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MarTech(マーテック)とは?6つの領域や注目企業を事例と共にご紹介

アメリカでMarTech(マーテック)という言葉が生まれ、注目を集めています。今回は、この「MarTech(マーテック)」の意味や注目企業ついて解説します。また、MarTech(マーテック)を導入する際に知らなければならない注意点についてもあわせて解説いたします。

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MarTech(マーテック)とは

 

MarTech

 

MarTech(マーテック)とは、マーケティング(Marketing)テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。

マーケティングを行うにあたって、IT技術を駆使した顧客データの取得や管理、活用を行うことがMarTech(マーテック)と言えます。

 

現代のビジネスは、よりユーザーの行動データやニーズに沿ったマーケティングをすることが大切です。

以前のように一方的にメッセージを送る方法ではなく、一人一人の消費者のニーズや購入履歴に合わせた販売促進、消費者との関係構築といった「One-to-One」マーケティングへと変化してきています。

 

このような現代のデジタル社会が求めるマーケティングを可能にするためには、マーケティングとテクノロジーの融合は不可欠です。

こういった背景から、MarTech(マーテック)は現代ビジネスにおいて注目を集めています。

 

アドテックとの違い

マーテックとアドテックの違いは、マーケティングと広告の違いに似ています。広告がマーケティングの一部となっているように、アドテックもマーテックの一部です。

アドテックは広告と技術の組み合わせを指す言葉で、デマンドサイドプラットフォーム(DSP)、サプライサイドプラットフォーム(SSP)、アドエクスチェンジといった広告戦術および管理ツールの総称です。

広告の目的は企業の知名度や商品・サービスの認知度向上であり、アドテックは、マーテックの中でも広告分野に特化したIT技術がと言えます。

 

MAはMarTechの一分野

 

よく耳にするMA(マーケティングオートメーション)は、MarTech(マーテック)の一つです。

テクノロジーを用いて煩雑なマーケティング活動を自動化するツールのことを指します。

今や、そのMAと同じく顧客のデータ活用を行うツールであるDMP市場は拡大の一方です。

 

矢野研究所によると、DMP/MA市場規模は2023年に738億円2026年には865億5,000万円まで拡大すると予想されています。

これまで1年ごとに約50億円規模で成長している計算になり、いかに伸びているかがお分かりいただけるのではないでしょうか。

(参考:株式会矢野研究所『DMP/MA市場に関する調査を実施』)

 

拡大し続けるMAの市場に合わせて、MAツールを導入する企業や検討を開始する企業は年々増えています。

現状のMAツールの市場拡大は、今後のMartech(マーテック)市場拡大の先駆けであるとも考えられます。

 

市場拡大の背景

 

上記のように市場が急速に拡大する背景には、企業のDX推進があります。

企業はDX化にあたり最適なツールを選定しなければなりません。

その中でも特にMAは、見込み顧客の集客、それぞれの購買意欲を可視化して、見込み顧客としてさらに成長させるという強みを持っています。

営業・マーケティング間をシームレス化することで業務効率もアップさせるメリットもあり、MAの導入が拡大したという背景があるのです。

さらに消費活動のオンライン化が定着したことも後押ししていると考えられます。

非対面のデジタルコミュニケーション、情報のオンライン化が進むことで、より効果的かつ効率的なデジタルマーケティング施策の重要性が高まっている状況です。

 

MarTechの6つの領域

 

 

MarTech(マーテック)が示す領域は広く複雑です。

また、MarTech(マーテック)に関連するツールの数も莫大です。

 

MarTech(マーテック)のツールは大きく6つの領域に展開することができます。

MarTech 6つの領域
  • 広告や広報活動の最適化(Advertising&Promotion)
  • 顧客体験の向上(Content&Experience)
  • ソーシャルツールの活用(Social&Relationships)
  • 取引や営業活動の管理(Commerce&Sales)
  • データの収集・管理・分析(Data)
  • チーム・プロジェクトの管理(Management)

この6つの領域について解説します。

 

広告や広報活動の最適化(Advertising & Promotion)

 

