転職初日の持ち物チェックリストを紹介!入社日までに何を用意する?挨拶や自己紹介も事前に準備しておこう
転職が決まって転職初日を迎えるまでの期間、「何を準備したら良いのか?」と不安に思う人もいるでしょう。転職初日はあなたの印象を決める大切な日なので失敗するわけにはいきません。事前に用意すべき持ち物や必要な準備など、初日から最高のスタートを切るためのポイントを転職エージェントが解説します。
目次
転職初日までの用意
「失敗せずに最高のスタートを切りたい」「職場の人に良い印象を持ってもらいたい」というのが、転職初日の気持ちでしょう。
初日をベストの状態で迎えるためには、事前に用意すべきことを確認して準備万端にしておくことが大切です。
持ち物・服装の用意
転職初日から最高のスタートを切るには、転職先の上司や先輩から良い印象を持ってもらうことが大事です。
もし必要な持ち物を忘れてくるようなことがあれば、仕事も「抜け」がある人なのかと思われてしまうでしょう。
当日の朝に準備すると忘れるリスクが高くなりますので、持ち物は事前に準備しておくことが大切です。
服装も前日や当日に準備してしまうと、「クリーニングに出し忘れていた」など思わぬ落とし穴があるかもしれません。
前もって何を着ていくか決めておきましょう。
出社時間・場所の確認
転職初日はどんなトラブルがあるか分かりませんので、余裕を持った行動を心がけましょう。
新しい職場までの交通手段・乗り換え情報・駅からの道のり・会社の出入口の場所なども確認しておくべきです。
初日から遅刻は厳禁です。必ず集合場所・集合時刻の確認も必ず済ませておきましょう。
挨拶・自己紹介を考えておく
転職初日は職場の人たちに挨拶したり自己紹介しなければならないでしょう。
自分のことを知ってもらって良い人間関係を築くためにも、最初の挨拶・自己紹介を軽く考えてはいけません。
その場で慌てないように事前に準備しておくことが大切です。
転職先の会社や業界知識を勉強する
転職初日からその会社の一員として働くためにも、会社の情報は予習・復習しておきましょう。
前職とは違う業界に転職した場合は、その業界の知識や転職先の職種についても勉強しておくと良いです。
転職時の面接で勉強したことですが、会社の組織図や経営陣のプロフィール、主な取引先などの情報を再度おさらいしておきましょう。
また、担当者の方に「転職初日までに知っておいた方が良いこと」を質問し、提示された内容を予習していくのもひとつの手です。
就業規則にも目を通して新しい会社のルールも把握しておきましょう。
転職初日の服装・身だしなみ
転職初日の服装や身だしなみは第一印象を大きく左右しますので注意が必要です。
職場の人たちから良い印象を持ってもらうために気をつけるべきポイントを解説します。
清潔感のある服装
転職初日はオシャレさやセンスを感じさせる必要はなく「清潔感がある服装」にこだわるべきです。
たとえ、ネクタイのセンスが悪かったりシャツとジャケットの色が合っていなくても、清潔感さえあれば良い印象を持ってもらえます。
反対に、どれだけおしゃれでセンスの良い服装をしていても、清潔感がなければ印象は悪くなってしまうでしょう。
身だしなみチェックポイント
特に指定がない場合は男性・女性ともスーツが無難です。
ただ、社風によってはビジネスカジュアルのスタイルで出社するように指示があるかもしれません。
どちらのスタイルで出社するにしても、清潔感のある服装にするために以下のチェックリストを確認しておきましょう。
- 服にホコリや毛玉がついていないか
- 服にシワがないか
- 服にシミや汚れが付着していないか
- パンツはプレスされているか
- シャツはアイロンがかかっているか
- シャツの襟や袖口が黒ずんだり黄ばんでいないか
- 靴は磨かれているか
- 靴のかかとがすり減っていないか
身だしなみは以下のチェックリストを参考にしてください。
- 肩にフケが落ちていないか
- 寝ぐせがついていないか(後頭部に注意)
- 長い髪はまとめているか
- ひげのそり残しがないか、鼻毛が出ていないか
- 爪は短く切り揃えているか(男性)
- メイクは濃すぎないか(女性)
- 匂いに注意(体臭や香水のつけすぎ)
- ハンカチを持ったか
- 服のサイズは合っているか
- 高級ブランドの服や小物は注意が必要
身だしなみチェックポイントのなかには、特に「女性社員からの印象」を悪くしないためのポイントがたくさん入っています。
男性は重点的にチェックして対策しておきましょう。
転職初日の持ち物リスト
- 筆記用具
- メモ帳
- 印鑑
- クリアファイル
- エチケット小物
転職初日は忘れてはいけない持ち物がたくさんあります。
初日から忘れ物をしていたら会社や上司からの印象も良くありませんので、必ず事前に確認しておきましょう。
筆記用具・印鑑
転職初日は書類にサインすることもありますので、ボールペンなど筆記用具が必要です。
先輩や上司に借りることがないよう必ず用意しておきましょう。
使い捨てボールペンでもOKですが、キャリアのある人や高い職位で転職する人はブランドものを持っていても良いでしょう。
たとえば、管理職で転職してきた人が大切な書類のサインに100円の使い捨てボールペンを使っていたらどうでしょうか?
