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「データ分析・活用のリーディングカンパニー」という成長環境へ|日本企業の力を高められる存在になりたい

ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第11回は新卒で財閥系メーカーにご入社された後にデータサイエンティストへキャリアチェンジされ、今回更なる成長環境を求めてご転職されたM.Sさんです。データサイエンティストとして成長した先で何を実現したいのかや、そのためにどのような企業選びをしたのか、実際にどんな成長環境が整っているのかについてお話を伺いました。

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M.Sさん

32歳 データサイエンティスト(2022年5月時点)

大学院をご卒業後、新卒で財閥系重工メーカーにご入社。設計士としてご経験を積まれた後、データサイエンティストへキャリアチェンジされています。メーカー3社のデータ分析をご経験された後、現在は株式会社ブレインパッドにてマーケティング分析のご経験を積まれています。

 

社会に影響を与えるために、データサイエンティストとして成長したい

 

―まずは簡単にご経歴を教えてください。

M.Sさん:はじめに新卒で入社したのは財閥系の重工メーカーでした。そこでは設計士として2年間勤務しました。その後1年の空白期間の後、前職の企業で2年半データサイエンティストとして働きました。そして今回の転職に至っています。

 

―前回の転職活動でデータサイエンティストにキャリアチェンジをされたのはなぜでしょうか。

新卒で入社したメーカーは、ビジネスモデルや仕組みがすでに成熟していて改善の余地がほとんどありませんでした。一方で、ITの導入はうまくできていなかったので、IT化や業務の自動化という面で改善の余地が大きいことを感じていました。IT業界なら様々な企業に対して多くの改善ができると思い、キャリアチェンジを決めました。

 

―リスクも大きかったと思います。せっかく新卒で入社した大企業から転職することに迷いはなかったのでしょうか。

もちろん新卒で入社した企業は他の企業に比べると年収が良いなどの面はありました。ただそれ以上に、仕事を通して社会をどう変えていくかというやりがいがほしくて。それで日本の社会を良くすれば、結果的に利益も自分に返ってきますよね。
成熟した企業で他の優秀な方がつくったやり方を踏襲しながら得る収入より、社会を変えたいという想いを優先したかったんです。なので迷いませんでした。

 

 

―ご自身のなかで明確な優先順位があったんですね。未経験からのIT転職ではSEやPGを目指す方が多いなか、データサイエンティストを選んだ理由を教えてください。

自分が置かれた状況では最適な職種だと思ったからです。大学では量子力学の理論的な研究をしていたので、数式はよく扱っていました。なので人の動きを数式で表したり、機械学習モデルでパターンを認識させたりするのは面白そうだなと。
自分のキャリアを活かしつつ、マーケティング分析やビジネスの効率化・自動化によって企業に貢献できる職種がデータサイエンティストでした。

 

―キャリアチェンジに成功し、2年半ご経験を積まれました。今回はどんな経緯でご転職を考えたのでしょうか。

まず、前職ではひとりで客先に常駐していました。顧客からは評価していただいていましたが、ひとりで業務が完結していたので、自分が理想とするデータ分析者に向けた成長速度が遅いと感じていたんです。優秀なデータサイエンティストと一緒に働ける環境で自分を成長させたいと思い、担当していた案件で結果が出たタイミングで転職を決めました。

 

影響力のある大手企業で「攻め」の分析経験を積みたかった

 

―理想とするキャリアがあったとのことでしたが、具体的にはどのようなスキルや経験を積むことを重視されていましたか。

顧客の潜在的なニーズを引き出してコンセンサスを取るコンサルタントとしての能力と、自分でシステム構築ができるエンジニアとしての能力、そしてデータ分析モデルを正しく構築する分析者としての能力を身に着けられる経験をしたいと思っていました。
当時はメーカーの分析ばかり担当していたので、特にマーケティング分析の力をつけたいとは思っていましたね。

 

―マーケティング分析にはこだわりがあったんですね。メーカーの分析とどう違うのでしょう。

メーカーの分析とマーケティング分析は「守り」と「攻め」の違いがあると思っています。
メーカーでは、人が担っていた作業の自動化や異常検知など、コスト削減のための分析が多い印象です。
一方でマーケティング分析だと、答えがないところに仮説を立てて能動的に動いたり、PDCAサイクルを回せるモデルを構築したりします。どれくらい利益が上がるか分からないなか投資をするために分析をするところに、マーケティング分析の魅力があるかなと。

 

―それらの条件を満たせる企業選びはどのように進めたのでしょうか。

大手企業を中心にみていました。
理由の一つは、優秀なデータサイエンティストが多いと思ったからです。刺激し合いながら成長できる環境は大手企業の方が叶いやすいと考えていました。
もう一つは、顧客とのコネクションです。大きなメーカーは、そもそもデータ分析の下地が不十分なことも多いです。分析を回すための仕組みから整えるためには、企業の上役の方とのコネクションが必要なので、その土台がある企業を選んでいました。
実績や取引先への影響力がある企業の方が、社会を変えやすいと考えていましたね。

 

―今回のご転職活動は弊社ギークリーのみのご利用で進められました。担当からの求人紹介にはご満足いただけましたか。

そうですね。知らなかった会社も含めて、「成長できる」「社会を変えられる」などの希望を汲んだ求人をたくさん紹介していただけたのですごく良かったです。
「コンサルティングをしたい人向け」「コンサルティング+分析をしたい人向け」という風に、目的に沿った会社を紹介する能力が高いなと感じました。
前回の転職でもギークリーを利用していたら的確なアドバイスをもらえたんじゃないかなと思います(笑)

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

自分の希望は曲げずに、第一志望のブレインパッド社から内定

 

