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エンジニアマネージャーに聞くミクシィの新サービス|新たなスポーツ観戦文化の創出に挑む『Fansta』開発チームの日常とチームビルディング

株式会社ミクシィ様のインタビュー企画の第二弾!今回は、スポーツ事業における店舗でのスポーツライブビューイング検索サービス『Fansta(ファンスタ)』でエンジニアリングマネージャーを務める藤木さんにお話を伺いました。そもそもFanstaとはどんなサービスなのかや、開発チームの日常、採用で見ているポイントなど、求人票だけではわからない内容を聞いてきましたので、ぜひご覧ください。

株式会社ミクシィ_「Fansta」エンジニアマネージャー藤木様

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藤木 紫乃

ライブエクスペリエンス事業本部 システム部 Fansta開発グループ マネージャー

新卒で株式会社ミクシィに入社し、SNS『mixi』のアプリ化に向けた開発などに従事。その後、新規 SNS サービスの立ち上げに際し、開発周り全般に加え、企画やデザインなどにも関わり事業を推進。現在は、『Fansta(ファンスタ)』における開発グループのマネージャーとして『Fansta』の開発を率いつつ、サービス企画などにも関わる。

 

ライブビューイング文化の創造を目指す『Fansta』

 

―まずは『Fansta』のサービスの概要を教えてください。

『Fansta』はスポーツ観戦に特化した店舗の検索・予約サービスです。「お店で仲間と一緒にスポーツ観戦を楽しむ」という文化を広めることと、スポーツを通じた新しいコミュニケーションを創出することをミッションとしています。

たとえば普段地元のチームを応援していても、試合がアウェイ戦だと会場が遠くて観に行けない場合が多いですよね。そこで『Fansta』を使うと、近くで中継している店舗がすぐに分かります。友だちと一緒にお店で観戦しようというコミュニケーションを生むことができるサービスになっています。

『Fansta』にはDAZN配信コンテンツを放映しているDAZN公式契約店のみが掲載されています。店舗側にとっても『Fansta』に掲載することで、試合を観戦できるお店を探しているユーザーを集客することができるメリットがあります。

 

―『Fansta』はどのように生まれたのでしょうか。

『Fansta』の事業部長が海外にいたころのアイデアがきっかけになっています。

当社は「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針として掲げているんです。「スポーツ×テクノロジー」を考えたときに、海外ではお店でのスポーツ観戦が一般的になっているという話から、日本でも同じ文化を創っていきたいと考えて『Fansta』が始まりました。

 

―サービスが成長したときにどのような世界観を描いていますか。

大きなところでは、スポーツを通じたコミュニケーションを広げていきたいと考えています。もう少し細かくすると、日本ではまだお店にスポーツ観戦しに行く体験自体が文化としては根付いてはいないかなと思うので、その人口を広げていくこととか。

また将来的には、スポーツに興味はないけどみんなで観るのは楽しいと思ってくれる人も増やしていけるといいのかなと思っています。

 

―まだ立ち上がったばかりの『Fansta』ですが、現在のフェーズとしてはどんなことに取り組んでいるのでしょうか。

現在は順調に立上げが進んでいて、順次機能も開発しております。コロナの影響はありますが、そろそろ飲みに行きたい、みんなと盛り上がりたいという気持ちも世の中的には高まっていると思っていて。

とはいえまだコロナが完全に収束したわけではないので、大々的に宣伝できない難しさはありますが、コロナが明けた時にしっかりアクセルを踏めるように準備や開発を進めています。

 

『Fansta』開発チームに浸透する優しいコミュニケーション

 

藤木様_インタビュー風景_1

 

―続いて、『Fansta』の開発チームについて教えてください。チームはどんな雰囲気なのでしょうか。

ありがたいことに皆さん気性の穏やかな方に参画いただいていて、コミュニケーションを大事にしながら進めています。お互いを尊重した振る舞いが自然にできるメンバーが集まっていると思います。

 

