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エンジニアが”自分で売るつもり”で開発する。”超自分ごと化”で「Safie(セーフィー)」の開発に挑むチームの仕事観とは

「映像から未来をつくる」をビジョンに、日本中・世界中のカメラ映像のクラウド化を目指すセーフィー株式会社。クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie(セーフィー)」を開発・提供しています。2014年10月にセーフィー株式会社を創業し、Safieの開発全体を統括しているCTO森本様と、サーバーサイドエンジニアとして現場で活躍されている神田様に、Safieの開発段階や今後の展開目標、キャリアビジョンや「セーフィーらしさ」についてお話いただきました。是非ご覧ください。

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【セーフィー株式会社 インタビュイー】

森本 数馬様 / Safie CTO
東京大学工学部を卒業後、ソニーに入社。営業職から開発職にキャリアチェンジし、Walkman、カメラなどのシステムLSI開発からTVなどメディア系プロダクトのソフトウェア開発を経験。
2012年 GREE CTO室勤務を経て、ソニーからカーブアウトしたモーションポートレートに入社。顔認証技術を利用したライブラリ開発に携わる。
2014年10月にセーフィー株式会社を創業。Safieの開発全体を統括。

 

【セーフィー株式会社 インタビュイー】

神田 舞様 / サーバーサイドエンジニア
2020年慶應義塾大学理工学研究科卒、在学中はオペレーションズリサーチを研究。
新卒で受託開発の企業に入社し、サーバー・フロント・インフラの開発を行う。
2021年3月にセーフィーへ入社、サーバーサイドエンジニアとして活躍。

 

 

人々の「第3の眼」となり、実現できる未来を創る映像プラットフォーム「Safie」が目指すことは

 

 

―動画のクラウド録画配信サービス「Safie」の具体的な事業内容をお聞かせください。

森本さん:「Safie」は、カメラのデータをクラウドにアップロードして、どこからでも簡単にアクセスして映像確認ができるようなサービスです。

基本的なところでは防犯用途がありますが、防犯だけでなく遠隔からモニタリングすることによる業務管理、業務改善といった用途にも様々な業界で使って頂けています。

また、単に録画、配信というだけでなく、蓄積したデータから付加価値のある情報を抽出し提供するといったサービスも開始し、お客様に様々な用途でご利用頂いています。

特に昨年、Safie One(セーフィー ワン)という、カメラ側でAIアプリケーションを動かせるようなプロダクトをリリースしました。Safie Oneは様々なAIアプリケーションをインストールし実行する事が出来るようになっているのですが、其の第一段として人数カウント機能や人の立ち入り検知機能を備えたStore People Detection Pack(SPDP)の提供を開始しています。

例えば、ベルクさんでSPDPを活用した実証実験を行って頂く中で、お客様の回遊状況を基に、最適な商品配置を検討しフードロス低減に繋げられる、お客様の時間帯毎の入店人数を基に、最適なレジ開放数やシフトの検討に繋げられるなど、大きな可能性を感じて頂けています。

 

―「Safie」を展開する開発組織のミッションを教えてください。

森本さん:当社はビジョンである「映像から未来をつくる」の実現にむけ様々な産業の現場DXを推進しています。

セーフィーの開発組織のミッションは上記の実現に向け、必要なプロダクト、サービスの開発、運用だけでなく事業活動を進める為に必要となるシステム全体の開発、運用を行う事となります。

その中で2023年は以下項目を特に重要視し取り組んでいます。

1.基本となる録画配信サービスそのものを更に強化し、より多くのお客様の課題解決につながるようなプロダクト、サービス開発を行う。

2.我々だけでなく外部の開発者も、データを活用したソリューション開発が行えるようなプラットフォーム(基盤システム、API、SDKなど)の開発を進める。(AIの活用も含む)

3.お客様の現場課題解決に繋がるようなデータ活用ソリューションを更に増やしていく。

合わせて上記の活動の中で、お客様の課題に直に触れ、どうすればその課題が解決できるかをエンジニアも一緒になって考えていけるという事も重要視し進めています。

API…アプリケーション間の情報連携をサポートするもの

SDK…API、サンプルコード、プログラムなどをひとつのパッケージにしたもの
少ない労力でアプリケーションを開発できるようなる

 

―課題や社会の流れを肌で感じながら、”本当に必要なもの”を考えていきたいとのことですが、現在「Safie」はどのようなフェーズですか?

