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【転職履歴書】学歴・職歴欄の正しい書き方を解説!書ききれない場合の対応は?記入見本や年度早見表も紹介
転職活動でまずは転職履歴書を書くことになるのですが、学歴・職歴欄を正しく書けていますか。また、書ききれなかった場合はどのように対処すればいいのでしょうか。今回は学歴・職歴欄の正しい書き方と書ききれなかった場合の対処法、年度の把握の仕方について紹介します。

転職履歴書で書く項目
転職履歴書ではどのようなことを記入すればいいのでしょうか。
まずは転職履歴書を記入するにあたって記入する項目について復習も兼ねて確認しましょう。
なお、履歴書によっては一部記入する項目にバラツキがあることがあります。
氏名と日付
転職履歴書で最初に記入するのが氏名と記入時点の日付です。
一見すると特に注意する要素はありませんが、最初に見られるところなので丁寧に記入することを心がけます。
また、ここに貼る顔写真も印象の良いものを選びましょう。
住所・連絡先
続いて記入するのが住所と連絡先です。
都道府県からマンションやアパートなどの建物の名前まで正確に記入しましょう。
学歴・職歴欄
続いて記入することになるのが今回のメインテーマでもある学歴と職歴です。
転職履歴書での学歴と職歴の書き方については次項で詳しく解説します。
免許・資格
学歴と職歴を記入した後に記入するのが免許及び資格です。
特に仕事に関連するものは有用なアピール材料になるので必ず記入しましょう。
志望動機
履歴書によって志望動機の項目がある場合とない場合があります。
志望動機の項目があった場合は簡潔に要点をまとめて記入しましょう。
応募先の魅力と在籍中の会社で実現できないことを結びつけると簡潔にまとまります。
その上で実体験を交えながら記入欄の最低7割が埋まるように記入しましょう。
趣味・特技
志望動機の項目がない履歴書には趣味・特技の項目が代わりにある場合があります。
この欄では人柄や長所をアピールできるものか、もしくは仕事に直接役に立つものを記入するのがポイントです。
長所・短所・性格
履歴書によっては長所、短所、性格について記入する項目がある場合があります。
また、別の表現では自覚している性格という表現が使われることが多いです。
書きにくい項目ではありますが、特になしと記入、もしくは空欄には絶対にしないでください。
本人希望欄
大概の場合、最後に記入することになるのが本人希望欄です。
この欄で記入するのは希望職種(複数職種に応募の場合)、もしくは選考に関する希望などです。
特に絶対条件がないのであれば「特になし」ではなく、「貴社の規定に従います」と記入しましょう。
その他記入項目
その他に履歴書によっては記入する場合がある項目は3点あります。
その3点とは通勤時間、健康状態、扶養家族及び配偶者です。
この3点は主に応募者と会社の負担を確認するための項目になります。
転職履歴書の学歴・職歴欄を書くときの基本ルール
これまで転職履歴書で記入する項目について確認してきました。
ここでは転職履歴書の学歴・職歴欄を記入するときの基本的なルールについて解説します。
日付は西暦か和暦かのいずれかで統一
転職履歴書で日付を記入する上で西暦か和暦かのいずれかで統一しましょう。
西暦と和暦が混在していては悪印象を与えてしまいます。
学歴の書き方
学歴欄を記入する際、1行目の真ん中に「学歴」と記入しましょう。
その次の行から学歴を記入するのですが、最初に記入するのは入学した高校の名前と入学年月です。
そこから最終学歴まで記入するのですが、学校名及び学部学科名は全て正式名称で記入しましょう。
なお、中退があった場合は簡潔に「〇〇の理由により中退」と簡潔に記入します。
最終学歴が大学院の場合は卒業という言葉は使わず、「修了」を用いるのがポイントです。
職歴の書き方
職歴欄も学歴欄の場合と同様に一行目の真ん中に「職歴」と記入します。
その次の行から社名、所属部署まで全て正式名称で記入しましょう。
また、部署異動や退職等があった場合はその旨も記入します。
なお、途中で社名が変わった場合、入社時の行で記入するのは旧社名です。
また、雇用形態が正社員ではない場合、社名のとなりに「(契約社員/アルバイトとして)」と記入しましょう。
その後正社員になった場合もその旨を記入することを忘れないでください。
記入が終わったら最後の職歴の下の行で「現在に至る」と記入します。
その上で最後の行で「以上」と記入しましょう。
なお、最後の行の「以上」については右詰で記入するルールがありますので注意してください。
転職履歴書は手書き?それともPC?