―コミュニケーションの面でなにか取り組まれているんですか。

『Fansta』にはもともと雑談好きなメンバーが多いので、雑談の機会は意識的に作っています。リモートワークでもチーム全体で雑談できるようなツールを導入して、人の空気を感じながら仕事ができるようにはしていますね。

コロナが落ち着いていた時期には週2、3日は出社してランチでお喋りしていたので、また出社の頻度が少なくなったタイミングで「もう少し喋りたい」という声も増えてきて。そのタイミングでメンバーがツールの導入を発案してくれたので、やってみたというところです。

仕事の相談もできますし、他にも「ちょっとこれ気になっているんですけど」という雑談をする人もいますし、みんな活用してくれています。

 

―藤木さんのなかではどんな開発チームの姿を目指しているのでしょうか。

「チームみんなで乗り越えられるチーム」をつくろうとしています。難しいものとか大変なものにもチームみんなで解決に向かっていけるような。誰か一人が頑張るよりはみんなで解決できるチームであってほしいと思っています。

 

―「チーム全員で解決できるように」と思われたきっかけはあるんですか。

私は新卒でミクシィに入社しているんですけど、当時どのチームもスクラム開発をやっていて、その頃から「自分のタスクではなくみんなのタスク」という雰囲気がありました。

自分だけにかかる責任やストレスが少ない方が働きやすいなっていうのが私自身の感覚としてもずっとあったので、いまもそんなチームづくりを目指しています。

 

―そういったチームづくりのうえで意識している点を教えてください。

業務の透明性を保つようにはしています。誰かひとりが辛い、大変になっている状態は良くないですよね。なので、できるだけ今の状況を伝えやすい環境にしておきたいんです。そのためには、全員がお互いのタスクを把握していたり、技術領域を広げてお互いにやれることを増やしたりしていくことが大事だよねということは伝えているかなと。

 

―技術的な理解がないとタスクの状況も理解できないということですね。

はい、たとえばアプリを書ける人が1人しかいなかったら、アプリの機能追加はその人にかかっていることになってしまいますよね。他の人が作業を引き継ぐにもまったくの未経験では難しいです。

そういう状況がやりがいにつながる時もあるとは思うのですが、個人的には自分が休んだら開発が止まってしまうというプレッシャーはすごく辛いと思うので、そうではなくいつでも休める状態にしたいと思っています。
そうなるために、できるだけ技術の幅を広げてもらおうと。具体的には、みんながアプリを書ける、バックエンドもフロントもできる、インフラもできる、となっていくのが理想です。

あとは、「自分の仕事はここまで」と思わずに、開発以外の部分にボトルネックがあれば、自分がそこをやる、といったアクションを推奨しています。

 

日常的な技術のキャッチアップでフルスタックに

 

藤木様_インタビュー風景_2

 

―開発メンバーは技術的なキャッチアップをどうやってしているのでしょうか。

メンバーが弱みを感じている領域をヒアリングして、できる限りその領域にチャレンジできるように調整しています。インフラの経験がない人にもとりあえずインフラの作業をお願いしてみるとか。

マニュアルなどはありますし、メンバー同士でペアプロ(ペアプログラミング)をやってもらう場合もあります。みんな最初から全部ができているわけではないのですが、最近だともともとハードウェアエンジニアだった方が、入社半年ほどでフルスタックといえる状態にまでキャッチアップしてくれました。

 

―ペアプロについて、詳細を教えてください。

二人一組で、それぞれドライバーとナビゲーターになります。道案内をする人と実際に手を動かして書いていく人ですね。リアルでやる時はその二人が隣に座って、一緒に画面を見ながらひとりが作業しているのを横からアドバイスしていく感じです。

モブプロっていう、ひとりがコードを書いてそれをモブのみんながうしろから見るというのもよくあります。「この作業をやれる人を増やしたいので、僕がやるのでみんなで見ててください」みたいな感じで。こういうやり取りは自然に発生していますね。

 

