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採用担当者が選考する人を検索する目的を解説!どんなサイトで検索する?着眼点を転職エージェントが紹介

インターネットが発達して便利になった昨今、人事採用担当が選考対象となる人を検索することが増えました。その目的はどこにあり、またどのようなサイトを使って検索を行っているのでしょうか?本稿ではその仕組みを詳細に解説していきます。

選考対象者の名前を検索する目的

 

 

採用担当者が選考対象者をインターネットで検索することがここ数年特に増えています。

GoogleやYahoo!といった検索エンジンで名前を検索することは誰でもできますし、費用もかかりません。

採用担当者が選考対象者の名前を検索することで知りたい情報は大きく分けて2つあります。

 

選考対象者の人となり

 

面接中の選考対象者は面接に向けてしっかり準備をしてきますので、質問に対する回答も似たり寄ったりのものになりがちです。

採用担当者もそのことは分かっているので、ネットで名前を検索することで少しでも選考対象者を知りたいと考えています。

そこでFacebookやInstagram、Twitterなどではその人のものの考え方やプライベートが見えるので、参考にするケースがあるのです。

転職をする人が増加し同じ会社に長く勤めるケースが少ないので長期契約で働いてくれるかを人事はとても気にしています。

また、選考対象者がその会社に入ったら他の社員と打ち解けられるかを判断するためにSNSなどの情報を収集しているのです。

 

ネットリテラシーを確かめたい

 

機密情報等を扱う仕事の場合、選考対象者がネットで迂闊に機密情報を流したりしないかを見られていることがあります。

もし、選考対象者が顔写真や自分の名前、住んでいる場所などの自分の個人情報を流出させていたとしたら、仕事の上でも大問題でしょう。セルフブランディングなど何か特別な目的があって本名を使用している訳でもないのに、本名や顔写真を晒すことに疑問を感じる採用担当もいます。

「顔出し・本名」アカウントへの理解度は業種によって大きく変わる部分があるものです。選考対象者は自身の志望する業界に「顔出し・本名」アカウントをどう捉えている人が多いのかを把握しておきましょう。

また、転職者が匿名でも前職の愚痴やクライアントの愚痴を分かるように投稿していた場合も、ネットリテラシーに問題ありとされます。選考対象者が人事にこのことを知られてしまった場合、選考対象外になる可能性が極めて高くなってしまうこともあり得る話です。

ネットが普及していなかった昔ならともかく、今は人に不快感を与えないようにネットを使いこなす技術が求められる時代です。少し不安がある場合には、今からでも気をつける習慣をつけるように心がけてください。

 

 

選考対象者の名前を検索するタイミング

 

名前を検索するタイミングは企業によって大きく変わりますが、人数が絞りきれていない早い段階では行いません。

書類選考段階では選考者の人数があまりに少ないとき以外名前を検索せず、かなり後の段階になってから名前の検索が行われます。ある程度選考者が絞られてきた段階で「人柄も含めてどの人が一番自社にマッチするだろうか」と検索することがほとんどです。

しかし、だからといって選考対象者は気を許して書類選考段階だから何も対策をしなくていいなどとは考えず、しっかり対策をしておきましょう。また、自分ではないように問題があるのかないのかが分からず、消すか消さないか迷う場合は転職エージェントに相談してみるのも1つの手です。

選考対象者のアカウントをみて、採用担当者がどう感じるかをプロの視点から伝えてくれますので、対策もしやすくなります。

 

 

名前を検索するときに使うサイト・SNS

 

PCに映ったGoogleの検索画面

 

Googleなどの大手検索サイト

 

上記でも説明しましたが、まず大手の検索サイトで本名を検索するというのが常套手段であり、これは選考対象者でも予測可能でしょう。

選考者の本名やその人の所属組織などで検索をかけ、同姓同名で同じ漢字が多い名前の人は以前の所属などで検索されることもあります。基本的に明らかにおかしいものがあるとき以外は参考程度にもなりませんが、不安な場合は自分の名前で検索してみてください。

今の時代少しでも何かしようものならネットに書き込まれてしまう時代なので、細心の注意が必要です。

 

Facebook

 

ネットリテラシーについて考慮するときにFacebookの利用方法を重視している企業は多いので、ここも要注意です。

Facebookは基本的に本名顔出しでやるSNSなので採用担当者も見つけやすく、また対人関係の傾向も把握できるます。対外的な人柄が一番よく現れるSNSであり、商談や打ち合わせのスケジューリングにFacebookのmessengerを使用することがあるでしょう。

入社後に使用させる可能性のあるSNSに、問題のある使い方をしていないかを確認されている場合もあります。そのためFacebookに何かを投稿する際は、誰にとっても迷惑のかからないものかを配慮し、変な使い方をしないように心がけてください。

 

Twitter、Instagram

 

Facebookとリンクさせている場合や、本名でやっているなどでTwitterやInstagramのアカウントを発見されてしまうことがあるかもしれません。趣味の話や遊びに行った場所、買ったものについて投稿しているなど普通に利用している場合は、参考程度で選考結果に直結することはないでしょう。

しかし、注目されたいがために個人情報の流出を行ったり、職場の悪口をいったりといった悪質な書き込みがなされていた場合は別です。その場合、採用担当者も入社後に自分の会社のあらぬ悪評をネットに晒される可能性があることから採用を見送る可能性があります。

ネットは決して個人が好き勝手使うものではなくいろいろな人が共用で使っているものだという認識を日頃から持つようにしてください。

 

 

名前検索によって悪印象を持たれるケース

 

 

ここまでは採用担当者がどういう目的と手段で選考対象者を検索にかけるのかを説明してきました。

それでは実際に名前を検索されて悪印象を持たれるケースについて、具体的に解説していきましょう。

 