広告や広報活動の最適化(Advertising & Promotion)は、Adtech(アドテック)で馴染みのある、「DSP(Demand-Side Platform)」や、近年拡大を見せるSNS広告、動画広告などが含まれます。

広告や広報の最適化ツールにより、これまで主流だった「マス広告」よりも、効率的に成果を出せるようになるとして注目されています。

 

顧客体験の向上(Content & Experience)

 

顧客体験の向上(Content & Experience)は、「CMS」や「MA(マーケティングオートメーション)」も含まれます。

 

CMSは「コンテンツ管理システム」と呼ばれており、Web制作に関する専門的な知識がなくても簡単にWebコンテンツを構築、管理、更新することが可能になります。

 

MA(マーケティングオートメーション)は、事業の将来予測やランディングページでのフォーム作成などの業務を自動化してくれます。

また、顧客一人一人にカスタマイズされたメールやコンテンツの配信業務などを自動で行うことができます。

 

ソーシャルツールの活用・顧客関係の管理(Social & Relationships)

 

ソーシャルツールの活用・顧客関係の管理(Social & Relationships)については、SNS活用の代表的なものとして自動会話プログラムの「Chatbot」があげられます。

人工知能を組み込んだコンピュータが、自動的に顧客の要望に応じて適切な商品やサービスを提案したり、困ったときにスムーズに解決策を提示したりしてくれます。

 

顧客関係管理のためのITツールで代表的なものは「CRM(Customer Relationship Management)」があげられます。

収集した膨大な顧客データを管理し、データの分析を自動化することで、ニーズが多様化している顧客に最適な情報の選択ができるようにするツールです。

 

取引や営業活動の管理(Commerce & Sales)

 

取引や営業活動の管理(Commerce & Sales)では、ECサイトの構築とその後の運営を管理するためのツールや、リード情報から顧客情報、商談化案件のプロセスを一元管理する「SFA(Sales Force Automation)」などがあります。

 

SFA(Sales Force Automation)は「営業支援システム」とも呼ばれており、営業スタッフの効果的な仕事を支援するツールです。

入力された日々の営業活動に基づき、次におこなうべきアクションや適切な訪問先を提示してくれます。

 

また、報告書の自動作成も行ってくれるので、限られた時間で高いパフォーマンスを出すことができるのが特徴です。

 

データの収集・管理・分析(Data)

 

データの収集・管理・分析(Data)の代表的なツールとしては、「DMP(Data Management Platform)」や「BI(Business Intelligence)」などが挙げられます。

 

DMP(Data management platform)は、インターネット上に蓄積された膨大な情報を管理するためのプラットフォームです。

企業独自で取得した情報や、外部ツールで取得した顧客の購買履歴など、幅広い情報を可視化することができます。

購買前に離脱したユーザーに広告を配信したり、過去に似たような商品を購入したユーザーにキャンペーンメールを配信することにつながります。

 

BI(Business Intelligence)ツールは、企業に日々蓄積されていく膨大なデータを自動で分析するツールです。

エクセルなどで時間をかけてデータを分析する必要がないので、効率の良い経営判断が可能になります。

 

チーム・プロジェクトの管理(Management)

 

チーム・プロジェクトの管理(Management)の代表例としては、「Trello」や「Asana」があげられます。

「Trello」や「Asana」は、プロジェクト全体の進捗や、従業員個人個人に割り振られたタスクを可視化することが可能です。

抜けや漏れによって生じるエラーやミスを抑えるきっかけになり、効率的にプロジェクトを進行することに繋がります。

メッセージ管理やスケジュール管理も簡単に行えることから、高い支持を集めている人気のツールです。

 

 

MarTechがもたらす効果

 

MarTech

 

MarTech(マーテック)についての基礎知識を理解すると、どんな効果をもたらすのかについて気になります。

そこで、実際にMarTech(マーテック)を取り入れることで得られる効果について解説します。

 

業務の効率化

 

MarTech(マーテック)を導入すると、マーケティングに必要な工程の無駄を削減し、業務の効率化を狙うことができます。

 

例えば、事前設定などを行えば後は自動で必要なデータが収集されるツールがあったり、分析結果をシステムからすぐに出力するサービスだったり、さらにはコンテンツを誰でも直感的に制作して配信したりできるサービスといった便利な機能がそろっています。

