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ホワイトハッカーの年収は?市場価値の高いスキルと年収を上げる方法

「ホワイトハッカーの年収って実際どのくらい稼げるの?」と気になっている人は少なくありません。

ホワイトハッカー(≒セキュリティエンジニア)の平均年収は約580万円と高く、業務領域・業界・取得資格によって年収を大きく伸ばせる職種です。

20代でも約490万円スタートと水準が高く、戦略的にキャリアを設計すれば30代で600万円台、40代以降で700〜1,000万円超を狙うことも十分に可能です。

この記事では、平均年収・年代別推移から、年収に直結する4つの業務領域・狙うべき4業界・年収アップの具体的な3つの方法まで体系的に解説します。

 

【この記事はこんな人におすすめ】
・現職の年収に頭打ち感があり、市場価値の高い職種への転職を検討している方
・ホワイトハッカーの具体的な年収レンジとキャリアパスを知りたい方
・未経験・異職種からホワイトハッカーを目指せるか確かめたい方

この記事のまとめ

  • ホワイトハッカー(≒セキュリティエンジニア)の平均年収は約580万円で、年代とともに大きく伸びる職種。
  • 業務領域ごとに必須スキルと年収水準が異なり、金融・保険・コンサル業界では平均を大きく上回る求人も狙える。
  • 転職で年収アップするためには、市場価値を高めやすい業界・企業選びが重要。

目次

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ホワイトハッカーの平均年収【ギークリー自社データ】

 

ホワイトハッカー 年収

 

ホワイトハッカーの年収は、業務領域や年代によって大きく差が生じます。本章ではギークリーの自社データをもとに、平均年収の目安と年代別の推移を見ていきましょう。

 

ホワイトハッカーの平均年収
  • 平均年収は580万円が目安
  • 20代・30代・40代・50代以降の年代別推移

 

なお、本記事では、実務上ほぼ同義として扱われる「セキュリティエンジニア」の数値をホワイトハッカーの年収データとして取り上げます。

 

【年収データ概要】

【調査対象】弊社をご利用いただいたIT業界にお勤めの転職希望の方

【調査期間】2024年9月~2025年8月

【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力

 

平均年収は580万円が目安

 

ギークリーが独自に実施した調査(2024年9月〜2025年8月)によると、ホワイトハッカーが含まれるセキュリティエンジニアの平均年収は約580万円です。

国税庁の民間給与実態統計調査における給与所得者全体の平均年収478万円)と比較すると、120万円ほど高い水準にあります。

サイバー攻撃の高度化や個人情報保護の規制強化を背景に、企業のセキュリティ投資は年々拡大中です。専門人材の不足も相まって、ホワイトハッカーは希少性が高く、年収相場が高くなりやすい職種となっています。

とくに金融・保険・コンサルティングなど機密情報を多く扱う業界では、平均を大きく上回る年収水準の求人も珍しくありません。

(参考:国税庁『民間給与実態統計調査』)

 

年代別の平均年収推移

 

ホワイトハッカーが含まれるセキュリティエンジニアの年代別平均年収は、以下のとおりです。

 

20代 30代 40代 50代~
487万円 601万円 619万円 787万円

(出典:株式会社Geekly 自社データ

 

20代の段階で約490万円と、他職種と比べても高い水準からスタートできるのが特徴です。

30代に入ると600万円台へ到達し、設計・上流工程やマネジメント経験を積むことで、50代以降には400万円以上の年収アップも目指せます。

50代以降では700万円後半まで伸び、CISO(最高情報セキュリティ責任者)クラスでは1,000万円を超えるケースも出てきます。

年齢を重ねるごとに専門性が積み上がり、市場価値が伸び続けやすい職種といえるでしょう。

 

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【あわせて読みたい】転職で年収アップに成功した事例はこちら⇓

 

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【仕事内容別】ホワイトハッカーの年収に直結するスキルのレベル

 

ホワイトハッカー 年収

 

一口にホワイトハッカーといっても担当業務は多岐にわたり、業務領域ごとに必要スキルと年収水準が大きく異なります。本章では年収アップに直結する4つの業務領域と、習得すべきスキルを解説します。

 

ホワイトハッカーの年収に直結するスキル
  • 脆弱性診断とペネトレーションテスト
  • インシデントレスポンスとフォレンジック調査
  • セキュリティアーキテクチャの設計
  • バグハンティングとリスクアセスメント

 

順番に、それぞれの業務内容、年収が上がる理由や、必要なスキルレベルを確認しましょう。

 

