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書類と握手する手

【転職】ポートフォリオの自己紹介の書き方を解説!IT/WEB業界の職種別に例文もご用意しました

Webデザイナーやエンジニアといったクリエイティブな職種の転職では、履歴書や職務経歴書の他にポートフォリオの提出を求められることが多いです。自身の実績やスキルを記載してアピールする媒体であるとともに、ポートフォリオの作り方そのものにもセンスが表れます。本記事では重要な自己紹介文の書き方について、例文とともに解説します!

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ポートフォリオの自己紹介文の書き方とは

 

 

ポートフォリオは履歴書や職務経歴書と同様に、転職活動で使用するツールです。

しかしデザイナーやクリエイターなど、成果物がある職種の方が作品を記載して紹介する点が、履歴書とは異なります。

作品以外にも、非常に重要な自己紹介文の書式にさえ明確な決まりが無く、作り方の自由度が高い書類と言えるでしょう。

 

ただし、プロフィール文に必須と言っても過言ではない項目がありますし、職種ごとに記載するべき項目もあります。

望ましい内容を書くことで転職活動を有利に進められるので、転職活動中の方はポートフォリオの記載項目について知ることは重要です。

 

 

ポートフォリオにプロフィールを書く理由とは

 

 

ポートフォリオが作品を通して実力をアピールするためのものなら、自己紹介文など必要ないのではと思うかもしれません。

しかし、ただ作品やスキルを見るだけでは、その人の人となりはわかりません。求人中の企業側は、一緒に仕事をする人材を求めているはずです。

ポートフォリオの自己紹介文やプロフィール全体を見ることで、人柄や性格・仕事に対するスタンスを感じ取ろうとしています。

たかがプロフィールと思って手を抜いた結果、作品をチェックする前に採用担当者の心が離れてしまっては大変です。第一印象を左右する重要なポイントですので、丁寧に作成しましょう。

 

 

採用担当者に好印象なプロフィールの特徴とは

 

 

それでは、採用担当者の目を引くような良い印象を与えられるプロフィールはどのようなものでしょうか。

作り方のポイントをいくつかご紹介しますので参考にしてください。

 

見やすいデザインやレイアウト

 

プロフィールに限らずポートフォリオ全体に言えることですが、デザインやレイアウトが見やすいことはとても重要です。

ただシンプルであれば良いわけでもありませんが、デザインに凝り過ぎていたり情報が多すぎると、内容が伝わりにくくなります。

採用担当者は限られた時間で多くの応募者の履歴書やポートフォリオを確認するため、情報がわかりづらい書類は印象が良くありません。

もちろんポートフォリオがおしゃれであればセンスの良さを表せますが、見にくいと評価は低くなってしまうかもしれません。

クリエイティブ系の職種などでは、さまざまなスキルを使って作成したくなるかもしれませんが、一旦冷静に見直すようにしてください。

 

得手不得手がわかりやすく記載されている

 

企業や採用担当者が応募者について知りたいのは、何が得意な人材で、どのような仕事を任せられるかです。持ち合わせているスキルや得意なジャンルが一目でわかるようなプロフィールを作成しましょう。

また、あえて苦手なことを強調する必要はありませんが、苦手なことを得意なように見せかけてはいけません。その場では好印象を与えられるかもしれませんが、後々のミスマッチに繋がります。

あくまで正直に、得意なことや何ができるのかが伝わるように書いてください。

 

人となりや経歴が具体的に伝わる

 

ポートフォリオは経歴や資格を紹介するものですから、しっかり自分をアピールしましょう。たとえば参加したプロジェクトや所属したチームについては力をいれて主張すべきです。

しかし、ただプロジェクト名やチーム名を記載するだけでは十分とは言えません。プロジェクトの中で自分がどのような役割を果たし、チームに貢献したのかがわかるように書きましょう。

