【職種解説つき】クリエイティブ職とは?向いている人、必要なスキルも解説
スキルや感性を活かして働くイメージも強いクリエイティブ職に、魅力やあこがれを抱いている人もいるのではないでしょうか。
今回はクリエイティブに分類される職種を一覧で紹介し、転職するために必要なスキルややるべきことについて解説します。
目次
どんな職業にも向き不向きがある
クリエイティブ職に限らずどんな職業・業種にもある程度の適性というものがあります。
もちろん適性が全てではありませんが、全く向いていないと結果を出せず仕事も苦痛になってしまいます。
クリエイティブ職であれば「センスがある人」と考える人も多いかもしれませんが、実は適性の有無にセンスはあまり関係ありません。
自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう
次のキャリアでどの職種を目指すか、マネージャーを目指すか、スペシャリストになるか悩んだり、転職したいけど自分の価値観に合う企業がわからない、次の職場選びで重視した方がいいことがわからないなど、職場選びで悩むことは多々ありますよね。
ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。
キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。
希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:仕事タイプ診断利用から1ヶ月弱でご転職
Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。
前職のご状況と、ご自身の価値観・志向にギャップを感じられていたAさんですが、「IT人材 仕事タイプ診断」によってご自身に合う価値観の企業タイプを見つけ、診断から1ヶ月弱で転職成功されました。
【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓
「IT人材 仕事タイプ診断」ご利用の流れ
「IT人材 仕事タイプ診断」は4つのステップで完結!
STEP1:以下のボタンから仕事タイプ診断のページへ
STEP2:仕事タイプ診断のページから職種を選択
STEP3:プロフィール(お名前とご連絡先)を入力
STEP4:必要な質問に答える
診断後、自分の志向にあう企業の求人を見たい場合は、IT専門のキャリアアドバイザーがご希望の条件をお伺いし、志向性に合わせた求人を紹介させていただきます。
たった3分、無料で診断できるので、ぜひ一度「IT人材 仕事タイプ診断」で企業選びの軸を見てみてください。
クリエイティブ職に向いている人の性格・特徴
クリエイティブ職に向いている人、つまり適性がある人の性格や特徴を紹介します。
ただし紹介するのは長く勤められている人の傾向であり、この特徴がなければ向いていないというわけではありません。
クリエイティブ業界は人と少し違う感覚や世界を持って活躍している人も多いため、あくまで参考程度に留めてください。
何かを作るのが好きな人
クリエイティブ職の適性を判断する上でもっとも大きいのが、大前提「もの作りが好きかどうか」です。
どんなに優れた技術やセンスがあっても、作るのが好きでなければクリエイティブ職は務まりません。そういった方は、管理や営業職の方が向いているものです。
無論「好き」という気持ちだけでは仕事には就けませんが、モノを作るというのは多大な労力がかかることであり、好きでなければ苦痛でしかありません。
そうした意味で「作るのが好き」というのは最大の才能であり適性といえます。
色彩や数などの感覚・感性がある人
色彩感覚や数学的な感性は主に視覚的なデザインを手掛ける職種に求められるものです。
イラストレーターならイラスト、インテリアデザイナーなら部屋の雰囲気に合った色を選ばなくてはなりません。Webデザイナーもしかりです。
次に数学的な感性ですが、デザインには「余白」が必要です。ロゴやグラフィックにはある程度の余白をつけます。この余白を「どこにどのくらいの割合でつけるのか」を印象から計算できるのが数学的な感性なのです。
論理的な思考ができる人
論理的な思考ができる人は、実はクリエイティブに向いています。
デザインとは他人が見ただけで何か分かる・使い方が分かるものでなければなりません。
良いものを生み出すには理性的かつ客観的な視点が必要なのです。
「何故このデザインなのか」を自問自答するようにしましょう。
情報の取捨選択ができる人
情報の取捨選択ができる情報処理能力もクリエイティブ職には必要です。
クリエイティブ職は流行の影響も受けやすい業界であるため、情報過多になりやすい面があります。
今作っているデザインは何が必要なのかを選択しなくてはなりません。流行している全ての要素をデザインに詰め込むことはできないからです。
そのため「どの要素が必要か」を選択する力は仕事上必要なことといえます。
マイペースな人
マイペースな人は他人とは違う、自分の世界を持っているといえます。
このような人は他の人には思いつかないアイデアを出せることが多いのでクリエイティブ職に向いているのです。
マイペースな人は何でも自分のペースで物事を進めるため、作業スピードも他人と違う側面があります。
しかし仕事となると締め切りがありスピードを求められることも多いです。
作業スピードが遅い人はスケジュール管理をしっかりしましょう。
注意力がない人はクリエイティブ職に向いている?