森本さん:当社では会社のビジョン実現に向け、以下のような5ステップを定義しています。

まずは基本的な防犯や監視用途で使って頂き、遠隔管理などにより業務改善を実現し、他のツールと映像を連携させることにより利用可能な用途を拡大し、更にAI等の活用により、よりクリティカルな課題の解決を多面的に実現できるようにする。

それらをプラットフォームとして広く展開し、他開発会社でも様々な業界向けの課題解決ソリューションが広く構築できるようにするといったイメージとなっています。

現在は、ちょうど今4番目に少し差し掛かったところで、まだ先は長いがゴールが少し見えてきたというところかと考えています。

録画配信サービスを更に様々なお客様に使って頂く事は最優先ですが、上記のステップを進めていく上で今期は特にエッジAIカメラを活用した付加価値ソリューションのビジネス化を確実に実現していこうと計画しています。

其の先で言うと、プラットフォーム化を推し進め付加価値ソリューションを広く展開できるようにしていく事や、少し確度が変わりますが海外展開なども検討しています。

更には、新しい事業展開など、線形に伸ばしていくだけでなく非線形成長も検討する必要があると感じています。

 

 

目の前の課題は自分の仕事。エンジニアとして付加価値を提供し続ける「Safie」開発チーム

 

 

―「Safie」としての”付加価値”を提供し続けるためにチームビルディングも注力していく中で、チームが大切にしている仕事の考え方について教えてください。

神田さん:開発の面とチームの面でそれぞれ大切にしていることがあります。

開発面でいうと、早く作って出すことよりも品質をすごく大切にしています。
メンテナンス性の高いコードを書いているか、大量のデータにアクセスしても問題ないかなど、大きいシステムなので品質に対しては全員が気をつけている部分だと思います。
お互いに動作確認などをして、品質を今より良くすることを目指しています。

チーム面としては、お互いを尊重し合っている部分です。良いプロダクトを作るための意見であればお互いに耳を傾け、話し合って開発を進めることができる環境があると思います。穏やかな人が多く、年齢や役職の壁を感じることがなくて居心地がいいなと感じています。

 

森本さん:そうですね、私もそこはすごく良いところだと感じています。
今後、これができたら良いなと思うのは、神田さんが言ってくれたようなチームの雰囲気を、エンジニアや開発組織内だけではなく営業や企画など外にも発信してほしいなと感じています。

 

神田さん:現状、慎ましい方が多いのと、本当に開発が好きな人が多いので、今後発信力のある方にご入社いただくなど、新しい風があるといいですね。

 

森本さん:新しい風も必要ですね。

ただ、一番大切にしているのはコミュニケーションなので、コミュニケーションが取りやすい関係性になっていることは、すごく良いところだと思います。

大きい成長を実現するためには強い組織にしていかないといけないなと感じているので、今後は他部署とのコミュニケーションも増やしていこうと考えています。

 

神田さん:開発チームだけで、ものを作って売ることはできないですからね。

 

森本さん:サービスをお客様に届け、お客様の課題を解決し、付加価値を提供することを、更に密接に他部署と一緒に考えていきたいですね。

 

―お互いを尊重しながらサービスのさらなる品質向上を目指しているとのことですが、「Safie」の開発を通して、”セーフィーらしさ”を感じるときはありますか。

神田さん:責任感がある人が多いところだと思います。
例えばカメラの映像が止まってしまったなど大きな問題があった時に、誰かのせいにするのではなく、皆が自分事と思って解決しようと動いています。

