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『SNSマーケティング』について徹底解説!なぜ有効なマーケティング手法なのか?メリット・デメリットとあわせて解説します

現代の情報伝達は、テレビやラジオよりもSNSの方が圧倒的に速く伝わります。それは新たなマーケティング手法となりました。またSNSへの期待は、利用方法の手軽さやコスト面など様々です。そこで今回は、SNSマーケティングのメリットやデメリットを交えながら、SNSマーケティングがなぜ有効な手法とされているのかを徹底解説します。

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SNSマーケティングとは

 

 

SNSマーケティングの目的や効果

 

SNSマーケティングとは、主に企業がSNSを介して情報を発信することで行うマーケティング手法のことを指します。

SNSの強い拡散力を用いることで企業はコスト削減効果や、短期間で飛躍的に商品やサービスの認知度・好感度を高めることが可能になるのです。

 

また、SNSは顧客と直接的にコミュニケーションを取ることができ、ダイレクトに顧客の満足度を上げることも可能になります。

 

SNSマーケティングが注目されている背景

 

近年、通信ネットワークのインフラ整備などが進む中で、ネットが普及し、スマートフォンやタブレット端末の普及も急速に広がっています。

このような背景から、個人の消費者がSNSアカウントを開設する動きが活発化しています。

 

SNSアカウントを設けた消費者が増えるということは、

「企業にとってオフィシャルなSNSアカウントを設けること=より多くの消費者と繋がることができる」

という図式が出来上がるということです。

 

その結果、より多くの消費者に向けて情報発信など行うために、SNSの公式アカウントを開設する企業が増え続けています。

 

 

SNSマーケティングで使われるソーシャルメディア

 

 

Facebook

 

Facebookは世界最大のSNSであり、日本国内でも2019年7月の時点でアクティブな利用者が2600万人にのぼるといわれています。

また、Facebookは原則実名での登録です。

そのため他のSNSと比較してフォーマルで使いやすく、また信頼性が高いSNSといえます。

 

Facebookは学歴や仕事、その他ライフステージなど様々な情報を元にしたターゲティング精度の高い広告配信が大きな魅力の一つです。

 

40代~50代のビジネスマンの利用が多く見られ、名刺交換の代わりにFacebookを利用するなどビジネスシーンでの活躍も見受けられます。

 

Twitter

 

Twitterはリアルタイム性と爆発的な拡散力が強みのSNSです。

Twitter上での公式発表により、2017年10月の時点でアクティブな月間の国内アカウント数は4500万人を超えました。

リツイートによりTwitter上で瞬く間に情報が拡散される現象をバズるとも表現します。

 

比較的10代~30代と若年層の利用者が多く、匿名で投稿できるため気軽に開放的なコミニティを築き、手早く情報発信できる反面、炎上するリスクも大きいSNSです。

ツイート投稿でキャンペーン企画を行ったり、またトレンドを生み出すことの多い若年層の情報や反応を、Twitter上でリアルタイムに知ることができるのは企業にとって大きな魅力といえます。

 

Instagram

 

Instagramは2019年3月時点で、国内の月間アクティブアカウント数が3300万人を突破していると公式に発表されています。

Instagramは主に写真や動画を投稿することが主となっているSNSであり、アパレルや小物、家具、食品といった業界との親和性が高いことで知られています。

 

一般的に、これまでInstagramは10代後半から30代までの女性利用者が多いというイメージがありました。

しかし近年の統計では男性利用者も40%を超えており、男女共に人気を博しているツールとなっています。

視覚的に楽しめるSNSとして特化しており、企業としてはビジネス専門のアカウントを作成して、インフルエンサーを活用するといった自社商品の宣伝も可能です。

 

LINE

 

2020年9月時点における国内の月間利用者が役8600万人にものぼるといわれているSNSです。

スタンプ機能でのコミュニケーションや電話機能が無料で仕様でき、10代から50代を超える幅広い年齢で日常的コミュニケーションツールとして活躍しているSNSです。

 

