【履歴書の書き方】転職活動の際に気を付けるべきポイントと記入例を紹介

履歴書を書くにあたって

 

 

中途採用を目指す転職希望者の場合、応募する時には履歴書と職務経歴書の提出が一般的です。

履歴書は求職者のスキルや具体的なキャリアを知るもので、履歴書は住所や名前などプロフィールにあたります。

履歴書はいわばあなた自身を売り込むための重要なプレゼン資料です。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

基本項目の書き方

 

 

氏名・ふりがなの書き方

 

氏名のふりがなの書き方に注意してください。

ここに「ふりがな」とひらがなで書かれていれば、ふりがなはひらがなで書くべきですし、「フリガナ」とカタカナで書いていれば、ふりがなはカタカナで書くべきなのです。

氏名を記載する際の文字間隔は、0.5文字から1文字ぐらいのスペースを空けて書いてください。

 

生年月日の書き方

 

年号表記には注意が必要です。和暦を使うのか西暦表記するのか、どちらにしても1つの履歴書で統一したものを使います。

例えば自身の生年月日を西暦19○○年で記載しておいて、大学卒業の年など経歴では平成◯年や令和◯年などといったような年号表記はNGです。

また、年齢は履歴書を記入している時点での満年齢を記入します。

 

住所の書き方

 

連絡先欄の書き方

履歴書には住所とは別に連絡先欄があります。もし現住所と同じ場合は、「同上」と書きます。

また、メールアドレスは企業への急な連絡にも役立ちます。

履歴書送付後に面接日を調整する必要がある場合や、応募書類の送付といった企業とのやりとりを円滑に行うためメールは欠かせないツールです。

くれぐれも間違いのないように、丁寧に記号等を記載してください。

 

住所の書き方

住所が長く、1行では欄に収まりきれない場合は2行に分けてかきます。採用担当者が理解しやすい、見やすい書き方を心がけてください。

住所のふりがなは都道府県から番地まで書きます。

 

番地については漢数字より1.2といったように算用数字が望ましいとされています。

なぜかというと、ハイフンを入れた場合に「一」と（－）が紛らわしいといった点があるからです。

「〇丁目〇番地〇号」と正式に書くことも、丁寧な印象を与えますのでおすすめです。

 

マンションなどに住んでいる場合は、マンション名も正式名称で記載します。

略したりはせずに書いてください。

その際にマンション名の漢字や英語にもふりがなが必要です。

 

転居の予定がある場合の住所の記入方法

転居の予定がある場合は「応募時の住所」を記入します。

そして引っ越し先、いわゆる転居先住所や転居の時期や引越し先が決まっている場合は、以下のことも履歴書に記載することをおすすめします。

• ・転居先住所と引越し予定がある旨を記載して相手に伝えます。
• ・引越しの予定日を連絡先欄に記入します。
• ・電話番号が変わる場合は新しい電話番号も記入します。

 

転居先が決まってないが転居予定である場合

転居は決まっているが、転居先が確定していない場合は、履歴書の連絡先欄に転居予定の旨を書いていきます。

もし、企業に応募して面接など採用選考を受けている間に転居先が確定した場合は、真っ先に企業へ新しく決まったた転居先のことを伝えるべきです。

そして後日に口頭だけでは間違いが生じやすいため、メールにて文章で新住所や連絡先を伝えるのがベストです。

 

現住所と住民票に記載された住所が違うケースはどうすればいい？

実際に住んでいる現住所と住民票に記載されてる住所に違いがある場合は、以下の通り履歴書に記載します。

• ・実際に住んでいる住所は連絡先欄へ記載
• ・住民票に記載されている現住所を住所欄に記載

また、親類や知人の所へ仮住まいしている方は、連絡先欄に「◯◯方」と記載します。

 

証明写真の貼り方

 

通常、証明写真の貼り方はノリか写真用のテープを使用します。

その中でも汚れがつきにくく、写真の幅に合わせやすいシールタイプがおすすめです。

写真を貼ったら、写真の四隅をしっかりと抑えて軽く上からこすり、履歴書から写真がズレたり浮いていないかしっかり確認してください。

 

 

 

学歴・職歴欄の書き方

 

 

日付の記入方法

 

日付については平成をH、令和をRなどと訳さず、正しく平成◯年、令和〇年と記載します。

使う年号は西暦でも和暦でも構いませんが、履歴書の他の項目とバラバラにならないよう西暦なら西暦、和暦なら和暦で年号は統一しましょう。

例えば高校卒業を令和◯◯年と記載し、他では令和◯年という記載の仕方は適切ではありません。

 

学歴欄の書き方

 

学歴欄には1行目に「学歴」と書き、その下の行から学歴を古い順に書いていきます。

学歴はどの段階から書くべきなのかという明確な基準はありませんが、一般的に転職を目指す方なら義務教育は省くか、中学を卒業した年だけ書いて高校からの記載で良いです。

入学した年から卒業まで入学・卒業の年月とともに記入します。

 

また、以下のポイントに注意して書いてください

• ・学校名は正式名称で略さずに記入する：中学・高校と略して書かない。書くときは「中等学校」や「高等学校」大学なども学部・学科名まで正式名称で書きます。

• ・大学などの研究で応募企業に活かせるものがあれば記載しておいても可

• ・大学は「卒業」大学院生は「修了」と記載すること

• ・学校を中退した場合は理由も記載しておく：これは簡潔に「家庭の事情」といったようなもので良いです。

間違っても嘘など書かないようにしてください。経歴詐称になってしまい、その場で不採用になってしまう可能性があります。

 

職歴欄の書き方

 

