1. HOME
  2. Geekly Media
  3. エンジニアの評価制度の事例を紹介!評価軸はどこにある?エンジニアとして活躍するため転職前に確認しよう
メモを取る人

エンジニアの評価制度の事例を紹介!評価軸はどこにある?エンジニアとして活躍するため転職前に確認しよう

エンジニアの評価制度とは、雇用している社員のスキルや知識を正しく評価するための制度です。報酬や昇進などを検討する材料とします。この記事ではエンジニア評価制度の具体的な内容について解説します。実例についても紹介しますので参考にしてください。

エンジニアの評価制度とは

 

エンジニアの評価については難しいという声も聞かれており、評価に対する不満を感じている社員が多いのも事実でした。

こうした状況を打開するために正当な評価を行うための制度として取り入れられたのがエンジニアの評価制度です。

ただし評価の方法については企業によって異なります。

転職を希望しているならば希望企業がどのような評価制度を導入しているかをチェックしておくことも大切です。

 

 

Re:OD Hackとは

 

Re:OD Hackは、エンジニア組織における組織開発の知見交流イベントのことです。

Organization Development:組織開発(OD)を再定義して(Re)よりよいものにしていく(Hack)の意味を込めたイベント名です。

社内業務が多いエンジニア同士が知見を共有して議論する場を作ることを目的に作られたイベントでもあります。

さらにはエンジニアの評価を正当化するために人事担当者がイベントに参加するという特徴もあります。

エンジニアを評価する上での課題などについてディスカッションしたり企業間で情報交換したりする点にメリットがあります。

転職を希望している場合にはこうした組織が存在することも把握しておくとよいでしょう。

 

 

エンジニアの評価制度のメリット

 

 

エンジニア評価制度を導入することは企業にとっても社員にとってもメリットがあります。

企業側のメリットとしては社員をしっかりと評価することで離職率を下げるという点がメリットです。

エンジニアにとってのメリットについて次のとおりです。

 

モチベーション維持

 

仕事を続けていく上でモチベーションの維持は重要なポイントです。

評価制度によって自分の仕事を正当に評価してもらえることはモチベーションの維持につながります。

維持だけでなくモチベーションを上げることもできるでしょう。

頑張ったことが正当に評価されてそれに見合った報酬が得られることもモチベーションに深く関係しています。

 

スキル向上

 

モチベーションが向上すると働く意欲も向上します。

頑張った分だけ評価されて報酬に反映されるとなると仕事に対する姿勢も変わってくるでしょう。

自らスキルアップをはかったり技術の向上を目指すきっかけになったりもするでしょう。

 

 

高い評価を得られるエンジニアになる方法

 

 

エンジニアの評価については企業によって異なります。

評価内容が異なるとはいえ求められるスキルに変わりはありません。

高い評価を得ることができるエンジニアの特徴について解説します。

 

語学力を磨く

 

エンジニアの仕事は社内業務だけで終わると考えている人も多いかもしれません。

エンジニアの業務は社外のクライアントとやり取りをすることも多くあります。

最近では海外との取引を行う企業も少なくありません。

そのため英語はもちろん中国語や韓国語など語学力のある人材も求められています。

 

マネジメントスキルを上げる

 

エンジニアにはプロジェクトマネージャーやプロダクトリーダーなどのポジションがあります。

ポジションアップを目指すにはエンジニアとしてのスキルだけでなく、マネジメントスキルも求められます。

具体的にはチームをまとめる力、社員の育成をする力、プロジェクトをトータル管理する力などです。

さらには問題解決能力や意思決定力も必要となります。

キャリアアップを目的とした転職を検討している場合にはマネジメントスキルを磨いておくことも大切です。

 

コミュニケーション能力を鍛える

 

コミュニケーション能力といってもエンジニアの場合は理論的思考に基づいたスキルが求められます。

プロジェクトを円滑に進行していくにはチームメンバーとのスムーズなやり取りが欠かせません。

またクライアントに対して論理的にシステムについて説明するスキルもコミュニケーション能力のひとつです。

技術だけでなく人間的な観点でのスキルも鍛えておくことが高い評価につながります。

 

主体性と客観性を使い分ける

 

エンジニアには主体性が求められます。

自らがアイデアを出して企画を進めていく姿勢も高い評価につながります。

ルーティンワークだけをこなすようなエンジニアでは評価は低くなってしまいます。

自分の市場価値を上げたいのであれば自ら動くというフットワークの軽さも必要です。

また、主体性と同時に客観性を持つことも必要となります。

これは自分のポジションを客観的に判断して次の仕事につなげるスキルも必要とされます。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

キャリアパス診断を使ってキャリアの可能性を見ることもおすすめ

 

株式会社ギークリーでは、簡単な質問に答えるだけでChatGPTがキャリアについて診断するコンテンツを展開しております。

将来描ける可能性のあるキャリアについて、職種・年収・要求されるスキルの項目から知ることが出来る、完全無料で利用可能な診断コンテンツです。

診断結果の閲覧に加え、プロのコンサルタントとの面談も無料で行えるため、キャリアについてお悩みをお持ちの方はぜひ活用してみてください。以下のボタンより診断が行えます。

 

【簡単3分】キャリアパス診断をしてみる

 

 

評価方法の具体的な方法

 

 

エンジニア評価制度は、エンジニアのモチベーション向上とスキルアップを目的とした制度です。

具体的にどのような取り組みが行われているのかについて解説します。

 

