1. HOME
  2. Geekly Media
  3. MEOとは?SEOとの違いやサービス例、MEO関連の職種も合わせて紹介します

MEOとは?SEOとの違いやサービス例、MEO関連の職種も合わせて紹介します

検索エンジン最適化がSEO、マップエンジン最適化がMEOです。マップ検索から店舗情報へのアクセスが増えたことで、問い合わせや来店を促すマーケティング施策の重要性が増しています。MEO対策の代表的な企業5社とサービス事例、求人例も解説します。

最終更新日:

  • twitter
  • facebook

MEOとは

 

 

MEOはGoogleマップを対象とした地図エンジンにおいて最適化を図ること

 

MEO(Map Engine Optimization・マップエンジン最適化)とは「ローカルSEO」とも呼称され、Googleマップを対象とした地図エンジンにおいて最適化を図ることを指します。

簡単にいえば、店舗情報をGoogleで検索する人の目に触れやすくするための、Webマーケティングにおける施策がMEO対策です。

MEO対策を行っておけば、マップ上で「エリア名」と「ランチ」「居酒屋」などキーワードを組み合わせて検索した際に表示されるエリアの中に、店舗情報を表示させることができます。

MEO対策により地図検索上で評価を向上させ、上位表示を狙うことができるため、集客に繋げることができます。

 

SEOはWebページへの誘導を促す、MEOは店舗へ誘導することが目的

 

目的の違い

SEOはWebページへユーザーを誘導することが目的です。

対するMEOは、ユーザーを来店や電話での問い合わせなどに誘導することが目的です。ユーザーの誘導に関して、さらに踏み込んだ意図を持つのがMEOということになります。

 

対策するコンテンツ

一般的にSEO対策で改善するのはブログサイトやECサイトといったWebサイトです。

しかしMEOでは、対策するコンテンツはGoogleビジネスプロフィールと呼ばれるツールです。管理画面に表示される、投稿・情報・写真・商品などの項目を入力したり、ユーザーから投稿された口コミの確認や返信といった対策を行います。

 

対策する地域

MEOでは、検索したユーザーの位置を反映させた情報を地図検索結果に表示させる必要があります。店舗情報を改善する際には対策する地域への考慮が必須です。

一方のSEOでは検索したユーザーが求める最適な情報を表示させることが目的なため、対策する地域への考慮は必要ありません。

 

対策費用の違い

費用面では、MEOの方が安い傾向にあります。

SEOはコンテンツ作成やサイト修正が伴うWebサイトへの対策が必要であり、専門の業者に依頼する場合では月10万円以上かかるのに対し、MEOは月数万円が相場です。

専門知識が不要なGoogleビジネスプロフィールの管理画面上での操作が主になるため、MEOの費用対効果は高いと言えるでしょう。

 

効果が表れるまでの期間の違い

SEOの効果が現れるまでは、一般的に数ヶ月程度の中長期を要します。

ところがMEOは1週間程度で効果が表れるケースが多く、効果を実感できるまでの期間の差は大きいと言えるでしょう。

 

競合の多さ

SEOでは、基本的に対策対象の地域を考慮しないため、検索結果にさまざまな企業や店舗のWebサイトが表示され、結果的に競合が多くなります。

しかしMEOにおける競合はターゲットの地域にある店舗のみです。

さらに対策している企業や個人はまだ多くない事から、効果がとても出やすいとされています。

 

 

MEOのメリット

 

 

メリット①ユーザーの目にとまりやすい

 

店舗検索を行う人の多くがスマートフォンを利用しています。

モバイル検索ではローカル検索結果の地図情報が上位表示されますので、その中でもより上位に表示される事はユーザーの目に触れる機会の多さに直結します。

その分クリック率が上がり、新規顧客獲得に有利と言えるでしょう。

 

メリット②潜在顧客に訴求できる

 

