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【アンケート調査】IT人材は転職サイト・エージェントを選ぶとき、何を重視している?年代別や職種別で解説します。

転職活動を始めるとなると、転職サイトや転職エージェントに登録しようと情報収集する方が多いかと思います。そこで弊社ギークリーでは、9月中にサービスをご利用いただいたIT人材の方を対象に、「転職サイト・エージェントを選ぶ際に重視していること」「転職を考え始めた時に最初に検索するキーワード」についてアンケート調査を実施しました。果たして、IT人材は転職サイト・エージェントにどのようなことを期待しているのか、転職を考えた際に一番最初に知りたい情報はなにか実態に迫ります。

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アンケート方法概要

 

「IT人材が転職サイト・エージェントを選ぶ際に重視していること、転職を考え始めた時に最初に検索するキーワード」についてアンケート調査を実施。

【調査対象】弊社をご利用いただいた転職希望のIT人材

【対象人数】1,091名(有効回答のみ)

【調査期間】2023年9月1日~2023年9月25日

【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力

【質問項目】

1 . 転職サイト・エージェントを選ぶ際に重視している要素は何ですか?(※複数回答可)
2 . 転職を考え始めた際に、初めに検索するキーワードは何ですか?

 

 

【全体】アンケート集計結果

 

IT人材は転職サイト・エージェントを選ぶ際に”専門性の高さ”を重視している

 

 

本アンケートによると、転職を検討しているIT人材の35%の方は転職サイト・エージェントを選ぶ際に”業界・職種の専門性の高さ”を重視していると回答しており、最も多い結果となりました。

転職を考え始めて転職サイト・エージェントの情報収集をする際は、転職サイト・エージェントの利用のメリットでもある年収アップや求人数を重視すると思われますが、実際には”専門性の高さ”を重視している傾向にありました。

 

以前、弊社で「転職エージェントを選ぶ基準」について調査した際も、求人数や実績の多さ、知名度の高さよりも転職エージェントが自身の希望に特化していることと回答した方が多い結果になりました。

ふたつのアンケートの結果から、転職を検討しているIT人材は、自身が希望している職種・業界の知識が豊富で理想に近づけてくれそうな転職サイト・エージェントを探す傾向にあると推測できます。

 

 

IT人材が転職を考え始めたとき検索するキーワードは「転職」もしくは「職種名+転職」

 

 

IT人材が転職を考え始めた際に最初に検索するキーワードを見てみると、半数の方が「転職」のキーワードと回答しており、次いで「職種名+転職」のキーワードが多い結果となりました。

 

一見、転職を考え始めたIT人材は求人情報を見るために、「職種名+求人」、「業界名+企業」などの求人に関連するキーワードで検索していると思われますが、実際には「転職」、「職種名+転職」のキーワードを一番最初に検索していることが明らかになりました。

「転職サイト・エージェントを選ぶ際に重視している要素は何ですか?」という質問に対しては、業界・職種の専門性の高さ”を重視している傾向にありましたが、本質問の回答からも、「転職」のキーワードだけではなく、「職種名+転職」のキーワードの回答も多くなってることから、求人情報よりも先に、求職者自身の職種に特化されている=職種ごとの専門知識・情報のある転職サイト・エージェントを探す傾向にあると推測できます。

 

IT人材の全年代、全職種ではこのような結果となりましたが、年代別で見るとどのような変化があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

 

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年代別の結果

 

年代が上がるほど「転職成功率」と「求人数」を気にする傾向に

 

 

年代別で転職サイト・転職エージェントを選ぶ際に重視している要素について見てみると、全年代・全職種の傾向と異なり、年代が上がるにつれて、転職成功率=実績と求人数を重視している傾向にありました。

 

 

以前弊社で、年代別で「転職エージェントを選ぶ基準」について調査した際も年代が上がるにつれて、実績の多さと保有している求人数を重視しているという結果が出ています。

ふたつのアンケートから考えられることとして、20代はまだ社会経験・職務経験も浅いことから、企業側も即戦力としての採用ではなくポテンシャル採用や第二新卒で採用する傾向にあるため、20代の求職者は未経験職種・業界にチャレンジしやすい=チャレンジの機会が多いことから、求人数や実績の多さはあまり気にしていないと考えられます。

