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【Webディレクター】ポートフォリオの作り方を解説!書くべき内容やテンプレも紹介

webディレクターの転職において、ポートフォリオは大きな武器です。作成を迷う方もいるかもしれませんが、採用担当者からしたらあった方が良いのは当然。魅力的なポートフォリオは、企業にどう貢献できるかが明確であり、採用担当者が読みたくなる仕掛けも豊富です。内容を充実させ、webディレクターとして転職を有利にすすめましょう。

Webディレクターのポートフォリオ作成① ポートフォリオの理解

 

署名,手,ペン

 

webディレクターがポートフォリオを作成する事前準備として、ポートフォリオの本質的な理解が挙げられます。

そもそも、ポートフォリオとは何なのか、を理解すると目を引くポートフォリオ作成に役立ちます。

 

ポートフォリオとは

 

ポートフォリオとは、自分を評価してもらうための資料です。そもそもは、クリエイティブ領域の人材が転職活動で使う作品集のことを指します。

スキルや実績をわかりやすく伝える自己アピールツールとして、ポピュラーなものです。

 

ポートフォリオで伝えること

 

転職の場合、ポートフォリオ作成の目的は採用してもらうことです。

つまり、人材としての自分がいかに魅力的か、人材として価値があるか、を伝えるためのものであって、純粋な作品集ではありません。

組織の一員になった時、会社にどのようなメリットをもたらせる人材なのか、履歴書・職務経歴書には記載しきれなかった思いを詰め込みましょう。

 

ポートフォリオの作成ポイント

 

ポートフォリオを作成する際は、ボリューム・美しさ・読みやすさの3点を意識してみてください。

採用担当者は適正な評価を下すために、できるだけ多くの実績を見たいと考えています。

特に中途採用の場合、即戦力であることが前提となるため、多くの実績をアピールできる方が有利です。

また、Webサイトを制作する上で、美しさと読みやすい構成は欠かせません。

Webサイト制作に携わる人材のポートフォリオが美しさを感じられず、読みづらい構成であると人材としての説得力に欠けます。

ポートフォリオもこれまで制作に携わってきたWebサイトと同様、美しさ・読みやすさにこだわりましょう。

 

まずはポートフォリオの相談をしてみる

 

Webディレクターのポートフォリオ作成② 記載内容の確認

 

右,主張,法律

 

Webディレクター、ポートフォリオの基本的な構成は下記です。これは、Webディレクターに限らず多くの職種でも共通する構成です。

 

ポートフォリオの基本構成

 

・自己紹介、キャリア、経歴

・クライアント情報
・クライアントからの要望
・クライアント要望を実現するための課題
・課題解決施策

・プロジェクトチームのメンバー構成
・担当した職務領域
・受注から納品までのスケジュール
・各メンバーへの具体的な指示

全体を通じて、どのプロジェクトでどのような課題に対して成果を残したのか、言語化されてるのが良いポートフォリオです。プロジェクトは実績順もしくは時系列順に並べ、チーム人数やスケジュール、成果は具体的な数字で示すと、採用担当者へより伝わりやすくなります。

 

採用担当者が見ているポイント

 

採用担当者はポートフォリオを通じて次のスキルを見ています。

・スキル
・こだわり
・制作に対する熱意や業務姿勢
・チームのまとめ役としてのリーダーシップ
・クライアント要望に対する課題解決力
・スケジュール管理力

特に注目されるのが、クライアントの意向を適切に取り入れられるか、納期以内に要求以上の作品を完成させる能力があるか、です。

紹介する事例の選定、構成の組み立て方も採用担当者が一番知りたいと思っていることが伝わるように工夫が必要です。

 

Webディレクターのポートフォリオ作成③ 仕事内容の棚卸し

 

マーケティング,ノート,ディレクトリ

 

webディレクターとしての可能性が伝わるように、まずは、webディレクターの業務内容をもう一度洗いだしてみましょう。

webディレクターとは、Webサイト制作に携わるチームを1つにまとめる仕事です。

Webサイト制作には、様々な職種のステークホルダーが関わっています。それぞれの要望や職種ごとに違うノウハウを擦り合わせ、クライアントの理想とするサイトを実現するのがwebディレクターの役割です。

学歴などは不問ですが、実力主義の世界で様々なスキルが必要になります。webディレクターにとって最も大事なのは、プロジェクト全体を俯瞰できるバランス感覚です。

特にwebディレクターはマルチタスクで動くことが多く、制作統括として同時進行で進んでいく仕事を滞りなく進めていく力が求められます。

特にwebディレクターがやるべき仕事として、下記が挙げられます。

 

・クライアントからのWebサイトに対する要望をヒアリング
・チームメンバーの選定、仕事の割り振り
・サイトに必要な専門知識をもつライター確保、取材依頼、監修依頼
・クライアントから画像などの素材回収
・スケジュール管理
・予算割り振り
・クライアントからの要望をチームメンバーへ共有
・プロジェクトの方向性が正しい方向性に進んでいるかどうか確認・共有
・コンテンツのデザインや文章の品質管理
・プロジェクト進行中の修正、訂正
・クライアントの売上を意識
・チームの雰囲気づくり、リーダーシップ
・完成したサイトの訪問者数、コンバージョン率などをチェック

 

 

Webディレクターのポートフォリオ作成④ アピールしたい内容

 

起業,人,会議

 

クリエイターと違い、転職活動時にポートフォリオを作成するwebディレクターは多くありません。
だからこそ、履歴書・職務経歴書だけで勝負するライバルとは差をつけることができます。

本章では、Webディレクターのポートフォリオ上でぜひアピールしたい内容をお伝えします。

 

アピール内容① コミュニケーション力

 