立場によっては、ボールペンひとつで「仕事ができる・できない」を判断されることもあるのです。
長い間ボールペンを使っていない場合はインクが切れていないかどうかもチェックしておきましょう。
提出書類に捺印が必要な場合があるので印鑑も忘れないようにしてください。
また、書類を持ち帰らなければいけない時のためにクリアファイルも用意しておくと便利です。
メモ帳・ノート
転職初日はメモを取らなければいけない場面がたくさんあります。
若い世代ではスマホにメモする人も多いでしょうが、年配の上司や先輩の中には「目上の人の前でスマホにメモ」を快く思わない人もいます。
筆記用具と共にメモ帳やノートも用意しておきましょう。
入社手続きの書類
入社手続きに必要な書類も事前にチェックしておきましょう。
一般的に以下の書類の提出を求められますが、転職先ごとに追加で必要なものがあるかもしれませんので確認しておいてください。
提出書類の中には転職前の職場で受け取るものもありますので、早めに準備しておくことが大切です。
- 年金手帳
- 雇用保険受給資格者証
- 源泉徴収票
- 給与振り込み用の銀行通帳のコピー
- 住民票記載事項の証明書
- 社員証に貼る写真
- 健康診断書
エチケット小物
社会人のエチケットとして、ハンカチやティッシュは持ち歩いておきましょう。
また、女性はスカートのスーツの場合にストッキングを着用します。
これらは伝線したり破けやすいため予備のストッキングを持っておくと安心です。
転職初日の挨拶・自己紹介
転職初日には自己紹介や簡単な挨拶を求められるかもしれません。
挨拶・自己紹介といっても難しく考える必要はありませんので安心してください。
新しい職場の人たちはウェルカムの気持ちなのでリラックスして挨拶しましょう。
挨拶・自己紹介のポイント
挨拶は「笑顔」と「礼儀正しさ」があればOKです。
1分ほどで簡潔にまとめて、いつも以上に明るいトーンでハキハキと話すようにしましょう。
氏名と意気込みだけでは少し物足りないので、自分の趣味や特技、または前職での仕事内容などを織り交ぜて話すのがベストです。
趣味や特技を話せば興味を持ってもらえますし、後から同僚との会話が弾むこともあります。
うまく話す自信がない人は、あえて最初に「緊張していますのでうまく話せませんが…」と前置きしても大丈夫です。
話すのが苦手だと正直にいえば、先輩や上司も温かい気持ちで見守ってくれるでしょう。
ここでの注意点は「前職での実績や自己PRを必要以上に話さない」ことです。
「自慢している」と思われてマイナスの印象になることもあるからです。
挨拶・自己紹介の例文
挨拶の文章がどうしても思い浮かばないという人は、以下の例文を参考にしてみてください。
経験者の場合は以下の通りです。
『本日から■■部に配属されました、○○と申します。よろしくお願いいたします。
前の会社では△△として主に●●の業務を担当しておりました。
趣味は▲▲で、休日は××をして過ごすことが多いです。同じ趣味の方がいらっしゃれば一緒に楽しめたら嬉しく思います。
今までに培ったスキルを活かして会社に役立てる人材になりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。』
続けて未経験の業界に転職した場合は、以下のような挨拶が良いでしょう。
『初めまして、○○と申します。本日からこちらでお世話になります。
前職は○○業界で××をしていました。
出身は●●県で趣味は△△です。もし同じ趣味の方がいれば、ぜひお話しましょう。
転職初日でかなり緊張していたのですが、皆さまが優しいお言葉をかけてくださり、とてもあたたかい雰囲気の職場だと感じました。
この業界での仕事は未経験のため、最初は皆さまの足を引っ張ってしまうことも多いかと思います。
ですが、物覚えの早さと根性は誰にも負けません。
早く仕事に慣れて会社に貢献できるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。』
どちらの場合でも、礼儀正しさ・情熱・やる気が伝わるようにしましょう。
前職の働きぶりをアピールしすぎるのはNG。自慢に思われマイナスに!
