受け身な人に向いている仕事を紹介!”強み”を活かして転職しよう
「自分の意見を率先して言えない」「人の意見に合わせてしまう」などから自分は受け身体質かもしれないと感じる方もいるのではないでしょうか?受け身と聞くとマイナスイメージを抱くかもしれませんが、長所となる部分もあり、強みを活かせる仕事があります。本記事では受け身な人に向いている仕事や性格にマッチした仕事の選び方を解説します。
目次
あなたは「受け身」な人?性格チェックリスト
質問されるまで話さない
会議・ミーティングなどで話を回す人から指されない限り自分からは意見を言わない人、質問をされたとしても返答をしたっきり会話が膨らまない人、こういう人は自分自身に、「会話の当事者感」が薄い傾向にあります。
「自分には関係のないこと」だと外から会話を見てしまっているため、大事な会話でも聞き流していることが多くあります。
周囲の意見に合わせる
周囲の意見に合わせるというのは協調性があるとも取れますが、自分の考えに強い意思がないとも取れます。
日常の何気ない行動、会話や食べる物も決定事項は人任せの傾向が強いです。
自分で決めることができない
自分で決めることができない方は本質的に自分に自信がないというのもありますが、周りのことや仕事などに対し、関心が薄く、ただ決められたことに沿って取り組んでいけば良いと考えていることが多いです。
どんなことに対しても他人の意見に「賛同します」と従うだけであり、主体的に意見は述べません。決まったことに従順に従っていればいるほうが安心するためです。
人に悩みを相談しづらい
受け身の方は基本的に自分で物事を決めることが苦手で、人の意見で行動します。
そのため物事でなんらかのトラブルや、うまくいかないことがあった場合、人に相談するといった事が苦手で大きなストレスになります。
結果一人で仕事を抱え込み最悪、ミスしたままの状態で気づかずに仕事を遂行し、大きな失敗してしまうことがあります。
幹事やまとめ役を積極的にしたくない
受け身の人は意見をまとめたり決断したりといったことが苦手です。つまり意思決定役を嫌います。
飲み会などの幹事もやりたがらないことが多いです。これは普段から周りの意見を受け入れ過ぎてしまうためが原因だと考えられます。
受け身な人に向いてる仕事7選
①プログラマー
プログラマーはひたすら仕様に従ってプログラミングするのが仕事です。コツコツと職人的にこなしたい受け身の人におすすめです。
この業務は長時間椅子に座ってPCに向かい、コードを書き続けて誰とも話さずに作業することが多いため、じっくり自分の時間で作業をやり遂げることに向いてる受け身型の人にマッチしているはずです。
②インフラエンジニア
インフラエンジニアは、仕事内容はITインフラの設計・構築・運用が主な仕事です。
基盤を作る裏方の仕事ということで表立って活躍したい人よりは、受託した裏方仕事をコツコツやりたいという受け身の人に向いている傾向があります。
③テクニカルサポート
企業の窓口となって、電話・チャット・メールなどでクライアントから主にテクニカルな部分に対しての問い合わせを聞いて、それに対応する仕事です。
テクニカルサポートの部署にはしっかりとしたマニュアルが整備されていることも多く、どちらかというと受け身な人が働きやすい環境です。
テクニカルサポートでは対人となる作業に加え、ある程度のIT系知識などテクニカルな部分への知見は必要とされます。
④WEB系職種
WEB系と言っても複数の仕事がありますが、そのなかでWEBプログラマー、WEBデザイナー、WEBライター、WEBエンジニアは確実に指示通りに仕事をこなせる人に向いています。
会社やクライアントの意向が決まっており、それに従って作業を進めることに対して抵抗がない人は適職だと感じることができるでしょう。
正確に指示を守ろうと取り組むことができる受け身タイプに合っています。
⑤事務・アシスタント
一般企業に務める場合に受け身の方が転職しやすいのは事務・アシスタントです。
事務職は主にデータ入力・文書作成、電話・来客応対といった仕事を通して配属される部署の幅広いサポート業務を行う仕事です。
正確性が求められる仕事であり、マニュアル通りにきっちり正確に業務を遂行できる人材は職場に必要とされるため、受け身の人にはやりやすい仕事といえます。
⑥経理
