エンジニア転職が失敗する理由と対策|内定のポイントを解説
エンジニアとしてキャリアを積むために転職する方は少なくありませんが、転職準備や対策をしないままだと納得のいく転職が叶わず、失敗してしまう恐れがあるでしょう。そこで今回は、IT転職専門エージェントがエンジニア転職が失敗する理由や、転職成功のポイントを解説します。
目次
エンジニアが転職に失敗する理由8選
仕事内容が希望と違った
エンジニアが転職に失敗してしまう理由の1つが、入社後に実際に携わる業務内容についての確認不足です。
ITエンジニアとして転職したにもかかわらず、入社後にカスタマーサポートのコールセンター業務や営業サポート、事務、その他IT機器の販売員など希望と異なる業務に配属されるケースがあります。
また、CGデザイナーを希望してゲーム制作会社に転職したが、3Dキャラクターの制作ではなくエフェクトやデザイン担当になるなど具体的な仕事内容が希望と異なったという失敗談もあるようです。
希望と実際に携わる業務のミスマッチを防ぐためには、事前のリサーチが欠かせません。
ITエンジニアの転職活動では、応募企業の企業分析を入念に行うだけでなく、口コミや企業の公式SNSのリサーチ、面接での確認などが大切です。
企業研究が不十分だった
ITエンジニアの転職において、事前の企業研究が不足していたため、結果として後悔する転職となってしまった方も多いです。
企業研究が不十分だと入社後のミスマッチが起こりやすく、早期離職に繋がる可能性があります。特にIT系の企業は業界も含めてトレンドの移り変わりが早いために、収集する情報の新鮮さも問われます。
IT企業に転職する際は、企業のSNSやサイト、業界誌や専門サイトをチェックし、業界イベントにも積極的に参加して情報収集しましょう。
また、IT業界の転職市場の動向や最新情報の収集には、IT業界特化型の転職エージェントへの相談もおすすめです。
年収がなかなか上がらない
転職後に年収がなかなか上がらないと、失敗かもしれないと感じるでしょう。
ITエンジニアとして年収アップしにくい企業には、以下のような特徴があります。
- ・企業の評価基準が曖昧、分かりづらい
- ・古くからの年功序列形式の社風が強く残っている
転職する際には、明確な達成目標や貢献度を基に昇給制度を打ち出しているかどうかを確認すると良いでしょう。
またIT企業では、携わる業務やスキル、経験が年収に影響しやすい傾向があります。
自分の強みが評価されやすい環境であれば年収アップしやすいため、転職前に評価基準や制度、キャリアパスについて把握しておきましょう。
残業が多すぎる
転職の軸が生活の質を向上させることや、ワークライフバランスを実現することである場合、実際の残業量に「失敗した」と感じることがあるかもしれません。
ITエンジニアの中には、納期までにプロジェクトを完遂させる、または製品を納品するなどの業務が多い特性上、残業が発生しやすい職種もあります。
IT業界では効率の良さを重視する傾向があり、業務量と担当エンジニアの作業スピードが合わない場合にも残業が増えやすいです。
転職後に残業の多さで失敗してしまったと感じないために、テレワークやフレックスタイム制を積極的に導入しているか確認することをおすすめします。
また求人票を見る際には、「最大残業」「配属する部署別の残業時間の違い」などの確認も必要です。
常駐することを知らなかった
IT企業の形態によってはエンジニアがクライアント企業に常駐することがあり、自社でエンジニア業務に従事したいという希望がある方にとっては失敗したと感じやすいでしょう。
エンジニアは転職する際に、「企業方針」と「勤務先」の項目を確認しておくことをおすすめします。いずれも社員の働き方に関する記載があり、客先常駐の可能性があるかを判断できます。
特にITエンジニアとしてテレワークやフレックスタイム制を活用したいという働き方の希望、社内SEなど自社での業務経験を積みたいというキャリアの希望がある場合は、面接でも確認しましょう。
自分のスキルを活かせない
入社してから自分のスキルが業務に活かせず、思うようにキャリアアップできないと、転職が失敗したと感じる可能性が高いでしょう。
応募企業の業務で必要とされるプログラミング言語を習得しているか、求められている必須スキルは保有しているかなど、あらかじめしっかりと照らし合わせておくことが大切です。
また転職活動では、自分のスキルと転職希望先の企業が求めるスキルに相違があるまま応募を続けると、採用されにくい状態に陥り、結果として転職活動が長期化し、転職活動自体が失敗だと挫折してしまいかねません。
キャリアの棚卸しでスキルを明確にし、企業が求める人物像とマッチしているか必ず確認しましょう。
未経験転職でついていけなくなった