そうすることで、企業側も採用後のあなたの活躍を具体的に想像しやすく、好印象や採用に繋がります。

また、採用後にどのような仕事を希望しているかを記載すると、働く意欲も伝わりやすく効果的です。

 

受賞歴が一目で分かる

 

複数の受賞歴がある場合、すべてを記載すると見やすさに欠ける場合があります。

最大のアピールポイントのひとつではありますが、ここでも情報を分かりやすく記載する事を意識しましょう。

例えばリストにして一目で分かるように記載したり、文章内に入れたいのであれば経歴に合わせて添える、企業の需要に沿った賞をピックアップするなどの配慮をしたいところです。

過度にならないよう、経歴のひとつとして適切に伝える工夫が必要です。

 

自分の顔写真を載せる

 

自己紹介欄に自分の顔写真を載せる事で、相手に強い印象を与えられる事があります。

ポイントは履歴書に使ったものとは違い、人柄が分かるような写真にする事です。

好印象を与える事ができれば「この人となら働いてみたい」という気持につながる可能性も高くなります。

 

プロフィールに記載する基本項目

 

 

ポートフォリオのプロフィール欄を作成する際のポイントはわかりました。

それでは具体的になにを記載すれば良いのか、基本の項目をご紹介しますので参考にしてください。

 

・氏名
・顔写真
・生年月日(年齢)
・住所連絡先
・自己紹介文(自己PR)
・最終学歴
・職歴および職種
・経歴・資格・スキル

 

このような項目がなるべく具体的に且つ簡潔に記載されていると、採用担当者が判断しやすい質の高いプロフィールと言えます。

ただし、ポートフォリオをWeb上に公開する場合少し注意が必要です。個人情報を守るために、住所連絡先や職歴の具体的な社名については、記載して良いかどうかをよく検討してくださいね。

 

【スキル別】IT転職でポートフォリオ作成時のポイントとは

 

 

スキルによって、ポートフォリオに記載する自己紹介文(自己PR)の内容に注意が必要です。

ご自身のスキルに合わせたポイントをチェックしてください。

 

①ポートフォリオに載せられる作品が少ない場合(学生など)

 

学生の場合は経験や資格よりも伸びしろやビジョンを重視したポテンシャル採用があります。

ポートフォリオに載せられるような作品が限られている場合、完成度が低いものを使うと逆効果になってしまう事も考えられます。

そのため、ポートフォリオに載せられる作品数を増やすためにもまずはスキルアップを図る事が重要です。

熱意だけでなく、デザイン会社でのアルバイトやインターンシップに参加した経験もアピールしましょう。

 

②社会人の場合(独学)

 

独学でデザインについて勉強をし始めた社会人の方も、まずはスキルを磨きましょう。

社会人のポテンシャル採用では、潜在能力よりも即戦力が重視される傾向にあります。対象は主に20代の求職者・第二新卒までが一般的とされており、30代以降ではその傾向がより顕著です。

よりクオリティの高いポートフォリオが求められる一方で、ビジネススキルを身に着けている事が強みでもあります。

培ってきたスキルをいかに作品に反映させられるかがポイントです。

 

③クリエイターとしての経験が豊富な場合

 

経験が多い方ほど「どの経験をどのように記載するか」がポイントになります。

なかには、作品のストーリー性をアピールするためにはそのシリーズ全てを記載しないと伝わらないものもあるかもしれません。

そう言った場合は、あらかじめ作品数が多い理由やその背景を記載しておくなどの配慮が必要です。

逆に、数年かけて大規模なプロジェクトに携わった場合などアピールできる作品数が少ない場合は深堀して伝えるようにしましょう。

コンセプトはもちろん、どれほどの時間を掛けたかその規模が伝わるよう詳細を記載すれば問題ありません。

 

未経験者の自己紹介ポイントは?

