転職エージェントで担当コンサルタントの変更ってできる?コンサルタントとの相性は重要!
転職することが、当たり前のような世の中。転職のアドバイスから求人の紹介までしてくれる転職エージェントというサービスがあります。転職エージェントを使うと担当者が付きます。その担当者があなたと合わなかったらどうでしょうか…。もしあなたの担当コンサルタントが合わない場合は、変更できるのかについてお話ししていきます。
目次
転職エージェントの仕組み
そもそも転職エージェントの仕組みをご存知ですか?
「転職サポートをしてくれるのに、登録費用は無料でどうやって利益を得ているのだろう」と不思議に思う方もいるのではないでしょうか。
転職エージェントの利用の流れと利益が発生する部分についてご説明します。
STEP1 まずは登録
世の中には非常に多くの転職エージェントが存在しています。東京都内にはなんと約5000社近くの転職エージェントがあります。
リクルートやパソナ、エン・ジャパンなどの大手から、Geeklyやジャスネットコミュニケーションズなどある分野に特化した転職エージェントまで様々です。
各転職エージェントの強みを把握したうえで、適切な転職エージェントに登録しましょう。
基本的に1人約3社の転職エージェントを利用すると言われています。
どのエージェントを使うか迷う方は複数登録してみてはいかがでしょうか?
STEP2 担当コンサルタントの決定
転職エージェントに登録したら、自動的で担当コンサルタントが割り振られます。
あなたの経歴や転職理由、希望条件などをヒアリングするための面談が実施されるかと思います。
そのときの担当があなたの担当コンサルタントになるケースがほとんどです。
サイト経由で登録すると自動的に割り振られますが、例えば自分の知り合いが転職エージェントに勤めている場合、その人経由で担当を指定することも可能です。
STEP3 応募する
応募した転職エージェントが保有している求人に応募します。
大きい転職エージェントの場合、担当コンサルタントとは別の営業担当が企業とのやりとりをしています。
求人に対して応募や質問があると、営業担当を通して企業へ連絡されます。
最近ですと、あなた専用の個人ページが設定され、そこからあなたが自由に応募できるケースが増えてきています。
実際、直接応募できる企業もあれば、その前にエージェントのチェックが入り、企業の求める条件と合っているかを選定をしたうえで応募するケースもあります。
STEP4 選考を受ける
応募した求人の中で、書類通過した企業の面接を受けます。
面接の日程調整や、企業とのやりとりは転職エージェントを通して行われます。
また、転職エージェントを使うことで面接の評価を聞ける場合があったり、聞きづらい質問をすることも可能です。
STEP5 内定の獲得
内定を獲得し、入社してはじめて、その企業から転職エージェントに紹介料が支払われます。
最近の相場は、理論年収の30%~35%です。
転職エージェントの利益はこのような仕組みで成り立っています。
また、入社後○ヵ月以内に退職してしまった(ミスマッチしてしまった)場合は、一定額を返金する仕組みを取り入れている転職エージェントも多いようです。
その為、入社後のサポートもしっかりと行われます。
転職エージェントをおすすめする理由は?