―実際に新しい技術を習得して開発した事例もありますか。

直近だとアプリをリリースしました。

もともとアプリの開発経験がない人ばかりのチームだったんですが、みんなで学びながら設計、開発してもらいました。業務委託で入っていただいている方のうちの一人がFlutterのご経験があったので、その方にはかなり開発をリードしていただきました。

他のメンバーは完全に初めてだったり、少し触ったレベルだったりしたんですけど、密にコミュニケーションを取ることで、良いチームワークで短期間でのリリースに成功することができました。

 

―機能の提案なども積極的におこなっていけそうですね。

そうですね、メンバーの「こういう機能も絶対ほしいよね」という意見は吸い上げていますし、提案は誰でもウェルカムです。あと機能の話ではないですけど、開発中にメンバーからの発案があってユーザーインタビューを実施したこともありました。

 

―ユーザーインタビューということはお店の店長さんを呼んだのですか。

そうです。観戦をするお店の予約機能を作るにあたって、お店の方にとって本当に使いやすくなっているか不安になっていた箇所があったんです。なので、実際にお店の方に来ていただいて、触ってみてもらってご意見をいただきました。その結果やはり分かりづらい機能になっていたことがわかって、プロダクトに修正をかけられました。

 

『Fansta』で開発した機能は新たな文化の創出に直結していく

 

藤木様_インタビュー風景_3

 

―続いて採用に関する質問です。『Fansta』のチームが採用で重視しているポイントはどこでしょうか。

いちばん大事なのはやっぱり人柄ですね。

物腰柔らかというか、相手を尊重した振る舞いが普段から出来ているとか。基本的な話ではあると思うんですけど、そういう意味でのコミュニケーションの取りやすさは一番重視しています。

採用では「HRTの原則」という、「謙虚(Humility)でまわりを尊敬(Respect)して信頼(Trust)できる」人かどうか、みたいな価値観を会社としても大事にしているので。

 

―1時間ほどの面接で人柄を確かめるのは難しさもあると思いますが、どんな観点から見極めているのでしょうか。

私を含めた3人で面接をして、複数の視点から判断できるようにしています。

これまでのお仕事でチーム内外の方とどのようにコミュニケーションを取っていたのかエピソードを伺ったり、趣味や休日の過ごし方について聞かせていただくこともあります。趣味が何であってももちろんそこは選考には影響しません。どういったことに楽しさや面白さを感じる方なのか、そういったお話から頑張って見極めています。

 

―それが積み重なって、今の穏やかなチームができているんですね。スキルの面ではどうですか。

スキル面で言うと、やっぱり幅ですかね。ひとつの技術しか経験がない方よりは2、3種類やった事がある方のほうがはまりやすいです。

ひとつ太い柱がある方でも全然良いですが、『Fansta』に入っていただくと色々な事をお願いすると思うので。勉強の意欲があって、やることに応じて柔軟になれる人が良いですね。

 

―ありがとうございます。最後に、『Fansta』チームやミクシィの魅力をお願いします!

『Fansta』はやっぱり伸びしろの大きさが魅力です。

自分が作った機能がユーザーに使われていく、という体験がこれからどんどん増えていくと思います。大きいサービスだと、自分がサービスに与えられる影響は全体のごく一部なことも多いと思いますが、今の『Fansta』であれば、まだまだ全体に大きく影響を与える提案もできますよ。

 

ミクシィの魅力としては、穏やかでコミュニケーションを取りやすい人が多いことが特徴だと思います。別の部署の人に相談してもすごく親切に聞いてくれる人ばかりです。

あとは企画や提案もしやすいですね。自分のやりたいことは、専門外だとしてもできる可能性は高いです。

必要な情報は、社内チャットツールであるslackのエンジニアチャンネルや、四半期に一回のエンジニア総会で部署を超えて仕入れることもできますし、自分が情熱を持っていればどんどん活躍の場を広げていくことができます。ぜひ興味のある方はお気軽にご連絡ください!

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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