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チームの手のひらで作ったハート

アットホームな職場という求人はブラック企業?見極め方からメリット・デメリットまで解説します!

転職先を探す際に職場の雰囲気を重視する人はたくさんおられます。そんな人にとって「アットホームな職場環境」のフレーズは魅力的に感じられるのではないでしょうか。そこでこの記事では、アットホームな職場の魅力や働くメリットと注意点について詳しく解説します。転職活動の参考にしてください。

アットホームな職場とアピールする会社はブラック企業?

 

職場でミーティングするチームメンバー

 

転職活動の条件として、「アットホームな職場で働きたい」との希望を持つ人はたくさんいます。

求人広告などで「アットホームな雰囲気です」と、企業側から自社の魅力の一つとしてあげられることもありますね。

アットホームな職場としてよくイメージされるのは次のような特徴です。

 

アットホームな職場の特徴

 

人間関係が良好

アットホームな職場の一番の特徴ともいえるのが人間関係の良さです。

従業員同士が仲良く、楽しい雰囲気で仕事ができるので「仕事に行くのがつらい」と感じることが少ないでしょう。家族のような一体感があり、職場に安心感を覚える人もいるかもしれません。

職場の人間関係が理由で転職する人が、そのしがらみから解放されたくてアットホームな雰囲気の職場を探すこともありますね。

「一緒に頑張ろう」という空気もあるため、孤独を感じずに前向きに仕事に取り組める環境といえるでしょう。

 

相談しやすい環境で安心して仕事ができる

アットホームな職場は人間関係が良いため、仕事上で分からないことがあっても一人で悩まずに周りに聞ける雰囲気があります。

上司にも話しかけやすく、不安を抱えたままで仕事をすることが少ないため、スムーズに業務が進むことも想像できますね。

 

若手からも意見が言いやすく仕事にやりがいを感じられる

アットホームな職場は、上下関係や年功序列に対する意識が柔軟な場合が多いです。そのため、若手が積極的に企画したり改善を計画することも受け入れられやすい傾向にあります。

やる気やアイデアを認められることは、自信につながるでしょう。

企画や挑戦したいことが頭の中にありカタチにしたいと考えているなら、希望が叶うかもしれませんよ。

 

若手にも仕事を任せられるので成長できる

上下関係の垣根が低めで企画発案もしやすい職場環境では、新人にもチャンスがあります。認められれば、大きな仕事を任される可能性も考えられるのです。

そのため「まず一年は事務作業のみ」などの順序がある会社で働くことと比べると、成長スピードが期待できるでしょう。

多くの経験を持って幅広い知識や視野を持つことは、さらに大きなアイデアを生む可能性も秘めています。

与えられた仕事をこなすだけではなく、積極的に知識や技術を身に付けたいと考えている人にとっても嬉しい環境でしょう。

 

長く続けられる

アットホームな雰囲気の職場は居心地が良いため、入社してすぐに辞めるのではなく、長く続けられる場合が多いです。

一つの会社でしっかり腰を据えて仕事をしたいと考えている人にとって、嬉しい条件といえるでしょう。

 

アットホームな職場がブラック企業と言われる理由

 

アットホームな職場の魅力などはわかりましたが、注意しなければならない点もあります。

それは、「アットホーム」に明確な定義や尺度がないことです。

企業側がアットホームな職場だとうたっていても、実際に働いている人はそのように感じていない可能性もあります。

さらに、労働条件が非常に厳しく従業員が定着しないいわゆる「ブラック企業」が隠れている可能性もあるのです。

ブラック企業は、本当にアットホームで職場環境が良い「ホワイト企業」と比べて離職率が高いので、頻繁に求人します。

その際労働条件が悪いブラック企業は、応募者を集められるような魅力的なアピールポイントが少ないです。

そこで人を集めるために、多くの人が魅力に感じる「アットホーム」が打ち出されることがあります。

求人広告にあるアットホームというフレーズに惹かれても、蓋を開けると全く違うような場合もあることを知っておきましょう。

 

 

アットホームな雰囲気の会社が多いIT職種

 

クエスチョンマークを持つ手元

 

アットホームな雰囲気の会社には多くの魅力があるとわかりました。

それでは、どのような職種にアットホームな会社が多いのでしょうか?

