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ネットワークエンジニアのキャリアパス7選!キャリアアップのポイントも徹底解説

ネットワークエンジニアのキャリアパスについてご存知でしょうか?専門性のあるスペシャリスト、チームを統括するプロジェクトマネージャーといった選択肢があります。今回は現役の方や目指している方に向け将来性や年収、キャリアアップの方法を解説します。

ネットワークエンジニアとは

 

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ネットワークエンジニアの主な仕事内容は以下の通りです。

 

・ネットワーク設計
・ネットワーク構築
・ネットワーク運用
・ネットワーク保守

 

まずクライアントへのヒアリングを行い、要望を満たすネットワーク設計を実現します。

セキュリティの要件定義、構築に必要なネットワーク機器の選定もネットワークエンジニアの仕事です。

クライアントからの合意を得られたら、作成された設計書・手順書をもとに構築作業を行います。

ネットワークの構築が完了したら稼働を開始し、問題なくネットワークが使えるようネットワークの監視や障害発生時の報告・復旧作業などのサポート業務を担います。

 

この運用・保守では24時間365日体制での監視体制を確保するために、夜間作業も発生します。

そのためネットワークエンジニアは「仕事がきつい」と言う声を見聞きしたこともあるのではないでしょうか。

さらに「2交代制」「3交代制」といったシフト勤務制の企業も多いため、夜間作業やシフト勤務が苦手な方は、「仕事がきつい」と感じるようです。

こういったネットワークエンジニアの働き方を懸念する方は、勤務体制や時間について企業ごとの特色を詳しく聞くことができる転職エージェントの利用で、リスクを軽減できます。

 

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ネットワークエンジニアのキャリアパス7例

 

 

ネットワークエンジニアのキャリアパス例として、以下の段階を経て「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」の選択肢ができます。

 

STEP1.ネットワーク監視、運用
STEP2.ネットワーク保守
STEP3.ネットワーク構築、設計

 

未経験からネットワークエンジニアになる場合は、ネットワーク監視・運用からスタートすることが一般的です。

ネットワーク監視・運用業務はマニュアルに沿った仕事が多いため、未経験者でも任せやすい業務とされています。

ネットワーク保守は障害発生時に原因の調査や復旧作業も行うため、監視・運用よりも高いスキルが求められます。

運用や保守業務を経てネットワークの構築・設計業務の経験を積むと、「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」のどちらに進むかを選ぶことになるでしょう。

 

スペシャリストのキャリアパス5例

 

まずはセキュリティに特化したキャリアパスを紹介します。

 

セキュリティエンジニア

情報セキュリティの専門家として、サイバー攻撃から自社のネットワークを守る仕事です。システムの設計・構築・運用・保守においてセキュリティへの配慮が求められます。

インフラやIT技術全般に関する幅広い知識が必須で、法律や経営の知識も活かすことができます。

また、日々進化するサイバーセキュリティに関する最新の情報収集も必要です。

 

 

セキュリティスペシャリスト

情報システムの基盤を整える仕事です。システム開発や、情報システム部でのセキュリティ管理担当などのポジションで企業の情報セキュリティ管理をサポートします。

分析作業を通してシステムの脆弱性を発見したり、セキュリティインシデント発生時の対処もセキュリティスペシャリストの仕事です。

この仕事に従事するためには、国内のセキュリティ分野最難関の国家資格である「情報セキュリティスペシャリスト試験」に合格する必要があります。

 

テクニカルサポートエンジニア

技術的な問い合わせ対応を担う仕事です。自社製品を購入したクライアントからの、導入方法や使用方法、トラブルなどに関する技術的な質問に対応します。

自社の窓口となるため、自社製品に関する深い知識だけでなくコミュニケーションスキルも求められます。クライアントの抱える問題を聞き出し、分かりやすく説明する力が欠かせません。

 

 

次にネットワークに特化したキャリアパスを紹介します。

 