無駄な時間や無駄な手間、コストを省くことができるのがMarTech(マーテック)の最大の魅力です。

 

顧客ロイヤリティの向上

 

MarTech(マーテック)を利用することで、各顧客に合った商品やサービスの提供が可能になりました。

システムの自動処理により、精度の高い顧客データを集め、正確に分析し、分析結果を反映して顧客一人一人のニーズに沿ったコンテンツ配信が簡単にできるようになったことが主な理由です。

 

これまでは、マーケティングと言えばマーケターが顧客と直接関わり、知識や経験から顧客の性質を導くことでしかデータを取得することができませんでした。

ところがMarTech(マーテック)の導入によって一人一人のニーズに正確に答えることができ、顧客ロイヤルティの向上につながっています。

 

最新の情報収集が可能

 

以前までは人の手で集めてデータ化していた情報も、MarTech(マーテック)を導入すれば全て自動化することができます。

そのため、最新の情報を取集することが可能になります。

 

例えば、新しく利用した顧客の情報を瞬時に集めることができれば、その後のマーケティングを有利に進めることが可能です。

また、より多くの顧客のニーズに答えられるようにするためにも、マーテック(MarTech)を導入して最新の情報を収集することが大切になってきます。

 

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注目のMarTech企業

 

MarTech

 

現在注目されている、MarTech(マーテック)ツールを開発、運営している企業を5社紹介します。

 

株式会社データX「b→dash」

 

「b→dash」は、スマートデータ社会の実現を目標に掲げている株式会社データXが開発したMarTechツールです。

SQLといったコードを使用することなく、データの取込・加工・統合・抽出・活用を行うことができるデータマーケティングクラウドシステムとなっています。

 

大手飲食チェーンなどの有名企業も「b→dash」を導入しています。

【GeeklyReview】データXの口コミを見る

 

AnyMind Group株式会社「AnyX」

 

「AnyX」は、あらゆるビジネスにおいて障壁やボーダーのない未来を実現することを目標に掲げているAnyMind Group株式会社が開発、運営しているMarTechツールです。

 

作りたいものを簡単に発注できるものづくりプラットフォーム「Anyfactory」や、

ECサイトの構築・運用、売上向上に繋がる販促施策の実施などのサポートを受けられる「Anyshop」のほか、全部で8つのプラットフォームで構成されています。

 

受けたいサービスによって特化したプラットフォームを感覚的に選びやすいのが「AnyX」の最大の特徴です。

【GeeklyReview】AnyMind Groupの口コミを見る

 

株式会社CINC「Keywordmap」

 

株式会社CINCの「Keywordmap」 は、定量データに基づくWebサイト運用を実現するためのプラットフォームです。

これまで莫大にかかっていたSEOの調査時間を軽減し、分析したデータをもとにWebサイトの改善を行うことが可能になります。

ワードマップでユーザーニーズを視覚的に理解しやすく表示したりと、非常に使いやすいツールであることが特徴です。

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株式会社ジーニー「GENIEE SSP(Supply Side Platform)」

 

「GENIEE SSP(Supply Side Platform)」は、誰もがマーケティングで成功できる世界を創ることを目標に掲げる株式会社ジーニーが開発、運営しているMarTechツールです。

 

「GENIEE SSP(Supply Side Platform)」は、インターネットメディア向けの収益最大化プラットフォームになります。

常に最も収益の見込みが高い事業者に優先的に広告リクエストを送ることで、収益機会を最大化してくれます。

広告の運用などにとられる時間が削減できるだけでなく、今までよりも広告効果を高められるのが特徴です。

【GeeklyReview】ジーニーの口コミを見る

 

Braze株式会社「Braze」

 

Braze株式会社は、2011年にアメリカで立ち上げられたのち、2020年10月に日本法人を設立し、日本市場での本格的な事業拡大に乗り出しています。

 

「Braze」は、BtoC企業向け次世代型のカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。

プッシュ通知、アプリ内メッセージ、メール、LINEなど、モバイルを中心とした複数の顧客接点において、リアルタイムで一貫性のあるコミュニケーションをとることができます。

