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転職市場で将来性大!?SAPエンジニアの仕事内容や年収事情を転職エージェントが紹介します

ERPの世界シェア1位を誇るSAP ERPは2025年で保守サポートの期限を迎えようとしています。いわゆる「2025年問題」を前に、転職市場で需要が高騰しているのがSAPエンジニアです。本記事ではSAPエンジニアの仕事内容や将来性について、実際の求人事例と合わせて転職エージェントが解説します。

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そもそもSAPとは?

 

オフィスビル外観

 

SAPはドイツに拠点を置くのヨーロッパ最大級のソフトウェア開発会社です。

主に大企業向けのパッケージソフトを開発・販売してきましたが、最近では中小企業向けパッケージも提供しています。

そのSAP社が提供するERP製品もSAPといいます。

ERPとはEnterprise Resource Planningの略で、直訳は「資源統合管理計画」です。

企業のヒト・モノ・カネなどの資源の情報を統合して管理するシステムということになります。

つまりERPは企業活動の基幹である会計・人事・生産・物流・販売などの企業活動の情報を一元管理するシステムなのです。

 

SAPの機能(モジュール)

 

矢印と箱

 

SAP ERPパッケージには様々な機能があり「モジュール」と呼ばれています。

ここではその中でも「ヒト・モノ・カネ」というリソースを管理する主要なモジュールをご紹介します。

下記以外にも顧客管理やアナリティクスなど多様な製品があるので、公式ページなどでチェックしてみて下さい。

 

人事モジュール

 

PA(Personnel Administration):人材管理など。採用管理や勤怠・給与管理など

PD(Personnel Development):人材育成や組織計画・人員配置計画など

 

ロジスティクスモジュール

 

MM( Material Management ): 在庫購買管理。発注情報や在庫数・請求情報などの管理

PP(Production Planning and Control):生産計画・管理。生産・販売計画やプロセス管理など

SD(Sales and Distribution):販売管理 。受注管理や倉庫への出荷、受注・請求管理や販売分析など

 

会計モジュール

 

FI(Financial Accounting):財務会計システム。財務諸表など外部向けの報告書の作成。

CO( Controling ):管理会計システム。部門単位の費用・収益を管理。

 

その他分析系モジュール

 

PS(Project System):プロジェクト管理 システム。プロジェクト計画や予算管理。

IM(Investment Management):資本投資管理。設備投資などの資本投資の管理。

 

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SAPエンジニアとは

 

ネクタイをしめる手

 

SAPの導入に関わるスペシャリストとして、SAPエンジニアSAPコンサルタントが挙げられます。

ここではSAPエンジニアの詳しい仕事内容と、SAPコンサルタントとの違いをご紹介します。

 

SAPエンジニアの仕事内容

 

SAP社のERPパッケージの導入に関わるERPエンジニアを特にSAPエンジニアと呼びます。

その業務は設計・開発からテスト・保守運用まで多岐に渡ります。

さらにその各工程についてのクライアントへの報告業務やコンサルティングを担うこともあるようです。

時にはSAPの標準機能では実現できない機能をアドオン開発することもあります。

この開発に使われる言語はABAPといい、SAP独自の言語です。

SAPの導入は大手の案件が多い上に独自の開発言語の習得も必要になってくるため、SAPエンジニアを目指すことは決して簡単ではありません。

SAPエンジニアは希少性があり、ニーズのある職種といえます。

 

SAPエンジニアとSAPコンサルタントの違い

 

SAPエンジニアの仕事は上述の通りシステム導入確定後の設計・開発から保守運用まで様々あります。

これに対してSAPコンサルタントはそれ以前の導入検討段階からのコンサルティングやシステムの要件定義が主な業務です。

導入検討段階ではシステムの導入に合わせた業務改善提案なども行います。

そして設計以降の工程ではPM(プロジェクト管理)として参画し、場合によっては稼働開始後のアフターフォローも対応します。

 

SAPエンジニアの平均年収

 

ドル札

 

他のIT職種と比較すると高水準といわれるSAPエンジニアですが、年収は300万円〜1500万円程度とかなり幅があるようです。

スキル・経験の要件が高くなるほど年収も高くなるので、多くのSAPプロジェクトに携わって経験値を積むことで年収アップを目指せるでしょう。

 

SAPエンジニアの将来性

 

望遠鏡

 

では、SAPエンジニアには将来性はあるのでしょうか。

 

2025年問題へ向けた需要の激増

 

冒頭で言及しましたが、日本国内で2,000社以上が導入してるSAP ERPは2025年に保守サポート期限を迎えます。

つまりこの2,000社の企業は2025年までに後継のSAP S/4HANA ERPに移行するか、別のERPに切り替える必要があるということです。

しかしSAP S/4HANA ERPは対応OSやアーキテクチャが大幅に変更されているため、ほとんど別のシステムです。

従って現行の2,000社全てが後継のS/4 HANAに切り替えるとは考え難いですが、多くの企業は切り替えに踏み切ると考えられます。

この際に大勢のSAPエンジニアが必要になりますが、現在では増え続ける需要に対して足りていない状況です。

2025年にかけては移行プロジェクトの増加に伴い、SAPエンジニアの需要も増加が続くと思われます。

 