ネットワークスペシャリスト

ネットワーク全体に精通し、管理する能力が問われる仕事です。大規模ネットワークの構築から運用までを担うことができるスキルレベルが求められます。

国家資格「ネットワークスペシャリスト試験」に合格する必要がありますが、合格率15%程度の難関資格です。資格を取得しネットワークスペシャリストとして従事することで、IT業界全体で市場価値が高い人材であると証明されます。

 

 

ITアーキテクト

開発の現場でプログラマやエンジニアを指揮する立場であり、顧客の意向に沿ったシステム・環境の設計・構築を行う仕事です。

プロジェクトに最適な技術を選定するために調査を行ってアーキテクチャを設計します。コンサルティングやマネジメントスキルも役に立つでしょう。

インフラ、アプリケーション、複合的なサービスそれぞれを専門として、構成を担う役割です。

 

 

ゼネラリストのキャリアパス2例

 

一方でゼネラリストは、ITコンサルタントやプロジェクト全体をまとめる役割としての活躍が期待されます。

 

プロジェクトリーダー

開発現場においてチームごとの推進を担う仕事です。上流工程から、エンジニア業務、テスト、納品まですべてに携わります。

プロジェクトリーダーには技術的な知識の幅広さや進捗管理能力、問題解決能力、マネジメント能力など、広い知識・スキルが必要です。

ネットワークエンジニアの知識にプラスして、「プロジェクトマネージャ試験(PM)」や「PMP」のようなリーダーの素養を証明できる資格があると役に立つでしょう。

 

 

プロジェクトマネージャー

プロジェクト全体を総括する仕事です。クライアントとの折衝や提案、納期や予算など全体の管理を行います。アサイン管理もプロジェクトマネージャーの業務です。

システムや開発環境に関する知識だけでなく、IT全般の知見が求められ、交渉する力も必要とされます。

DX推進に欠かせない人材として、需要が高まっています。

 

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

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またキャリアの選択肢が広がり、本当に自分に合うキャリアや働き方を見つけることもできるでしょう。

キャリアアップのために取るべき行動が分かるため、市場価値を上げることにもつながります。

 

希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例

 

希望のキャリアに転職成功したAさんの例
  • ご年齢:30代前半
  • ご経歴:ネットワークエンジニア⇒システムエンジニア
  • 転職期間:1ヶ月ほどで転職成功

 

Aさんは元々介護業界に従事していましたが、IT化の遅れを実感しIT業界へ転職しました。

システム開発を希望して前職である企業に入社したものの、インフラ寄りの保守運用しか実施できず転職を希望されました。

 

入社後に思い描いていた業務とのギャップを感じてしまったAさんですが、キャリアパス診断によって自分が目指したいキャリアを確信し、診断から1ヶ月ほどでシステム開発エンジニアへ転職、年収は約60万円アップすることに成功しました。

 

【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓

 

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診断後にさらに具体的な悩みが出てきた場合は、市場動向や技術トレンドを網羅したIT専門のキャリアアドバイザーがあなたに合ったアドバイスをいたします。

たった3分ほどで診断できるので、ぜひ一度ご自身のキャリアパスを診断してみてください。

 

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キャリアパス実現に必要なスキル

 

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ネットワークエンジニアとして身につけられるスキルのなかでも、特にキャリアパス実現のために欠かせないスキルは意識しておくと良いでしょう。

例えば業務効率化に関わるスキルです。

プログラミングなどを活用して、日々の業務を効率化する意識は常に持ち、工夫する習慣を身につけておきましょう。

新しい技術を積極的に取り入れるためにアンテナを張っておくことも大事です。

また、ネットワークエンジニアの業務でオフィス系のソフトを利用することも多いはずです。

ワード、エクセル、パワーポイントを使った資料作成は、スペシャリスト、ゼネラリストに限らずどのキャリアパスであっても必要となります。

技術的に使いこなすのはもちろん、コミュニケーションを意識した資料作りや提案も身につけておくことをおすすめします。

上流工程を意識する人は、対人スキルや折衝力も兼ね備えたオフィスソフトを使うスキルが求められます。

 