イベント企画会社やブライダルコーディネーター、販売スタッフ、薬剤師など顧客と接して仕事をするサービス業は、働く従業員に人付き合いが好きな人が多いのが特徴です。

また「一致団結」「協力」のようなフレーズがふさわしい体育会系職種もアットホームな雰囲気を特徴としていることが多い傾向にあります。

 

企業によってさまざまではありますが、IT業界でもアットホームな雰囲気を特徴とする職種があります。

特に仲の良い雰囲気の会社が多い傾向にあるIT職種をご紹介しますので、参考にしてください。

 

クリエイティブディレクター/アートディレクター

 

クリエイティブ職は、職場環境が良い傾向にあるといわれます。

職人気質が多く癖が強い人が集まると考えられがちですが、価値観が近い人が同じ職場に集まりやすいからでしょう。

広告制作現場において総指揮を執るクリエイティブディレクター、デザインなどビジュアル面において現場責任者の役割を担うアートディレクターという両者の役割に違いはありますが、いずれも同じこだわりや感性をもつチームを束ねる職種です。

そのためどちらもIT業界でアットホームな雰囲気が特徴の職場だといえます。

 

Webデザイナー

 

Webデザイナーもクリエイティブ職のひとつといえます。

就職先は主にWeb制作会社やデザイン会社です。

そのため、同じ目標に向かい、働くうえで同じ信条を持つ人が集まりやすいという特徴があります。

必然的に会社によって社風や理念の傾向が特徴的になりやすいからです。

アットホームな会社の特徴として職場環境の良さが挙げられますが、その点で満足度が高く働くことができる職種がWebデザイナーなのです。

 

セールスエンジニア

 

セールスエンジニアは高いコミュニケーション能力を持った人材が多いのが特徴です。

また、課題解決思考や柔軟な発想力を持った利他主義な人が多い傾向にあります。

このような人が集まると、場の空気は自然と良くなります。

行動力があるアクティブな人も多いため、共通の趣味で休日を一緒に過ごせる関係構築ができるケースもあるでしょう。

また社内で他部署との連携をとることが求められる場面も多く、自ら職場環境を良くする存在として一役買うタイプが多いのもセールスエンジニアです。

 

エンジニアリング

 

エンジニアリングはチームで仕事を進めます。

そのチームは、高い技術スキルとビジネススキルを持ったマネジメント職が人員を采配・管理します。

つまりマネージャーの管理能力に左右される部分はあるものの、同じゴールに向けて共通の意識を持って仕事にあたることができる人材と見越してて集められているため、スムーズに業務を進めやすいのです。

もしトラブルが発生すれば、マネージャーを筆頭にチームで解決にあたります。

チーム内でお互いの納期や都合を考えながら働くことができる人が多いため、アットホームな雰囲気になりやすいといえるでしょう。

 

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「アットホームな職場」の求人で注意すること

 

頭を抱える男性

 

アットホームな職場のメリットに注目して説明してきましたが、残念ながらデメリットもあります。

例えば次のようなことが考えられます。

 

組織・チームの中で上下関係がない

 

全員で和気あいあいと働けるからといって、トラブルなどが起こった際に責任の所在がはっきりしていないとさらに大きな問題に発展しかねません。

特に顧客と接する職種の場合、チーム内で上下関係がないと会社の信頼を失う事態を招きかねないというリスクもあるのです。

またアットホームな会社は、社長を含め全体的に年齢層が若い場合も多く見受けられます。

従業員同士の年齢が近く、フレッシュな雰囲気で良いのですが、ベテラン不在により上下関係が曖昧になり不安が生まれることもあるでしょう。

極端に偏らず、バランスの取れた職場環境が望ましいですね。

 