MEO対策は限定した地域での集客に効果が期待できます。

地域を含めたキーワードでの検索の場合に、検索ユーザーと、その地域に実店舗・営業所を構えるビジネスをつなぐ役割を持っているのがMEO対策です。

 

例えば「地域+サービス」のような検索をしているユーザーは、特定の条件下でキーワードに関連したサービスを探していることが考えられます。

企業はMEO対策をして上位表示させることで、来店意思が高いユーザーに店舗などをピンポイントで提示でき、その結果として集客が期待できるという仕組みなのです。

 

メリット③費用対効果が高い

 

対策費用の違いから分かる通り、MEO対策は費用対効果が高いと言えます。

SEOは競合が多く、ライバルとしてまとめサイトが複数上位を占めている事も珍しくありません。

短期間で効果が出やすくコストも抑えられる点はMEOの大きなメリットでしょう。

 

\ IT転職のプロが無料でサポート! /

キャリア相談をしてみる

 

 

MEOのデメリット

 

 

デメリット①ネガティブな評価をもらう可能性がある

 

ユーザーからの口コミはMEOで上位表示されるために必要な要素で、多くの口コミが集まるほど有利になります。

しかし必ずしも良い評価ばかりをもらえるわけではないという点は考慮しておくべきでしょう。

悪意のある口コミが書き込まれる事もありますが、対策としては日ごろから口コミに対して丁寧に返信する事です。

低評価レビューに対する真摯な対応もユーザーからの評価につながります。

 

デメリット②対策できるビジネスが限定的

 

MEO対策に向いているのは、実店舗があり顧客が来店する事で成り立つ事業者です。

ただし、実店舗を保有していてもビジネスモデルが対応していなければ集客効果を得る事はできません。

また、Webサイトで運営を行っていたり口コミをもらいやすい業態でない場合も効果は実感しづらいでしょう。

事業のビジネスモデルによってはSEO対策でないと集客に結び付ける事ができないケースもありますので、MEO対策を始める際は慎重な検討が必要です。

 

 

MEO対策の方法

 

 

Googleビジネスプロフィールを活用しよう

 

Googleビジネスプロフィールは、オンライン上で実店舗の情報管理、発信、投稿された口コミの返信などができるGoogle社提供のサービスです。

Googleの検索結果上に店舗やその名前、住所、地図情報を表示できます。

Googleビジネスプロフィールを活用すれば以下のようなことができます。

 

①所在地や電話番号など企業の情報、口コミなどもネット上に24時間表示可能

②ページに訪問したユーザー情報を閲覧できるため、よりリアルなユーザー情報を知ることができ、解析・改善が行える

③Googleビジネスプロフィールを活用すればwebサイトを無料で作成でき、コストをかけることなくビジネスサイトを作成できる

 

Googleビジネスプロフィールを上手く活用し、サイトのページをマメに更新するなどそこで優良な商品やサービスを提供し続ければ、クライアントからの口コミも増え信頼度も上昇し、自然検索やSNSなどの集客が期待できます。

 

O2O戦略としても重要

 

O2OはOnline to Offlineの略で、WEBサイト、インターネット広告、SNSといったオンラインで情報発信し、それを実店舗の見込み客とする施策のことをいいます。

O2O戦略の目的としてまず「多くの店舗の中からみつけてもらう」ことが重要です。

 

MEO対策ではGoogleビジネスプロフィールを通じて企業の基本情報や、営業時間、社内での取り組みなどを知ってもらい、口コミをしてもらいます。

このようにGoogleマップから検索し、MEO対策で上位にきた店舗を知ってもらえれば実店舗へ実際に通ってもらう確率が高まり、O2O戦略として非常に良い効果が得られます。

 

\ キャリアのお悩みを解決! /

キャリアパス診断をする

 

 

MEO対策のポイント

 

 

MEOで上位表示されるには

 

Googleはユーザーの使いやすさを優先しているため、Googleビジネスプロフィールの機能を上手く活用して、自社に関連するキーワードとユーザーが検索するキーワードとの関連性を高めることが重要となります。