ネットワークエンジニアにおすすめの資格

 

ネットワークエンジニアとしての実力を証明するだけでなく、キャリアパス実現におすすめの資格は以下の通りです。

 

CCNP

シスコシステムズ認定プロフェッショナルレベルの資格で、エントリーレベルのCCTやアソシエイトレベルのCCNAの上位資格にあたります。実務経験3年以上のネットワークエンジニアを対象としており、専門性の高さを証明する資格です。

難易度が高いのですが、ネットワークの設計や構築業務のキャリアパスを目指す方にはおすすめの資格です。

最上級のエキスパートレベルとなるのがさらに上位資格のCCIEとなります。

 

LPIC

LPICは3段階のレベルが用意されています。LPIC-1では基礎的な能力が、LPIC-2ではサーバー構築の知識が、LPIC-3ではプロフェッショナルなスキルが証明されます。

インフラエンジニアのキャリアパスには、中小規模の混合ネットワーク管理者レベルとされるLPIC-2が有効です。

Linuxに関する技術者認定資格にはLinuCもあり、クラウドの技術の証明には有効です。海外でも通用する人材を目指すのであれば、世界標準資格であるLPICをおすすめします。

 

ネットワークスペシャリスト試験

情報処理技術者試験の中で最難関の国家資格です。ネットワークエンジニアとして最高峰のレベルを証明することができます。

受験資格は設定されていませんが、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験に次いで受験する流れが一般的です。スペシャリストとしてのキャリアを目指すのであれば、ネットワークスペシャリスト試験をおすすめします。

 

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ネットワークエンジニアからキャリアチェンジしやすい職種

 

 

ネットワークエンジニアとしてのスキル・経験があれば、別の職種に転職することも可能です。

ここでは、ネットワークエンジニアから転職しやすい職種を2つ紹介します。

 

インフラエンジニア

 

インフラエンジニアとは、ITインフラの環境を構築・整備する職種です。

ネットワークエンジニアはネットワークに関する業務のみを行いますが、インフラエンジニアはその他にも、サーバーの構築や設計を行います。

そのため、ネットワークエンジニアのスキルを活かして、さらに幅広い業務に挑戦できるでしょう。

「ネットワークとサーバー両方のスキルを身につけたい」という方は、インフラエンジニアがおすすめです。

 

社内SE

 

社内SEとは、自社システムの開発や運用、IT機器のトラブル解決などを行う職種

近年は働き方改革の影響もあり、クラウドサービスを導入する企業や、ネットワークをクラウド化する企業が増えています。

そのため、ネットワークやセキュリティに関する知識が活かせるでしょう。

また、IT機器についての問い合わせを受ける「ヘルプデスク」業務を行う機会もあるため、コミュニケーションスキルの高い人材が重宝されます。

社内SEはIT業界の中でも残業が少なく、客先常駐の勤務も発生しないため、激務や残業から解放されたい方におすすめです。

 

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ネットワークエンジニアで得られるスキル

 

 

ネットワークエンジニアとして働くことで、ネットワークに関する知識やコミュニケーションスキルが得られます。

2つのスキルについて、詳しく見ていきましょう。

 

ネットワークに関する知識

 

ネットワークエンジニアの仕事は、設計や構築、運用保守など多岐にわたります。

OSのインストールやインターネットの設定なども行うため、以下のように幅広い知識が得られる点がメリットです。

 

・ネットワークのセキュリティ
・サーバー、各種OS
・ネットワーク機器や回線

 

また、「AWS」や「Google Compute Engine」などを扱う機会があれば、クラウドサービスについてのスキルも得られるでしょう。

 

コミュニケーションスキル

 