募集要項に「未経験可」と記載されていたからと研修制度に頼って転職してしまうと、業務について行けずに失敗したと後悔するかもしれません。
ITエンジニアは慢性的な人材不足から、未経験者も積極的に採用する傾向がありますが、業務内容への理解がないまま研修に参加しても、難易度が高く感じ挫折してしまうでしょう。
未経験からの転職では、あらかじめ業務に必要なプログラミング言語を学習しておく、業界知識を身につけるために積極的に情報収集するなどの事前準備をしておくと安心です。
独自のキャッチアップはITエンジニアとして転職後も必要であり、転職時には前職までに培ったポータブルスキルをアピールすると同時に、学習意欲や向上心のアピールにもなります。
やりがいを感じられない
思っていた業務内容と違う、裁量権がないといった理由で、やりがいを感じられずに転職を失敗したと思ってしまうこともあるでしょう。
仕事になかなかやりがいを見いだせないと、早期離職につながってしまうリスクもあります。
モチベーションを保てないだけでなく、ITエンジニアとして求めていた経験を積むことができなければ、その後のキャリアにも悪影響です。
自分がどのような仕事にやりがいを感じやすいか、働くうえでの価値観をあらかじめ把握しておきましょう。
自分に合った働き方は、以下の仕事タイプ診断でも確認することができます。
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エンジニア転職に失敗しやすい人の特徴
漠然とエンジニアになりたいと考えている
ITエンジニアに対して、「トレンドの最先端を担う華やかな仕事」「報酬が高い」「社会貢献を感じやすい」といったイメージを強く持っている方は、ギャップを感じやすいでしょう。
実際のITエンジニアの業務はコツコツと作業を行い、細かなミスやエラーを注視し、納期に追われながら調整を繰り返すことが多いため、大きなギャップを感じて転職後に失敗したと後悔してしまう方もいます。
また、華やかなイメージから、ITエンジニアになること自体がゴールになってしまった方も、将来なりたい姿が定まらずに失敗してしまうリスクがあります。
自分のやりたい仕事に必要なスキルを理解できていない
やりたい仕事に対して、企業が求めるスキルの水準を満たしていることで選考において評価につながります。スキルを持っていなくても、必要なスキルを習得するための自己研鑽を継続していることをアピールできれば、企業はその姿勢を評価するでしょう。
しかし「入社してからがんばりたい」という姿勢では、採用されにくいため、転職希望先の企業が、どのスキルをどの程度のレベルで保有している人材を求めているのか、募集要項をしっかりと確認する必要があります。
例えばフロントエンジニアへの転職であれば、募集要項に必須スキルとしてHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を取得していることが求められる場合が多いです。
さらに、フレームワークやSEOに関する知識、WebサイトのUI/UXによる改善経験などが歓迎される傾向もあります。
転職希望先の企業の業務を理解したうえで、現在のスキルレベルを伝え、必須スキルの条件を満たしていること、また歓迎スキルについても積極的に学んでいる場合はあわせて伝えると良いでしょう。
キャリアプランが不明瞭
ITエンジニアの転職では、5年後、10年後のビジョンが明確であることが理想とされます。
キャリアプランが明確でないと、目の前の業務だけをこなすことになり、入社後の成長をイメージできないと企業が判断するためです。
長期的なキャリアプランを描けていれば、例え転職活動で不採用が続いたとしても、本当に自分が希望する企業へ入社できる可能性が高まります。
転職後のミスマッチ防止にもつながるため、自分のキャリアプランはあらかじめ明確にしておきましょう。
選考対策が不十分
応募書類や面接の対策が不十分だと、思うように自分の実力をアピールできずに失敗が続いてしまう可能性があります。
ITエンジニアの転職では、履歴書や職務経歴書で保有しているスキルや資格、これまでの経験を適切にアピールすることが大切です。
面接においても、企業が求める人物像を理解し、必要な情報を過不足なく伝える必要があります。
「ITエンジニアになりたい」という気持ちばかりが先行してしまうと、選考対策が不十分なまま応募を続けてしまう恐れがあるため、しっかりと事前準備して転職活動に臨みましょう。
業界に対する知識が不足している
IT業界の情報は日々アップデートされ、次々と新しいトレンドが生み出されているため、特に業界未経験者にとって情報収集は困難に感じることがあるでしょう。