なぜならキーワードとの関連性を高めることは、Googleに情報を探し当てられ、MEOで上位表示される手段として有効な方法だからです。

また以下のようなポイントもMEOで上位を獲得するためには重要になります。

 

上位獲得のポイント
  • 更新頻度を上げ最新情報を保つ
  • ビジネスカテゴリーを選択する
  • 掲載写真の印象は大切
  • 口コミにはマメにレスポンスを返すなどしっかりとした管理
  • チラシやQRコードの配布といった口コミを増やす工夫

 

上記の他、コストはかかりますが外部からMEO対策会社に依頼するといった手段もあります。

 

Googleが重要視するポイント

 

そしてGoogle公式から発信されている情報にも以下のように述べられています。

”Google はいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。”

つまりもっともGoogleが重要視するのはユーザーにとって「有益で関連性が高いビジネス」という点なのです。

 

そのポイントを満たしていれば、ユーザーに対してGoogleはそのビジネス情報を提供するため上位表示をするはずです。

以下に、具体的にどういったものが「有益で関連性が高いビジネス」とGoogleに判断されるものなのかを解説します。

 

検索される場所から店舗への距離

検索ユーザーの位置情報と店舗までの距離です。いくらMEO対策を徹底していても、検索したエリアとの距離が離れていると有益な情報として評価されません。

 

検索キーワードとの関連性

これはMEO対策においてもっとも重要とされる部分であり、MEO対策の大部分が関連性を高めるための施策に費やされるといっても過言ではありません。

Googleビジネスプロフィールの内容充実、それに含まれるキーワードを盛り込むことが重要となります。

 

企業や店舗の知名度

ビジネスの情報がどれだけネット上で取り上げられているかです。GoogleビジネスプロフィールだけではなくSNS等をいかに活用して知名度を上げるかが鍵となります。

 

MEO対策を行う際は、これらのGoogleが重要視する項目を意識することが大切です。

(参考:『33 (Verified) Local SEO Stats for 2023』)

 

口コミの獲得

 

ビジネスに寄せられた口コミは、ユーザーにとって有益な情報として判断されます。

口コミを多く獲得するためには、地道に根気強く接客態度などサービスでユーザーの満足度を高めていく必要があります。

また、口コミ獲得でもっとも大事なのはしっかり返信することです。

特にサービスを利用してもらった感謝などお礼のコメントは欠かせません。

 

 

MEO関連の仕事をするには

 

 

Webマーケターとしてのキャリア

 

Webマーケターの求人例

【ウェルネス業界の求人要項】

100店舗以上のヨガ・ピラティスのスタジオの運営をはじめ、ヘルスケアアプリ事業、アカデミー事業、訪問看護事業、クリニック運営などを展開するウェルネス業界のリーディングカンパニーです。

フラットな社風で、チームで力をあわせてKPI目標を達成するためのコミュニケーションスキルが備わった人材が求められています。開発担当からスタートし、プロジェクトマネージャーやディレクターとして活躍する道と、技術を極めるスペシャリストを目指す道から希望するキャリアパスを選択することができます。

【平均年収】

400万~1,000万円

【仕事内容・求められるスキル】

SEO・MEO対策、マーケティング施策の立案、デジタル広告を使った集客など、デジタルマーケティングスキルを活かし企画・マーケティング全般を担う。

広告運用、サイト改善のPDCAサイクル、ROIの最大化、LTVの知識が求められる。

 

【Web制作会社の求人要項】

全国のクリニックサイトのサイト制作・各種LP制作を手掛ける企業です。

デザイン・コーディングだけではなく、SEO・MEO、企画、ライティング、Youtube動画制作、マーケティング展開など、様々なポジションと連携しキャリア形成をサポートする体制が整っています。

【平均年収】

600万~1,000万円

【仕事内容・求められるスキル】

新規クリニックWEBサイト、広告用LPのデザイン・コーディングのほか、新規サービスやアプリの立案を担う。

技術スキルのほかディレクション業務を行える調整力やリーダーシップ、決断力が求められる。

 