しかし、年代が上がるにつれて、企業側は経験と知識が豊富な”即戦力”となる人材を求めているため、30代以降の転職は20代と比較して少々難易度が上がると考えられます。そのため30代以降の求職者は”転職失敗のリスク”を極力避けるため選択肢の多さ(求人数の多さ)と実績の多さを重視する傾向にあると推測できます。

 

年代が上がるほど「職種名+求人数」のキーワードで検索する傾向にある

 

 

年代別で転職を考え始めた時に、初めに検索するキーワードを見てみると、どの年代も「転職」のキーワードが多い結果になりましたが、他の選択肢を見てみると「職種名+求人」のキーワードに関しては年代が上がるにつれて回答数が多くなっていました。

この結果は、上述した転職サイト・転職エージェントを選ぶ際に重視している要素の結果・考察と同様に、年代が上がるにつれて、転職の難易度が少々上がるため、チャレンジできる選択肢(求人)について気にしている傾向にあると推測できます。

 

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職種別の結果

 

クリエイター、ゲーム職種の方は”専門性” “転職成功率”を重視している

 

 

職種別で年代別で転職サイト・転職エージェントを選ぶ際に重視している要素について見てみると、WebデザイナーやWebプロデューサーなどのクリエイター職種と、ゲームUI/UXデザイナー、ゲームプランナー、プロデューサー、ゲームプログラマーなどのゲーム職種のIT人材がどの職種よりも「業界・職種の専門性の高さ」を重視している傾向にありました。

さらに、クリエイター職種とゲーム職種の結果を深掘りしてみると、「業界・職種の専門性の高さ」の次に「転職成功率」も重視しています。

また弊社ギークリーに面談に来たIT人材の「転職のきっかけ」を職種別で調べてみると、エンジニア職種と営業職種の方は、待遇に不満があるという回答が多かったのですが、クリエイター職種とゲーム職種の方は待遇の不満よりも業務内容に不満がある、会社の将来性に不安があるという回答が多い結果となりました。

 

本アンケートの結果と両職種の「転職のきっかけ」を踏まえると、クリエイター職種とゲーム職種の方は、転職で現職での業務内容の不満、会社の将来性の不安を解消するために、転職サイト・エージェントを選ぶ際は「業界・職種の専門性の高さ」「転職成功率」を重視していると考えられます。

 

専門技術を扱うIT職種ほど「職種名+転職」と検索している

 

 

上記設問の結果でもあったように、どの職種も「業界・職種の専門性の高さ」を重視していることから、転職を考え始めた際に、最初に検索するキーワードも「職種名+転職」という回答が多くなっていますが、特にエンジニアやクリエイター、ゲーム職種など専門技術を扱う職種で「職種名+転職」という回答が多くなりました。

エンジニアやクリエイター、ゲーム職種のなどの専門技術を扱う職種の方は、転職サイト・エージェントを選ぶ際に「転職成功率」も重視していることから、職種や業界ならではの転職の悩みや不安を理解したうえで、転職を成功に導いてくれる転職サイト・エージェントを探していると推測できます。

 

【簡単3分】キャリアパス診断をしてみる

 

 

IT業界・職種の最新情報は「IT転職のプロ」が持っています。

 

今回のアンケート調査では、IT・Web・ゲーム業界で働く方々の「転職サイト・エージェントを選ぶ際に重視していること、転職を考え始めた時に最初に検索するキーワード」ついて調査しました。

アンケート結果からは、IT人材は転職サイト・エージェントを選ぶ際に”専門性の高さ”を重視していることが明らかになりました。また、転職を考え始めた時は「転職」のキーワード他に「職種名+転職」のキーワードも検索していることから、求職者自身の職種に特化されている=職種ごとの専門知識・情報のある転職サイト・エージェントを探す傾向にあると推測できます。

「転職」「職種名+転職」と検索していると、総合型の人材紹介会社から業界・職種特化型の人材紹介会社まで様々な転職サイト・エージェントサービスページが出てきてしまい、結局どのサイトを見たらよいかわからなくなってしまうこともありますよね。

IT業界・職種に特化した情報を知りたい、求人を見たいという場合は、IT業界・職種特化型の転職サイト・エージェントに絞って情報収集することをおすすめします。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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