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独立を経て大規模なプロダクトづくりを学べる環境へ|コミュニケーションが軸となる世界を見据えたサービスを創りたい

ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第17回は「世界的に広まるC向けのサービスを作りたい」という学生時代からの変わらない目標を追いかけ、株式会社ミクシィにご転職された上野さんにお話を伺いました。幼少期や学生時代の原体験も振り返っていただいた中で、上野さんのぶれない想いと行動力、将来から逆算されたキャリア選択が見えてきました。

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上野 健太さん

29歳 プロダクトマネージャー(2022年6月時点)

学生時代から団体立ち上げなど精力的に活動。新卒で入社した大手インターネット企業にてPMとして機能開発ディレクションやKPI設計、戦略策定に従事。その後独立、ライブ配信・動画配信事業を展開する企業を設立し、代表取締役として経営企画やサービス企画をご経験されました。現在は株式会社ミクシィにて新規サービスのプロダクトマネージャーを務めていらっしゃいます。

 

大規模サービスを立ち上げて多くの人に価値を届けたい

 

―本日はよろしくお願いいたします。まずは、上野さんのご経歴から教えてください。

上野さん:新卒で大手インターネット企業に入社し、ブログサービス事業のPMとして1年と数カ月ほど働きました。その後独立し、ライブ配信事業をメインとした会社を立ち上げましたが、事業を安定的に伸ばすことができませんでした。改めて自分自身に足りない経験や知識を学び直す必要があると思い、転職活動を行いミクシィに入社しました。

 

―社会人になられてから、早いタイミングで独立されています。どんな理由がありましたか。

独立の機会はずっと狙っていたんです。
学生時代に0⇒1で団体を立ち上げるなど、元々ゼロから何かを始めることは好きで、自分に合っているなという感覚がありました。ただ学生時代は、起業するにも事業やプロダクト開発の流れや仕組みを理解できる機会が少なかったため、まずは組織に入ってスキルを身に付けることが必要だと感じ、就職活動をしました。
新卒で入社した大手インターネット企業での社会経験を通して、事業に対する考え方や、プロダクトがどのように作られていくかのイメージを持つことができ、そのタイミングで独立をしました。

 

―0⇒1に携わることのどんなところがご自身に合っていると考えていらっしゃるのでしょうか。

まず小さい頃からモノ作りは好きだったので、趣味嗜好に合っていると思っています。
あとは私自身、世の中の課題に対して新しいモノを作ることにやりがいを感じていることも理由の1つです。既存のモノはシステム管理や運用フローなどをしっかり整えられれば他の人でもできるものになるかと思いますが、私自身は「世の中にまだない新しいモノを作りたい」という価値観を大事にしています。
キャリアの最終的なゴールとしても、C向けに日本や世界で売り上げを作れるような大きなサービスを作りたいと思っています。

 

株式会社ミクシィ 上野健太さん インタビュー風景①

 

―ただサービスを立ち上げるだけでなく、大きな規模でグロースさせることにもこだわっていらっしゃるんですね。

そうですね、日本に留まらない規模で使ってもらえるサービスをつくりたいと思っています。
学生時代に立ち上げたファッションイベントで、準備に1年をかけて、当日のお客さんが1000人程度だったことがあったんです。スタッフやモデル含めて50~60名の助けを借りて作り上げたイベントだったので、自分の中では失敗でした。
その経験を得て、自分やチームが作ったモノが、価値として多くの人に提供され、体験して良かったと感じてもらいたいという気持ちが強くなりました。

 

変わらない目標があったから、転職軸も自然と定まった

 

―転職活動のお話に移る前に、実際に個人とチームの両方で働いてみて、得られる経験にどのような違いがあると思ったか教えてください。

自分のやりたいことができることが、独立する1番のメリットでした。組織ではどうしても決裁フローがありますので、自分がやりたいサービスにも一定のフィルターがかかってしまいます。資金調達の経験も、独立したからこそでした。
反対に、組織の良いところはゼロからリソースを調達する必要がないことだと思っています。資金や人員を気にせずにプロダクトに集中できるところが、組織の魅力だと感じますね。

 

―今回のご転職で再度組織に所属しようと思われた理由は、プロダクトに集中したかったからということでしょうか。

それも1つの理由にありますが、自分自身がプロダクトを立ち上げて広めていくための経験や知識がまだ足りていないとも感じていました。ユーザーに刺さるプロダクトとはどんなものか、収益化するためのビジネスモデルはどうするべきかなど、もう少し抽象度の高い問いを立てながらプロダクトを作っていくスキルを身に付けたいと思っていました。

 

株式会社ミクシィ 上野健太さん インタビュー風景②

 

―ありがとうございます。プロダクトづくりを学ぶために、具体的な転職軸としてはどのような条件をあげていましたか。

大きく3点あり、まずはC向けのサービスにこだわりを持っている企業を探していました。次に、プロダクトを育てるスキルを身に付けるためにプロダクトマネージャーのポジションで働けること。そして、新規事業に携われる企業であることを転職軸の条件にしていました。

 

―転職理由や転職軸がかなり一貫されている印象を受けます。軸を固める際はどのように進められたのでしょうか?