履歴書や職務経歴書の書き方をサポートしてもらえる
履歴書や職務経歴書といった応募書類は、時間が掛かるうえに客観的視点に欠けてしまうことがあります。
特に在職中に転職活動を進める場合では、じっくり時間を取れずに誰かに助けてほしいと考えるタイミングもあるのではないでしょうか。
転職エージェントでは、コンサルタントが書類作成時のアドバイスも行っています。
もしも書き方が分からない、書類選考で落ちてしまうといった悩みを抱えた経験がある方は、転職エージェントの書類代行サービスや添削サービスを一度利用してみても良いかもしれません。
【あわせて読みたい】職務経歴書代行(レジュメ代行)サービスの詳しい解説はこちらから⇓
応募先企業に合わせた面接対策を行ってくれる
応募先企業や職種ごとの面接のコツも、転職エージェントではアドバイスしています。
模擬面接で質疑応答の内容や効果的な自己PRに関するサポートはもちろん、服装や髪型についても確認できるため、しっかり対策できるのでおすすめです。
応募先企業でよく聞かれる質問や、アピールすべきポイントについて聞いておくことで、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。
年収交渉を代行してくれる
自分では伝えづらい年収の交渉も、転職エージェントが代理で行ってくれます。
コンサルタントはその業界の年収相場や給与形態などの知識を持っているため、企業に年収交渉しやすいのです。
求職者のスキルや経験、前職の年収をふまえた適性年収を熟知しているので、年収の希望がある場合はあらかじめ相談しておくと良いでしょう。
ただし、求職者の市場価値ともいえる適性年収は初めに自分でも把握しておくことをおすすめします。
調べても分からない情報を持っている
転職エージェントは、人材を募集する企業の情報を持っています。
求人票のようにネットなどで閲覧可能な内容よりさらに細かく、企業が求める人物像の情報です。
そのため、求職者の仕事の条件や働き方の希望とマッチした求人の案内ができます。
より満足できる転職がしたい、転職について明確な希望があるという方にとっても転職エージェントはお役に立てるでしょう。
すべてのサポートが無料で利用できる
転職活動のスケジューリングや応募書類の作成、面接対策はもちろん、円満退社の助言や入社後までバックアップしてくれるため、転職が初めての方も安心です。
無料で登録できるため、「まだ転職についての考えが明確ではない」「そもそも転職できるのか」「自分の市場価値を知っておきたい」という方は複数登録して比較検討しながら考えを固めるのも良いでしょう。
コンサルタントに不安を相談できる
転職活動がスムーズにいかず、悩みを抱えてしまう人は少なくありません。
同僚には話せない、友人に相談しづらい転職に関する不安は、コンサルタントに相談してみましょう。
コンサルタントも転職を成功させてほしいと考えていますので、悩みや不安を共有して一緒に乗り切るのがおすすめです。
もしもコンサルタントとの相性に不安を感じることがあった場合、どのような対処が望ましいのでしょうか。
【あわせて読みたい】みんな転職エージェントをどうやって選んでいる?アンケート結果はこちらから⇓
担当コンサルタントは変更できる?
結論から言いますと、担当コンサルタントの変更は可能です。
そもそも担当コンサルタントは、あなたの知り合いでない限り、赤の他人です。
あなたに合うかどうかは、実際に会ってみないことにはわかりません。話し方やあなたへの態度、熱量などは人によって変わります。
ただ淡々と作業のように紹介していく人もいれば、あなたのことを一生懸命考えて、話を聞き、最適な企業を紹介してくれる担当コンサルタントもいます。
ですので、実際に話してみて合わないと思えば、エージェントに担当変更のお願いをしましょう。
ただし、注意点がいくつかあるので紹介します。
注意点1:なぜ担当変更するのか明確な理由を伝えましょう
担当変更をすることは自由ですが、お互いにとって気持ちの良いことではありません。
エージェントは別のコンサルタントの人選をしなければなりませんし、自分も担当変更させてしまったという引け目や申し訳なさを感じる可能性があります。
せっかく転職するための明るい面談になるはずなのに、毎回申し訳なさを抱えたまま話をしていては、辛い時間や空間になってしまいます。
伝えなければならない情報も話せず、結果、最適な転職先に就けない場合もあります。