学歴のあとに1行空けて「職歴」と記入します。その次行から職歴を書きます。

ここで大事なのは全て書くことです。短期間でも勤めていればその企業も記載します。短期間であっても相手企業の採用担当者が少しでも興味を引く可能性があるからです。

また、「（株）」などと省略せず、しっかり「株式会社」と社名や所属部署も正式名称を記入してください。

 

派遣社員やアルバイトは？

職歴にパートや派遣社員の歴を記入する場合は、以下のように記入します。

例：「○○人材派遣株式会社◯◯（派遣会社名）より△△通信株式会社（派遣先企業名）に派遣」

上記のように、派遣元と派遣先を記述してください。

アルバイト・パート歴については長期に働いていたケースだとプラスに働くことがあるため、記入しても良いですが、短期間だと帰ってマイナスになる可能性もあるため、あえて記入する必要はありません。

 

退職理由の書き方

退職理由は「一身上の理由により退社」と記入することが一般的とされています。

すでに退職日が決まっている場合などは「退職予定」と書きます。

職歴行の最後の行には「現在に至る」と記入してください。

そして全ての経歴が終わったという意味で、行に右詰めで「以上」と記入します。

 

賞罰の書き方

 

賞罰がない場合は「賞罰なし」と記載します。

 

賞に該当するケースの記入方法

全国や国際レベルの大会での入賞や、国や都道府県からの表彰が該当します。

例としては、20◯◯年△△月「第○回 全国◯◯スポーツ大会 優勝」や20◯◯年△△月「□□警察署より感謝状」といった類のものなら賞として書いても差し支え有りません。

 

一方で、過去の営業成績で表彰された等の賞は職務経歴書に書くべきであり、履歴書の賞として書くべきではありません。

また学歴や経歴と同じように略さず記載してください。

 

罰があった場合の書き方

罰があった場合は正直に書きます。嘘があれば「経歴詐称」や「申告義務違反」ととして内定取り消しや解雇になる可能性もあるからです。

書き方としては以下のような記述方法が望ましいです。

・20◯◯年△△月　○○違反で罰金刑
・20◯◯年△△月　○○罪　懲役〇年　執行猶予〇年　終了

 

 

 

自己アピール部分の書き方

 

 

志望動機欄の書き方

 

志望動機に書くことは「なぜその企業を選んだのか？」という理由、さらに深く踏み込んで「その企業や職種を選んだ理由」や「その企業でなくてはならない理由」を書くと良いです。

他には「自分が入社したら活躍できそうなポイント」や「入社意欲」を示すことも重要です。

 

特に企業に入りたい熱意を示すことは重要です。

なぜなら。企業は何より求職者の定着性を重視するからです。

そのため、企業が知りたいと思っているポイントを押さえた志望動機を書くことがポイントです。

 

自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート

こんな方におすすめ

• キャリアプランを見つけたい
• キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
• 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい

いますぐダウンロード

 

本人希望欄の書き方

 

一般的に転職における履歴書の本人希望欄には以下のようなことを記入します。

• ・給与
• ・職種
• ・勤務地
• ・勤務時間
• ・その他の希望

特にない場合は「貴社の規定に従います」と記入すれば良いです。

 

扶養家族欄の書き方

 

その名が示すとおり扶養している家族の人数を書きます。いないのなら0人と記入してください。

そして扶養家族は税法上と健康保険上で違いがありますが、一般的に履歴書では健康保険上の扶養家族を記入します。

 

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

履歴書を書く際に気を付けること

 

 

応募企業に合わせた内容にする

 

どの企業に提出しても使えそうな、悪く言うと汎用的で特徴のない履歴書では応募企業に良い印象は残せません。

企業に自分が入社することによって、どのようなメリットを与えられるか？など企業の志向にマッチした履歴書の作成が求められます。

履歴書は応募する企業にマッチした仕事の経験や、スキルや資格などと併せて成果やエピソードを加えたものを作成します。

 

空欄をつくらない

 

「特になし」でも構わないのですが、採用担当者は少しでもあなたの人となりを知りたいと思っているものです。

ですから、趣味など少しでも応募企業に興味を持ってもらえるものはないか？と自己を掘り下げて研究し、空欄に書けることはないか考えてみてください。

ただし、無理に嘘などで埋めるぐらいなら「特になし」でも構いません。

 

誤字脱字がないか見直しをする

 

履歴書はビジネスマナーも試されています。

大切な応募企業への履歴書に誤字脱字があっては社会人としての資質を疑われます。

そのため、履歴書が完成しても見直しは欠かさず行ってください。

 

また、修正ペンの使用や字が消えるボールペンの使用は控えます。

これは本人以外が履歴書に手を加えることを防ぐ意味もあります。間違えた箇所があった場合は、書き直すことをおすすめします。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

履歴書の記入例

 

 

こちらの画像は、弊社サイト上にて公開している履歴書の記入サンプルです。

 

履歴書はPCでも作成可能

 

転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービス経由で履歴書を提出する際に、履歴書をPCで作成する必要があるケースが多くあります。

エクセルなどのファイルで作成ができる上に、履歴書のテンプレートが無料で提供されています。

弊社でも無料の履歴書テンプレートをご用意しておりますので是非ご利用ください。

 

 

 

まとめ

 

 

転職活動における履歴書の書き方のポイントについて紹介しました。

履歴書には基本的な守らなければならないマナーが多く存在します。

 

加えてさらに自分の特色やキャリアが、採用担当者の心に刺さるような履歴書の書き方も必要となります。

ぜひこの記事を参考にしていただき、丁寧に基本を守った上で履歴書を作成していただけると幸いです。

株式会社ギークリーでは履歴書・職務経歴書の代行作成サービスを承っております。

無料のサービスとなっておりますのでお気軽にご利用ください。

 

レジュメ代行サービスのご利用はこちら