実は新卒の時から軸はあまり変わっていません。当時から大きなプロダクトを作るという目標は変わらずにあって、前職や独立での経験から足りないものがより明確になっていったイメージです。エージェントの方に相談することで言語化された面もありますが、あまり悩んだりしませんでした。

 

コミュニケーションを基盤に世界を狙う想いが一致しミクシィに入社

 

―ミクシィ社の志望が高かった理由はどんなところにありますか。

明確に、私の転職軸に当てはまっていたからです。
さらに他社よりも魅力的だった部分は、ミクシィがコミュニケーションを重視したサービスを展開する企業であることです。ユーザー数が伸びるサービスはユーザーコミュニケーションを重視したものが多いと思っていますので、ここで学びたいと思いました。ほかの求人票と比較した際、『C向けにユーザー間のコミュニケーションを創出する新規サービス』を手掛けようとしていた組織はミクシィだけだったんです。

 

―求人票を見た段階から関心はかなり高かったのですね。とはいえ他の企業も選考を受けられたのはなぜでしょう。

ギークリーの担当の方から「色々な企業を受けた方がいい」と提案いただいたことが大きかったです。色々な企業を受けていく中で軸が明確になったり、1社に専念してダメだった場合のリスクを回避できたりというメリットを教えていただきました。
当時は複数のエージェントを利用していたのですが、他のエージェントは2,3社だけ受けていくアドバイスのところが多かったですね。

 

―上野さんのご転職は軸が明確だったので複数社受ける必要性はあまりないように思えますが、振り返ってみていかがですか。

結果的に良かったと思っています。元々の転職軸はあっても、それが確固たるものかは確信が持てていませんでした。純粋に色々な会社を見るのは面白かったですし、満遍なく比較できたことで、相対的にミクシィが良いという判断ができたので良かったです。

 

情報収集ベースで相談してみる

 

―ありがとうございます。実際の面接で他社と比較されてみたうえで、なおミクシィ社の志望が高いままだったんですね。

そうですね、一次面接ではサービスの目指すところや売り上げ、ユーザー数の目標について教えていただきました。そのうえで、どうしたらうまくいくかをディスカッションできたことがおもしろかったですし、すごく話しやすいとも感じました。私も世界的に広まるサービスを作りたいという想いがあるなかで、目指している方向性がミクシィと一致していると思いました。

 

―「ユーザー間のコミュニケーション」が一つの目安になっていましたが、ミクシィ社内のコミュニケーションや雰囲気についてはどのように感じていたのでしょうか。

コミュニケーションを大事にしている会社ということもあり、社員のコミュニケーションも丁寧だと感じましたね。
あとは、プロダクトに対する関心がとても強い印象を受けました。ミクシィはエンジニアやデザイナーなどC向けのプロダクト開発をする方の割合が多いからだと思います。他社のプロダクトやサービスにアンテナを張っていたり、1機能を作るうえでもユーザー体験をかなり気にして作られているなと思いました。

 

ユーザー体験や売り上げの仮説を立てていくことが楽しい

 

―ご入社から間もなく1年です。現在の業務内容を教えてください。

入社当初から新規事業に携わり、サービス設計や細かい仕様など、チームに入って感じた課題を自分で対処していました。いまは機能仕様など具体性の高い部分は新しいプロダクトマネージャーの方が担当になりましたので、もう少し抽象度の高い部分を担当しています。
売り上げをどのように作っていくか、どんな体験を目指すのかを考えて近づけていく作業がメインです。ユーザーコミュニケーションについてナレッジのある方が多くいますので、ディスカッションの中で徐々に考え方が身に付いていると実感しています。

 

―入社前のご希望通りの業務に就かれていると思います。どんなところにやりがいを感じていらっしゃいますか。

こうしたらもっとユーザーも楽しく使ってくれるだろうとか、ユーザー数や売り上げも上がるだろうといった仮説を組み立てるのが楽しいですね。
ある程度の規模を期待できるC向けのサービスに対して自分の中で試行錯誤できるのは、とてもやりがいを感じます。

 

―チームでのモノづくりも上野さんにとって重要なポイントでした。ミクシィ社について、組織の面ではどんな魅力があると思いますか。

やっぱりコミュニケーションや、プロダクトの体験を重要視している人が多いことは魅力に感じます。日常的に、「ここに来るユーザーはこういう事を期待しているよね」「決済の導線がここにあると分かりづらいよね」といった会話が多発しているんです。
私がやりたいことを提案すると積極的に受け入れてくれて、色々なことにチャレンジさせてもらえるところも良いですね。

 

株式会社ミクシィ 上野健太さん インタビュー風景③

 

―上野さんご自身のご活躍も新しいプロダクトも今後がとても楽しみです!意気込みを教えてください。

直近では、自分の携わっている事業を成功させることが目標です。売り上げやユーザー数の目標を達成するようにプロダクトを作っていきたいと思っています。
個人の目標としては、世界的に広まるC向けのサービスを作りたいという想いは変わっていません。売り上げやコストの管理などの事業管理の領域も、もっとスキルを身に付けていきたいですね。

 

―最後に、上野さんのように掲げた目標のために転職を考えている人へのメッセージをお願いします。

もし将来的に作りたいモノやサービスがあるなら、そのために今どこに身を置くべきかを考えることが重要だと思います。
やりたいことがあって、独立しないとできないことならすぐにやった方がいいですし、やりたいことのために、まずは組織で得られるスキルを身につけたいから組織に入るという考えも良いと思います。難しいですが、将来的に何をしたいのかというところから逆算する考え方も一つかと思います。

 

―インタビューは以上です。本日はお時間をいただきありがとうございました!

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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