そういったことを防ぐためにも、なぜ合わないと判断したのか、どういう担当が理想的なのかをしっかりと伝えましょう。
注意点2:担当変更する前の人が無能であるとは限らない
あなたといくら合わないとはいえ、相手は転職のプロです。
新人であったとしても、知識や経験は少なからず持っています。
あなたとは合わないかもしれませんが、実際その担当コンサルタントは社内では優秀な実績の持ち主だったというケースもあります。
すぐに担当変更の意思を表明するのではなく、少し話をしてみましょう。
話してみると案外、合う人かもしれません。
注意点3:何度も変更することは避けましょう
担当コンサルタントを変更しても、次の人も合わない可能性はあります。
それは、そういう方針の転職エージェントの可能性が高いです。
転職エージェントは、あなたではありません。
あなたに合う会社を提案するためには、よくよく話を聞き、深掘りをしていく必要があります。
担当が変わることで、その情報が違う伝わり方をしてしまい、結局また一から説明する羽目になります。
もし紹介される求人が合わない場合は別の人材紹介会社を使うことも検討しましょう。
優秀な担当コンサルタントの特徴
では優秀な担当コンサルタントとは、どのような特徴をもっているのでしょうか。
以下、コンサルタントの見極め方についてご紹介します。
レスポンスが早い
業務時間中という意味にはなりますが、レスポンスが早い人はどの業界でも仕事ができる人の特徴です。
ましてや、あなたからメッセージを飛ばすということは、あなたが不安に思っていたり困っていたりする証拠。
それに対してレスポンスが早いのは、常に担当のことを考えているからこそできる行動です。
過去の経験やスキルから違う切り口の提案をしてくれる
自分ではきっとこの業界・業種が合う、と一度思ってしまうと、なかなか切り替えることができないのが人間です。
それを鵜呑みにする担当コンサルタントもいますが、あえて違う提案をしてくれる人は多角的な思考の持ち主です。
可能性を広げたり、潜在的に秘めているものを導き出したりすることがうまい人は優秀なコンサルタントといえます。
できないことはできないと言ってくれる
転職活動中は様々な求人をみるため、どうしても理想を追い求めがちです。
しかし、様々な人をみてきた担当コンサルタントは、可能性があることと不可能なことの違いはある程度、予測がつきます。
もしあなたがあまりにも理想を追い求めすぎているときに、「それは理想的すぎるから、もっと現実をみましょう」と言ってくれる人は、あなたには厳しく聞こえるかもしれません。
しかし、担当コンサルタントとしては非常に優秀です。甘やかしてくれる人だけが優秀なのではありません。
仮にスキルに見合わない理想の会社に入れたとします。しかし、入社後に仕事についていけずミスマッチになってしまうのはよくある話です。
転職した後のことも計画してくれる
担当コンサルタントは転職先を紹介してくれれば何も問題もありません。
しかし、中にはその先のキャリアプランを考えてくれる人もいます。
「この企業に入社して〇〇の経験が積めれば、さらに違う世界が見えてきます。」
「今の〇〇のスキルを活かせればここでは十分活躍でき、将来は独立支援制度を使って起業する夢も叶います。」
もしそういう人に出会ったら、耳を傾けてみてください。
本来であれば、その先のことは考えなくても良いはずです。
それでも考えてくれるということは、それだけあなたのことを考えてくれている証拠です。
コンサルタントとの相性が良いことで起こるメリット
優秀なコンサルタントが担当につけば、非常に満足度の高い転職活動を行える確率が上がります。
後悔しない転職活動を行うために、優秀なコンサルタントが担当になるメリットを以下に紹介します。
求職者のニーズに沿った求人案件を紹介してくれる
求職者のニーズを汲み取ってマッチング率の高い求人を紹介してくれるコンサルタントは求職者と相性が良く優秀です。
世間には多種多様な仕事があり、それらを全て経験することは不可能です。なので、転職では自分が知っている範囲の業界でだけ仕事を探そうとする風潮があります。
知見が深く実力のあるコンサルタントは、求職者の希望やスキル・経験を考慮した上で業界・業種を幅広く網羅して分析します。
その中から求職者自身も気づかないような適正が活かせる企業を紹介してくれることがあるのです。