 

他業種から未経験で転職を目指す人は、今までやってきた他業種の経験が志望職種でどのように活かせるかを伝えたいところです。

「これまで、リーダーとして〇人の管理を経験しています。複数の課題に対し、柔軟に対処できることが私の利点です。」「○○業務を担当し、社内では○○賞を受賞しています。システムの最適化、業務の効率化を御社でも活かしたいと考えています。」

このように、これまで経験したポジションや担当した業務、受賞歴や評価された事をアピールします。

未経験だったり経験が浅い場合は、その分趣味や特技・長所なども盛り込んでおくようにしましょう。

 

【職種別】IT転職でポートフォリオのプロフィールに記載すべき内容とは

 

 

プロフィールに記載する基本項目やポイントはわかりましたが、職種別にみるとアピールするべき内容はもう少し細分化されます。

3職種に分けてポイントをご紹介しますので、あなたに合う職種の欄をご参照ください。

 

①クリエイティブ系

 

Webデザイナーやキャラクターデザイナー・イラストレーターなどのクリエイターの転職では、スキルが非常に重要です。

ポートフォリオでは実際の作品集を提出してアピールできますが、プロフィールでもしっかり主張しましょう。

まずは使えるツールやデザインソフトを紹介します。たとえばIllustratorやPhotoshopのスキルがどの程度なのかや使用年数を記載すると良いでしょう。

また、デザイン作成時のコンセプトやスタンスを伝えることも大切です。もし、作成できるデザインに幅がある場合は、その柔軟性をアピールしても良いですね。

 

②マネジメント系

 

プロデューサー・ディレクターなどのマネジメント系職種は、クリエイティブ系とは求められる能力が異なります。

技術力ではなく、チーム全体を見る広い視野・危機管理能力・判断力と決断力などがアピールポイントです。

人を管理する求心力や予算・納期を管理する能力も評価の対象となりますね。強みを具体的に表すためには、自分が携わったプロジェクトのストーリーを紹介すると良いでしょう。

立ちはだかった困難やその解決のために行った対策、結果どのような成果が得られたかを記載してください。

 

③開発系

 

システムエンジニアなどの開発系職種では、まず使用できるプログラミング言語を記載します。

特にフロントエンドエンジニアの場合は、HTML、CSS、JavaScriptがどの程度実践的に使えるのかは必須項目です。また、そもそもフロントエンドなのかバックエンドなのかも企業に伝えるべきでしょう。

さらに、エンジニアの仕事はAIやIoTなど新技術の開発や導入が活発な分野です。

既に知識を保有している場合はもちろんのこと、どの程度興味を持っているのかや学ぶ姿勢もアピールしてください。

 

スキルを活かせる求人を紹介してもらう

 

 

【職種別】プロフィールに記載する自己紹介文の例文をご紹介

 

 

職種別のプロフィールに記載するべき項目がわかりました。それを踏まえてそれぞれの自己紹介文の例文をご紹介します。

 

①クリエイティブ系

 

○○大学を卒業後、株式会社△△に入社しました。

デザインチームに所属し、Illustrator、Photoshopに関しては学生時代から10年以上の使用実績になります。

前職在職中はECサイト立ち上げのチームメンバーに抜擢され、サイトのコンセプト作りから全体デザインまで作成しました。

私は、Webサイトはデザイン性と機能性のバランスが非常に重要だと考えております。

シンプル過ぎてはユーザーの興味を引きにくくなりますが、逆にデザイン性を追求しすぎると扱いにくくユーザー離れに繋がるからです。

おしゃれで且つ見やすく使いやすいWebサイトこそが、ユーザーの関心とアクセスを集め、企業利益を生み出します。

「本当に求められるデザイン」を追求し、顧客にも会社にも貢献する所存です。

 

②マネジメント系

 

