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【アンケート調査】IT人材の75%が転職活動の準備に対して面倒だと感じている傾向に。年代・状況ごとにみる転職活動で感じる煩わしさの違い

弊社ギークリーでは、8月から9月にかけてサービスをご利用いただいたエンジニア、クリエイター、ゲーム人材の方を対象に「転職活動で時間がかかってしまうこと、面倒と感じてしまうこと」についてアンケート調査を実施しました。大転職時代と呼ばれる状況の中で、IT人材の求職者が転職活動に対して実際はどのように感じていたのか。環境を変えてキャリアアップしたけど、現職が忙しくて時間が取れない、転職活動に対して腰が重いと感じている方は是非ご覧ください。

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アンケート概要

 

「転職活動で時間がかかってしまうこと、面倒と感じてしまうこと」についてアンケート調査を実施。

【調査対象】弊社を利用されたエンジニア・クリエイター・ゲーム人材
【対象人数】502名(有効回答のみ)
【調査期間】2022年8月24日~2022年9月21日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力もしくは、アンケート用紙への記入
【質問項目】

1 .転職活動で時間がかかってしまうこと、面倒と感じてしまうことはなんですか?(※複数回答可)

2 .上記の変化の理由は何ですか?(複数回答可)

3 .転職エージェントに期待しているサポートはなんですか?(※複数回答可)

 

 

アンケート集計結果

 

IT人材の75%が転職活動の準備に対して面倒だと感じていた

 

 

今回の調査では、求人を探す、自己分析、志望動機を考える、応募書類の作成、企業研究までの”転職活動の準備”に対して時間がかかったり面倒だと感じていることが分かりました。

IT人材の日々の業務の忙しさから、一見「日程調整」について難しさや面倒だと感じているのかと思いますが、実際は全体の75%の方が求人を探すことや、自己分析、志望動機を考える、応募書類の作成など、

”転職活動の準備”に対して腰の重さを感じていることに気づきました。

ここからは、具体的にどのような理由で転職活動が面倒だと感じてしまうのか見ていきます。

 

<簡単1分>年収診断をしてみる

 

転職活動自体、大変そうという先入観が強かった

 

 

全体の36%の方は、転職活動が時間がかかってしまい、面倒と感じる理由に対して、現職の仕事との両立で時間が確保しにくいためと回答していました。

IT人材の仕事の忙しさから、よくある状況だと推測できますが、25%の方は転職活動自体が大変そうという先入観から面倒だと感じていることが分かりました。

 

さらに、「転職活動自体大変そうないイメージが強い」という回答の次に、「何から手をつけたらいいか不明確のため」という回答が多くなっています。

これは、具体的に何から手をつけたらよいかイメージができていないので、なんとなく転職活動は大変そうという先入観を持っているとも考えられるでしょう。

では、IT人材は転職エージェントに対して、どのようなことをサポートして欲しいと望んでいるのか深堀りしていきます。

 

一人では進めにくいことへのサポートに期待している

 

 

IT人材が転職エージェントに対して、どのようなことをサポートしてほしいと望んでいるのか調査したところ、「求人紹介」においてのサポートを期待していることが分かりました。

しかし、問1の「転職活動において時間がかかる、面倒だと感じること」については、全体の75%が転職活動の準備に対して面倒だと感じていると回答しています。

このことから、転職エージェントには自己分析などの転職の準備についてのサポートではなく、求人紹介の部分でのサポートを期待していることが分かりました。

今回の結果は、転職エージェントというプロ視点で、転職媒体には掲載されていない非公開求人の紹介など、自分ひとりでは進めにくい領域のサポートを期待していると推測することができます。

 

 

年代別結果

 

20代と40代が自己分析など”内向きの準備”に対して時間がかかると感じていた

 

 

転職活動で時間がかかってしまうこと、面倒だと感じることについて、年代別で調査したところ、社会人経験の年数によって感じていることが異なると分かりました。

20代の若手層は、転職活動が初めての方が多いので、自己分析や応募書類など内向きの転職活動の準備に対して時間がかかっていると感じています。

 

職務経歴を重ねてきた30代は、キャリアチェンジを考える方も多いので、20代と比較して求人探しや、企業研究など外向きの準備に大変さを感じていると推測できます。

また、40代はある程度キャリアも構築しているため、転職をするとなると、自身が経験してきた仕事の振り返りに時間を使うことが多くなるので、内向きの準備に対して時間がかかると感じているのではないかと考えられます。

50代以上になると、役職についていることも多くなるので、自身のキャリアを考慮して、企業を選ぶ傾向にあることから、求人を探すことに時間がかかると感じていると推測できます。

 

 

年代による職責の程度によって理由が異なる傾向に

 

 

理由について年代別で分析して、年代別問1の20代の結果も踏まえて考察すると、20代は転職活動の内向きの準備に時間がかかると感じているため、現職と両立して転職活動を進めるとなると、準備の時間が確保できなくて面倒と感じてしまっていると推測できます。

30代は、どの世代よりも転職活動に対して大変そうという先入観が強いことがわかりました。

30代は自身の職務領域も増えてきて、現職の仕事と両立して転職活動するとなると、時間の確保が難しくなるため、「日々の忙しさの中で転職するのは大変そう」というイメージが強くなると考えられます。

