1. HOME
  2. Geekly Media
  3. キャリアチェンジで業務の自動化を担うRPAエンジニアへ|自分が育てたプログラムが役立つことが一番の喜び

キャリアチェンジで業務の自動化を担うRPAエンジニアへ|自分が育てたプログラムが役立つことが一番の喜び

ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第20回はベンダーで開発業務やヘルプデスク業務に従事されながら、エンジニアとしてスキルアップをするためご転職活動をされたK.Yさんにお話を伺いました。業務の自動化に欠かせないRPAエンジニアの業務内容をはじめ、地方to東京でのご転職活動をする際のポイントなど、気になる内容を掲載しています。ぜひご参考ください。

最終更新日:

  • twitter
  • facebook
K.Yさん

27歳 RPAエンジニア(2022年8月時点)

大学をご卒業後、新卒で入社したベンダーにて3DCADアプリケーションの開発・保守やヘルプデスクをご担当。入社2年目からは客先常駐でアジャイル開発にも従事されています。

現在は株式会社エヌティ・ソリューションズにて、業務の自動化を行うRPAエンジニアとしてご活躍されています。

 

「事業の自動化」に携わりたいと思い、IT業界に飛び込んだ

 

―最初にK.Yさんの前職について教えてください。

K.Yさん:主に自動車部品を作るメーカーで使われているような3DCADを扱っているベンダーに、新卒で入社しました。

開発や実装業務だけでなく、2年目からは常駐先で設計士の方と直接やり取りをして開発を進めたり、3DCADのヘルプデスク業務も務めていました。

 

―文系大学に進んだのち、なぜIT業界への道を志したのでしょうか。

高校生の頃にエクセルのマクロを組んでみて、自分で作ったものが思い通りに動く面白さを感じました。プログラミングにも興味を持ち始めましたが、当時は社会が好きだったので文系大学に進学しました。

ただ、就職活動を進める中で改めて自動化を進めていくような仕事に就きたいと思い、元々興味があったIT業界に入ることを決めました。

 

―IT企業に就職後、2年目で大手自動車メーカーに常駐されていますが、当時の状況を教えてください。

そうですね。1年目はほとんど研修で、2年目にいきなり常駐先で実務に携わるという形でした。

まだ実践業務にも慣れていない状態での常駐だったので、技術力が身に着くまでは大変に感じていました。

 

―開発業務だけではなくヘルプデスクも担当されていたのですね。

そうですね。ヘルプデスク業務を経て、自動車の設計がどのように行われているかなど、IT技術とは関係のない部分まで知ることができたので楽しかったです。

その反面、自分1人だけで受け答えをしなければいけない点に苦戦しました。自動車の知識も身につけている途中で、CADの使い方もまだ慣れていなかったんです。ユーザーに迷惑をかけてしまうこともあったのが辛かったですね。

 

好きな場所で新しいことにチャレンジしたいと思い、転職を決意

 

―希望されていた開発業務に携わるなかで、転職しようと思ったきっかけを教えてください。

主に2つあって、1つ目はプライベートの理由で東京に戻りたかったことです。

2つ目は、新しいことに挑戦したいと思ったことです。

常駐先での仕事の中では、新しいことをしたいと思っていても既存のもので対応したり、お客様の指示に従わなければいけないので。やりたいことができないもどかしさを感じていました。

働いていくうちに、環境を変えて今までできなかったことに改めてチャレンジしたいと考えていました。

 

―なぜキャリアチェンジをお考えになったのですか。

常駐業務の経験が長くなる中で使う言語も限られていたので、新しい言語や技術を仕事を通して学んでいきたいと思ったからです。

明確に学びたいものが決まっていたわけではありませんが、SQLを勉強していたので業務で使えたらいいなと思いましたね。

 

―働き方について、転職して叶えたかったことはありましたか。

在宅勤務など、デジタルな働き方を叶えたいと思っていました。

前職では情勢に関わらず在宅勤務が積極的ではなく、常駐業務も多くなかなか実現できなかった部分なので変えたいと感じていました。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

想像以上にスムーズに進められた転職活動

 

 

―初めてかつ地方で勤務をしながらの転職活動に不安はありましたか。

不安はありましたね。

地方で働きながらどのように東京の会社にアプローチするかという点や、自分自身の市場価値はそこまで高くないのではないかという懸念点を不安に感じていました。

ですが、実際に動き始めてみると多くの会社がオンラインで選考を行っていて、希望年収も伝えやすい雰囲気だったので、想像していたよりも上手く活動を進めることができました。

 

―年収や社風など、重視していた「転職の軸」について教えてください。

今回の転職理由である「新しい技術を身に着けられる環境」という前提で、「技術力を磨いてから実務に入れる環境であること」が1番の軸でした。

他には東京勤務が続けられることや、在宅勤務もある程度取り入れているかを意識していましたね。

 

―最初はお一人で情報収集されていて、転職活動をされていたのですか。

業界については調べたり情報収集をしていましたが、応募までは至っていませんでした。
前職のことも考えて、しっかりと準備期間を設けてから区切りの良い時期に転職したいと思っていたので、実際に転職をする時期は半年ほど後で考えていたんです。

 

―計画的に転職活動を進めていたのですね。転職エージェントを使ってみようと思ったきっかけを教えてください。

働きながらの転職活動だったので、あまり時間を割くことができないと思ったことがきっかけです。

情報収集をする時や、実際に応募するとなった時に、働きながらだとなかなか企業とのやりとりに時間をかけられないと考えていて。

実際に動き始める時には、自己応募でなく転職エージェントを使って応募してみようと思いましたね

 