会社の取引や経費の入出金管理に伝票仕訳のような日常の経理業務から、帳簿の作成や月次決算や年次決算等を行います。
正確性が求められるかつ、与えられた情報の処理を決まった方法で淡々と行う業務が多い仕事です。仕事のルーティンもほぼ決まっていて、受け身の方がやりやすい仕事の一つです。
⑦製造
企業やメーカーの工場や作業場で、製品や部品などを組み立て加工する仕事です。特徴は決まった作業工程のラインの流れに沿って、同じ仕事を繰り返し完成させます。
指示に従って仕事を性格にこなすことが何より重要とされる仕事のため、自発的に意見を言う必要性が低く、正確に遂行することを何より求められるため、受け身の人には向いてる仕事と言えます。
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受け身な人に向いていない仕事
営業職
多くの職種がある中でももっとも主体的に動かなければならない仕事です。そのため、受け身な人には向いてない可能性があります。
また、ノルマもある場合がほとんどで、自主的に人とコミュニケーションを取らなければならない所も受け身の人には辛いかもしれません。
販売員
販売員とは、仕事内容としては以下の、
- ・ご来店されたお客様のお出迎え
- ・提案や商品説明などで購入を促す
- ・会計やご購入いただいた商品の包装
- ・お見送り
といった、一通りの業務を行います。店内の清掃や検品なども販売員の仕事です。
販売員の仕事はこのようにお客様の接客が中心となるので、受け身な人には向いてないといえます。積極的に商品説明など自発的に行う必要もあるからです。
アパレル店員
アパレル店員は、初対面のお客様であっても自分から積極的に接していかなけれいけません。
また、常連のお客様の場合は何気ない世間話をして話を豊かに膨らませる必要もありますし、とにかく人とコミュニケーションを取る機会が多く、受け身の人には向いていない仕事の一つです。
美容院
美容師の仕事はお客様へのヘアカットやカラーリング、その他シャンプー等の販売や接客などを行います。
一見職人的な仕事に見えますが、1対1で対応するため、要望に沿った提案を行えるコミュニケーション能力求められます。この部分が苦手な傾向が強い受け身の人にはあまり向いていないかもしれません。
コンサルタント
コンサルタントの業務は経営上の課題解決です。これはクライアントとスムーズにコミュニケーションを取りながら改善点といった課題などをみつけ、それに対して解決方法へ導かなければいけません。
受け身型の人にとっては自発的に相手の失敗しているといった点も課題解決のため、あえて言わなけれればならないケースも多々出てきますし、何よりコミュニケーションが負担な受け身の方には辛い仕事です。
仕事で受け身になってしまう原因は?
関心が薄い業務をしているから
興味がない業務だからモチベーションが沸かず、与えられた仕事しかしない、または主体的に行動して仕事がないか探すといったことも受け身の人は難しいです。
こういった人は現状を最優先しすぎています。例えば日常で新しい行ったことのないショップやスポットへ行ってみることより、「常日頃からある目の前のものだけでいい」と現状に満足している傾向にあります。
つまり、受け身の人は新しいことにチャレンジする意欲が日頃から希薄な傾向にあるのです。
否定されることが怖いから
こういった方は周りに合わせていることが周囲と仲良くする秘訣だと考えている傾向にあります。例えばランチにみんなが行く店へ自分だけ行かないといったら揉め事になりそうで嫌だと思っているはずです。
業務に対する姿勢でも同じになっていて、周りと揉めて嫌われたくないから消極的になって受け身になるのです。
しかし、こういった態度が続くと「何も考えていないのか」「何もできない人」など、上司や同僚にマイナスイメージを与えてしまうこともあります。
自分に自信がないから
受け身の人は正解しか言ってはいけないと思い込みすぎていることがあります。自分に自信がないため、見当違いな意見を発言して自分の印象を悪くしたくないため、積極的に前に出られないのです。
こういった人はどのような場面でも意見に賛同する姿勢を見せ、嫌われないために消極的になっています。
結果として業務にも積極的でなく、決められたことに沿って取り組んでいけば良いと考えています。
自分より相手優先だから