【脆弱性診断とペネトレーションテスト】プロキシツールによる手動診断と解析

 

脆弱性診断とペネトレーションテストは、企業のWebサイトやアプリに対して擬似的な攻撃を仕掛け、システム上の弱点を洗い出す業務です。自動スキャンツールでは検出できない論理的な欠陥を手動で深く解析します。

この領域は顧客情報漏洩を未然に防ぐ役割を担う重要な業務であり、手動診断による精密な解析ができる人材は単価が高い傾向にあります。

プロジェクト単位でも数百万円規模の案件が動くため、専門人材ほど報酬交渉力を持ちやすい領域です。

脆弱性診断とペネトレーションテストを担当するうえで身につけておきたい必須スキルは、下記の3つです。

 

【身につけておきたい必須スキルの例】

  • ・OWASP Top 10の理解(Webアプリの代表的な脆弱性カテゴリ)
  • ・HTTP/HTTPSプロトコルの深い知識
  • ・Burp Suiteなどプロキシ型診断ツールの習得

 

また、検出した脆弱性をビジネスインパクト順に整理して顧客へ報告できるレポーティング力まで備えると、上位ポジションへの抜擢や単価アップも狙えるでしょう。

 

【インシデントレスポンスとフォレンジック調査】ログ分析とマルウェア解析の基礎

 

インシデントレスポンスは、サイバー攻撃を受けた際の初動対応から復旧までを担う業務です。

一方のフォレンジック調査とは、攻撃を受けたパソコンやサーバーに残された通信ログ・ファイル更新履歴・メモリ情報などを「デジタル上の証拠」として収集・分析する調査を指します。

フォレンジック調査で得られた証拠をもとに、侵入経路の特定や被害範囲の解析を行い、再発防止策の策定まで一貫して対応するのがこの領域のホワイトハッカーの仕事です。

インシデント発生直後に的確な初動を取れる人材は企業にとって不可欠であり、24時間体制での緊急対応が必要になるため報酬水準も高くなりやすいのが特徴です。インシデントの規模次第では、対応コンサルティング1案件で数千万円が動くケースもあります。

インシデントレスポンスとフォレンジック調査を担うために身につけたい必須スキルは、下記のとおりです。

 

【身につけておきたい必須スキルの例】

  • ・Linux/WindowsなどOSの深い知識
  • ・SIEM(Security Information and Event Management)を活用したログ分析
  • ・マルウェア解析の基礎(リバースエンジニアリング、サンドボックス活用)

 

これらのスキルを客観的に証明する手段として、保有しておきたい国際資格がGCFA(GIAC Certified Forensic Analyst)とGCIH(GIAC Certified Incident Handler)です。

いずれも世界的なセキュリティ教育機関SANS Instituteが認定する資格で、年収アップを目指すうえでの強力な武器となります。

GCFAやGCIHを保有しつつ実務経験を積んだ人材は、SOC(Security Operation Center)やCSIRT(インシデント対応専門チーム)の中核ポジションに登用されやすく、年収交渉でも優位に立ちやすい点が特徴です。

 

【セキュリティアーキテクチャの設計】コンテナセキュリティ、ITILやISAACの理解

 

セキュリティアーキテクチャ設計は、クラウド環境(AWS・Azure・GCP)の構築段階から、不正アクセスや情報漏洩を防ぐためのセキュリティ機構を組み込む上流工程の業務です。

運用開始後にセキュリティ対策を後付けするのではなく、設計フェーズで強固な仕組みを組み込むことで、長期的な運用コストと事故リスクを大幅に下げられます。

オンプレミスからクラウドへの移行が進む中で、クラウド特有のセキュリティ設定を理解できる人材は希少性が高く、年収が上がる要因になります。

経験を積めばCISO(最高情報セキュリティ責任者)候補としてキャリアを伸ばす道もあり、長期的な年収アップを図りやすい領域です。

クラウド時代のセキュリティアーキテクチャ設計を担うために身につけたい必須スキルは、以下のとおりです。

 

【身につけておきたい必須スキルの例】

  • ・IaC(Terraform・CloudFormationなど)による構成管理
  • ・コンテナセキュリティ(Docker・Kubernetes)
  • ・IAM(Identity and Access Management)による権限設計
  • ・ITILなどフレームワークに基づいた運用設計

 

加えて、AWS Certified Security – Specialty や Microsoft Certified: Azure Security Engineer Associateといったクラウドベンダー認定資格を取得しておくと、上流の設計フェーズから関わる案件にアサインされやすくなります。