―面接の話にうつります。今回のご転職には明確な目的があったので、ご面接は順調に進んだのではないないでしょうか。

そうでもなくて、不合格もありました。
自分の考えや希望は曲げず伝えないと、自分に合った会社は見つからないと思っていて。「マーケティング分析をやってみたい」とストレートに伝えたら、企業から「方向性が違う」と言われることもたびたびありました。

 

―そうなんですね。落ちてしまった際に、企業に合わせて受かりにいこうとは思いませんでしたか。

思いませんでしたね。新卒の就職活動はまさに企業に合わせて受け答えしていたのですが、結局退職に至っているので。
そもそも自分の理想を叶えるために転職活動をしているのに企業に合わせたら本末転倒です。失礼な事を言うのはNGですが、面接では自分の理想を伝えて相性をみた方がいいと思っていました。

 

―最終的にはブレインパッド社から内定となりました。第一志望だったご理由を教えてください。

2つあって、ひとつは過去1,000件以上のデータを分析した実績があり、業界でも有名なリーディングカンパニーだったこと。
もうひとつは、面接官の方とのコミュニケーションのしやすさです。自分の説明に対して、分かったことには分かったと言っていただき、指摘すべきポイントには的確な指摘をいただきました。さまざまな企業の面接を受けたなかで、一番本気でリスペクトをもって話を聞いてくれたのがブレインパッドでした。面接から社風の良さを感じました。

 

株式会社ブレインパッド 社内風景①

 

―ブレインパッド社との面接のなかで印象に残っているやり取りはありますか。

顧客の問題解決が第一で、データ分析の手法はその後でついてくるというお話があって。「コンサルやデータ分析以外の手法で問題が解決できるならそれでいい、くらいの気持ちで顧客に接しないと、良いサービスを提供できない」と言われて、確かにその通りだとかなり納得しました。面接ですが勉強になりましたね。

 

―最終的に入社を決断できた決め手を教えてください。

もともと第一志望だったことは大きいですが、ギークリーの担当の方からも「ブレインパッドに入社したら今までの景色が変わりますよ」と言われたんです。
「ブレインパッドはデータ分析だけでなく企業のデータ活用推進やDXのコンサルからシステム構築までできる本当にすごい企業で、優秀な人が集まっているので、ここで力をつけたら1ランク上のデータサイエンティストになれますよ」というお話に背中を押されたというか。転職に若干の不安もあったなか、確かに景色が変わるだろうなと思って決意できました。

 

整備された組織体制で成長と充実感を得られる日々

 

―現在の業務内容を教えてください。

主にマーケティング分析の業務を担当しています。保険業界のマーケティング分析や、ネット検索の分析で、施策を打つべきターゲット層や、中長期的に良いお客様になる方の特性などを分析しています。
コンサル部門の方と一緒に、データ分析に慣れていない顧客企業のビジネスに対してどうPDCAをまわすか、どうデータ分析をすればいいかを提案する段階から仕事をさせてもらえたこともあります。データ分析だけじゃなく提案方法、会議の進行など、コンサルタントとしての経験もできています。

 

―ご希望されていた業務に就けているんですね。実際に働いてみて、ご自身のランクは上がっていると思いますか。

ブレインパッドは高品質な成果物が求められる組織体制になっている分、かなり成長を実感できます。チームにはデータサイエンティストの他にレビュアーとコンサルタントもいるので、分析の手法や考え方へのレビューを受けながら、顧客ニーズに合致した分析をしていく必要があるんです。両者の意見を満たすアウトプットは難しいですが、実際にできると顧客からも「またぜひ発注したい」ととても感謝されて、充実感があります。
会社のサポート体制も整備されていますよ。

 

―社内のサポート体制とは具体的にどんなものでしょうか。ぜひ詳しく教えてください。

まず、社員の自己実現を優先してくれます。会社としても社員の自己実現が会社の利益につながると考えているので、異動にも柔軟ですごく働きやすいです。
実際に入社してから「マーケティング分析をやりたいです」と言ったら叶いましたし、「SQLを触りたいです」と伝えたらPMが時間を取ってSQLのタスクを振ってくれました。
他にもスキルアップのためなら年間12万円までの教材・研修費用を会社が負担してくれるなど、とにかく充実していますね。

 

株式会社ブレインパッド 社内風景②

 

―今後の意気込みを教えてください。

データ分析モデルやシステムの構築スキルと、交渉等のコンサルタントスキルを満遍なく高めて、顧客のIT技術の強化を実現していきたいです。その積み重ねで、日本企業の力を高められる存在になりたいと考えています。

 

―最後に、転職を考えている人へのメッセージをお願いします。

私も転職するまではすごくビクビクしていました。
でも、自分が行動することで周りの環境が大きく変わることは確かです。失敗することもあるとは思いますが、行動しないことには状況は良くなることはありません。
自分の理想を叶えるためにも、やりたいと思うことがあるなら積極的に転職してもいいんじゃないかなと思います。

 

―インタビューは以上です。本日はお時間をいただきありがとうございました!

 

担当キャリアアドバイザーより

データサイエンティストを目指して前職にご入社した段階から、アドバイスの必要がないほど明確なキャリアパスをお持ちでした。そのため「ちょっと上」レベルの求人ではなく、思い切りチャレンジングな求人も紹介いたしました。「経験不足だとしても自信を持って企業様へ推薦できる」「これほど明確に目標がある方なら面接でも評価される」と感じたためです。
ギークリーの求人で思い切りチャレンジしていただいたことで、結果的にブレインパッド社というデータ分析の最高峰にご入社いただけました。キャリアアドバイザーとして印象に残る嬉しいご支援です。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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