周囲へ心配りがよくできてしまうために、自分の行動は消極的になり、相手を優先してしまう人がいます。
周囲へ気遣いができることが成功体験となり、受け身の性格になっています。合わせるということは意見のぶつかり合いがないということですから、争い事が嫌いな人にも多い傾向です。
実はこんなところが?受け身な人の強み
協調性がある
受け身の人は周囲への気遣いができるため、組織の潤滑油となります。
協調性があると、他のスタッフ同士を円滑に繋ぎ組織力を底上げする存在となり、スムーズに仕事を進められる強みがあります。
メンバーの意見をキャッチできる
仕事に受け身な人は、相手の意見を素直に聞き入れることができます。上司や先輩のアドバイスを素直に聞き入れて行動できることは、受け身体質の人の強みといえます。
基本的に受け身体質の人は、積極的に自分から上司や同僚にアドバイスをもらいに行くということは苦手です。
しかし、直接指示されたアドバイスを素直に聞き入れ、実直に行動できれば成長性があると判断され、会社でも活躍できるはずです。
ルーティンの業務でも長期間こなすことができる
受け身の人は指示された業務に対して素直であるため、決まったルーティンの業務や、または明確なマニュアルがあると安心します。
心情も安定するため、何度も同じことを繰り返す、マニュアルが決まっているため、あまり他人にアドバイスを求めに行かなくても良い仕事が受け身な人には長時間安心して働ける仕事になるのです。
途中で飽きずに最後までこなすことができる
受け身の人の特徴に正確性があります。指示された仕事を正確に進めていけることは、大きな強みです。
適切なマニュアルがあり、作業内容が流れ作業や決まったルーティンワークを繰り返す長時間なものでも飽きずにむしろやりがいを感じてこなす傾向にあります。
受け身な人が向いている仕事を選ぶときのポイント
研修制度やマニュアルが整っているか
受け身の人は指示されたことを丁寧に忠実にこなす傾向が強いため、研修制度やマニュアルが整っているかが重要になります。
同じことを繰り返す仕事に就いたとしても、研修がしっかりしていなければ自主的に人にアドバイスを求められない受け身の人は、間違って覚えた仕事のやり方をそのまま続けてしまう懸念もあります。
また一方でマニュアルが厳格に設定されている仕事はマニュアル通りに仕事をこなすのが大切なため、自主的に業務改善案を出す機会は少なく、コツコツと決められた作業をするのが得意な受け身の方にはおすすめです。
在宅ワーク可能か
在宅ワークが選択肢にあるということは、マニュアルが完備されているということでもあります。
会社として在宅ワーク可能や推奨としているのであればフォロー体制も整っているでしょう。
WEBデザインやWEBプログラマー、WEBライターなどWEB系の仕事はこの傾向にあります。
個人ではなくチームで目標や納期がある環境か
結論からいうと受け身型の人は個人の成果よりチーム・組織での結果を求められる仕事の方が向いています。
受け身の人には個人の力より、チーム一丸となって納期や目標達成に向かうようなチームワークを重視する職場環境が向いています。
指示通りミスをしないことが重要な仕事であるか
「何よりも正確性が求められる仕事であるか?」が受け身型の人が働く仕事としては重要なファクターになります。
「指示どおりミスなくやることが一番評価される職場か?」そういったことも受け身の人が転職先として考える重要なポイントです。
また、指示を待っていることも仕事ととして扱ってくれるか?も重要になります。例えばプログラマーなら次の工程に移るために指示を待つことが必要となる場合があります。
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自分の適性に合った仕事に転職して活躍していこう
受け身型の人に向いている仕事を中心にまとめてきました。例え受け身型の性格であっても短所が長所になることがあります。
同じ作業を繰り返すことに飽きて集中力を欠いてしまう人がいる反面、こういった業務にマッチする受け身型の人は多くいます。
また自分の性格にマッチした転職をする中で、少しずつ受け身体質を能動的にトレーニングしていく働き方もあるのです。
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