○○大学を卒業後、地元企業である△△株式会社に入社いたしました。

ディレクターは人と人とを繋ぐ役割であると考え、まずはコミュニケーションを大切にしております。

その甲斐あってか入社3年目にはチーフディレクターに抜擢され、大きなプロジェクトを遂行しました。

実は、納品間際になってクライアントからの大幅な要望変更があり、チーム内に強い不満と不安が生まれたことがあります。

その際、変更の意図を詳しくヒアリングし、エンジニアに共有することで全員で解決策を探り、最高の出来に仕上げました。

チームで一つのものを作り出す際には同じゴールに向かっていなければなりません。

全員が同じゴールが見えるようにサポートし導くディレクターの仕事に、大きなやりがいと誇りを持っております。

 

③開発系

 

○○専門学校でHTML、CSS、JavaScriptなどプログラミングの基礎を学び、△△社にエンジニアとして入社しました。

フロントエンドで特に社内プログラムの改善に取り組み、エンジニアとして積み上げたキャリアは10年になります。

最近は進化するAIへの関心が強くなり、講座を受講してスキルを磨いております。

貴社のAI化への取り組みにも是非関わり、システムの構築や社内業務の効率化に貢献したい所存です。

 

 

ポートフォリオのプロフィール作成時に確認すべき注意点

 

 

ポートフォリオを無事に作成し、いざ提出となった段階でも気を抜いてはいけません。

履歴書や職務経歴書にも当てはまる一般的なことですが、次のような点を注意して確認してください。

 

応募企業に合った内容になっているかどうか

 

履歴書とは異なり、ポートフォリオは自分のPRであり作品集であるため、仕上がったものを使いまわせます。

しかし、個別に企業へ提出する場合は、企業に合わせて修正してください。自分の特長の中で、募集要項や企業のカラーにマッチする部分ピックアップして記載すると良いでしょう。

あなたの魅力がより伝わるように、内容を確認してくださいね。

 

誤字脱字などのケアレスミスがないかどうか

 

当たり前のことではありますが、誤字脱字や経歴欄の年月日などにミスがないかどうかチェックしてください。

就活用書類にそのようなミスがあると、仕事上の重要書類でもミスが起こるのではないかと感じさせます。特にポートフォリオは手書きではありませんので、変換ミスにも注意してください。

 

自分らしさが伝わる内容になっているかどうか

 

ポートフォリオは自由度が高い書類です。デザインやレイアウト・文章の書き方にも規定はありません。そのため履歴書や職務経歴書以上に、応募者の人となりを感じられるものです。

シンプルで簡潔な仕上がりには真面目さや誠実さを感じられるでしょう。必要項目を記載しつつ、ユーモアに富んだ文章やデザインで差別化をはかるのも良いかもしれません。

また極端に多くならなければ趣味や特技も記載して構いません。採用担当者の興味も引き、話題にもつながります。

ご自身が見られて「好きだ」と感じられるようなポートフォリオを作成してください。

 

コンセプトが一貫しているかどうか

 

自分らしさのひとつとして、コンセプトを伝える事も大事なポイントです。

ポートフォリオを単なる作品集として捉えるのではなく、どのような思いでこれまで制作を行って来たかご自身のコンセプトが反映されているかどうか確認しましょう。

実績だけでなく、そこに人となりを伝える工夫がされているかどうか企業側の視点で見返してみてください。

 

 

まとめ

 

 

ポートフォリオの自己紹介の書き方や、職種別に記載するべき内容や自己紹介の例文を解説してきました。

 

・ポートフォリオの自己紹介文に書式や規定はない
・プロフィールから人となりも読み取られる
・デザイン性は重要だが、凝り過ぎて見づらいものは逆効果
・クリエイティブ系はデザインのコンセプトや使用ソフトを紹介する
・マネジメント系は判断力や管理能力をアピールする
・エンジニア系はプログラミング言語のスキルが必須
・ケアレスミスや応募企業とのミスマッチが無いかをよく確認する

 

これらの内容はポートフォリオを作成する際にも、面接を乗り越えるためにも必要です。

転職活動中に整理すると自分の強みや特長を改めて知る機会になり、今後の身の振り方にも影響するかもしれません。

素敵なポートフォリオを作成し、自信をもって転職活動に挑んでください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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