アメリカの大学で「注意散漫な人はクリエイティブ職に向いている」という興味深い研究結果が発表されています。
注意散漫な人とは「周りのものなどに気が散って一つの物事に集中できない人」のことです。
クリエイティブ職はものを作る仕事であることから、むしろ集中力が必要ではないかと考える人もいるのではないでしょうか。
しかしクリエイティブ職で重要なのは情報です。注意散漫な人は周りの情報に気をとられているといえます。
つまるところ常時色々な情報を無意識に取り入れ、自分のアイデアと融合させることができるのです。
実際にクリエイティブ系の仕事をしている人は美術館や博物館を巡るのが好きな人もたくさんいます。
そのような人々は常に情報を取り入れてアイデアに生かしているのです。
色々な情報に触れ過ぎて情報過多になり、忘れやすくなって悩んでいる人もいるかもしれません。
いつも何かに気をとられて仕事に集中できない人もいるでしょう。
しかしながら、そのような人こそ他人には思いつかないアイデアをひらめくのが得意なのです。
クリエイティブ職に向いていない人の性格・特徴
逆にクリエイティブ職に向いていない人とはどんな人なのでしょうか。
こちらもあくまでも傾向でありこのような特徴に当てはまるからといって必ずしも向いていないとは限りません。
勢いだけで物事を進めがちな人
仕事は時には勢いが必要ですが、何でも情熱と勢いだけで進めてしまうと良いデザインは生まれにくくなってしまいます。
クリエイティブには論理的な発想が必要です。何故このデザインにしたのか、どういった利点があるのか理由がなければなりません。
良いものをつくるには情熱だけでなく、冷静で多角的な考え方も大切といえます。
こだわりが強すぎる人
クリエイティブ職は時にこだわりも必要です。そのためある程度こだわりが強い人もクリエイティブ職に向いています。
しかしながらそれが強すぎると、柔軟な発想ができなくなってしまうのです。
クリエイティブの仕事は自分の好みに囚われず、時には客観的でいることが必要になります。
飽きっぽい人
クリエイティブ職は根気が必要な仕事です。
細かな作業に苦手意識があり、集中力がもたない人は向いていません。
単調な作業も多いため、ひとつのことを淡々とこなせる人の方が適性があります。
特にクリエイティブ職に派手な印象を持っている人、すぐに結果が出るというイメージで仕事に就くと、そのギャップで続かないかもしれません。
クリエイティブ職の種類
クリエイティブといえば音楽やゲーム・イラストといった印象が強いのではないでしょうか。
しかし実際、クリエイティブ職に属する職業は実に様々です。
転職を考えているのならどのような職業があるのかも知っておきましょう。
デザイナー
デザイナーはクリエイティブ職の代表格の一つです。
ひとことにデザイナーといっても、グラフィックデザイナーやインテリアデザイナー・ウェブデザイナーなど多岐にわたります。
どれも「デザインをする人」であり立派なクリエイティブ職です。
どんなものにおいても製品には必ずデザインが必要になります。
サウンドクリエイター
音楽の作詞・作曲もクリエイティブ職の一つです。
例えばゲーム会社ならBGMや効果音などを作成するクリエイターもいます。
イラストレーター
イラストレーターも有名なクリエイティブ職の一つです。
キャラクターを描く印象が強いですが、背景専門のイラストレーターも存在します。
「イラストを描く」のが仕事なので様々な業界で活躍する存在です。そのためフリーランスで色々な企業と取引をして仕事をする人も多くいます。
ライター
文章を書くライターもクリエイティブ職の一つです。ネット記事作成だけでなく、作家や脚本制作などもライターになります。
文を書くという意味では簡単そうに感じるかもしれません。しかしながら良い文を書くためには相応の発想力やセンスが必要です。
編集者
少し意外に感じる人もいるかもしれませんが、雑誌や書籍などの編集者もクリエイティブ職です。
紙であってもネットであっても、読者に興味を持ってもらう企画を考えて落とし込みます。
更に画像など記事の材料を外部へ発注するのも編集者の仕事です。そうした意味ではものを作るだけではなく幅広い業務を行う職種といえます。