設計レビューや経営層への説明まで担えるレベルになれば、年収800万円超のポジションも視野に入るでしょう。

 

【バグハンティングとリスクアセスメント】静的解析ツール知識とコーディングスキル

 

バグハンティングは、開発段階のセキュアコーディング支援や、脆弱性報奨金制度(バグバウンティ)への参加を通じて脆弱性を発見・報告する業務です。発見した脆弱性ごとに数十万〜数百万円の報奨金が支払われる案件も存在します。

攻撃者の視点を持ちつつ開発プロセスに介入できる人材は、開発効率と安全性を両立できるため重宝されます。DevSecOpsの広まりとともに、開発組織側のセキュリティ強化人材として年収アップに直結しやすい領域です。

バグハンティングとリスクアセスメントで成果を出すために身につけたい必須スキルは、下記のとおりです。

 

【身につけておきたい必須スキルの例】

  • ・SAST(静的解析)/DAST(動的解析)両ツールの活用
  • ・Python・Go・JavaScriptなど主要言語のコーディングスキル
  • ・CVE情報や最新脆弱性のキャッチアップ習慣

 

SASTはコードを動かさずに解析し、DASTは実行時の挙動から脆弱性を検出する手法です。両者を組み合わせて運用できるエンジニアであれば、さらに評価されるでしょう。

 

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ホワイトハッカーとして年収アップが期待できる業界・企業は?

 

ホワイトハッカー 年収

 

ホワイトハッカーは活躍する業界によって年収レンジが大きく変わります。本章では年収アップが期待できる4つの業界と、それぞれで磨けるスキルの特徴を紹介します。

 

ホワイトハッカーとして年収アップが期待できる業界・企業
  • 金融・保険業界
  • コンサルティング業界
  • インフラ業界
  • メーカー業界

 

各業界で求められる専門性や働き方は大きく異なるため、自分のキャリア志向に合った業界を見極める参考にしましょう。

 

金融・保険業界:年収水準が高く高度な防御スキルを磨ける

 

金融・保険業界は、扱う情報の機密性が極めて高く、セキュリティ投資額も最大級の業界です。

一件の情報漏洩で数十億円規模の損害が発生する可能性があるため、ホワイトハッカーへの報酬水準も自然と高くなります。

実務面では、業界固有の規制対応に関するゼロトラストアーキテクチャの設計・運用や決済システムの不正検知、PCI DSS(クレジットカード業界のセキュリティ基準)への対応といった希少性を高めるスキルを磨ける環境です。

高度な防御スキルを最短で身につけたい方には、最も適した業界といえるでしょう。

 

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コンサルティング業界:多様なクライアントを通じて市場価値を高められる

 

コンサルティング業界では、複数業界のクライアントを横断的に支援できるため、知見の幅と深さの両方を一気に伸ばせます。

具体的には、SOC(Security Operation Center)構築支援、CSIRT(インシデント対応専門チーム)設計、セキュリティポリシー策定といった業務を、上流の構想段階から実装まで一貫して担当できる点が強みです。

クライアント企業の経営層と直接やり取りする機会も多いため、ヒアリング力・提案力・交渉力が磨かれる点も特徴です。

自分の提供価値を「年間◯◯円のリスク回避効果」「対応工数◯◯時間の削減」など定量的な数値で示せるようになるでしょう。

また、コンサル時代に培った業界別の予算感・意思決定プロセスへの理解を踏まえ、決裁者へ刺さる提案も可能になります。

 

インフラ業界:大規模ネットワーク構築で最新手法の経験が積める

 

通信キャリア・データセンター事業者・クラウドベンダーなどインフラ業界では、大規模ネットワークを前提としたセキュリティ設計の経験を積めます。

ハイトラフィック環境での実装ノウハウは他業界に転用しにくい希少なスキルであり、市場価値の高さに直結する点が特徴です。

最先端の手法に触れられる点も魅力で、DDoS対策、ゼロデイ脆弱性への即応、グローバル拠点間のセキュアな通信設計といった領域に携わるチャンスがあります。

インフラ系セキュリティアーキテクトはCISOへのキャリアパスとも親和性が高く、長期的な年収アップを狙いやすい業界となっています。

 

メーカー業界:急増するIoT需要で安定して将来性を高められる

 

製造業をはじめとするメーカー業界では、工場のスマート化や製品のIoT化が進み、OT(Operational Technology)セキュリティの需要が急増中です。

