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デザイナーの仕事場

【デザイナーに転職】面接の実技試験の事例を紹介!課題はいつ出される?スキル評価のポイントを確認!

デザイナーの実技試験では与えられた条件をもとに制限時間内でデザインを制作しますが、評価されるポイントはスキルや質、出来栄えだけではありません。デザインさえうまくいけば転職が成功する、という考えでは、思わぬ落とし穴にはまる危険性が高いのです。実技試験ではどのようなことを評価されるのか、注意すべきポイントなど当記事で詳しく解説します。

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デザイナー面接の流れ

 

ビジネスマン

 

デザイナーの面接は、人事担当面接、配属チーム面接、最終面接の3回実施されることが多いです。

デザイナーという専門的な職業とはいえ、面接で聞かれる内容や気を付けるべきポイントは、一般的な転職活動と変わりません。

それぞれの面接でどのようなことを聞かれるのか、あらかじめ把握しておきましょう。

 

人事担当面接

 

履歴書の内容をもとに、志望動機や転職理由、これまでの経歴、現在もしくは直近まで行っていた仕事内容が質問されます。

なぜその会社を志望したのか、その会社でなければできないことは何か、自分の言葉で伝えることが重要です。

ありきたりな回答では人事面接の段階で不採用とされます。

また、自信がないような振る舞いや小声でボソボソと話すのもNG。

一人の社会人として面接を受けている、ということを忘れないでください。

 

配属チーム面接

 

あなたが配属される予定のチームが担当する面接です。

面接は、チームのトップもしくは直属の上司に当たる人が担当します。

ここで注意したいのは、デザイナーとしての実力やスキル面だけでなくチームワークがとれる人物かどうかもチェックされているということ。

自己中心的な人物ではないか、任せた仕事をきちんとこなしてくれるか、といった点が評価されます。

ただし、言われたことすべてに肯定的なイエスマンになってはいけません。

時には自分の意見を言うことも大切なので、チームワークを重んじつつ主体性を持った人材であることをアピールしましょう。

 

最終面接

 

社長や代表取締役など、会社のトップと面接を行います。

最終面接でも、グラフィックデザイナーとしてのスキルだけでなく会社に貢献できる人材かどうかのチェックが行われています。

どの面接でも、テキストに載っているようなテンプレートの回答は求められていません。

自分の言葉で素直に受け答えすることが、転職成功への重要なポイントです。

 

実技試験の事例

 

マックブック

 

実技試験では、PhotoshopやIllustratorを使用し短時間で作成できる課題が出題されます。

 

・会社のロゴマーク

・Webページのバナー

・お店のチラシ

 

実技試験は制限時間が決められており、レイアウトや使用する画像、文章など条件が指定されています。

与えられた条件をすべて加味した制作物を完成させることは、最低限の評価ラインです。

一つでも条件を満たしていなければ、どんなに素晴らしいデザインが完成しても不採用となります。

基本的なことですが、条件をよく読んだうえであなたの実力を存分に発揮しましょう。

また、会社によって実技試験の内容が変わってきます。

不安であれば、面接の前にあらかじめどのような内容の試験が出題されるか問い合わせてみてください。

 

実技試験で評価されるポイント

 

「吹き出し」を作り出す男性

 

実技試験は、スキルやデザインの質だけが評価されるポイントではありません。

あなたの人間性はチームワークに適しているか優秀な人材かどうか常識はあるかなど、一社会人として評価されています。

デザインのスキルや質さえ高ければ転職が成功する、という考え方をお持ちの場合、思わぬ落とし穴にはまる危険性があるので注意してください。

 

制限時間を守れているか

 

実技試験の制限時間通りにデザインが完了するかどうかチェックされます。

デザイナーとして大切なことは納期を守ること。

実技試験でさえ制限時間を守れないのであれば、採用しても納期は守れそうにない、この人に仕事を任せられない、と評価されても仕方ありません。

基本的なことですが、制限時間は必ず守ってください。

 

ルールは守れているか

 

法律

 

実技試験ではレイアウトや画像、文章などの条件が指定されます。

それら条件をすべて満たしたうえで制作に取り掛かっているか、問題文をよく読んでいるかどうかも評価ポイントの一つです。

条件を満たしていなければ、依頼通りに仕事をこなすことができない人物と評価されます。

提出前に、条件をすべてクリアしているか必ず見直してください。

 

自分の解釈で進めていないか

 

指定された文章や画像、レイアウトを改変せずそのまま使用することも重要なポイントです。

自分の解釈で画像サイズを変更したりレイアウトを変えたりするのは論外。

依頼通りに仕事をこなせないと判断され、実技試験を突破することは難しくなります。

 

周りとうまくやっていけそうか

 

グラフィックデザイナーは自分の思い通りにいかないことが多くあります。

うまくいかないからといって、舌打ちしたり貧乏ゆすりしたりと感情を表に出せば、周りに迷惑がかかり、職場の雰囲気が悪くなります。

チームワークが取れないのであれば、会社に所属せずフリーランスで働いた方がいい、と判断されるでしょう。

予期せぬ事態が起こっても、チームとして働く、チームに貢献するという気持ちで落ち着いて対処してください。

 