学歴・職歴欄を含め、転職履歴書の作成は手書きとPCでの作成のどちらでも構いません。
ただし、場合によっては応募先がどちらかを指定している場合があります。
この場合は応募先の指定通りに作成するようにしましょう。
職歴が書ききれないときの対応
転職履歴書を記入する際、場合によっては職歴が記入欄に入りきらなくなることもあるでしょう。
この項では職歴が記入欄に入りきらなかった場合の対処法について解説します。
職歴を1社1行に調整する
一般的には1社あたり入社と退社で2行使います。
しかし、どうしても入りきらない場合は入社と退社を1社あたり1行に調整しても構いません。
欄を節約できるだけでなく、20xx年△月△日株式会社○○入社(20xx年x月x日退社)と記入すると採用担当者としても見やすいです。
なお、あくまで正式名称で記入することを忘れないでください。
職務経歴書を併用する
先述した方法でもどうしても入りきらない場合は職務経歴書を併用するという方法があります。
職務履歴書を併用する場合は入社と退社だけ履歴書に記入し、職務経歴書には部署などの詳細情報を記入しましょう。
転職履歴書と職務経歴書は違う
前項では職歴が記入欄に入りきらない場合は職務経歴書を併用する場合があると先述しました。
転職履歴書と職務経歴書は同じのように見えて実は異なります。
転職履歴書は主に応募者のプロフィールを確認するための書類という性格が強いです。
一方、職務経歴書では先述した職歴に加え、自己PRも詳細に記入することができます。
つまり、職務経歴書は何ができるのかを示すための書類なのです。
入学・卒業年度を正しく把握しよう
転職履歴書を記入する際、先述しあちょうに和暦か西暦かのいずれかに統一しなければいけません。
そのいずれの場合でも年度を正しく把握することは大事です。
その中でも特に手が止まりやすいのが入学・卒業年度です。
入学・卒業年度は誕生年度が分かれば簡単に把握できるので以下に年度早見表のリンクがありますので、参考にしてください。
ただし、早見表では早生まれや浪人、休学などについては想定していません。
短大卒や大学院卒の場合も同様に想定されていないのでその点にも留意してください。
学歴・職歴欄の記入見本
これまでに転職履歴書の学歴・職歴欄の書き方の解説で紹介してきたポイントをもとに実際に例文を作ってみましょう。
なお、今回は職歴が欄内に収まるという前提で例文を作成しています。
部署移動等なかった場合
最初に紹介するのは部署移動等がなかった場合の例文です。
まずは先述したように学歴から以下のように記入していきます。
2012(年) 4(月) 私立○○高等学校 入学
2015(年) 3(月) 私立○○高等学校 卒業
2015(年) 4(月) △△大学人文学部文学科 入学
2019(年) 3(月) △△大学人文学部文学科 卒業
続いて、職歴について、最初は以下のように記入しましょう。
2019(年) 4(月) 株式会社×× 入社
この後、1行下の欄で配属部署について記入します。
以下に例文を示しますので参考にしてください。
横浜支社 第2企画部 企画1課に配属
以後、配属部署が変わらなければ1行下の欄に「現在に至る」と記入しましょう。
そして、その1行下の欄に右詰で「以上」と記入するのも忘れないでください。
なお、記入欄に余白が十分にあれば具体的な業務内容も記入するといいでしょう。
または先述したように職務経歴書で詳細を書きましょう。
部署移動があった場合
続いて部署移動を伴う場合の記入方法について、例文を使いながら紹介していきます。
なお、この項では学歴欄の記入については割愛させていただきます。
2016(年) 4(月) 株式会社×× 入社
横浜支社 第2企画部 企画1課に配属
2018(年) 11(月) 北九州支社 企画部に配属
現在に至る
以上(右詰で記入)
入社当初の配属部署までは前項で紹介したものと変わりはありません。
配属部署が変わった場合のポイントとしては、転属時は管轄(支社)と部署のみを記入することです。
会社が変わったわけではないので、社名まで記入する必要はないのです。
採用担当者に好印象を残すためのポイント
転職履歴書を読んでいる採用担当者は短時間で応募者を見極めなければいけません。
そんな状況下で好印象を持ってもらうためには「読んでみよう」という気になるようなものを仕上げる必要があります。
ポイントとしては正確さは勿論、読みやすさを重視しながら記入することです。
どんなに内容が詰まっていても、小さい字で無理やり詰め込むようでは読みにくい上、マイナス評価に繋がります。
そのため、文字はなるべく読みやすい大きさに整えることが大切です。
仮に転職履歴書に記入しきれなかったとしても、職務経歴書を併用することで問題を解決できます。
また、姿勢の良い清潔感のある証明写真を使うことで第1印象はさらに良くすることができます。
転職履歴書を正しく書いて採用担当者に好印象を与えよう
今回は転職履歴書の学歴・職歴欄について、正しい書き方を紹介してきました。
基本ルールを守って書いていても職歴を書ききれなかったり、年度をうまく思い出せなくなる場合もあります。
その場合は今回紹介した対処方で対応するようにしましょう。
また、転職エージェントに相談すればさらにブラッシュアップすることができます。
採用担当者に好印象を持ってもらえる読みやすい転職履歴書で転職活動の好スタートにしましょう。
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