プログラマー/エンジニア
プログラマーやエンジニアは、プログラム言語を用いて新しいソフトウェアやシステムを作り出します。
仕様書やクライアントの意向に沿うことが求められるとはいえ、最終的な課題解決のために論理的思考を駆使して最適解を導きだす役割を担っているのは、こういったクリエイティブ職種の仕事なのです。
マーケティング職
実はマーケターもクリエイティブ職のひとつです。
マーケターは現在多くの企業が獲得を課題とする市場価値の高い人材とされています。
製品やサービスを提供するために戦略を立案したり、商品を販売する仕組みを作るのがマーケティングであり、利益を生み出すことを担う仕事です。
その他のクリエイティブ職
クリエイティブ職の種類は非常に多く、業務内容も細かく分けられています。
映画監督やカメラマンはイメージしやすいでしょう。
例えばプランナーやコーディネーター、商品企画職、学芸員、造型師もクリエイティブ職です。
近年人気の職種である映像クリエイターなどもです。
これらは新しいものを生み出す職業であり、れっきとしたクリエイティブな仕事なのです。
クリエイティブというのは非常に多くの業界に存在し、人々の生活にも密接に関わっていることが分かるのではないでしょうか。
クリエイティブ職に必要な能力
業界問わずクリエイティブ職に必要とされるスキルや能力を解説します。
仕事をするなら専門技術はもちろん大切ですが、それ以上に重視されるものもあるのです。
特に転職の際の選考でも重視される点なのでしっかり磨きましょう。
センスという名の知識
クリエイティブ職において、やはりセンスは重要です。
しかしセンスとは、天性の才能ではなく「知識」です。
様々なクリエイティブ作品や製品、日頃の情報から知識や知見を蓄え、感性を磨いていけば、誰でもセンスを磨くことができます。
たとえば良いデザインとは何かを知っていれば、自分で良いものを作り出すこともできるようになります。
これはデザインに限らずどのクリエイティブ職にもいえることです。
デザインの基礎知識
配色やトーンといったデザインにおける基礎知識は身につけておきたいものです。
色が与える心理的効果もクリエイティブ職ではよく活用されます。
また、IT業界のクリエイティブ職ではUI/UXの知識も求められます。
センスを裏付ける根拠として、デザインの基礎知識は有効です。
コミュニケーション能力
仕事をするのであればコミュニケーション能力もある程度必要になります。
ひたすらものを作るという印象がある人もいるでしょうが、商品は多くの人々が力を合わせてやっと完成するものです。
その間に他人と話をする機会も必ずあります。
せめて社内やチーム内の人・取引先の担当者とは円滑なコミュニケーションがとれるようになりましょう。
辛抱強さ
ものを作るというのはかなり時間と労力がかかります。
作れたとしても売れるとは限りません。
良いものが作れるまで耐えながら仕事をしなければならないという意味で辛抱強さも必要です。
クリエイティブ職の適正チェックリスト
クリエイティブ職の適性について解説して来ました。
クリエイティブ職で活躍する人の共通点から、あなたの適性をチェックしてみてください。
シンプルを好む
デザイナーは服や髪型がオシャレというイメージを持たれがちですが、活躍するデザイナーは自身の身の回りに無頓着なこともめずらしくありません。
自宅の家具などもシンプルで無駄がない人も多いです。
ミニマリストな考え方を持つ人と同様に、「今日は何を着よう」に力を使う必要がなくなり、他の決断や判断にエネルギーを使えるのです。
人脈が広く切磋琢磨し合う相手がいる
コミュニケーションスキルが必要だと述べましたが、世界で活躍するようなデザイナーには助け合ったりお互いに高め合える関係の人が多いのも特徴です。
特に、自分が描く理想が明確で実直に追求するタイプのデザイナーは刺激を求めています。
業種にこだわらず、日常の人間関係からも画期的なアイディアのヒントを得たり、トレンドをキャッチできる人が多いのです。
問題解決思考
日常的に使うものや外出時に目に入るもののデザインが気になることはあるでしょうか。
デザインは人々が感じる課題解決にも役立ちます。