組込み機器の脆弱性診断、工場ネットワークのセグメンテーション設計など、IT領域とは異なる専門性を磨けます。

製造業はサプライチェーン全体での対策が求められるため、案件規模が大きく長期化しやすい傾向にあります。

安定した雇用と着実な年収アップを志向する方には、将来性の高い選択肢となるでしょう。

 

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ホワイトハッカーが年収を上げる方法3選

 

ホワイトハッカー 年収

 

ホワイトハッカーとして年収を上げるには、戦略的なスキル投資が欠かせません。本章では年収アップに効く3つの方法を、優先度の高い順に解説します。

 

ホワイトハッカーが年収を上げる方法
  • ①高年収に直結する専門スキルと実務経験を積む
  • ②年収アップに有利な国際的なセキュリティ資格を取得する
  • ③英語力と海外企業との交渉術を身につける

 

それぞれの方法について、なぜ年収アップにつながるのか、また取り組み方を具体的に見ていきます。

 

①高年収に直結する専門スキルと実務経験を積む

 

年収アップの最短ルートは、市場単価の高い専門領域で実務経験を積むことです。

需要に対して供給が追いついていない領域ほど一人あたりの単価が高騰しやすいでしょう。

また、転職市場では「どの領域でどれだけの規模・難易度の案件を経験したか」が年収査定の最重要指標となるため、希少性の高い領域に身を置くほど報酬も伸びやすい構造になっています。

単価相場の上位に位置している領域の例はペネトレーションテスト、フォレンジック調査、クラウドセキュリティ設計などが代表的です。

これらの領域では、脆弱性診断会社で数年単位の経験を積んだ後、事業会社の上流ポジションや外資系セキュリティベンダーへ移るキャリアパスもおすすめです。

担当領域を広げながら設計・要件定義フェーズに踏み込めるようになると、大幅な年収アップも狙えます。

 

②年収アップに有利な国際的なセキュリティ資格を取得する

 

国際資格は、転職市場での「客観的なスキル証明」として年収交渉を後押ししてくれます。

セキュリティ領域は実務スキルが面接や履歴書だけでは判別しにくく、採用側は精度上げることを目的として第三者機関による認定資格を判断材料に使う傾向が強いためです。

世界共通基準で評価される国際資格を保有していれば、外資系・グローバル企業の選考でも一定水準以上のスキルが担保されていると見なされ、初期提示年収のレンジも上振れしやすくなります。

とくに評価が高い資格は下記のとおりです。

 

資格名 特徴
CEH(Certified Ethical Hacker) 攻撃と防御を体系的に学ぶ国際標準資格。外資系セキュリティベンダーで応募要件に指定されるケースもある。
OSCP(Offensive Security Certified Professional) 実技試験ベースで「実際にハッキングできる」ことを証明する資格。ペネトレーションテスター志望者にとって必須級。
CISSP(Certified Information Systems Security Professional) マネジメント層を含む幅広い領域をカバーする資格。シニア・マネジメント層の求人で応募要件に挙がる。
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ) セキュリティ分野で唯一の国家資格。官公庁・大手SIerなど国内案件で加点要素になる。

 

CEH→OSCP→CISSPと段階的に取得することで、キャリアアップを図りやすくなるでしょう。

 

③英語力と海外企業との交渉術を身につける

 

セキュリティ業界は最新の攻撃手法・脆弱性情報が英語圏で先行公開されるため、英語ドキュメントを即時に読み解ける人材は希少です。

CVE情報やセキュリティアドバイザリを一次情報から追えるため、社内での「頼られるポジション」を獲得しやすくなります。

加えて、外資系セキュリティベンダーやグローバル展開する事業会社では、英語面接やSlack・メールでの英文コミュニケーションが日常業務に含まれます。TOEIC800点以上、または海外PMとの会議に支障がないレベルを目指すと、年収が200万円ほど高くなることも珍しくありません。

海外企業との交渉術として、自分のスキル価値を一般的な年収相場と比較しながら数値で提示する習慣を持つと、提示年収の上限を引き上げやすくなるでしょう。

なお以下のボタンから、現時点での年収を実際のIT人材の相場と比較し、転職後のアップ額が診断できます。

 

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ホワイトハッカーについてよくある質問

 

ホワイトハッカー 年収

 

最後に、ホワイトハッカーを目指す方からよく寄せられる4つの質問に回答します。

 

ホワイトハッカーについてよくある質問
  • セキュリティエンジニアやバグハンターとの違い
  • 未経験や独学でもなれるか
  • 転職するメリット・デメリット
  • 年収アップできるキャリアパス

 

順番にひとつずつ解説していきます。

 

Q.セキュリティエンジニアやバグハンターとの違いは?