40代になると、1社での経験が長くなり職務に対する責任が増えたり、役職に就くなどキャリアが変化する傾向にあるため、20代30代よりもより転職活動の時間の確保が難しいと感じていると分かります。

 

<簡単1分>年収診断をしてみる

 

年代が上がるほど求人紹介への期待が高まっていた

 

 

年代別で転職エージェントに期待しているサポートを調査したところ、どの年代も全体的に求人紹介のサポートを期待していることが分かりました。

20代は、年代別問1で、自己分析や応募書類の作成などの内向きの準備に対して時間がかかると感じているという回答が多かったにも関わらず、転職エージェントには求人紹介のサポートに対して高く期待していました。

また、20代は転職活動が初めての方が多いため、面接の受け答えの練習など面接対策に対しても期待していると推測できます。

ただ、どの年代よりも50代の方が、求人紹介のサポートを高く期待している結果になりました。

この要因として、年代別問1の50代の回答を踏まえて、50代以上になると、役職につく傾向にあるため、自身のキャリアを考慮して企業を選ぶことから、どの年代よりも求人選びに慎重になっていることが推測できます。

自身で求人を選んで選考に進むより、転職エージェントというプロの目を通して求人を選び、転職成功の確率を上げたいという意向が強くなっていると考えられます。

 

 

転職活動の状況別調査

 

現職に退職の意思を伝えている方ほど、求人を探すことに時間がかかると感じていた

 

 

IT人材の転職活動の状況別で、転職活動に対して時間がかかる、面倒と感じることについて調査したところ、現職に退職の意思を伝えていたり、退職日が確定しているもしくはすでに退職している方ほど、次の職場探しとなる求人を探すことに時間がかかって、面倒だと感じてることが分かりました。

その中でも、すでに現職を退職している方より、退職の意思を伝えている段階の方が、求人を探すことに対して腰の重さを感じていると考えられます。

では、具体的にどのような理由で転職活動に対して時間がかかる、面倒だと感じているのか深堀していきます。

 

現職をすでに退職している方ほど転職活動に対して大変そうというイメージが強かった

 

 

転職活動に対して腰が重いと感じる理由を、現職活動の状況別で調査したところ、転職するか検討中から、退職日が確定している「現職に在席している方」は、現職との両立で時間が取りにくいと感じていました。

その中でも、転職の意思を伝えていたり、退職日が確定している方は、転職活動が大変そうという先入観を強く抱いていて、日々の業務に加えて引継ぎのための業務もあり忙しくなる傾向にあります。

この状況から、次の職場を探すため時間が確保しにくくなるため、、転職活動に対して大変さを感じていると考えられます。

ただ、どの状況の方の中でも、「既に現職を退職している方」が転職活動に対して大変だというイメージがつよいことも分かりました。

これは、退職してから現在までの離職期間にもよりますが、期間が長くなればなるほど、
転職活動に対して難易度が高く感じて、大変そうというイメージが強くなってしまうと推測できます。

 

 

現職に退職の意思を伝えている方ほど、自己分析のサポートを期待していた

 

 

転職活動の状況別で、期待しているサポートについて分析、転職活動の状況別問1の結果も踏まえて、考察すると、現職に退職の意思を伝えていたり、退職が決まっているもしくは退職済みの方ほど、次の職場探しに対して時間がかかり面倒だと感じている傾向にありました。

この傾向に連動して、同じ状況下の方は求人紹介に対してのサポートを期待していることが分かりました。

その中でも、現職に退職の意思を伝えている方は、次の職場探しのための軸を決めること=自己分析の部分から求人紹介のサポートを高く期待していることに気づきました。

これは、退職の意思を伝えたことで、退職するまでに次の職場を決めたいもしくは、余裕をもって転職活動をしたいという意向から、少しずつ転職活動の準備を進めようとしている、もしくは進めていると推測できます。

 

求人を紹介してもらう

 

 

転職活動の準備から相談して理想のキャリアを叶えよう

 

今回のアンケート調査では、IT・Web・ゲーム業界で働く方々の「転職活動で時間がかかってしまうこと、面倒と感じてしまうこと」について調査しました。

アンケートの結果からIT人材は、”転職活動の準備”に対して、時間がかかったり面倒だと感じていることが分かりましたが、実際は転職エージェントに対して、”転職活動の準備”のサポートではなく、求人紹介のサポートを期待していました。

この要因として、自分では見つけられない非公開求人の紹介や、転職のプロから見て自身と相性の良い求人を紹介してほしいなど、ひとりで進めにくい領域へのサポートを期待していると考えられます。

IT人材として自身にどのような強み、弱みがあるのか分からないなど、自己分析から応募書類の作成などの転職活動の準備に困っていたり、自身の経験やスキルと相性が良い企業を紹介してほしいという場合は、是非お気軽にIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント「ギークリー」にご相談ください。

専任のキャリアアドバイザーが面談を通してお悩みを伺い、あなたの理想のキャリアの形を叶えます。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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