活躍するデザイナーほど、自分が最も良いと思うものを創り出すのではなく、他の人が目的を達成できる解決策としてデザインを用いるものです。
時間の使い方がうまい
デザインのアイディアが浮かぶまで、それを形にするまで、そういった工程は多くのクリエイターにとって楽しく心地よいものです。
ついつい時間が経つのも忘れて作業してしまった経験がある人も多いでしょう。
しかしスケジュール管理を怠ると、仕事に支障が出てしまいます。
タスク管理やタイムマネジメントはクリエイティブを仕事にするうえで欠かせないため、長く活躍するためにも必須だと言えます。
細かいことによく気が付く
他人が気づかないような些細な変化によく気づくことができる人は適性があります。
例えば友人のちょっとした髪型や体調など、常に気にかけているつもりはなくとも変化があると気づけるような人です。
そういった資質を持つ人は、デザインにおいて非常に重要な箇所にこだわることができます。
キャリアの可能性を広げるには「キャリアパス診断」もおすすめ
株式会社ギークリーでは、簡単な質問に答えるだけでChatGPTがキャリアについて診断するコンテンツを展開しております。
将来描ける可能性のあるキャリアについて、職種・年収・要求されるスキルの項目から知ることが出来る、完全無料で利用可能な診断コンテンツです。
診断結果の閲覧に加え、プロのコンサルタントとの面談も無料で行えるため、キャリアについてお悩みをお持ちの方はぜひ活用してみてください。以下のボタンより診断が行えます。
未経験からクリエイティブ職に転職するためにやること
実務経験をつくる
デザイナーやライターに限らずクリエイティブ職は多くが未経験でも就くことは可能です。
とはいえ実務経験がある人の方が求められます。
会社に属していなくても個人の依頼など仕事で作品を作っていた経験があれば有利に働くでしょう。
デザイナーであれば自分の作品を集めたポートフォリオをしっかり作ることをおすすめします。
プログラマーならそれに関する資格をとる・言語を勉強しておくなどすると大きなアピールに繋がります。
スキルを身に着ける
クリエイティブ職は専門職であるため一定のスキルを身につけなければ仕事に就けません。
イラストレーターを目指すなら画力だけでなく、Photoshopなどのソフトを使いこなせるようになる必要があります。
仕事で使えるだけのスキルを身につける方法は学校に通うか独学で身につけるかの二択です。
最も確実なのは専門的な学校へ通うことでしょう。お金はかかりますが転職サポートをしてくれるスクールもあります。
専門学校であれば履歴書に書くことも可能です。
一方で専門的な勉強をしなくても仕事に就いている人も存在します。
特にイラスト系やライターは独学でスキルを身につけている人も少なくありません。
専門的な学校へ通っていたことを応募条件に出す求人もありますが、そうでない求人もたくさんあります。技術に自信がある人は挑戦してみましょう。
転職エージェントに相談する
専門学校や独学によってスキルを身に着けたり、実務経験を積むという段階にきたら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
スキル感をみて、未経験可かつあなたにあった求人を紹介することができます。
1人で求人を探すよりもポートフォリオや職務経歴書の作成をサポートしてもらえるため、よりご自身に合った転職をかなえることができるでしょう。
自分のセンスを生かした仕事に就こう
クリエイティブ職に向いている人の特徴や必要なスキルを解説しました。
ある程度向き不向きの差が激しい世界ではありますが、多くは努力で十分結果を出せる仕事です。
イラストレーターやデザイナーは副業から始めている人もいます。場所や時間を選ばない柔軟な働き方ができるのもクリエイティブ職の魅力です。
何かを作るのが好きならクリエイティブ職を考えてみる価値は十分あります。
IT/Web/ゲーム業界に特化した転職エージェントであるギークリーでは、未経験分野へのキャリアチェンジ支援も行っております。
転職や情報収集をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んでいる人におすすめの記事