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ゲームプランナーはどんな人が適職?業務内容や活かせるスキル例

今、ゲーム業界が熱いです!海外では何十億もの賞金を争うeスポーツが存在しますし、国内でも多くのプロゲーマーが誕生しています。一般人だけでなくタレントのゲーム配信も人気です。そんな活発なゲーム市場でいま注目されている仕事が「ゲームプランナー」です。今回はそんなゲームプランナーについて解説していきたいと思います!

ゲームプランナーの役割と仕事内容

 

 

ゲームプランナーの役割はアイデアを見える化すること

 

一般的にゲームの企画立案する人をゲームプランナーと呼びます。ゲームクリエイターと呼ばれることもあります。

想像上にあるものを他人と共有できる見える形にするため、新作のゲームを作る際には、企画書や仕様書を作成し、ゲームの基本構成を考えます。


ゲームプランナーの仕事内容

 

ゲームプランナーはターゲット層の嗜好やニーズ等を分析し、ゲームプロデューサーやゲームディレクターの意見も踏まえながら、ゲームの企画立案、開発、そしてリリースまで監督する仕事です。

 

主にプロジェクトの進行、分析・改善だけではなく、ゲームのコンセプトといった骨格部分自体を考えたり、構成からプロジェクトの進捗管理もします。

他にも動作確認やテストプレイを行ってバグ等がないかも確認します。

 

ゲームプランナーの仕事はリリースで終わりではありません。ゲーム発売後のユーザーからの反響などからフィードバックして改善点をみつけ、次回作に活かす改善案の作成をします。

 

 

ゲームプランナーの必須スキル3選

 

 

プログラミング知識

 

必ずしもゲームプランナーにプログラミング知識が必要だとは言い切れないのですが、プログラマーやディレクターといったスタッフ達と意見交換を際に、プログラミング知識があればスムーズに仕事が進むはずです。

 

実際にゲームの開発現場において実務にあたらなくとも、開発現場ではプログラミングの専門知識に関する専門用語が飛び交うこともあります。

そのため、仕事の進捗を直に感じ取るためにも最低限のプログラミング知識は必要といえます。


発想力

 

ゲームプランナーとは俗にいう「0を1にする仕事」です。無から新しいものを想像するのです。そのため発想力が何よりも大事になってきます。

 

新しいトリックやギミック、世界観の構築、キャラクターなど柔軟な発想から固定概念にとらわれない姿勢がゲームプランナーとしては大事な資質といっても良いです。

 

トレンド分析力

 

SNSなどが普及し、流行り廃れが激しい現代においては「今どのようなものにニーズがあるのか?」といったことに敏感であることが、ゲームプランナーとして重要なファクターになります。

いくら画期的なまったく新しいゲームを創り出したとしても、ユーザーのニーズがなく興味を持たれなければせっかくのアイデアも不発に終わってしまいます。

 

そうならないためにもゲームプランナーは常に世の中の出来事に対してアンテナを張っている必要があり、また日頃から世情に対してリサーチする姿勢を持っていれば、流行の読み間違えなども起こりにくくなります。

 

トレンドの分析力とはつまり、目まぐるしく変わる世の中の最新情報を見極める取捨選択のスキルのことなのです。

 

 

ゲームプランナーに向いている人の特徴

 

 

ゲームが好きな人

 

  • ・モノ創りが好き
  • ・好奇心が旺盛
  • ・流行に敏感

 

上記の3つはゲームプランナーとしてだけではなく、クリエイター全般に対して必要なことといえます。

特に人を楽しませることが好きであり、「ゲームそのものに対して強い思い入れがある」という人はゲームプランナーに向いているといえます。

 

ロジカルに考える人

 

物事を整理し順序立てて考えることができるロジカルな志向もゲームプランナーには必要です。

いくら鮮度のあるインパクトの強いアイデアが膨大にあったとしても、それを他人の納得がいく形にして伝える力が必要です。

 

たとえば「面白そうだから◯◯を作って」とスタッフに伝達しても、「なぜですか?」という質問に対して、ただ「面白と思うから」いう漠然とした理由だけでは相手もゲームプランナーの真意を十分に理解できませんし、納得して作業に当たれません。

そうなるとゲームが完成したとき、ゲームプランナーの描いている物とはまったく異なるものになってしまうといった恐れもあるのです。

 

ゲームプランナーは感情論や感覚ではなく、根拠と論理に基づいた理由(いわゆるロジカルシンキング)を提示できる力が必要とされます。

 

コミュニケーション能力に長けている人

 

「コミュニケーション能力に長けた人がゲームプランナーになぜ向いているのか?」については、ゲーム制作そのものが複数人のクリエイター集団からなるチームで制作する「モノ」だからです。

ただ能力が高いゲームプランナーが1人いてもゲーム制作は難しいのです。

 

ゲームプランナーは制作の進捗管理やエンジニア、デザイナーの意見をまとめる必要があります。

またクリエイターだけではなく、自分の役職の上位にあたるプロデューサーやディレクターといった管理側の人間と意見をすり合わせていく役割があります。

ですから、コミュニケーション能力が長けた人はゲームプランナーに向いている傾向にあるといえるのです。

 

