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最終面接の逆質問は何個が正解?具体例5選と考え方も解説します!

転職のために希望の会社へ応募して、書類選考が通れば面接が待ち受けます。面接の最後に大抵あるのが「何か質問はありますか?」という逆質問。その答えが「何もありません」では、面接官への印象が悪そうですよね。あらかじめ質問を用意しておくと安心ですが、何個用意しておけばいいのでしょうか?面接官にささる質問の具体例とともに解説します。

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逆質問を用意する数は?実際の面接で逆質問する数はいくつが正しい?

 

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逆質問は「3つ」は用意しておこう

 

面接の流れによって相応しい逆質問ができるように、あらかじめ方向性が違う質問を最低3つは用意しましょう。

例えば逆質問を1つしか用意していなかったり、複数用意していても似た質問だったりすると、面接の流れで面接官が先に答えを話す可能性もあります。答えが分かっている逆質問はもう使えません。

そのため、どのような流れになっても効果的な逆質問ができるように、あらかじめ3つ以上用意することが大切です。

 

実際の面接で逆質問は「1つ」だけでもOK

 

逆質問は多くすれば良いという訳ではありません。いくつも質問すると面接時間を超過する恐れや、「質問ばかりで事前に何も調べていない」と思われ低評価につながります。

ずばり、最適な逆質問を1つ言えれば問題ありません。もし聞きたいことが他にあったとしても、2つまでが限度と考えましょう。

面接官を担当する人は、役職がついているような立場で忙しいはずです。ほどほどに、好印象が残せる数を意識してください。

 

逆質問をしないのはNG!面接官の意図を考えよう

 

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逆質問をすることの意義

 

逆質問は、面接の質疑応答とは違うベクトルで企業に対する興味や意欲を示すことができる、一種の武器なのです。面接の締めくくりに、もう一押しの自己PRができるという面で、逆質問には大きな意義があります。

もし面接の手応えが悪くても、逆質問次第では面接官と話が盛り上がり、高評価に転じる可能性もあります。

面接官の質問に答えるという受動的になることが多い面接で、唯一能動的に行動を起こす逆質問は、あなたの魅力を別角度からアピールします。

 

逆質問をしないのは「興味がない」と同義

 

「面接官が忙しいのだったら、逆質問はせずに早く面接を終わらせる方が良いのでは?」と考える方もいるでしょう。しかし、逆質問をしないのは「御社に興味がありません」と言っていることと同義になるため、絶対にNGです。逆質問は必ずしてください。

むしろ逆質問までが、面接の評価ポイントになっていることを忘れずにいましょう。逆質問をしなければ、最後に点数加算がないどころか、マイナス評価にする面接官もいます。

 

面接官が逆質問する意図とは

 

面接官は逆質問をすることで、下記を確認しています。

・応募者の意欲

・会社に対する興味関心の度合い

・応募者のコミュニケーション能力

面接がすべて終わり、おまけのように投げられるイメージの逆質問ですが、面接官は逆質問からも応募者の本質を探っています。逆質問が違うベクトルの自己PRと考えているのは、実は面接官も同じです。

逆質問は面接の中で、とても重要な項目であることを覚えておきましょう。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

面接官別!逆質問で押さえておきたいポイント

 

 

面接の段階によって、面接官が見ているポイントは異なります。

ここでは、一次面接・二次面接・最終面接それぞれで、人事・社員・役員にどういった逆質問をするべきかポイントをまとめます。

 

一次面接:人事

 

一般的に、一次面接では人事部の採用担当者が面接官となります。

見られているのは主に、ビジネススキルやコミュニケーションスキルといった社会人として基本的な部分です。

逆質問では、先輩の中途採用社員がどのように活躍しているか、部署内はどういった雰囲気かなど、入社意欲が伝わる事が望ましいでしょう。

▶「中途採用者で活躍されている方の共通点はありますか?」

▶「〇〇(応募した部署)の雰囲気を教えてください。」

▶「御社でマネージャーやリーダーとして活躍するために、どのような能力が必要ですか?

