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休日や深夜の対応を解消、仕事と家庭を両立できる環境へ|家族と過ごす時間が増えて感謝されることが一番嬉しい

ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第12回は休日対応や深夜対応が多かった状況を改善され、ご家族とのお時間を増やすことに成功されたI.Yさんです。環境を変えることで生活にどのような変化が生じるのか、特にワークライフバランスを重視されたい方にとって参考になるお話を伺いました。

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I.Yさん

48歳 社内SE(2022年5月時点)

従業員数 200~300 名規模の事業会社にて社内SEとしてシステム企画・要件定義などの上流工程を豊富にご経験。前職では社内SEとアプリ開発部門のチームリーダーを兼任し、各プロジェクトの推進、システム開発、課員のマネジメントをご担当されました。現在はDMMグループの合同会社DGホールディングスにて会計システムをメインにご担当されています。

 

休日返上と深夜の勤務で家庭とのバランスが取れず

 

―まずは簡単にご経歴を教えてください。

I.Yさん:社会人歴は23年ほどあります。商社の社内SE経験が長く、3社通算で20年になります。直近では顧客との受発注~物流系の連携システム構築や、会計システム回り、マスタデータマネージメント(MDM)関連のプロジェクト推進といった業務に携わっていました。

 

―今回のご転職理由はワークライフバランスを改善したかったとのことですよね。前職ではどのような働き方をされていましたか。

自分の調整力不足もあったとは思いますが、土日のどちらかは仕事せざるを得ない生活が1年以上続いていました。深夜12時や早朝4時位の監視業務も、年に数回だったのが月に数回のペースになり、システムトラブルなど連日深夜・早朝監視が続く事もありました。
コロナ禍でリモート勤務中心ではあったのですが、子供がまだ小さく、夜遅くにPC音を立てる事で睡眠を妨げてしまったり、「休日の意味がないよ」と妻に言われるような日々でした。

 

―かなり負担がかかっていらっしゃったんですね。ワークライフバランスについてはどのように考えていらっしゃいましたか。

残業超過の勤務スタイルが常態化して、家族関係や健康面を害してしまうのは本末転倒だと思っています。自身はもちろん、企業側にとっても良いパフォーマンスが出ないので、お互い不幸に繋がってしまいますよね。
収入を得る上でしっかり成果を出す事や、仕事柄繁忙期があることは承知していますが、悪循環にならないラインでバランスを取れないかと悩んでいました。

 

DMMグループ 合同会社DGホールディングス 社内風景①

 

―ご年齢の面も少なからずご不安はあったと思いますが、実際に転職活動に踏み切れたきっかけはなんでしたか。

そうですね。「35歳定年説」などもあったので、不安はありました。
コロナ禍で業績への影響も一因ですが、人員不足などいくつかの要因が重なり、後ろ向きな面というか不満が募っていたと思います。そんな状況のなか、妻からも「転職してみたら?」と後押しがあって。自信はなかったですが、やってみないと分からないので、まずは動いてようと。

 

求人応募や面接の準備はキャリアアドバイザーに相談

 

―実際の転職活動の話に移ります。ご不安があった分、事前の下調べも入念に行われていたのでしょうか。

転職の事前情報というのは、あまり調べませんでした。
というのも、ギークリーで面談したときに40代の活動状況を教えてくれたからです。若い方よりは書類選考の通過率が低めで、面接以降からはある程度の確率で二次や最終、内定に結びつくケースが多いという情報を、具体的な数値も交えて教えて頂きました。そこから、興味がある企業は積極的に応募するスタンスで進めましたね。

 

―実際にご不安は的中されましたか。

思ったより面接の機会をいただけましたね。
十数年ぶりの転職活動でちょっと緊張したんですけど、面接も進めるうちに上達していくというか。結果的に、多数の会社に応募して複数の面接を受けられたことは、ありがたかったと思います。よほど自分の条件に合わない企業は別として、少しでも興味ある企業は幅広く応募しましょうとアドバイス頂いたのが良かったんじゃないかなと。

 

―ワークライフバランスを軸とする転職では、転職理由を面接官に伝えにくい側面があると思います。どのように進めていましたか。

ワークライフバランスを保てそうかや社風などの情報は、求人票では読み取りづらかったので在籍社員が記載するような口コミサイトを参考に入手していました。
面接では、退職理由をある程度ストレートにお伝えしつつ、ネガティブになりすぎないような言い回しをギークリーの担当の方に相談しました。建前的な言い方や飾った言葉よりも、本音の内容でお伝えしたほうが理解を得られやすかった印象です。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

経験とシステムへの志向性がマッチしDGホールディングスに内定

 

―DMMグループのDGホールディングス社から内定となりました。

業務内容がマッチしていた事が一番ですが、DMM自体が50以上の事業を展開していて強固な収益基盤があるところと、事業展開のスピーディーさに魅力を感じました。
コロナ禍の影響を受けてしまう業種も多い中、収益の柱が1、2本しかない企業より、安定的でスピード感もあり強い企業かなと。

 