MEOサービスを扱う企業への転職

 

MEOサービスを扱う企業へ転職を考えているなら、もっとも適しているのは転職サイトの求人募集や転職エージェントを活用することです。

転職エージェントを活用する場合は、IT系など専門性に特化した転職エージェントがおすすめです。

なぜなら、転職エージェントはMEOサービスに関わることの多いweb系の求人案件自体が多く、またコンサルタントや専門アドバイザーが付くことで、転職希望者のキャリアから最適な職種を探してくれるからです。

 

求人を紹介してもらう

 

 

MEO対策サービス会社5選

 

 

GMO TECH株式会社

 

Googleのローカル検索において自社の情報を上位に表示させる「MEO Dash! byGMO」を提供する企業です。

GMO TECH株式会社の提供するMEO対策では、独自開発の順位測定ツール「MEO Dashboard」を用いて日々のキーワード別順位の閲覧が可能になります。

また、プロフィールの情報、写真管理や口コミ管理までツール1つで一括管理が可能なため、幅広い業種で導入されています。

 

オルグロー株式会社

 

オルグロー株式会社は2015年からMEO対策とコンテンツSEOの提供を開始しました。

MEO管理ツール「MEOアナリティクス」を独自開発したのが同社です。

順位計測、インサイト分析といった運用上の分析や、自動投稿、自動補正のような工数削減にも力を入れており、SEO対策で培ったノウハウのMEOへの応用や、SEOとMEOを同時に対策できる点が強みです。

 

株式会社コーボー

 

株式会社コーボー(cooboo)のMEOサービス利用実績は3500店舗以上にのぼります。

サービスのプランは2種類あり、「成果プラン」「月額プラン」から選ぶことができます。

いずれも初期費用が0円で業界の中でも安い料金体系ということが特徴です。

また同社グループ内に存在するマッサージサービスの店舗で実際に検証するなど、確かな検索エンジンに対するノウハウがあり、それらを活かしたMEO対策が行われているのも特徴です。

 

株式会社H2

 

株式会社H2では、Googleマップを使用した集客対策として「smartMEO」というMEO対策サービスを提供しています。

MEO対策において最大で8つキーワードを使うことができ、グラフなどを用いた費用対効果や来客数、電話予約数など可視化することができます。

またSNS投稿代行業務も行っており、ストリートビューでの屋内撮影もあるためユーザーの好奇心を積極的に煽るといった、集客につながる施策効果的な手段をサービスとして提供しています。

 

株式会社プロモスト

 

Webマーケティング事業やWebコンテンツ事業を展開する企業です。

無料のMEOチェックツールの他、日本初となる計測地域が指定可能なツールを提供し、特許も取得しています。

毎日キーワードごとに表示順位がチャート化されるため、施策の強化が必要なキーワードも一目で分かります。

「地域名+業種名」の組み合わせパターンの上位6位を表示できる点が大きな特徴です。

 

求人を紹介してもらう

 

 

MEO対策に興味がある人は転職エージェントに相談してみよう

 

 

本記事ではMEO対策の特徴とサービス例やSEO対策との違い、MEO関連の業務内容について紹介いたしました。

MEO対策として使用するGoogleビジネスプロフィールは、基本無料で以下のサービスを利用することが出来ます。

 

・サービス情報や写真の更新
・投稿機能を使った最新情報の発信
・口コミ管理

 

つまりMEOは従来よりコストを低く抑え、スマートフォンなどモバイル端末の普及とネット利用者の増加に伴って、今後ますます集客を可能にする手法といえるのです。

 

IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントである株式会社ギークリーでは、MEOやSEO対策に携われる求人もご紹介可能となっております。

ご相談ベースからも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

\ IT転職のプロが無料でサポート! /

キャリア相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

この記事が気に入った場合は、
SNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事