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【採用担当者向け】2021年12月 IT転職市場レポート | ギークリーの利用者から見えるIT転職市場をご紹介!

新たなコロナウイルス変異株が流行し始め、社会情勢に不安が残るまま2021年が幕を下ろしました。厳しい経済状況が続く中、IT転職市場にはどのような影響があるのでしょうか。12月は第3四半期の締めにもあたるため、今回は2021年10月〜12月の四半期でギークリーの利用者を分析して、IT転職市場の変化を探ります。

第3四半期(2021年10月〜12月) 各社IT採用ニーズトピックス

 

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IT転職専門のギークリーにて取り扱っている求人情報を分析し、各社のIT採用のニーズをまとめました。

第3四半期(2021年10月〜12月)の主な各社IT採用ニーズのトピックスは以下の通りとなりました。

 

インターネット業界でクリエイティブ関連職種の採用決定数が伸びる

 

インターネット業界では、第2四半期(2021年7月〜9月)(以下2Q)に比べ第3四半期(以下3Q)でクリエティブ関連求人が116%に伸長しました。

各インターネット企業で販促活動強化に伴うクリエイターの内製化のため、採用ニーズが高まっているようです。

特にWebディレクターの求人決定は、2Qに比べて3Qでは221%に伸びています。

 

 

ゲーム業界では、デザイナー職種の求人数が伸びる

 

ゲーム業界は2Qに比べて3Qでデザイナー職の求人数が111%伸長しました。

各企業でAAAタイトルの制作に動いており、背景モデラー等の職種のニーズが高まりを見せています。そのため、デザイナー職の採用が急務となり求人が増加。

ゲーム業界の市況全体の動きが、求人マーケットに反映しています。 

 

 

事業会社のIT関連求人数も増加傾向

 

事業会社では、企業からの求人問い合わせが増加しています。

エンジニアや社内SEといったエンジニア職種、インターネット関連職種が求人の多くを占め、 2Qに比べて3Qで127%に伸長しました。

2022年1月以降、事業会社でIT関連職種の採用が過熱する可能性が高いかもしれません。 

 

 

SI・コンサル業界では、ITコンサル・PM職種の採用決定数が伸びる

 

SI・コンサル業界では、ITコンサル業界×システムコンサルタントの決定数が伸び、2Qに比べて3Qで325%に伸長しました。

システムコンサルといったハイクラスの求職者の積極的な活動もあり、ITコンサル・PMの求人が2Qに比べて3Qで111%伸長。

SI・コンサル業界の求人マーケット全体が過熱しているようです。 

 

IT業界の転職マーケット全体で鑑みても、求人が増加傾向にあり、企業の採用ニーズも高い状態です。 

求職者に有利な売り手市場が3Qでも継続しており、この傾向はまだ続くと見込んでいます。 

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

第3四半期(2021年10月〜12月) 集客トピックス

 

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ギークリーでは転職エージェントの面談に訪れた方にアンケートを実施し、1ヶ月ごとにIT転職市場のニーズや傾向を分析しています。

第3四半期の締めとなった2021年12月の主な集客トピックスは以下の通りとなりました。

 

エンジニア、営業・マーケターの集客増加。エンジニア比率は過去最高数値へ 

昨年と比べると、IT人材の求職活動が活発化の兆しがあります。

中でもエンジニア職と営業・マーケティング職の登録割合の増加が顕著です。

特にエンジニア比率は、Q単位だと過去最高数値を記録しています。

 

IT人材のニーズ高騰、若手微経験層とミドル層の集客増加

ミドル層の集客拡張を行った結果、昨年比で46歳以上の登録者数は約7%増加しました。

伴って、現年収700万円以上のハイクラス層も増え、集客のポートフォリオも徐々に広がりつつある状態です。

 

各トピックスについて、グラフとともに詳細解説をします。

 

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エンジニア比率は過去最高数値へ 

 

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面談者の経験職種区分(1年前と比較)

 

 

面談者の経験職種を区分した結果、1年前の2020年3Qに比べ2021年3Qは「エンジニア」比率が52%から57%に、「営業・マーケティング」比率が16%から19%に、それぞれ大幅に増加していました。

 

経理や企画職の登録者数が減少していますが、その分エンジニア、営業・マーケティング職の集客が伸びています。

特にエンジニア比率は、歴代最高の57.5%を記録しました。

IT業界の求人マーケットの拡大が、面談者の経験職種の数字からも見て取れます。 

 

 

IT人材のニーズ高騰

 

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若手微経験層・ミドル層の集客増加

 

 

面談者の年齢を区分した結果、1年前の2020年3Qに比べ2021年3Qは、25歳以下の集客比率が9%から14%に、46歳以上が6%から11%に、それぞれ大幅に増加しました。

25歳以下の若手微経験人材と、46歳以上の経験豊富な即戦力人材の増加は、3Qの代表的なトピックと言えます。

各企業の採用ニーズの高まりを受けて、ギークリーで集客ターゲットを広げたことが要因となり、このような結果に現れています。

 

 

高年収帯の集客増加

 

 

面談者を年収別に1年前の2020年3Qに比べた場合でも、2021年3Qは現年収601万円以上の年収帯の占有率が20%から28%に大幅に増加していました。

 

即戦力人材の登録者の割合が増加したことで、高年収帯の集客増加にもつながりました。

また、この年収帯増加により、マネジメント経験のある優秀層の登録者割合も増えています。

 

 

12月号集客トピックスまとめ

 

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第3四半期を迎えた2021年12月は、特にエンジニアの集客増加が際立ちました。

昨年比でエンジニア比率が増加した要因として、コロナ禍により企業がリモートワークを取り入れるため、DX化を加速させたことが挙げられます。

このことからSaaS系企業、Sler、コンサル企業のエンジニア求人数が大幅に増加しています。

 

採用が激化することで要件緩和もあり、ミドル層や微経験層のニーズも高騰しました。

そこで集客ターゲットを拡大したことにより、エンジニア比率が上昇したと考えられます。 

 

また、昨年比で営業・マーケター比率が増加した要因として、コロナウイルス感染拡大が落ち着き、販売促進のための営業職・マーケターのニーズが高まったことが要因であると考えられます。

 

ギークリーでは、面談いただく求職者はもちろん企業の採用担当者へのニーズも鑑みて、IT転職市場の動向を探っております。

今後も企業と求職者のニーズが1件でも多くマッチングできるように、IT転職のエキスパートとして分析をしてまいります。

 

引き続き来月もレポートをアップしますので、ぜひ企業の採用担当者の皆様はご参考ください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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