ネットワークエンジニアとして働くことで、コミュニケーションスキルが身につきます。

なぜなら、ネットワークエンジニアの仕事はチームで進めることがほとんどだからです。

ネットワークの構築や運用・保守は、他のメンバーと分担しながら作業を行います。

 

また、ネットワーク設計を行う際はクライアントへの提案やヒアリングを行うため、さらにコミュニケーションスキルが磨かれるでしょう。

設計や保守業務においては、ネットワークの知識がない人に対して説明する機会も多いため、わかりやすく説明する力も身につきます。

 

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ネットワークエンジニアの将来性

 

 

ネットワークエンジニアは、今後も将来性がある職種だと言えます。

なぜならIoTをはじめとするITサービスの普及やネットワークのクラウド化が進んでおり、ネットワークの知識を持った人材の需要が高まっているからです。

 

ネットワークを介したITサービスやオンラインゲームなどを利用するためには、ネットワークの構築作業が欠かせません。

また、多くの企業で「AWS(Amazon Web Service)」や「Google Compute Engine」などのサービスを使った、ネットワークのクラウド化が進んでいます。

ネットワークのクラウド化をスムーズに進めるためにも、ネットワークやクラウドの知識を持った人材を求める企業が多く、ネットワークエンジニアの求人数は増加傾向にあります。

(参考:doda『職種別マーケットレポート』)

 

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ネットワークエンジニアの求人を探す方法

 

 

「ネットワークエンジニアに転職したい」という方に向けて、ネットワークエンジニアの求人を探す方法を2つ紹介します。

 

転職エージェントに相談する

 

ネットワークエンジニアの求人を探す際は、転職エージェントへの相談をおすすめします。

転職エージェントは、あなたのスキルや希望条件に応じて、求人を探してくれるからです。

自分一人で求人を探す場合は、いくつかの転職サイトに登録し、自分に合う求人を探さなければなりません。

求人探しには時間がかかる上に、気になる企業を見つけても自ら連絡をとり、面接の日程調整をする必要があります。

その点、転職エージェントは企業とのやり取りや日程調整を代行してくれるため、求人探しの手間を減らせるのです。

面接対策や年収交渉などのサポートも受けられるため、求人探しや転職活動に少しでも不安があるなら、転職エージェントに相談してみましょう。

 

転職サイトを利用する

 

転職サイトを利用してネットワークエンジニアの求人を探す場合は、IT系の求人が豊富に掲載されているサイトを利用しましょう

転職サイトごとに掲載されている求人も異なるため、複数のサイトに登録することで、自分に合った求人を見つけやすなります。

ただし、転職サイトに掲載されている情報がすべてではないため、気になる企業については独自で情報収集を行うと良いでしょう。

情報収集を怠ると、入社後に「思っていたのとは違う」「自分のやりたいことができない」など後悔してしまう可能性があります。

 

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ネットワークエンジニアのキャリアパスを知ろう

 

 

ネットワークエンジニアのキャリアパスは、一般的にはネットワークの監視・運用などからスタートし、経験を積むことで設計や構築にステップアップします。

 

設計や構築で経験を積んだら、特定の分野に特化した「スペシャリスト」か、マネジメント系の「ゼネラリスト」に進むケースが多いです。

ネットワークエンジニアとしてのスキルがあれば、「インフラエンジニア」や「社内SE」といった別の職種に転職することも可能です。

 

ネットワークエンジニアの求人を探す際は、転職エージェントに相談することをおすすめします。

転職エージェントに相談すれば、業界に詳しいアドバイザーが、あなたの希望条件にマッチする可能性の高い求人を紹介してくれるからです。

 

IT・Web・ゲーム業界の転職に強い転職エージェントのGeekly(ギークリー)では、ネットワークエンジニアとして携わることができる企業の情報を多数保有しています。

無料のキャリア相談も可能なため、ネットワークエンジニアの仕事に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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