコンサルタントの需要が高い理由
これらの情報は、転職活動と並行して情報収集を行うことがおすすめです。
ITコンサルタント業界の市場規模
近年日本でも、企業からのコンサルティングへの支出が急増しました。
その影響もあり、ITコンサルタント業界の市場規模は1兆円を超え、成長を続けています。
コンサルティング業界の市場規模は拡大傾向ですが、ガートナージャパン株式会社によると、現在ITコンサルティング・ベンダーが委託されている業務のうちの30%が2029までにAIが代替できるとの見解です。
各業界・企業でITコンサルタントへの支出を見直す傾向が強まることも考えられるため、今後IT技術を要する新ビジネスの立上げに際して自社主導で行うべきという風潮も強まる傾向があるかもしれません。
ITコンサルタント業界の市場規模拡大は停滞する可能性はあるものの、今後新たな領域が規模拡大をけん引することも考えられます。
新ビジネスにITコンサルタントを起用する企業が減少したとしても、ビジネスモデル改善にITコンサルタントを活用する企業が増える可能性もあるでしょう。
(参考:「Gartnerプレスリリース」)
ITコンサルタントの需要が高い理由
ITコンサルタントの需要が高まっている背景には、大きく2つの理由があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
どちらも業界全体に関わる構造的な変化であり、今後もこの流れが変わる可能性は低いといえます。
DX推進により企業のIT投資が加速している
日本企業のDXへの取り組みは広がっており、何らかの形でDXに取り組んでいる企業の割合は77.8%に達しています。
2022年の69.3%と比較すると、企業へのDX浸透が進んでいることがわかります。
AIやIoTといった最先端テクノロジーの需要も急速に高まっており、IT分野とコンサルティング分野の両方のスキルを持つITコンサルタントへの期待は年々大きくなっています。
課題の洗い出しから解決策の提案まで担える専門人材は、企業のIT投資が拡大するほどその価値を増していくでしょう。
(参考:IPA『DX動向2025』)
IT人材不足が深刻化している
ITコンサルタントの需要が高まる背景には、深刻なIT人材不足があります。
経済産業省の調査では、IT人材の不足数は2030年に最大約79万人に拡大すると予測されています。
IT知識とコンサルティングスキルの両方を持ち合わせたITコンサルタントは、企業にとって採用が難しい希少な存在です。
供給が追いつかない分、市場価値は高い水準で推移しており、転職市場でも引き続き優位なポジションにあるといえるでしょう。
(参考:経済産業省『IT分野について』)
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ITコンサルタント企業への転職も、ギークリーにご相談ください
ITコンサルタント企業年収・売り上げ1位の野村総合研究所は、今後も事業の拡大を予定しており、さらなる業績向上と企業としての躍進が期待されています。
また、ランキング上位のIT大手企業のほかにも、コンサルタントが高年収を期待できるITコンサルタント企業も多数あるのがITコンサルティング業界です。
市場が右肩上がりのITコンサルタント企業ですが、ITコンサルタントへの転職難易度は高く、転職エージェントを活用することでより転職成功の可能性が高まります。特に未経験からITコンサルタント企業への転職を希望する方は、ぜひご相談ください。
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