強すぎる仲間意識

 

仲間意識が極端に強いと、外部との連携が取りづらくなってしまうデメリットもあります。

内輪で盛り上がりすぎて、他部署との温度差が開いてしまうケースです。

またこのような環境だと、新入社員や中途社員にとっては働きづらい環境だと感じてしまうでしょう。

仲が良いため飲み会が頻繁におこなわれたり、休日に社内イベントが開催される場合もあります。

もちろん、独身で大勢と盛り上がるのが好きな人は楽しめて良いかもしれません。

しかし家庭があり家族との時間を大切にしたい人や、一人でゆっくりする時間も必要な人にはつらいケースもあります。

仕事とプライベートをしっかり区別したい人にとっては、人間関係が密過ぎると感じられるかもしれませんね。

 

気遣いで残業してしまう

 

アットホームな社風の会社は会話が多くて楽しい反面、雑談が多くて仕事がはかどらない場合もあります。

仲の良いメンバーでダラダラと仕事をしてしまうのです。

そうなるとおのずと仕事の時間が長くなり、残業する羽目になります。

会社としては良いことではありません。

それに「誰かが残業していると先に帰りづらい」という雰囲気になってしまうような場合も注意が必要です。

 

 

良いアットホームな職場を見つける方法

 

分かれ道

 

求人票や求人広告の情報を鵜呑みにしない

 

もちろんほとんどの企業は誠実に対応していますが、中には求人票や求人広告の内容を実際よりも良く書く企業があります。

応募企業を探す際は求人広告に書かれた内容を鵜呑みにするのではなく、一旦疑う気持ちでしっかり吟味しましょう。

企業研究に力を入れることはブラック企業のあぶり出しだけではなく、それぞれの企業の魅力を発見することにもつながります。

あなたに合った素敵な企業と出会うチャンスですので、条件だけを流し見して決めずによく調べてくださいね。

 

転職エージェントやインターネットを活用する

 

求人広告や求人票だけでは、深く企業研究するには情報が不十分です。

もっと深く知りたいと考える場合は、転職エージェントやインターネットを活用するのがおすすめです。

転職エージェントには、過去にその企業に紹介・採用となった事例があるかもしれません。

実例があれば、エージェントがその企業についての従業員の生の声を聞いている可能性があるのです!

実際に働いている・働いたことがある・面接を受けたことがある人の口コミは信憑性があります。

インターネットで企業への口コミを探してみるのもひとつの手ですが、それ以上に転職エージェントの利用がおすすめです。

多くの転職エージェントは、無料で担当者によるサポートを受けられます。

企業選び以外にも頼れる存在ですので、うまく活用して素敵な企業に転職してください。

 

 

自分に合うアットホームな職場を見つけるなら転職エージェントに相談しよう

 

空に向けたグーサイン

 

アットホームな職場の特徴や転職するメリット・デメリット、企業選びの注意点などを解説してきました。

 

・アットホームな職場は仲が良く和気あいあいとした雰囲気
・楽しくやりがいを持って仕事ができ、長く続けられる
・人間関係が密になる傾向もある
・人見知りで一人作業が好きな人の中には苦手に感じる人もいる
・ブラック企業が求人のためにアットホームな職場と偽る場合もある
・求人広告を鵜呑みにせず、生の声を調査すると良い
・転職エージェントを利用すると価値ある情報が得られる可能性がある

 

アットホームな職場には働きやすさややりがいなど、魅力がたくさんあります。

そのため、求人票に記載されていると飛びつきたい気持ちになる人もいらっしゃるでしょう。

しかしその中身に明確な定義はなく、思いがけないミスマッチが隠れている場合もあります。

本当に自分に合った会社を探すためにも、求人票の情報を鵜呑みにせずに自分でも調べましょう。

企業への理解が深まり志望する気持ちが強くなれば、面接時の好印象にもつながるかもしれませんよ。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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