エンタープライズ企業の大量配信でも遅延なく配信できることも特徴です。

 

また、世界で1,000社以上の企業に導入されている実績もあります。

 

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MarTechを導入する時の注意点

 

 

MarTech(マーテック)の導入を検討している企業は数多く存在します。そして、今から導入する企業もまだまだ増えると予想されています。

そこで、MarTech(マーテック)を導入する上で大切なことは何かを解説します。

 

既存のMarTechツールを見直す

 

新しいMarTechツールを導入するなら、すでに導入されているツールがどのように機能しているかを見直し、整理する必要があります。

 

すでに利用しているツールと新たに導入するマーテックツールの機能が重複してしまうと、チーム内に混乱を招く可能性があるからです。

新たに導入するマーテックツールを存分に活用するためにも、現在利用しているツールをしっかりと見直して整理し、どのような違いがあり、どちらが効果的かを考えることが大切になってきます。

 

MarTechツールの知識を身につけておく

 

新たに導入するMarTechツールが既存のツールにどのような影響を与えるかを知っておくことが大切です。

マーテックツールによっては、既存のツールとの連携が必要な場合があるからです。また、連携をすることでさらに便利に活用できるツールも存在します。

 

新しく導入するツールと既存のツールの両方の知識を身につけることで、スムーズな導入につながるだけでなく、ツールの機能を余すことなく使用できます。

 

初めから一気に導入しない

 

ITツールを新たに導入するときは、初めから一気に導入しないようにしましょう。

どんなシステムやツールでも、会社の業務や行っている作業内容によって向き不向きがあります。

不向きなツールを一気に導入してしまうと、無駄な時間と費用がかかることにもなりかねません。

 

そのためまずは無料トライアルを小規模の部門や部署に導入して様子を伺うなど、慎重に検討しながら導入することが大切です。

ITツールを新たに導入する際は、まずはスモールスタートを徹底するようにしてください。

 

セキュリティの強化を図る

 

マーテック(MarTech)を実践するために新たにITツールを導入する際は、セキュリティ対策をおろそかにしないことも大切です。

ツールやシステムによっては、社内のセキュリティ規約やプライバシーポリシー、個人情報保護方針などの情報を提示、変更が必要なものもあります。

 

いくら便利になるとはいえ、会社のデータが外部に流出するのはかなり危険です。

最悪、会社の大切なデータを失うことになりかねません。

ITツール導入時は、セキュリティ面でも細心の注意を払って検討する必要があります。

 

マーテックを使いこなせる人材の確保

 

上述した注意点をふまえると、マーテックに適切な人材はマーテックツールへの理解が深くセキュリティの知見がある人という事になります。

リサーチ力が高く、得られた分析結果がもつ意味を理解できる力、マーケティング手法を適宜変更できる柔軟さを持ち合わせた人物が望ましいです。

マーテックの最大のメリットとも言える、マーケティングの効率化、スピーディーな対応を実現するためにはただマーケティング業務に精通しているだけでなく常に最適化を図る意識を持った人だと言えるでしょう。

 

まとめ

 

今回は、MarTech(マーテック)について解説しました。

MarTech(マーテック)を駆使すると、自動的に顧客のデータを集めたり、まとめることが可能になります。

また、顧客一人一人のニーズに沿った最適な広告を配信できることからも、現代のマーケティングには必須です。

今後もMarTech(マーテック)のニーズが高まり続けることが考えられます。

 

ニーズの高いMarTech(マーテック)企業についてより詳細に知りたい、転職先として検討したいとお考えの方は、ぜひ株式会社ギークリーにご連絡ください。

ご相談ベースからも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

この記事の監修者

松村達哉

新卒で総合人材紹介会社に入社し、6年半の間、プレイングマネージャーとして、キャリアカウンセラーと法人企業へのコンサルタントを兼務。2011年12月にIT・インターネット業界に特化した株式会社ギークリーの立ち上げに参画し現在に至ります。カウンセリング人数は述べ4000名にのぼり、某転職サイトのキャリアカウンセラーランキングで、3位(2500名中)を獲得した実績もございます。

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