幹部との面接

 

エンジニア評価は半期に1度行っている企業が大半です。

半期に1度の評価だけではエンジニアのモチベーションや目標設定を安定的に維持することは難しいでしょう。

そこで企業によっては月に1度のペースで幹部との面接を行なっているところもあります。

幹部と話をする機会はそれほど多くないかもしれません。

そのため面接のタイミングでしっかりと自分のやりたいことなどを伝えるチャンスにもなります。

 

別チームからの評価

 

エンジニア評価の方法として同じ企業で働く別のチームに評価してもらうという方法を取る企業もあります。

それぞれのチームがビジネス上の課題や目標を設定し、それに向けて行なった施策について発表する場を設けます。

個々のチームの仕事内容について同じエンジニアとして評価をつけるという仕組みです。

別のチームの仕事内容について詳細に把握する機会の少ないエンジニアにとってはとても有意義な場とも考えられます。

企業によっては社内のエンジニアの全ての評価が公表されているケースもあります。

 

評価項目を明確にする

 

評価基準を明確にすることでエンジニアが評価基準をしっかりと意識して働くことができるという仕組みもあります。

問題発見力・問題解決力・スキルを仕事に生かせているか・クライアントとの交渉力などが主な項目にあげられています。

自分が何を行えば評価につながるのかが可視化されることでエンジニアの目標設定にも役立ちます。

 

 

評価制度を取り入れている企業の実例

 

 

エンジニア評価制度を導入している企業の取り組みについて紹介します。

 

メルカリ

 

メルカリはフリマアプリをメインに急速に成長している企業です。

メルカリが導入しているエンジニア評価制度は、目標設定を行うことを評価軸としています。

メルカリのミッションは「Go Bold=大胆にやろう・All for One=すべては成功のために・BE Proffessional=プロであれ」です。

この3つの理念に対して価値基準や理念を満たしているか、目標を達成できたかを3カ月に1回自己申告で評価します。

自己評価に会社からの評価をプラスして最終的な評価を決定します。

メルカリでは達成目標だけでなくそこに向かう過程についても評価基準としています。

実績だけでなくバリューや理念で評価する点がメルカリの特徴です。

 

VOYAGE GROPE

 

VOYAGE GROPEはアドプラットフォームやポイントメディアなどのメディア事業をメインに事業展開している企業です。

VOYAGE GROPEが導入しているエンジニア評価は半年に1度行われる「技術評価会」です。

自分とは別のチームがエンジニアの評価を行います。

自分が半年間に行なってきた仕事についてプレゼンテーションを行い、それに対してほかのチームが評価を行います。

その際、被評価者に対してサポーターがつくという点が特徴です。

プレゼンテーションの準備段階からサポーターと一緒になって準備を進めます。

評価制度に多くの社員が関わることで社内に評価制度を浸透させることにも役立っています。

さらにエンジニアの評価について公開している点も特徴です。

単純にほかのエンジニアの評価をチェックするのではありません。

個々が持つ能力をどのように組み合わせれば生産性向上につながるかを考えるための工夫といえます。

エンジニアにとっても何について評価されているのかが可視化されることで自分に足りないスキルの向上を目指すきっかけにもなります。

 

サイバーエージェント

 

メディア事業・インターネット広告事業・ゲーム事業など幅広い事業を展開しているのがサイバーエンジェントです。

サイバーエージェントのエンジニア評価制度は、半期ごとの目標管理制度とほぼ同様です。

特徴的なのは半期だけでなく月1回の上司・部下面談が行われている点です。

半期や四半期での評価だけでは認識のズレが生じる可能性が高いと考えるため月ごとに対話を行なっています。

毎月の状況を確認しあうことでエンジニアにとってもしっかりと仕事をみてもらえているという認識を持ちやすくなります。

 

 

自分の評価軸を知ることが大切

 

 

エンジニアとして高い評価を得るためには「評価軸」を正しく捉えることが大切です。

評価軸は、自分と会社の2つの視点で捉える必要があります。

この2つの評価軸がきちんとマッチしているかどうかも転職活動を行う上で重要なポイントとなります。

自分の評価軸としては次の内容を確認してみましょう。

 

・エンジニアとして何が得意分野か

・1番の目標は何か

・セールスポイントは何か

 

これらを自分自身がしっかり把握していることも大切です。

会社の評価軸については企業によって異なりますがおおよそ次のような項目をチェックしておくとよいでしょう。

 

・エンジニアに何を求めているか

・スキルや結果として何が求められているか

・評価制度自体がどのような仕組みになっているか

 

会社の評価軸と自分の評価軸がズレていると就職してから悩むこともあるでしょう。

自分の評価軸を会社の評価軸にあわせる努力をしてみることも大切です。

 

 

エンジニア評価制度を理解して転職を成功させよう

 

エンジニアの評価については企業によって考え方が異なります。

そのため転職する際には希望企業がどのような評価制度を導入しているかを先に知っておくことも大切です。

ただ、企業内のことを自分の力だけで知るのは難しいこともあります。

そこで利用したいのが転職エージェントです。

転職者と企業の橋渡し役となってくれる転職エージェントなら評価制度についてもしっかりと情報を提供してくれます。

エンジニアとして高い評価を得て転職先で活躍するためにも転職エージェントをうまく活用しましょう。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

メモを取る人

この記事が気に入った場合は、
SNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事