コミュニケーション力は、webディレクターが最もアピールすべきポイントです。

なぜなら、Webサイトを制作する上で、すべてのステークホルダーと関わるのがwebディレクターだけだからです。

採用担当者は、クライアントやプロジェクトチームのメンバーとどのような関係を築いたか、進捗や品質に直結した経験について興味があります。

方向性の伝え方、チームの雰囲気作り、スムーズな報連相のためにどのような工夫をしたのかがわかるエピソードを記載してみてください。

 

アピール内容② Webマーケティングのノウハウ

 

Google Analyticsなど、アクセス解析スキルはwebディレクターにとって大きな武器の1つです。

Webサイトは完成した時点がスタートです。サイトを多くのユーザーに見てもらえるよう、継続的な改善施策の実施が必要になります。PV数やエンゲージメント、CVRなど、数字の分析・活用事例は、制作後の運用能力、成果を向上させる企画力のアピールにつながります。

特に、同じクライアントから新規案件の依頼を受けていた場合、継続的なフォローアップができる人材とアピールできるチャンスです。

 

アピール内容③ その他のWeb関連スキル

 

 

Webデザインやコーディング、Webライティングのスキルもwebディレクターのポートフォリオに記載したい内容です。

Webサイト制作にはデザイン、コーディング、編集、ライティングスキルのプロフェッショナルが集います。それらのメンバーを束ねて的確な指示出しや品質チェックを行うWebディレクターにも、満遍なく知識があった方が有利です。

各スキルが100点である必要はありません。60~70点レベルのスキルがあるなら、自信を持ってアピールしましょう。

 

webディレクターの種類

 

プランニング,計画,ビジネスマン

 

webディレクターは4つの系統に分かれます。

業務内容がWebプランナーやコーダー・エンジニアなどと重複している場合もあり、ポートフォリオでも幅広い職域のアピールにつながります。

 

1.企画・マーケティング系

社内にWebサイト制作部署があり、その中でディレクションを担当するwebディレクターです。
運営予算の枠が定められていることも多く、予算に対する意識を鍛えられます。

 

2.アート・クリエイティブ系

Web制作会社に所属しているwebディレクターです。依頼を受けたプロジェクトのディレクションを行います。
コンテンツ企画、クライアントへの提案を兼務することもあり、Webプランナーと職域が重なることもあります。

 

3.システム系

システム制作会社でディレクションを行うwebディレクターです。SE経験者、エンジニア系Web関連職からの転職が多く見られます。

 

4.営業系

サイト制作ディレクションと営業を兼任しながら、プロジェクトを進めるwebディレクターです。

 

webディレクターの求人一覧をチェック

 

未経験からwebディレクターを目指す際のアピールポイント

 

ビジネスマン,コンサルティング,仕事

 

未経験でも、WebデザイナーWebライターなどWeb関連職であれば、webディレクターに転職できるチャンスは豊富です。

クリエイティブ系のスキルにマネジメントスキルやコミュニケーションスキルがバランスよく加われば、転職可能性が広がります。

また、コーディングなどの技術スキル営業からwebディレクターへの転職も有利です。

プロジェクトマネジメントやスケジュール管理の基礎スキル・ノウハウが身についていればそれほどハードルは高くありません。

さらに、職歴によっては、まったくの異業種でもwebディレクターへの転職をおすすめできることがあります。

ポートフォリオの伝え方次第では、調整力や理解力、伝達力などwebディレクターとして魅力的に映ります。

一見関連性の低い職歴でも、転職がスムーズになるアピールポイントがあるかもしれません。

まずは、自己分析や転職エージェントの活用などで、自分だけの武器を探してみましょう。

 

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未経験でも使える!webディレクターのポートフォリオテンプレート

 

テクノロジー,ノートパソコン,キーボード

 

ポートフォリオの内容を充実させるために、まず全体の流れを見てみましょう

 

ポートフォリオの全体の流れ

 

【表紙】

【プロフィール】

【仕事に対する理念】
・仕事に対する考え方
・仕事に対するスタンス
・仕事で大切にしていること など

【実績ページ】
・実際に担当したプロジェクト詳細

【アウトプット】
・ブログなど
・その他、理念を裏付けるアウトプット例

【仕事の組み立て方】
・プロジェクトを進める時の各工程詳細

【マネジメントする上での工夫】

 

各実績ページのテンプレート

 

実績ページは重要なため、あわせてテンプレート化すると便利です。
仕事に対する理念とリンクすると、より効果的なアピールとなります。

 

【クライアント名】
・従業員○○名
・業務内容

【サイト概要】
・制作の目的:新規顧客獲得、ブランディング、リピーター獲得 など
・作成ページ数
・クライアントの最終ミッション、要求
・新サービスの利用者数向上 など
・サイトが達成するべき目標
・課題
・改善方法、解決方法

【制作期間】
・〇か月
・可能であれば段階ごとの詳細な進行も記載

【役割】
・プロジェクトチームの中での担当業務

【プロジェクトチームメンバー】
・Webプロデューサー〇名
・webディレクター〇名
・Webデザイナー〇名
・SE〇名
・メディアプランナー〇名 など

【目標数値・KPI】

【結果】

 

まとめ

 

アイデア,能力,ビジョン

 

webディレクターは、Webクリエイター職の中でも求人数や転職希望者数が多く、転職できるチャンスがたくさんあります。

シビアな場面もありますが、仕事で得られるやりがいや業界平均年収まで含めて検討すると、チャレンジする価値はあります。

募集する企業によって業務内容が大きく変わるため、ポートフォリオ作成には十分な時間をかけて転職に臨みましょう。

 

【あわせて読みたい】基本的なポートフォリオのつくり方を知りたい方はこちら!

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

黒板,学校,トレーニング

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