ハラスメントを本人が気付かずに発信している場合

 

昨今では特にハラスメントに対する問題意識が高まっているので、企業はハラスメントを起こしそうな人を嫌います。具体的にはパワハラ・セクハラ・アルハラといった辺りであり、これらに抵触する書き込みがあると大きく影響するものです。

例えば、飲み会などで羽目を外した結果、その人にお酒を無理強いして潰したといったことが投稿されるとどうなるでしょうか?楽しい思い出を投稿したつもりが後輩に無理やりお酒を飲ませるパワハラ体質の人という悪印象を与えかねません。

そういう人は入社後の飲み会などでもそれを行う可能性があるので、選考対象外とされる可能性が大いにあります。

 

SNSやブログなどで面接の詳細を報告している場合

 

SNSやブログなどで面接の詳細を報告するような内容の書き込みも悪印象となります。

その場合は匿名でも特定もされやすく、採用担当者は情報漏洩を平気で行う人であるという判断をしてしまうのです。最悪の場合、名誉毀損なども含めた民事裁判に発展しかねないケースもあるため、絶対に辞めましょう。

面接の内容もあくまで門外不出の極秘情報なので、決してどこにも漏らさないようにする口の固さが大切です。

 

落ちた企業について書き込む

 

転職活動や就職活動をしていれば採用が見送りになることは当然ありますが、落ちた企業について書き込むのはやめましょう。

もし「〇〇会社に落とされた」といった内容の投稿がある場合、採用が見送りになるケースも少なくはありません。他の企業についての合否を書くということは、自身の企業についてもそのように投稿するだろうと採用担当者は判断します。

また、転職や就職中に採用を見送られることは決して珍しいことではないので、選考対象者もまたストレス耐性が低いと判断されるのです。

そういう諸々の問題があるので、企業の選考状況に関しては合否を問わず一切投稿しないことをオススメします。

 

承認欲求を満たすことを意図した発信

 

ある時期以降ネットでは承認欲求を満たすための投稿を揶揄した「バカッター」という造語(バカ + Twitter)が出来ました。

いわゆるバイトテロなどもこれに相当します。明らかな犯罪行為を自慢げに投稿する行為であり、これも企業はきちんと見ています。当然ながらそういう人は大体において社会的制裁を浴びることになるので、簡単に選考対象外となるでしょう。

そのような民度の低い書き込みは企業のみならず世間一般に対しても迷惑なので、絶対に言ったり投稿したりしないようにしてください。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

名前検索によって好印象を持たれるケース

 

 

このようにネットの投稿は書き込み1つで簡単に悪印象を持たれてしまいますが、逆もまた然りです。

名前検索によって好印象を持たれるケースもあるので、ここではそのケースについて具体的に紹介していきましょう。

 

仕事に関して有益な情報を発信している

 

仕事の有益な情報を発信している場合は、採用担当者から好印象を持ってもらえる可能性があります。

例えば、プログラマーがプログラミングに関するブログで細かい知識や情報などを無償で提供していたとしましょう。それが採用担当者の目に留まった際に「勉強熱心なんだな」と思わせることができ、ビジネスチャンスへつながることもあります。

また、自分は何が出来るかをまとめたポートフォリオのようになっていると、アピールしたいスキルを証明しやすくもなるのです。そうした有益な情報発信はどんどん積極的に行っていきましょう。

 

分かりやすい内容になっている

 

そしてその内容が誰の目から見ても分かりやすく伝わる形にまとまっていると、なお好印象を持ってもらえます。

もしそういう内容のブログなどを採用担当者が拝見した場合「資料作成能力・プレゼン能力がある」と判断するのではないでしょうか。

しかし、名前を検索されたことで良い印象を持ってもらってもあくまで参考程度であり、絶対のものとはなりません。無理して好印象を持たれようとするよりかは減点対象にならないように気をつけてください。

 

 

転職活動前のネットの使い方をチェック

 

 

転職活動を始める前にネットの使い方に不安がある人向けに確認チェックリストを作りましたので、確認してみましょう。

 

・直近1週間で自分の名前を検索サイトで検索して、検索結果を確認しましたか?

・本名でやっているSNSはありますか?

・Facebookのアカウントは応募企業に教えることができますか?

・見られるとまずいと思うSNSには鍵をかけていますか?

・SNSで、他の人に知られると人格を疑われるようなことを言っていませんか?

・SNSなどに第三者の写真や名前を勝手に載せていませんか?

・SNSなどで過剰に会社の悪口など言っていませんか?

・面接や商談であった出来事などを細かく書いていませんか?

・顔写真を含む第三者の個人情報を勝手に載せていませんか?

 

これらの中で1つでも当てはまるものがあれば、絶対に行わないようにしてください。

 

 

雄弁は銀、沈黙は金

 

採用担当者が選考対象者の名前を検索することについて説明しましたが、いかがでしょうか?

これらの問題を解決する最善の方法は何かというと、とにかく「書かない」ことです。これが最も大切でありながら最も難しいことであり、「雄弁は銀、沈黙は金」ということわざがあります。誰もが発信者になれる時代ですから、書きたいという思いが生じるのは当たり前です。

しかし、本当に大切なものは語らないことの中にあり、書かないことが最良の判断といえます。転職をスムーズに進めたいのであれば、より一層そのことを心がけてください。

 

 

まとめ

 

普段、友達や家族とのコミュニケーションにのみ使っていると忘れがちになってしいますが、インターネットは世界共用のツールです。

転職においても変わることはなく、常日頃からネットリテラシーには気をつけて正しい使い方をしましょう。

ブログやSNSは上手に使えば自分のスキルのアピールにも有効活用できますので、人の目を意識して有効活用することを心がけてください。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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