発生した問題は自分の責任という考えを持っている人が多いので、とても挑戦がしやすい環境で良い文化だなと感じます。

他には、自分がやったことがない開発運用も、「やりたい」と発言すればできる環境があるところです。

最初は分からないことも多いですが、皆さん穏やかなので安心して質問ができて、フォローもしてもらいながら進めることができます。

 

森本さん:まさにセーフィーのカルチャーである「超自分ごと化」が体現されていると思っています。

一例ですが、質問や問題をSlackで投げた際に特にメンションされていなくても親身になってサポートしてくれる姿勢がありますね。
自分の直接的な役割でなくとも解決のために動くことができるのは素晴らしいなと感じるところです。

 

 

―「超自分ごと化」を体現している組織で、「Safie」を開発していく上で日々求められていることなどありますか。

神田さん:最近求められているなと感じているのは、セーフィーのエンジニアとしてやっていくにはプロダクトの方向性をちゃんと考えられるようになることです。

最初からプロダクトの方向性が決まっているわけではなく、お客様とやりたいことを練ってプロダクトに反映していくことが多いので、エンジニア目線からも発信できるようにならなければいけないなと感じます。

ただ単純に勉強すればいいわけではないので苦労するかと思いますが、できるようになればより良い技術者・開発者になることができると思っています。

 

森本さん:それでいうと、AI-App(アイアップ)のデータベースにしても、どのような仕組みにして、どのようなサービスをこれからやっていきたいのかをエンジニア視点で考えられると、すごく良いと思いますね!

 

神田さん:そうですね。エンジニアがサービスを売るとしたらこの機能は必要ないなど、もっとエンジニアが”自分で売るつもり”で作っていかなければいけないと感じました。

 

森本さん:この話から合わせて言うと、チーム全体としてエンジニア視点で新しいプロダクトやサービスのあり方が発信できるようになりたいなと考えています。

ただ、プロダクトに対しての意見や提案ができるようになるには、お客様がどのように利用しているか、システムやアプリケーションの構造など全体を把握できるようになることが重要だと思うので、広い視野で知識を深めて、新しい情報をキャッチアップしながらやるべきことをエンジニア単体としても発信できたら良いですね。

エンジニア目線で考えることができるとエンジニアとしての価値が高くなると思いますし、個人のキャリアップのためにも必要なことだと感じています。

当然技術を突き詰めていくというやり方のキャリアパスもありますので、強制するものではありませんが、1つのキャリアパスとしてプロダクト志向は非常に大切だと思っています。

 

 

凸凹な価値観を認め合う組織で”無限の可能性”を秘めた「Safie」を開発できる環境

 

 

―”自らで売るつもり”で開発することで個人のスキルも磨かれるとのことですが、技術者として「Safie」に携わる魅力について教えてください。

神田さん:私が感じる「Safie」に携わる魅力は、世の中になかったサービスを皆で作り上げることです。

セーフィーで使っている技術領域は広いので、自分だけでなく、サーバー、フロント、インフラがセットになっていると思っています。

それに加えて、イメージングチームなどのAIモデルを作るチームやデバイス開発チームが一体となってプロダクトを作っている環境なので、すごく面白いなと思います。
全員が集まって一つのプロダクトを作ることは、他の会社ではできないことだと思うので、”この会社でしかできない”という特別感は私にとって重要だなと思っています。

 

森本さん:最近はライバルも出てきましたが、まだまだ負けていないですし、もっと強くなれるなと思っているので無限の可能性があると捉えています。そこが一番魅力的なところだと感じています。

 

神田さん:あと魅力の一つとして、エンジニアとして様々なキャリア選択ができることです。

新卒の頃から、エンジニアのキャリアとして最終的にマネージャーしか選択肢がないのかな?と感じていたのですが、セーフィーに入社してからは、エンジニアとして様々なキャリア選択ができるようなので、視野が広がりました。