拡散力という点では他のSNSに劣る部分も見受けられますが、LINE公式アカウントのトーク機能にて消費者に対してクーポンやセール、カスタマーサポートなどのサービスが提供できます。

 

TikTok

 

TikTokは中国企業が運営する動画アプリで、国内における月間のアクティブなユーザー数は約950万人といわれています。

 

日本国内でも主にZ世代と呼ばれる10代~20代という若年層からの支持を集めており、特徴としてはショートムービーを個人で簡単に加工・編集・共有できるサービスを展開しています。

中毒性のあるショートムービーも多く、ユーザー参加型コンテンツとして広告を配信し大きな拡散力を発揮する「ハッシュタグチャレンジ」といったタイプの広告も配信できます。

 

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SNSマーケティングの手法と成功事例

 

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公式アカウントの運用:シャープ株式会社

 

2020年の時点で84万人を超えるフォロワーがいるTwitterの人気アカウントに、シャープ株式会社の公式アカウントがあります。

ユーザー第一の姿勢をモットーにフォロワーの探している物があれば自社製品以外も紹介しており、そういった姿勢がユーザーの信頼を得る結果と繋がりました。

 

まるで親しい人間同士のような関係をユーザーと築くことでシャープ株式会社の信頼、

いわゆる顧客ロイヤルティを高め、消費者から親しまれる信頼関係を築くことに成功しています。

 

SNS広告の配信:株式会社ディー・エヌ・エー

 

株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)は数多くの人気モバイルゲームを世に送り出している企業ですが、LINE広告を出すことにより、CTR200%以上を実現しました。

CTR=Click Through Rate(ユーザーに表示された回数に対して実際にどれだけクリックされたかを表す割合)

 

LINE広告は、月間利用者数約8800万人を誇るLINEアプリに広告を配信できます。

そして、LINE広告はファミリーアプリと呼ばれる多様なサービスを展開しており、その配信先も多彩です。

 

DeNAはLINE広告の影響で商品・サービスに対するユーザーからの飛躍的な数のリアクションを得ることに成功し、高い広告効果を得ました。

 

SNSキャンペーンの実施:サッポロビール株式会社

 

サッポロビール株式会社では公式のInstagramアカウントにて、フォロー&いいねでプレゼントが当たるキャンペーンを実施しました。

 

誰もが参加できる「フォロー&いいねキャンペーン」といった企画は、他企業でも良く使われる手段ですが、サッポロビールでは複数のSNSを活用することでキャンペーンを成功に導きました。

 

サッポロビールはInstagramとTwitter両方のSNSで同じキャンペーンを展開したのです。

これにより、Instagram・Twitterの両SNSで参加することで当選確率が2倍になることをアピールし、

複数SNSをまたいでの参加を促した結果、ユーザーの自発的な拡散行動に繋げることができました。

 

インフルエンサーマーケティング:株式会社カネボウ化粧品

 

株式会社カネボウ化粧品が展開するコスメブランド「KATE」はTIkTok内でユーザーに「#ゼロダンス」をつけた投稿を促すハッシュタグチャレンジを実施しました。

 

投稿した動画には人気TikTokerを起用し、商品のポイントと投稿された動画の楽しいダンスを結びつけ、同社の商品の売りである「カバー力がある」といった点を最大限にアピールしています。

そして特筆すべきは男性のTikTokerも起用した点です。

 

女性商材のイメージが強いコスメに男性のTikTokerを大胆に起用し、ターゲット層を大きく広げることにより、ハッシュタグチャレンジへの参加を促して商品理解に繋げることに成功したのです。

 

ソーシャルリスニング:株式会社キングジム

 

株式会社キングジムのヒット商品に「円周率ノート」と呼ばれる物があります。

円周率ノートは罫線の部分が円周率で書かれているとったデザインの物なのですが、ノートとしては高額なこともあり、会議で商品化を却下されています。

 

しかし同社が持つTwitterのオフィシャルアカウントで、商品の紹介やその商品化の却下といった内部事情を紹介したところ、約1万件以上の反響がありました。

その後一気に同社の大ヒット商品となりました。

 