業界の最新情報を収集するためには、書籍やインターネットだけでなく、SNSやIT技術者のコミュニティ、ブログ、交流会、ニュースなど幅広く見ることがおすすめです。
また、ITエンジニアとして知識を得るためには、インプットだけでなくアウトプットも大切であるため、日常的にIT業界のトレンドに触れ、知識を拡充しましょう。
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エンジニア転職で失敗しないためには
目指すキャリアを明確にする
よりよい転職を成し遂げるためには、自身が思い描くキャリアのゴールまでの道のりを明確化することが大切であるため、目指すキャリアまでの逆算をしてみましょう。
自分が目指すキャリアに対し、何が足りていないのか、補うために具体的にどのような努力が必要かを明確にすることで、現時点でやるべきことがはっきりします。
必要な経験を積むことができる企業に転職することで、理想とするキャリアにつながる場合は、志望動機としてアピールできるでしょう。
まずは自己分析を深堀りし、価値観を言語化することが必要です。
【あわせて読みたい】自己分析のやり方について詳しくはこちら⇓
エンジニアに強い転職エージェントを活用する
ITエンジニアとして転職を成功させたい方は、業界特化型の転職エージェントのサービス活用がおすすめです。
IT・Web業界の転職事情に精通したキャリアアドバイザーが、企業選びのアドバイスや選考対策など、転職活動全般を無料でサポートします。
非公開求人の紹介や内定獲得まで、不安や悩みを相談できる相手として、エンジニアに強い転職エージェントが最適です。
未経験からIT業界への転職や、現在より上流工程に携わるためのキャリアアップ転職、年収アップ転職などのご相談も承っています。
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企業、業界研究を行う
業界研究・企業研究は転職活動において非常に重要であり、特にITエンジニアとして転職を成功させるためには、複数の情報源を駆使して最新情報をアップデートし続けることが求められます。
転職希望先の企業に関連する技術の最新情報や業界の動向を把握していれば、面接の場で深い理解をアピールし印象づけることができるでしょう。
さまざまな媒体で情報収集して業界・企業研究を深めておくことで、転職希望先の業界内での立ち位置や独自性だけでなく、社風に関する情報も得やすいです。
より多くの情報を事前に得ておくことで、入社後のミスマッチ防止にも役立ちます。
【あわせて読みたい】転職に役立つ業界研究のやり方について詳しくはこちら⇓
エンジニアとして何をしたいかを考える
エンジニアとして成し遂げたいことが明確であれば、転職の成功率が上がるでしょう。そのためにも、入念なキャリアの棚卸しが大切です。
これまでの経験やスキルを書き出し、今後のキャリアの方向性や目標を明確にすることで、ゴール設定がしやすくなります。
エンジニアとしてしたいことが決まっていれば、より能力を発揮しやすい仕事や、やりがいを見出しやすい仕事を見つけられる可能性が高まるでしょう。
スキルは転職前に身に付ける準備をする
転職希望先の企業で求められるスキルは、転職前に身につける準備を始めておくことをおすすめします。未経験者に対し研修を行う企業も多いものの、最低限の知識は学習済みであることが前提とされているケースも多いです。
特にITエンジニアは技術力がそのまま評価されやすい職種であるため、自分の力で習得し、向上させる姿勢も重視される傾向があります。
独学で必要な知識を学習する、スクールに通うなどの方法で、転職失敗の確立を下げることができるでしょう。
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Sさんは”ものづくり”にご興味があり、業務改善Webアプリケーションの開発を手がける企業で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートされました。
転職を考えたきっかけは、当時関わっていたサービスやプロダクトに共感できなくなっていった点、使用していた言語やフレームワークなどが古く、新しいものへのキャッチアップも困難だったという点でした。
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また複数社から内定をいただいたのですが、現職の条件や環境が自分と一番合っていたので納得感があったそうです。
【あわせて読みたい】第一志望の企業への転職に成功した事例はこちら⇓
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エンジニア転職失敗に関するよくある悩み
エンジニアとして市場価値を上げるには?