 

森本さん:組織なのでラインのマネジメントはデフォルトとしてありますが、エンジニアの観点でいうと今年からテックリードのポジションを作っています。テックリードは技術面でチームをリードしたり、社外に対し技術面で情報発信を行い当社の認知向上に繋げるといった役割を担って頂いています。

他にも、プロダクトを引っ張っていくためにエンジニアからPdMになるというキャリアパスや、ひたすら技術を深めていくシニアエンジニアとしてのキャリアパスもあります。

役割とは別に、1つの技術を磨くのではなくフルスタックで色んな技術を身に着けてもらうことにもチャレンジしてほしいと思っているので、これからフルスタックエンジニアとしてのキャリアパスも整えていけたらと考えています。

 

―”無限の可能性”を秘めているサービスの開発に携わる中で、技術者としてステップアップしていると感じる瞬間はどのようなときですか。

神田さん:リスクヘッジをしながらプロダクト開発ができるようになったことと、膨大なデータの扱い方が磨かれたなと感じています

セーフィーは、扱っているデータ量が多いので、全社として緊張感を持って業務を行っていて、自分の作業によって、全ページが404 NotFoundとなってしまう可能性もあるので、常に細心の注意を払っています。

また、億のデータを所持しているプロダクトを開発できる環境はあまりないので、データの扱い方や対応の仕方は以前より磨かれたと思います。

さらに、社内でもっているプロダクトの数が多くそれぞれ関連しあっているので、全ての仕様を把握することが難しいんですね。

コードを読んで全体の仕様を振り返ることも増えているので、コードを読むのが早くなったと思います。

 

森本さん:ポイントをおさえられるようになったんですね。

 

神田さん:新卒の時はコードを読んでも自分の考えがあっているのか不安に感じるときも多かったのですが、コードを読みすぎて不安もなくなりました。

また、扱うコード量も多いので、新しく作るものに関しても、後から読んで分からなくならないように、すごく気をつけられるようになりました。

 

森本さん:どんなにドキュメントが整備されていても、エンジニアとしてコードを読むことは絶対にやらなければならないことなので、読む力が身についているのは良いことだと思います。

私も何かあったらコードを読むようにしていますし、その姿勢があることはとても良いですね。

 

―「Safie」の開発チームで一目置かれる方、活躍されている方はどのような方ですか?

神田さん:セーフィーのカルチャーでもある他の人の問題を「自分ごと」として捉えられている人は、社内でも技術的な知識が身に着いていますし、すぐに業務に慣れて活躍している印象がありますね。

 

森本さん:リーダークラスで必ず名前が出てくる方は、サービスをどう使うかを必ず考えていますね。必ずサービス視点で、課題提起や提案を行ってるような印象です。

 

 

最後に、幅広い技術を使った開発に興味がある方や、貴社サービスに興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。

 

 

神田さん:周りが作っていないものを作りたい、生み出したいと考えている人にとって楽しい職場だと思いますので、是非来ていただきたいです。

他のWebアプリケーションと違って、デバイスチームがいるというのは中々ない環境だと思うので、技術力を広げたいと思っている人にとってとても良い環境だと思います。

そしてサーバー、インフラだけではなく、組み込みもAIの開発も手を伸ばせば届くところにあって、そこに関わっているエンジニアとも接点が持てますので、技術領域を広げたいという方にもおすすめです。

 

森本さん:デバイスからインフラ、バックエンド、アプリケーション、AIと扱う技術領域の広さや、技術的難易度に加え、お客様の課題解決に繋がるようなプロダクト、サービスを自分たちで展開できているところもセーフィーの良い点だと思っています。
それらに主体的に関わっていきたいというチャレンジ精神のある方は是非来て頂きたいです。

合わせて、課題解決を実現するための技術も必要で、新たな技術を追い続けなければならないと思いますので、技術者目線で色々な情報をキャッチアップして提案していける人もお待ちしています。

 

 

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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