 

二次面接:社員や管理職

 

二次面接では、現場で実際に活躍している中堅社員や管理職が面接官になる場合が多いです。

入社後に上司となる相手ですので、より業務に即した観点を見られる事になります。

そのため、逆質問ではより具体的な業務内容に踏み込み、かつ自分の長所もアピールしましょう。

▶「前職で○○な実務経験を積みました。配属先でも活用できるでしょうか?」

▶「自分のスキルが活かせるか確認したいので、実際に担当する事になる業務の範囲を教えてください。」

▶「御社で働くなかで、○○様が最もやりがいを感じた瞬間はどんな時だったか教えていただけますでしょうか?

 

最終面接:役員や社長

 

最終面接では役員や社長が面接官となりますので、会社のトップと話す事ができる貴重な機会です。

企業側は会社の方向性と応募者のビジョンが一致しているかを見ています。

長く活躍できる事、会社に利益をもたらす存在となれる事をアピールする逆質問を選びましょう。

▶「御社は積極的な事業拡大を進めていらっしゃいますが、今後さらに伸ばしていく予定の事業はありますか?」

▶「入社させていただけましたら、○○の仕事にも挑戦させていただきたいと考えております。成果次第では可能でしょうか?」

▶「社長のブログで○○について拝見しました。さしつかえなければ、御社が○○について今後より力を入れるべきと考えていることをお聞かせいただけますか?」

 

面接官にささる質問とは?逆質問の具体例5

 

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面接官の気持ちになって考えてみる

 

面接官の気持ちになって、どのような逆質問があれば評価できるか考えてみましょう。自分本位に考えず、「企業が採用したいと考える人が面接の最後に投げかける逆質問」という視点で逆質問を考えることが大切なポイントです。

 

逆質問の具体例5

 

面接官が高く評価する逆質問の具体例を紹介します。ぜひ下記を参考に、企業に合わせてうまくアレンジして使ってみましょう。

 

▶「御社の〇〇(志望する職種)の方の1日の動きを教えてください」

自分が志望している職種の1日の仕事の流れを聞くことは、より深い興味と意欲を持っているアピールになります。自身もその企業で働くイメージがつき、話も盛り上がるのでおすすめです。

 

▶「少しでも早く御社でお役立てできればと思っていますが、私の〇〇という強みを御社でご活用いただく機会はございますか?」

最後にもう一度、自己PRをして面接官の印象に残す質問です。強みのアピールだけではなく、採用したあとの働くイメージを促す質問となるため、より強く印象的になります。

 

▶「前職ではチーム一丸となって業務を進めていたため、コミュニケーションを大切にしていました。御社での業務進行はどのような雰囲気でされるのでしょうか?」

前職で培った経験や、自身の協調性がアピールできる質問です。同時に業務に対する責任感も面接官に感じてもらえるでしょう。

 

▶「御社で活躍されている方は、どのようなタイプでしょうか?」

入社後に活躍する意欲があることをアピールでき、尚且つ、企業が求めている人材と自身に齟齬がないか確認ができる質問です。面接官としても、同じように求めている人材の再確認となります。

 

▶「御社から良いご縁をいただけましたら、入社までに準備しておくことや入社の心構えなどありますか?」

入社への意欲と、入社前から何をするべきか考える意識の高さを、面接官へアピールできます。「入社」という一歩踏み込んだ質問で、面接官も採用へのイメージがより強くなるでしょう。

 

逆質問のあとに「他にありますか?」と聞かれたら

 

逆質問は1つか、多くても2つまでと話しました。では逆質問の応答が一通り終わり、面接官から「他に何か質問はありますか?」と聞かれた場合は、どう答えるのが正解でしょうか?