エンジニアの市場価値とは企業から認められる評価であり、市場価値が高いエンジニアほど企業からの需要が高く、業界全体の供給とのバランスも影響します。
市場価値を高めるためにはエンジニアとして成長を続ける必要があり、成長しているエンジニアは、情報収集やインプット・アウトプットなどの習慣が身についている点が特徴です。
エンジニアとして成長しやすい環境を選ぶ方法、成長するための効率的な方法を把握しておきましょう。
【あわせて読みたい】エンジニアとして成長するためにやることはこちら⇓
エンジニアのキャリアは誰に相談すれば良い?
社会人としてキャリアを相談できる相手はさまざまですが、ITエンジニアとしてのキャリアはプロへの相談がおすすめです。エンジニアはキャリアの選択肢が豊富で、転職によって選択肢を広げることができます。
目指すキャリアに向けて必要な経験を積み、スキルを習得するためには、あらかじめキャリアプランをたてておくことが大切です。
現在の業務内容に不満がある、会社の将来性が不安、より良い環境で働きたいという方は、1度キャリアを見直してみることをおすすめします。
【あわせて読みたい】エンジニアのキャリア相談についてはこちら⇓
面接対策に自信がない…
転職面接では、自己紹介に始まり、転職理由や志望動機、自己PRなどの頻出質問を経て逆質問で終わる流れが一般的です。
面接前には質疑応答の準備だけでなく、マナーや持ち物のチェックも欠かせません。
面接対策に自信が持てない方は、入念に下調べをして準備するだけでなく、面接練習を行うこともおすすめです。
繰り返し行うことで、本番で過度な緊張をせず余裕をもって臨めるようになるため、まずはおさえておきたい基本事項をしっかりをおさえましょう。
【あわせて読みたい】面接対策ガイドはこちら⇓
エンジニア面接の逆質問は何を聞けば良い?
面接の最後には、逆質問の時間が設けられることが増えています。
おすすめの逆質問は面接の段階によっても異なりますが、いずれの場合も企業研究や面接を通して得られた情報は聞き返さない、さらに掘り下げた質問が返された場合の答えを用意しておくなどのポイントは共通です。
逆質問の場では気になることを尋ねるだけでなく、熱意をアピールして採用担当者により強く印象づけることもできます。
転職失敗を防ぐためにも、逆質問の場を活用しましょう。
【あわせて読みたい】エンジニアの逆質問例はこちら⇓
エンジニアに向いていないと感じる…
エンジニアの仕事は、IT技術に興味がない方、コツコツと作業を続けるのが苦手な方、受け身で仕事をしたい方にとっては向いていないと感じることが多いでしょう。
しかし、エンジニアの仕事自体には向いているものの、現在の業務内容が希望と合っていない、待遇に不満があるなど他の要因で向いていないと感じてしまうケースもあります。
まずは自身の適性を確認して、エンジニアとしてより活躍できる環境を見つけましょう。
【あわせて読みたい】エンジニアに向いている人の特徴はこちら⇓
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エンジニア転職を失敗しないためにエージェントを活用しよう
エンジニアは、転職前に十分な準備が必要なこと、転職後も自分の価値観に合った環境でなければ不満を生じやすいことから、失敗だと感じてしまうこともあるでしょう。
転職の失敗を防ぐためにも十分な自己分析、キャリアの棚卸し、業界・企業研究などを十分に行いましょう。
自分の力で事前準備を行うことに自信がない方は、プロへの相談がおすすめです。
「エンジニアとして上流工程に携わりたい」
「IT業界に転職して年収を上げたい!」
「もっとモダンな環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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転職しようか少しでも悩んでいる方は、お気軽に以下のボタンからご相談ください。
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