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未経験からゲームプランナーになる方法

 

 

未経験者が活かせるスキル・資質

 

ゲームプランナーの募集要項にはよく「Word、PowerPoint、ExcelなどOfficeソフトを操作できる人」という募集項目が見受けられます。

なぜなら、ゲームプランナーは仕様書や作成書などを書く機会が多いからです。

そのため、他業種でゲームプランナーとして未経験だったとしても、Officeソフトなどビジネスソフトの操作スキルは十分役立つ武器になります。

 

また資質としては、物事を順序建てて説明できる論理的な思考の資質を持つ人が重宝されます

たとえばゲームが好きだとしてそれはなぜ好きなのか?を目に見える形で人に說明できるといったロジカルなプレゼン能力等はゲームプランナーに転職するには有利な資質となります。


ゲームプランナーの仕事に役立つ資格

 

Microsoft Office Specialist

他の項目でも少し触れましたが、ゲームプランナーの仕事にマイクロソフト社のOfficeソフトが使えると便利というのは、ゲームプランナーが企画書や作成書、プレゼンテーション用の資料を作成するなど、パソコンを使用した業務が多いからです。

 

TOEIC

近年は国内だけではなく世界全体で国境を超えてゲーム市場は広がっています。

また、eスポーツなども盛んになり、海外との交流はこれからのゲームプランナーにとっても必要不可欠なものとなります。

そのため、TOEICのスコアが高ければ同じ未経験であっても、ゲームプランナーを目指す過程において他者と差をつけられます。

 

情報処理技術者試験

ITの基本的な知識が試される資格となります。IT知識はゲームプランナーになるにあたって絶対必要というものではありませんが、ゲーム制作だけではなくIT知識を広く知っておくことで他者に負けないアピールポイントになります。

 

プロジェクトマネジメントアソシエイト資格

日本PMO協会が主催しているもので、プロジェクトマネジメントの基礎知識を持っている証明になります。

ゲームプランナーはプロジェクトのスケジュールを構成したり、スタッフの意見をまとめるなどマネジメント的な役割もあります。

 

そのためこの資格を取り、マネジメント能力があることを示せればゲームプランナーになりたい人とって大きなアドバンテージになるはずです。

 

また、将来的にディレクターやマネージャーといった一般的にゲームプランナーの上位職と呼ばれるジョブへキャリアアップを目指す方には、持っておいて損はない資格です。

 

まずはアシスタントから

 

アルバイトや派遣、契約社員といった形でゲームプランナーのアシスタント職として入社し、プランナーのサポート業務を身近に経験することができます。

頭の中で想像するよりも未経験者の場合は、実際にゲームプランナーの仕事場で実務のヘルプに当たる方がゲームプランナーへの近道となるケースも多いです。

 

 

ゲームプランナーが目指せる役職・キャリアパス例

 

 

シニアプランナー/リードプランナー

 

シニアプランナー

高度なシステム設計やスクリプトを使用し、または特定のゲームジャンルに特化したゲームデザインをするなどして、その高いスキルやノウハウを活かし、ゲームのクオリティを高めていく立場の仕事です。

 

リードプランナー

近年ではゲームの開発規模も広がり、効率を上げる狙いもありパート別にチームを分けて制作する会社も多く存在します。そのパートのチームリーダがリードプランナーという仕事です。

 

  • ・制作方針の決定
  • ・大枠スケジュールの策定
  • ・クオリティ管理
  • ・メンバーへのタスクの振り分け
  • ・他チームとの均衡

上記の仕事に加え、リードプランナーはコミュニケーション能力が必要です。

なぜならプロジェクト内の各チーム間の調整、つまりデザイナーやプログラマー、またディレクターなど、職種の垣根を超えて連携させるためコミュニケーションを取っていきます。

 

ゲームディレクター

 

ゲーム自体の面白さやクオリティについて責任を持つポジションの仕事です。開発全体を管理するジョブです。

ゲームプランナーと重なる箇所も多い仕事ですが、役割としては「売れるゲームを設計」することがゲームプランナーの仕事なら、ゲームディレクターは「設計されたゲームを作る」こと自体に重きをおいているジョブです。


ゲームプロデューサー

 

端的に言うと「作ったゲームを売ること」がゲームプロデューサーの最大の仕事です。ゲーム制作の総責任者になります。ゲームの「企画・プロジェクト」における責任者です。

ゲームディレクターが「現場」での制作を管理する立場なら、ゲームプロデューサーは予算やスタッフの配置、スケジュール管理などそのプロジェクトの全体管理を任される役職となります。

 

【簡単3分】キャリアパス診断をしてみる

 

 

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以上、ゲームプランナーとはどんな仕事なのか、なるために必要なスキルや資格、その後のキャリアアップなどについてまとめました。

 

いかがだったでしょうか?ゲームプランナーは未経験者でもたとえばロジカルな思考をもつ人であったり、Officeソフトが得意であるなどゲームプランナーにマッチする人は多く存在します。

営業職であったとしてもそこで培ったコミュニケーションスキルなどは、多くのクリエイタースタッフと連携しなければならないゲームプランナーにとっては活かせるキャリアになります。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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