IT業界に強いエージェントで技術を研鑽できる企業と出会いたかった

 

―今回の転職活動でギークリーを利用した背景や感想を教えてください。

IT業界への転職を考えていたので、業界に強い転職エージェントを使おうと決めていました。

ただIT業界特化だと、上昇志向が強い転職エージェントが多いなという印象を受けていまして。年収アップよりも、幅広いキャリアが歩めそうなエージェントを選びました。

実際にギークリーを利用して、とてもスムーズに納得いく転職活動ができたので良かったです。自分だと企業相手に謙遜してしまいがちな部分も代わりに対応していただけたので、本当に助かりました。

 

―担当のキャリアアドバイザーからのサポートについて、どのように感じましたか。

初めて面談を受けた時から気さくな感じで相談に乗ってくださり、企業とのコネクションや進め方などを分かりやすく説明していただきました。

質問に対する返信も、とてもスピーディーに対応していただけたと思います。

 

―書類作成についてはどのようなアドバイスがありましたか。

職務経歴書や履歴書を埋めていない状態で面談を受けたのですが、書類代行サービスの案内をいただき一瞬で完成したので本当に助かりました。

自分の仕事やスキルをヒアリングしながら書いてくださったので、私自身も客観的に自分を理解することができて良かったです。

 

―やり取りをしていく中で印象に残った言葉などはありましたか。

「面接を受けて色々な知見がつき視野も広がるので、1回受けてみましょう。最終的に決める時だけ迷ったら良いですよ」とアドバイスをいただきました。

当時は初めての転職で、不安を抱えた状態で転職していいのかと転職活動自体迷っていたんです。

「1回受けてみましょう」という言葉から、自分の経験にも繋がることを分かりやすくアドバイスいただけたので、とても印象に残っています。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

あなたに合った仕事があると言ってもらえた

 

―選考の中で、ご自身についてどのようにアピールされていましたか。

IT業界に興味があることを伝えるために、プログラミングなど自己研鑽していたことをアピールしました。

反応も悪くなく、評価していただいた部分の1つでもあると感じたので、伝えて良かったと思っています。

 

―選考を通して感じた現職の魅力を教えてください。

面接で今の上司に当たる方とお会いしたのですが、とても印象が良かったことが記憶に残っています。

私の経歴を話したうえで、「ここでしっかりキャリアを積んでいけるよ」「あなたに合った仕事があるよ」と仰っていただけたんです。

コミュニケーションを重視される方だったので、リモートワークメインの中でもすごく面倒見が良さそうなところが魅力的だと感じましたね。

 

―最終的に2社内定を獲得されていますね。現職に入社しようと思った決め手について教えてください。

業務に入るまでの研修時間の充実具合が決め手の1つです。

他社でも研修制度は充実していましたが、現職の面接では「1ヵ月くらいは勉強に力を入れていいよ」と現場の方から言っていただいて。なので、安心して入社を決意することができました。

 

スキルをアップデートしながらマルチに活躍したい

 

 

―現職の社風や魅力、携わっているお仕事について教えてください。

今はRPAの仕事をメインに進めています。お客様に対して業務の自動化をサポートするような業務です。

基本的に在宅勤務で行っているので、働きやすさを感じていますね。

リモートでも上司とのコミュニケーションは全く問題なくとれているので、改めてサポートも手厚い会社だと思いました。

 

―ご自身がご希望されていた「ITの力で自動化を進めたい」ということは叶えられていますか。

そうですね。まだ高度な技術は扱っていないので、RPAのスタートとして簡易的な業務から携わっています。

勤怠の記録から、部品の注文までかなり幅広く自動化できているので、とても面白いなと感じています

 

―前職と比較してマルチタスクになったかと思いますが、どのような場面に面白さや、やりがいを感じていますか。

自動化されることによってお客様が喜んでくれることが、やりがいを感じている部分ですね。

自分が作ったプログラムが思い通りに動いた時や、自分が育てたプログラムが役立ってくれることはエンジニアとして1番の喜びだと思っています

 

―転職の軸でもあった「スキルを身に着けてから現場に出たい」という部分は叶えられていますか。

しっかり勉強する時間もいただけたので良かったです。

実は入社した月にいきなりRPAのスケルトンという骨格のような部品を作るプロジェクトにアサインされて、「あれ、大丈夫かな」と思ったんです。

ですが、実際は半分私の教育のためのプロジェクトになっていて。作り方についてアドバイスをいただいたり、技術的に自信をつけられた1ヵ月になりました。

 

―新しい環境でスキルアップされているのですね。今後はどのようなことにチャレンジしていきたいですか。

今後10年程は、RPAだけでなく様々な分野に携って力を伸ばしていきたいです。

転職前から考えていた通り、さらに新しい技術を身に着けてマルチに活躍できるプレイヤーになりたいと思っています。

 

―ありがとうございます。最後に、転職を考えている人へのメッセージをお願いします。

私のように、「地方から東京に戻って働きたい」「転職活動の時間が取れない」「IT業界の中でも幅広い業務に携わりたい」という想いがある方は、転職エージェントでの転職活動が向いていると思います。

選考のサポートだけでなく、複数の会社との間に入って連絡をとってくれるのでとてもスムーズに転職活動を進められますよ。

特に、幅広い業務に携わりたいと思っている方には、色々な会社を紹介してくれるので是非おすすめしたいです。

 

―インタビューは以上です。貴重なお時間をいただきありがとうございました

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

この記事が気に入った場合は、
SNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事