SAPはERPのオンプレミス→クラウド化を牽引する存在へ

 

SAPが全く新しいアーキテクチャで後継ERPのS/4HANAを開発したのは何故でしょうか。

その理由は、機能要件が増え続けたことによるシステムの肥大化です。

古い機能を残したまま新しい機能を実装し続ければシステムは肥大化する一方になります。

さらに今後迎えるIoT時代では企業が扱うデータ量が爆発的に増えることが予想されるため、全く新しいアーキテクチャで作り直すに至ったのです。

この課題はオンプレミスでシステムを構築した企業の多くが遠くない未来に直面するでしょう。

世界の動きはオンプレミスからクラウド化へと確実にシフトしつつあります。

過渡期である2020年現在はオンプレミスとクラウドのハイブリット型が主流になりつつあり、世界の82%の企業で移行済みとのデータがあります。

しかし日本では未だ数%に留まっており、多くの企業は未だに旧態依然とした巨大オンプレミスERPを使い続けているのが現状です。

SAP S/4HANAはオンプレミスにもクラウドにも対応できるハイブリッド型ERPです。

今後日本企業も世界の動きを追い、ハイブリット型からクラウド化へと移行していくことが予想されます。

このことからもSAPエンジニアの需要はこの先も伸びていくと考えられるでしょう。

 

企業のグローバル化による需要の高まり

 

SAPはグローバル企業のビジネス要件に対応しており、複数の国の言語や慣習なども一元管理することが可能です。

今後グローバル化していく日本企業の増加が予想される中で、SAPの導入を検討する企業も増えていくでしょう。

こういった事情からもSAPエンジニアの需要は高まっていくと予想されます。

 

SAPエンジニアの求人事例

 

男性の後ろ姿と空中のモニター

 

前述の将来性で記載した通り、2025年問題を前にSAPエンジニアは現在人手が足りていない状況です。

SAPエンジニアとしてふさわしいスキルや経験を身につけたエンジニアであれば引く手あまたといえるでしょう。

実際の求人事例をいくつかご紹介します。

 

SAPエンジニア(主力メンバー・リーダー候補)

 

仕事内容:ERP(SAP)の導入・開発。導入におけるコンサルティングから開発〜保守運用まで。

想定年収:400万円〜840万円

 

SAPアプリケーションエンジニア(コンサルタント候補)

 

仕事内容:SAPアドオン機能の基本設計〜テスト、保守運用まで。

想定年収:360万円〜650万円

 

SAP導入エンジニア(SAP未経験でも可)

 

仕事内容:大手メーカーへのITソリューション営業・SAPシステムの導入・開発・保守業務。

想定年収:300万円〜

 

SAPエンジニアへの転職に役立つスキル・知識・資格

 

learningの標識

 

SAPのモジュールの理解

 

SAPエンジニアへ転身する場合、独自のモジュールについての理解が求められます。

SAP社が提供しているアカデミーコースを受講すると良いでしょう。

 

ABAPの理解

 

SAPの開発には独自のプログラミング言語ABAP(アバップ)が用いられます。

このABAPは未経験者が個人で学べるようなトレーニングなどの情報は提供されておらず、実際にSAPの導入に携わるまで触れません。

しかし他言語での開発経験があれば、いきなり実践でABAPを使うことになってもキャッチアップはそれほど難しくはないでしょう。

 

SAPエンジニアになるために役立つ資格

 

SAP社ではSAPアカデミーを提供しており、「SAP認定コンサルタント資格」を設けています。

コース内容は多岐に渡り、SAPのモジュールである販売管理(SD)や財務会計(FI)といった単位で分けられています。

この1つ1つのモジュールだけでも内容は盛りだくさんです。

また、このコースの受講は高額なため、個人で受講する場合は覚悟が必要でしょう。

 

未経験でもSAPエンジニアになれるのか

 

全くERPシステムの導入に関わったことの無い未経験者がSAPをゼロから独学で学ぶのは難しいと思われます。

ですが十分な開発経験があれば障壁は低いでしょう。

未経験歓迎としている求人でも、一定年数以上の開発経験が求められることがほとんどです。

ERPパッケージでの要件定義や設計などの上流経験やマネジメント経験がある場合は、さらに高収入なポジションを狙えるかもしれません。

SAPの知識についてはSAP社が提供しているSAPアカデミーのコースを受講し、認定資格を受けるのがお勧めです。

 

まとめ

 

勉強する女性

 

「2025問題」を前に今まさに需要が急増しているSAPエンジニア。

この記事ではその仕事内容や将来性などをご紹介しました。

SAPエンジニアは独自のモジュール知識やABAPの知識が必要になる希少性の高い職種です。

そして将来的にも需要が先細りすることは無いと考えられることから、理想のキャリアチェンジといえるかもしれません。

今回ご紹介した記事で興味を持たれた方はSAPエンジニアへの転身を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部
ギークリーメディア編集部
主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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