この場合は「大丈夫です。ありがとうございました」と元気よく笑顔で締めくくることが、面接官へ好印象とつながります。

最後まで気を抜かず、好印象となる態度を心がけましょう。

 

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マイナス評価になるNGな質問例を確認しよう

 

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「入社後の業務を任せたくない」と感じる質問はNG

 

逆質問でもマイナス評価につながる質問を確認してみましょう。

 

▶企業のホームページや応募要項を調べたら記載されていることを質問する

例えば企業が取り扱っている製品やサービス、企業理念など、調べたら分かることを逆質問で聞くことは、かなりのマイナス評価となります。入社後に業務を任せても、何でもかんでも質問をしそうというイメージがつく質問です。

 

▶給与や有給休暇の取得など、待遇面を気にしすぎる

「給料はいくらもらえますか?」「どれくらいで昇給できますか?」「有給はいつから使えますか?」このような待遇面を気にしすぎる質問は、仕事自体への意欲が感じられず、面接官への印象が悪くなります。確かに待遇面の確認は必要ですが、面接の場での確認は避け、内定後に改めて確認する方が良いでしょう。

 

▶細かすぎたり、ネガティブな質問をする

「出勤は就業時間の何分前にする方が良いですか?」というような細かい質問や、「残業は月に何時間ありますか?」といったネガティブな質問も、面接官の印象は良くありません。入社への不安が前面に出ていて、業務への向上心が感じられない質問と言えます。

 

▶面接官の立場と異なる質問をする

一次面接・二次面接・三次(最終)面接ではそれぞれ面接官の立場が異なります。経営陣に制度や会社の強みについて尋ねるなど、相手の立場にそぐわない質問は避けましょう。

 

▶Yes , Noで答えられる質問をする

「○○の業務に携わる事ができますか?」「部署異動はできますか?」このようなクローズドクエスチョンで終わらせてしまうと、面接官に残念な印象が残りがちです。話が展開して行かない事で、興味が薄いと感じられてしまうからです。

 

このように、逆質問で「入社後の業務を任せたくない」と面接官が感じるような質問は、マイナス評価になると考えましょう。

逆質問は、ただの質疑応答ではなく、面接官からあなたへの評価の対象です。「入社後に活躍してくれそう」と感じる質問内容であることが重要となります。

 

面接の前に企業の情報を集めて逆質問を考えよう

 

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企業のホームページ、募集要項をくまなくチェック

 

面接が決まったら、必ず企業のホームページや応募要項をくまなくチェックして、逆質問を考えてみましょう。企業研究がしっかりできていれば、面接にも自信を持って挑めるはずです。

特に「社長のメッセージ」は、企業が目指す未来が分かります。

社長のメッセージの共感したこと、純粋に疑問に感じたこと、深掘りして伺いたいことなどを、ノートに書き出してみると良いでしょう。

社長のメッセージを基に作られた逆質問は、きっと面接官に響く質問となるので、おすすめのチェックポイントです。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

まとめ

 

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面接での逆質問は、最後の自己PRと評価ポイントとなります。面接の内容がどれだけ良くても、逆質問でNGとされるような質問をしてしまうと一気に評価は下がります。

逆に、面接の内容がイマイチでも逆質問の内容次第では、逆転ホームランが出せる可能性もあります。

最適な逆質問ができれば、必ずあなたの評価は上がり、内定に一歩近づきます。

重要な局面となる逆質問で、「特にありません」という回答にならないように、具体例を参考にして逆質問を考えてみてくださいね。

 

【簡単1分!】相談してみる

この記事の監修者

松村達哉

新卒で総合人材紹介会社に入社し、6年半の間、プレイングマネージャーとして、キャリアカウンセラーと法人企業へのコンサルタントを兼務。2011年12月にIT・インターネット業界に特化した株式会社ギークリーの立ち上げに参画し現在に至ります。カウンセリング人数は述べ4000名にのぼり、某転職サイトのキャリアカウンセラーランキングで、3位(2500名中)を獲得した実績もございます。

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