コンサルタントから自身の詳しくない分野の求人紹介があったとき、自身のどのような部分がその仕事にマッチすると思ったのか聞くことができます。
その結果、さらなるキャリアの棚卸しにも役立ち、レベルの高い職務経歴書の作成が行えるメリットもあるのです。
企業の信頼が高く書類選考が通りやすい
優秀なコンサルタントは求職者の意図を上手く汲み取るだけではありません。
求職者に紹介する企業側に対してもコミュニケーション能力に長けており、人事に携わる採用担当者などから信頼されています。
中には採用担当者の人柄や面接の傾向にも通じたコンサルタントがいます。
そのようなコンサルタントから紹介してもらった企業の求人なら、一次選考を通りやすい応募書類の書き方など的確なアドバイスがもらえるでしょう。
また、企業から信頼されているコンサルタントの紹介だと、内定が出る確率も上がります。
企業側からすれば信頼しているコンサルタントのお墨付きをもらった人材ということで安心するからです。
入社のゴリ押しをしない
本当に求職者のことを真摯に考えてくれているコンサルタントは、本人が強く躊躇した場合に紹介した企業への入社を急かしたりしません。
コンサルタントの中には内定が出たら即、求職者の合意を取りつけ雇用契約を結ばせようとします。
転職エージェントの仕組み的に紹介手数料を得ることができるのは、企業と求職者が雇用契約を結んで入社が決まったときになるからです。
優秀で求職者の意図を把握できているコンサルタントは、入社後にミスマッチを起こしかねない求人案件の採用に対しては見送ることもしっかりと勧めてきます。
転職エージェントとしても明らかに求職者と合わない企業へゴリ押し入社させて、早期退職でもされたとしたら契約内容によっては報酬の何割かを返還しなければいけません。
そのような問題が続くと企業との間に亀裂が入り、コンサルタントだけでなく転職エージェント自体の信用が落ちてしまいます。
真に優秀なコンサルタントとは求職者にマッチングし、なおかつ定着率の高い企業を粘り強く探してくれるような人のことでしょう。
担当変更以外の方法
担当変更をしてもやはり合わない、という場合はあります。
そう言った場合は、他の転職エージェントに登録することも一つの手段です。
複数の転職エージェントに登録していることは、珍しいことではありません。
もちろん、求人や応募先が被ったりすることもありますが、それは転職エージェントや応募先でうまく対応してくれますので、安心してください。
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まとめ
担当コンサルタントは変更可能
転職は決して簡単なことではありません。
だからこそ、誰と一緒に転職活動をするのか、は非常に大事なポイントです。
担当コンサルタントに申し訳ないという気持ちはわかります。
しかし、この転職の主役はあなたです。
わがままとまでは言わないにしても、主張はしっかりとしましょう。
最高の担当コンサルタントを見つけて、ぜひ転職活動を成功させてください。
転職エージェントを複数かけもつことも1つの手段
転職エージェントによって、担当コンサルタントの色は変わります。
あなたが合わないと感じたものは、担当コンサルタントの性格というより会社の色かもしれません。
何度もコンサルタントを変えるわけにもいかないので、エージェントを併用してうまく付き合いましょう。
転職エージェントの選び方からコンサルタントの質は決まってくる
幅広い観点から転職活動するなら、大手総合型のリクルートエージェントやdodaを選択する手もあります。
また、IT・Web系やゲーム業界といった専門職・クリエイターの多い業界への転職はIT系に注力している、特化型の転職エージェントGeekly(ギークリー)がおすすめです。
相性の良いコンサルタントに出会うためには、まず希望の仕事にあった転職エージェントを探すところからスタートしましょう。
おすすめのコンサルタントの特徴
・レスポンスが早い
・あなたが思いつかない方向性の提案
・時には厳しいことを言う
・キャリアプランを紹介してくれる
苦しくても、うまくいかなくても、担当コンサルタントは相談にのってくれます。
だからこそ、担当コンサルタントは馬が合う人に越したことはありません。
転職エージェントをうまく使いこなして、転職を成功させてください。
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