反響があった際には頑なにならず、すぐにユーザーの声に反応して商品化にもっていくといった姿勢は、間違いなくソーシャルリスニングに基づく成功事例の一つだといえます。

ユーザーの意見に真摯に耳を傾け、迅速に商品化させた点も優れた部分です。

 

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SNSマーケティングのメリット

 

 

情報の伝達が早い

 

SNSを用いれば情報伝達を素早く行うことが可能です。

SNSは情報をリアルタイムで発信することができ、情報伝達のスピードを早める効果に加え、発信した情報のレスポンスも素早く確認できます。

SNSマーケティングは情報を素早く周知することについては、特に爆発的な効果が期待できます。

 

顧客のロイヤリティ向上に繋がる

 

ビジネスにおける顧客のロイヤリティとは、顧客があるブランドや商品、サービスに対して感じる「信頼」や「愛着」のことを指します。

SNSを通じてユーザーに商品やサービスへ強い信頼性や愛着を抱いてもらうことで、顧客ロイヤルティが高まります。

つまり企業の発信した情報をユーザー自らが発信・拡散してくれることに繋がるということです。

 

コストを抑えながら認知度を高められる

 

SNSマーケティングは、費用対効果の高いマーケティング手法です。

元々アクティブユーザーが多い有名な巨大SNSは、その多くが無料で始めることができます。

 

そういったSNSを利用してマーケティングを行えば、企業はコストを抑えながら商品やサービスの認知度を拡大させることができます。

また、初期コストが低く始められるため、費用対効果が高い施策を行うことも可能です。

 

ブランディング効果がある

 

ブランディング効果とは企業がクライアントにとって価値のあるブランドを創り上げる活動「ブランディング」によってもたらされる効果を意味します。

SNSマーケティングを行うことで、企業とその商品やサービスのブランディング効果を高めることが可能です。

 

  • SNSを通じて企業がユーザーへ有益な情報を発信し続けるといった行為
  • ユーザーから多くの共感を得てリツイートや「いいね」を獲得する

これらを企業がSNSを上手く活用して運営することができれば、その企業のオフィシャルなアカウントは信頼度が上昇し、企業のブランディングに貢献します。

 

 

SNSマーケティングの注意点

 

 

炎上リスクがある

 

SNSマーケティングでは、公式アカウントが炎上してしまうリスクが存在します。

炎上の原因としてはいくつかあります。

 

炎上原因の例
  • 公式アカウント担当者の誤操作
  • 投稿や顧客へのコメントの内容
  • 従業員やアルバイトの不適切な投稿

上記のようなことが拡散されると、SNS上で炎上し、その結果企業イメージに大打撃を与えてしまいます。

 

SNSマーケティングを行う際には炎上回避のため、SNSマーケティングの担当者を含めた全従業員にネットリテラシーの研修を徹底する、またカスタマーサポートセンターの設置など、クレームに対する対応方法なども準備しておく必要があります。

 

長期的な運用が必要

 

公式アカウントの定期的な内容更新などが滞ってしまうと、ユーザーは飽きてしまい離れます。

専任の担当者を置くなどして、常に内容が充実したものへ更新を続けていく長期的な運用が必要です。

 

投稿が少なすぎたり、他のSNSと同じ内容が続くといったことを防ぐために体制を整える必要があります。

もし社内のSNS公式アカウント担当者の育成が上手くいかなければ、外部の支援も視野にいれるべきです。

 

 

 

まとめ

 

 

SNSマーケティングについてそのメリットや注意点、成功事例と共にその内容などについて解説してまいりました。

SNSマーケティングでは従来のマーケティング方法と比較して、特に情報の拡散力において大きな期待が持てます。

またコストを低く抑え、効果的な広告効果も得られる側面も魅力です。

 

SNSマーケティング人材はニーズがある

 

SNSマーケティングはビジネスにおいて大きな効果や期待を感じられているため、運用できる人材のニーズもあります。

活用している企業はすでに多いですが、活用しようと考えてはいるもののできていない企業も多いためです。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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