 

セキュリティエンジニアとホワイトハッカーは業務領域が重なる部分が多く、企業によっては同じ呼称で扱われることもあります。

一方バグハンターは、HackerOneやBugcrowdなどのプラットフォーム経由で報奨金を得るスタイルが主流です。発見した脆弱性ごとに報奨金が支払われる仕組みで、企業に所属せず個人で活動する人が多いのが特徴です。

 

職種 役割 主な業務
セキュリティエンジニア 企業の情報システムを守る「守りのエンジニア」 セキュリティの設計・構築・運用・監視を幅広く担当
ホワイトハッカー 攻撃者の手口で弱点を見つける「攻めの専門家」 脆弱性診断・ペネトレーションテストが中心
バグハンター 報奨金を狙って脆弱性を見つける「賞金稼ぎ型」 バグバウンティ制度への参加で個人で活動

 

Q.ホワイトハッカーは未経験や独学でもなれる?

 

完全未経験からの転職は難易度が高いものの、IT業界での経験があれば十分可能です。

開発・インフラ・SREでの実務経験が3年以上あれば、脆弱性診断会社のジュニアポジションを狙いやすくなります。

独学だけで実務レベルに到達するのは難しい一方、基礎知識のインプットや資格取得までは独学で十分対応することが可能です。具体的には、下記のような項目から始めるとよいでしょう。

 

【ホワイトハッカーのおすすめ学習項目】

  • Linuxの基本操作
  • ネットワーク(TCP/IP)の理解
  • Pythonでのスクリプト作成
  • CTF初級問題の演習

 

実務スキルも身につけたいなら、専門スクールの活用や、脆弱性診断会社へのインターン・アルバイトでの実地経験が効果的です。

 

Q.ホワイトハッカーに転職するメリット・デメリットは?

 

ホワイトハッカーに転職するメリットは、年収水準の高さや長期的にキャリア構築できる環境です。

一方、学習負荷の大きさや、企業の選び方によっては評価を得にくい点がデメリットと捉えられることがあります。

 

【ホワイトハッカーに転職するメリット】

・市場価値が高く、年収相場が他のIT職種よりも高くなりやすい
・フルリモートなど柔軟な働き方を選びやすい
・サイバー攻撃から社会インフラを守る役割を担える
・スキルが陳腐化しにくく、長期的にキャリアを伸ばせる

 

【ホワイトハッカーに転職するデメリット】

・インシデント対応で深夜・休日呼び出しが発生する可能性がある
・最新の攻撃手法を追い続ける継続学習の負荷が大きい
・成果が見えにくく、評価制度によっては能力に見合った評価を得にくいケースもある

 

年収だけでなく働き方の柔軟性や学習意欲とのマッチを見極めたうえで、転職を検討しましょう。

 

Q.ホワイトハッカーから年収アップできるキャリアパスは?

 

ホワイトハッカー経験を起点とすると、下記のような年収アップキャリアパスが代表的です。

 

職種

特徴

年収相場

セキュリティアーキテクト

上流設計を担う中核ポジション

600〜900万円

セキュリティコンサルタント

複数業界の知見が積み上がる

500〜1,000万円

セキュリティアナリスト

攻撃インテリジェンス分析の専門職

500〜900万円

CISO(最高情報セキュリティ責任者)

役員クラスの最終到達点

1,000万円超も視野に入れられる

(参考:ギークリー『セキュリティエンジニアのキャリアパス|年収アップに有効な資格・スキルを解説』)

 

20代後半〜30代前半でセキュリティアーキテクトを経験し、30代後半でコンサルタントやマネジメント層へ移るのが、再現性の高い年収アップルートのひとつです。

設計フェーズで技術的な実績を積み上げたうえでコンサル・マネジメント職へ移ると、技術理解の裏付けが信頼に変わり、提案・交渉の場面でも評価されやすくなります。

セキュリティ領域は「技術 × ビジネス理解」を両立できる人材ほど年収が伸びやすい傾向があります。自分の経験と目標年収を照らし合わせながら、段階的にスキルとポジションを積み上げていきましょう。

 

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ホワイトハッカーは需要拡大とともに年収レンジが伸びている職種ですが、業務領域・業界・資格によって最適なキャリアパスは大きく異なります。

自分の経験を活かしつつ年収アップを実現するには、市場動向に精通したプロの伴走が欠かせません。

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

この記事の執筆者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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