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物流をテクノロジーで変える「物流テック」とは?注目される背景やIT×物流で起こる変化を事例を交えて解説

物流業界が変革の時代へと突入しあらゆる業務がITやAIを使ったオートメーション化へと変わりつつあります。そのIT技術と物流を融合させて業務効率をあげるために開発されたテクノロジーが物流テックです。一言で物流といってもモノの入出荷・配送・保管など業務内容は多岐にわかれています。その一つ一つの業務をヒトがおこなっていた物流業界ですが、ついにその古い体質から脱出しシステム化へと変化しつつあります。物流業界の変革を見ていきましょう。

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物流テックとは?

 

物流

 

物流テックとは、物流とテクノロジーを掛け合わせた造語です。物流業界をITによって変革しようとする技術や概念のことを指します。

物流というと物を運ぶというイメージが強いですが、それだけではありません。物流には5つの機能があると言われており、それは「保管」「荷役」「輸送」「包装」「流通加工」です。

物流テックはこれらの工程において、効率化や最適化を進めるための技術なのです。

 

物流テックが注目される社会背景

 

 

EC普及に伴う配送需要の増加

 

経済産業省の「令和2年度電子商取引に関する市場調査」によると、国内のEC市場規模は右肩上がりで成長を続けています。例えばBtoCのEC市場規模の場合、2013年の5 兆 9,931 億円に対して2020年には12兆2,333億円と、7年間で約2倍に拡大しています。

こうしたEC市場の拡大に伴い、物流業界の需要も拡大しています。
国土交通省が令和2年7月に発表した「物流を取り巻く動向について」によると、「EC市場規模の拡大に伴い、宅配便の取扱件数は5年間で約6.7億個(+18%)増加」しているとのことです。

 

深刻化する人材不足

 

同時に、ドライバーの労働環境や労働力不足も問題視されています。

同じく国土交通省の「物流を取り巻く動向について」では、トラックドライバーの実態について下記のような問題が提示されています。
・年間所得額が、全産業平均と比較して低い。
・年間労働時間が、全産業平均と比較して、約2割長い。
・全産業平均以上のペースで高齢化、退職等を契機に更に労働力不足が深刻化する恐れがある。

物流業界には、こういった課題が存在しているのです。

 

参考情報
経済産業省「令和2年度電子商取引に関する市場調査
国土交通省「物流を取り巻く動向について

 

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物流テックが提供するサービスの事例

 

 

倉庫管理システム

 

輸送や保管といった物流の工程を支える倉庫システムの構築です。例えば従来は、納品先が同じものであっても、別のトラックが別の倉庫から運んでいくというケースがありました。商品の在庫管理、発送管理のデジタル化やAIを用いた需要予測によって、最適な倉庫管理を実現することで、拡大するEC需要にこたえつつ、配送の最適化も実現します。

 

ドローン配送や自動運転

 

海外ではすでに一部で実用化が始まっているドローン配送。安全性や法律上の問題から、日本国内での実用化はまだですが、革新的な取り組みとして注目されています。
労働力不足や配送コストの削減といった物流上の課題を解決するだけでなく、災害等の緊急事態においても被災地への対応ができるようになります。

同様の理由から、自動運転技術に関しても非常に注目されている領域です。

 

配送効率化

 

配送ルートの最適化や配送のリアルタイム追跡サービス、宅配ボックスの設置といったソリューションによって、配送効率の実現を目指します。配送においては2割ほどが不在配達になると言われているため、無駄な配送コストの削減を目指し、人員不足の負担減に努めています。

 

物流テックに取り組むスタートアップ企業

 

会社

 

物流業界の業務を飛躍的に進化させた企業があります。

それが社会的貢献を目的に新しい事業をおこなうスタートアップ企業と呼ばれる企業形態で今注目を集めています。

世界各国のスタートアップ企業の逸材が物流テックを可能にしました。

物流業界を飛躍的に成長させたスタートアップ企業をいくつかご紹介します。

 

PickGo社

 

ドライバーと荷主をマッチングさせるアプリを開発したスタートアップ企業です。

このマッチングアプリにより以前よりもスピーディーにモノを運ぶことができるようになりました。

モノを送りたい側と運びたい側が直接交渉をできるため仲介料の削減と時間短縮に成功したのです。

このシステムを導入することによって個人経営のドライバーと取引外の配送業者へ依頼ができる物流会社の双方にメリットがあります。

この技術は自分がいる場所から一番近いタクシーを呼ぶアプリにも使用されています。

 

Grey Orange社

 

巨大な倉庫から棚ごと動かすことができる自動化ロボットを開発したスタートアップ企業です。

倉庫内の貨物をロボットが棚ごと動かし必要な場所へ運ぶことができます。

この技術は大手企業のニトリも採用したシステムとして話題になりました。

ピッキング作業をロボットが行うことによりヒトが怪我をすることがなくなり、重い荷物の移動も楽になるため安全性が高まりました。

 

Infinium Robotics社

 

倉庫内専用のドローンを開発したスタートアップ企業です。

シンガポールに本社がありドローンを使い在庫管理やピッキング作業ができると世界中で注目を集めている企業です。

ドローンを使用することにより素早く商品を探しだすだけでなく在庫管理もできるので、作業時間短縮と経費削減が可能になります。

他にもドローンを使った夜間のビル警備など室内における活躍の場がこれからも増えそうです。

 

【あわせて読みたい】他にも物流テックの企業を知りたい方はこちら!

 

まとめ

 

コンテナ

 

いかがでしたでしょうか。
今回は、いま注目されているクロステック(X-Tech)のなかから、物流テックをご紹介しました。

物流テックはモノの流れのIT化を進める技術や概念のことで、EC需要の増加やドライバーの減少といった社会背景から注目度が上がっています。

物流テックにはAIやIoT、ロボットやドローンといった最新の技術が導入されていることも多く、動向のチェック、実際の転職にも非常におすすめできる業界です。

物流テックや最新のクロステックについてより理解を深め、キャリアの選択肢を広げておきましょう。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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