転職初日の出社時間
出社時間は指示された時間の10分前がベストです。
指定時間ギリギリだと集合場所の勘違いなどで遅刻してしまうリスクもあります。
反対に、早すぎれば会社自体にまだ入れない可能性もありますし、先方の受け入れ態勢が整っていない場合もあります。
早すぎず遅すぎず適切な時間に出社するようにしてください。
どんなトラブルがあるかわかりませんので、会社周辺にはさらに早めに到着しておくと良いでしょう。
転職初日の心得
転職初日にとるべき態度・姿勢というものがあります。
どれだけ前職でキャリアを積んできたとしても新しい職場では新人ということを心得て行動しましょう。
謙虚な姿勢で職場に溶け込む努力をしよう
転職初日で大切なことは「職場の雰囲気に溶け込む努力をすること」です。
休憩時間なども単独行動は避け、できるだけ職場の人たちと一緒にいるようにしましょう。
職場の人の顔と名前を覚えて、自分から積極的に話しかけることも必要です。
また、仮に自分の方がキャリアや実力があったとしても偉そうにせず、「一歩下がって謙虚な態度」を心がけてください。
新しい職場なりのやり方やルールもありますので、「教わる立場」という姿勢と感謝の気持ちが大事です。
前の職場のやり方を持ち込まない
経験者の場合は、初日から業務をスタートして意見やアドバイスを求められることもあるでしょう。
新しい職場のやり方が合わない場合、「前の職場のやり方のほうが良かったな…」とつい比較してしまうものです。
そんな時に「前の職場では…」や「自分のやり方は…」といったセリフを口にすると、印象は最悪です。
同じ業界だとしても、社内のルールや仕事のやり方は会社ごとに違って当たり前です。
「前の職場のやり方が良い」と頭ごなしに否定するのではなく、まずは新しいやり方を受け入れてやってみましょう。
どうしても改善したいことがあれば、転職初日に指摘するのではなく新しい職場に馴染んでからにすると良いでしょう。
転職初日によくある悩み
転職初日の行動で「どうすればベストなの?」と迷ってしまうこともあります。
これが正解というものはありませんが、転職エージェントとしてアドバイスしておきます。
手土産は必要?
一般的に転職初日に手土産を用意する必要はありません。
しかし、新しい職場のなかで明らかに自分だけが年配者である場合や、高い職位で転職した場合は用意しても良いでしょう。
手土産がコミュニケーションのきっかけになることもあります。
配属先の人数分の菓子折りなどを「これからよろしくお願いします」という挨拶と共に配れば、きっと会話も弾むことでしょう。
転職初日のランチタイムはどうするべき?
転職初日はできるだけ新しい会社や職場の雰囲気に溶け込めるように、単独行動は避けましょう。
自分の他にも中途採用者がいる場合は、同期同士の親睦を深めるためにランチに誘ってみてはどうでしょうか?
同期がいない場合は、新しい職場の先輩や同僚を自分から積極的にランチに誘ってみましょう。
自分から誘うのが苦手な人は「ランチは皆さんどうされていますか?」と声をかけてみれば、「一緒に行こう」と誘ってくれるかもしれません。
ランチタイムは新しい職場の人たちを知る良い機会になるので、なるべく職場の人たちと時間を過ごして心の距離を縮めましょう。
転職初日から最高のスタートを切ろう
- 転職初日は上司や同僚に良い印象を持ってもらうための大事な日
- 時間に余裕を持って出社する。遅刻は絶対にNG
- 自己紹介は事前に考えておくこと
- 転職先の会社の情報を予習し、新しい職場へ元の会社のやり方を無理に持ち込まない
- 清潔感のある服装で。無難なものは男女共にスーツ
- メモ帳や印鑑は忘れずに
- なるべくランチを単独でとることは避け、会社の仲間に声をかけて共に一緒の時間を過ごすと良い
転職初日は緊張と期待が入り混じって不安もあるでしょうが、持ち物を完璧に準備することで自信と心の余裕が生まれます。
また、持ち物だけでなく心の準備もしておくことが大切です。
新しい職場の人たちはあなたの敵ではなく、これから嬉しいことも苦しいことも分かち合う仲間です。
心の中に壁を作らずに、新しい仲間たちとの出会いに感謝して転職初日を楽しみましょう。
あなたの新しいキャリアの門出の日を最高の形でスタートしてください。
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