―業務内容はどのようにマッチしていたのでしょうか。

DGホールディングスはDMMグループの経理や法務といった管理部を管轄する少し特殊な企業なので、経理システムなどに関する業務が多いんです。
私はちょうど前職で、経理業務に関連した販売管理システムの改修や会計システムのバージョンアップを、10年近く担当していたのでマッチしていると思いました。あとはシステムに対する考え方も近かったので、やっていけるかなと。

 

―「システムに対する考え方」について、どういった面ですか。

あくまでシステム構築は目的ではなく手段のひとつだと。
業務や運用面を理解したうえで、ユーザー負担の軽減、精度を上げるといった目的のためにシステムという手段を用いる・・・そのような考え方に共感できる方と求人票に載っていたんです。
私も過去の経験から、システムを作る以前の業務フローの見直しやルール作り、費用対効果の確認が大事だと思っていて・・・使われないシステムをつくってしまったり、システム担当者の自己満足にならないよう心掛けていて、総合的にユーザーが求めるものを提供したいというポリシーが一致しているかなと。

 

DMMグループ 合同会社DGホールディングス 社内風景②

 

―ご入社されてみて、実際にご経験はいかせていると思いますか。

業務においては前職の経験が幅広く活かせていると感じています。
要件決め・設計部分から、各種テスト、マスターメンテナンス、マニュアル作成、改善など色々と進められており良かったです。
リモート会議時のディスカッションなど最初の時期は多少空回りした事もありましたが、使用しているキーワードが一緒で理解しやすい内容も多く、議題が前職で経験した課題と同じだった時は、対応した事例などを発言し採用されたりもして、徐々に馴染んできたかなと思います。

 

家庭と業務を両立できる環境で家族からも感謝

 

―スムーズに業務に入られているようで良かったです。働き方の面は改善されましたか。

おかげ様で改善されています。土日祝日は休めていますし、フレックス制度もありがたいです。遅くまで残業した次の日はゆっくりめで業務を始められたり、休暇を取ることなく子どもの病院への付き添いもできました。
今のプロジェクトもちょうど佳境なのですが、上司・PMの方にも家庭事情をご理解頂けて、リモート勤務中心のスタイルで働けているのもすごく助かっていますね。

 

―制度面の他にも、社内のサポート体制が整っているのではないでしょうか。

そうですね。リモート勤務のために、自宅へモニター2台を支給してもらっています。社内コミュニケーションツールとして「slack」を使っているので、メールや問い合わせの電話に時間をとられることもほぼなくなりました。テストや資料作りに集中できて、効率良く仕事ができています。
あと社風として、年齢・性別・国籍に関係なくみんなが対等なんです。なので私も若い方から教わりやすいですし、レクチャー時に丁寧に時間をとってくれるのもありがたいです。
会社のバリューの一つで「みんな仲良く」と謳っているだけあって、私が経験したどの会社さんよりも、優しく接してくれる良い方が多い印象ですね。

 

DMMグループ 合同会社DGホールディングス I.Yさん 在宅環境

 

―転職して働きやすい環境へ移られたことに対して、ご家族の反応はいかがでしたか。

子どもを保育園に送ってから勤務開始したり、帰ってきてからもちょっとした合間にオムツを変えたり、休日はゆっくり子供と過ごすなど、家族との時間が増えました。
妻も、家事や仕事に集中できて、すごいありがたいと言ってくれていますね。それがホント一番じゃないでしょうか。

 

―ご家族にも喜んでいただけて良かったです。ぜひ今後の意気込みもお願いします。

まずは仕事を選ばず柔軟に都度求められている事をやっていき、一つ一つ小さな事でも、気がついた改善点は積極的に提案・実施し、ユーザーに限らず自部署の運用負担軽減にも繋げていきたいです。そして各プロジェクト推進においては、事業部のビジネス特性や業務、各システムの理解度を深めて、PL、PMOなどの中心的な役割で貢献できるよう精進していきたいと考えています。
現在は教わる事のほうが多いので、恩返しではないですが、自部署で他プロジェクトで困っているメンバーなどに、積極的に自身の情報・知識を共有し、少しでも役立てられればと思います。将来的には自部署の組織力強化、育成、レベルアップにも貢献出来ればと考えています

 

―最後に、同じような立場で転職に悩まれている人へのメッセージをお願いします。

現職の立場やキャリアをリセットするのは大変なことだと思います。
ですが様々な課題にトライしてきた方であれば、同じ課題に困っている企業も意外と多く、業界問わず、マッチする場合もあると思います。
なので、悩みを抱え続けたまま何年も仕事をするより、まずは行動してみることもありだと思いました。実感として短期集中、やるからには期限を決めて、エージェントも積極的に使って一気に応募する方がうまくいくのかなと思います。

 

―インタビューは以上です。本日はお時間をいただきありがとうございました!

 

担当キャリアアドバイザーより

今回のご転職理由が「自身のチームに業務が集中する傾向にあり、ワークライフバランスを改善したい」とのことでしたので、改善ができる企業様を中心にご紹介いたしました。ご面談の際は転職活動の進め方についてしっかりお話しさせていただきましたが、それを元にご自身でしっかり動いてくださったからこそ、DMM社とのご縁ができたのだと思っています。
結果的に「前職と喋っている内容が変わらない」ほど前職のご経験を活かすことができ、ご家族にも喜んでいただけるご転職となり、とても嬉しく思います。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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