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実技試験の注意点

 

注意

 

実技試験に臨むうえで、いくつか注意点があります。

グラフィックデザイナーとしてのスキルや実力が高くても、初歩的なミスや人間性の問題で転職がうまくいかなくなることがあるのも事実です。

チャンスを逃さないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

 

ポートフォリオは必ず持参する

 

面接では必ずポートフォリオを持参してください。

ポートフォリオは、あなたのスキルやこれまでの成果を示す大切な書類です。

ポートフォリオがなければ、あなたの魅力を十分伝えることはできません。

また、企業によってはポートフォリオが必須のところもあります。

必ず提出しなければならない書類を忘れれば、デザイナーの前に社会人としての評価が下がるので、十分注意してください。

 

制作意図を明確に伝える

 

同僚と会話

 

実技試験では、どのような意図で作ったのか、なぜこの配置なのか、なぜこの色を使ったのかなど、制作意図をはっきり伝えてください。

実技試験には制限時間が設けられているため、時間内に満足のいく出来にならないこともあり得ます。

だからこそ、自分はこういう意図をもって作った、ということを明確に伝える必要があるのです。

制作意図が十分わかれば、グラフィックデザイナーとして働くことの熱意や制作物に対する情熱を伝えることにもつながります。

 

自分のことばかり語らない

 

情熱を持って制作意図を伝えることは大切ですが、熱くなりすぎて自分のことばかり語るのはNG。

また、あまりにも必死になりすぎると、出来が悪いデザインを制作した言い訳のように聞こえてしまいます。

自分のことばかり話す人と一緒に仕事したいとは思えず、自己中心的な人、チームワークがとれない人と評価される可能性があるのです。

転職がうまくいくかどうかは、スキルやクオリティだけでなく、人間性も評価されていることを忘れないでください。

 

課題はいつ出される?

 

デザイン

 

実技試験の課題は、試験直前に出されます。

試験が始まるまで、誰も実技試験の内容を知ることができないのです。

ただし、稀に前もって試験内容が発表される会社もあります。

あなたが受ける会社はどのタイミングで課題が出されるのか、事前に問い合わせてみてください。

また、人物面接と実技試験が同じ日に行われることが多く、丸一日かかる会社もあります。

面接の緊張感から解放された後に実技試験を行うことが多いので、最後まで集中力を保ちましょう。

 

面接でよく聞かれることは?

 

対話

 

一般的な転職試験と同じようなことが聞かれます。

 

・自己紹介

・志望動機

・転職しようと思った理由、きっかけ

・現職(前職)での仕事内容

・自分の長所、短所

・休日の過ごし方

・趣味、特技

・ほかに受けている会社の有無

 

そのほか、グラフィックデザイナー特有の質問として、次のようなものが挙げられます。

 

・ふだん使用しているデザインツール

・デザインの勉強方法

・得意としているスキル

・ポートフォリオの説明

 

面接に臨むうえで大切なことは、自己分析をしっかり行うこと。

採用する側は、あなたがどのような人物かまったく分かりません。

自己分析がおろそかになれば、いくら人としての魅力やグラフィックデザイナーとしての実力が高くても、正しく評価してもらえないのです。

あなたの魅力を100%伝えるためためにも、まずは自己分析に時間をかけてください。

 

未経験でもデザイナーへ転職できる?

 

 

未経験でもグラフィックデザイナーへ転職することは可能です。

目立った実績や突出したスキルがないと不安になるかもしれません。

しかし、会社側は未経験者に対して、即戦力より今後の伸びしろを求めています。

面接を通して、チームに貢献できる人材かどうか、学んだことを余すことなく吸収できるタイプかどうかが評価されると思ってください。

また、PhotoshopやIllustratorを使用し日常的にデザインしている制作物があると思います。

それらをポートフォリオとして提出し、グラフィックデザイナーに対する情熱や意欲としてアピールしましょう。

実績がない業界未経験者だから、という理由で転職を諦める必要はないのです。

 

デザイナーへの転職を成功させるには

 

アドベンチャー

 

グラフィックデザイナーへ転職を成功させる一番の近道は、転職エージェントを活用することです。

独学での挑戦は不可能ではありませんが、エージェントを通すことで、あなたの要望やスキルに合った転職先を見つけることにつながります。

エージェントは転職アドバイスのプロです。

これまでの経験やノウハウを生かし、グラフィックデザイナーへ転職するための的確なアドバイスや面接対策を行ってくれます。

また、中途採用の方で在職中に面接を行う場合、どうしても面接時間の調整が難しくなりがち。

現在の職場との兼ね合いや面接を受ける会社の都合など、本番の面接前に考えることがたくさんあります。

そんなとき、エージェントを介することであなたの要望を踏まえたスケジュール調整や交渉を行ってくれるのです。

結果として、余計な労力を使うことなく面接に集中できる環境が整います。

未経験、中途採用いずれの場合も、エージェントを活用することで転職の成功率がグッと高くなることは間違いありあません。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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