1. HOME
  2. Geekly Media
  3. ITコンサルタントとは?SEとの違い・年収・将来性を解説
it コンサルタント と は

ITコンサルタントとは?SEとの違い・年収・将来性を解説

  • twitter
  • facebook

ITコンサルタントとは、企業の経営課題をIT戦略の立案やシステム導入支援によって解決する専門職です。年収はGeekly(ギークリー)の自社データで平均769万円と、IT職種のなかでも高い水準にあります。

 

この記事では、ITコンサルタントの全体像として、SEとの違いや年収、必要なスキル・資格、向いている人の特徴、キャリアパス、将来性までをわかりやすく解説します。

 

【この記事はこんな人におすすめ】
・ITコンサルタントがどんな職種か、全体像を知りたい人
・SEや他のコンサル職との違いを理解したうえでキャリアを考えたい人
・未経験からITコンサルタントへの転職を検討している人

この記事のまとめ

  • ITコンサルタントは経営課題をITで解決する専門職
  • ITコンサルタントの年収は平均769万円、20代546万円から30代725万円へと伸びる
  • DX推進で需要は拡大傾向。未経験からでも隣接領域の経験を足がかりに目指せる
平均年収UP率84万円!キャリアアップを叶えるならIT転職ギークリー - キャリアの相談をしてみる

ITコンサルタントとは?仕事内容をわかりやすく解説

 

ITコンサルタントとは、企業が抱える経営課題をITの活用によって解決へ導く専門職です。

業務効率化やDX推進など幅広いテーマを扱い、クライアント企業の経営層と対話しながら、最適な解決策を提案するのが主な役割です。ここでは、仕事内容の流れと専門分野ごとの種類を紹介します。

 

ITコンサルタントとは?
  • ITコンサルタントの仕事内容の流れ
  • ITコンサルタントの種類

 

ITコンサルタントの仕事内容の流れ

 

ITコンサルタントの業務は、課題のヒアリングからシステムの導入支援まで、大きく4つの工程に分かれます。

 

  1. 課題ヒアリング:経営課題や業務上のボトルネックを整理する
  2. IT戦略の立案:課題解決に向けた戦略やロードマップを策定する
  3. システム企画・提案:最適なシステム・ツールを選定し提案する
  4. 導入・推進支援:導入後の定着や効果検証まで伴走する

 

ヒアリングから戦略立案、提案、導入支援までを一気通貫で担う点が、ITコンサルタントの大きな特徴です。

 

【あわせて読みたい】ITコンサルタントの具体的な仕事内容はこちら⇓

 

ITコンサルタントの種類

 

ITコンサルタントは、扱う専門分野によって役割や求められる知識が異なります。代表的な種類は以下のとおりです。

 

種類 主な役割 求められる知識・スキル
IT戦略コンサル 経営戦略に基づくIT戦略全体の立案 経営企画力、業界動向の分析力
ERPコンサル SAPなど基幹システムの導入・設計支援 ERPパッケージの知識、
業務プロセスの理解
CRMコンサル 顧客管理システムの導入・活用支援 マーケティング知識、
CRMツールの知識
PMOコンサル プロジェクト全体の進捗・品質管理 プロジェクトマネジメント力
SCMコンサル サプライチェーン全体の最適化支援 物流・生産管理の知識
SAPコンサル SAP製品に特化した導入・カスタマイズ・運用支援 SAP製品の専門知識、
業務要件との橋渡し力

 

扱う領域は異なっても、経営課題をITで解決するという軸は共通しています。興味のある分野を軸にキャリアを考えると、方向性が定まりやすくなるはずです。

 

【あわせて読みたい】コンサルタントの種類について詳しくはこちら⇓

 

\ 可能性が広がる職場が分かる! /

仕事タイプ診断をする

 

 

ITコンサルタントとSE・SIer・業務コンサルタントとの違い

 

ITコンサルタントは、SEやSIer、業務コンサルタントと混同されやすい職種です。

立場と業務範囲の違いを整理すると、以下のとおりです。

 

職種 主な立場 主な業務範囲
ITコンサルタント クライアント(発注者)側の支援 経営課題の分析、IT戦略の立案、導入プロジェクトの統括
SE(システムエンジニア) 開発・構築側 要件定義の一部から設計・開発・テストまでの実装工程
SIer 受注・構築側の企業 システムの設計・開発・運用保守の請負
業務系コンサルタント クライアント側の支援 業務プロセスの改善提案(IT導入は手段の一つ)

 

ITコンサルタントとSE・SIer・業務コンサルタントとの違い
  • ITコンサルタントとSEの違い
  • ITコンサルタントとSIerの違い
  • 業務コンサルタントとの違い

 

ITコンサルタントとSEの違い

 

ITコンサルタントは主に上流工程を、SEは設計・開発・運用の実務工程を担当する点が大きな違いです。

端的にいえば、ITコンサルタントは「何をすべきか」を考える人、SEは「どう作るか」を担う人です。ITコンサルタントが描いた戦略を、SEが技術面で実現する役割分担が一般的といえます。

両者は同じプロジェクトで連携する場面も多く、SEから上流工程へキャリアを広げる人も珍しくありません。

 

【あわせて読みたい】SEの仕事内容について詳しくはこちら⇓

 

ITコンサルタントとSIerの違い

 

SIerは、クライアント企業からシステム開発を受注し、構築・運用を担う「受注・構築側」の企業です。対してITコンサルタントは、クライアント企業の側に立ってIT戦略を描く「発注者支援側」の立場にあります。

同じプロジェクトに関わる場合でも、SIerは決められた要件を形にする役割を担い、ITコンサルタントはその要件自体を経営視点で設計します。どちらの立場で関わりたいかを意識すると、キャリアの方向性も選びやすくなるはずです。

 

業務コンサルタントとの違い

 

業務コンサルタントが業務プロセスの改善そのものを主軸とするのに対し、ITコンサルタントはITの活用を通じた課題解決を主軸とします。

業務コンサルタントが描いた改善方針を、システムという手段で実現する役割を担うのがITコンサルタントです。両者が連携しながらプロジェクトを進めるケースも少なくありません。

 

\ 可能性が広がる職場が分かる! /

仕事タイプ診断をする

 

 

ITコンサルタントの年収

 

ITコンサルタントの年収は、IT職種のなかでも高い水準にあります。

Geekly(ギークリー)の自社データ(2025年6月〜2026年5月、有効回答4,548名)によると、ITコンサルタントの平均年収は769万円、中央値は700万円です。

年代別では、20代の546万円から30代では725万円へと、約180万円上昇します。30代でプロジェクトの推進やマネジメントを任される人が増えることが、年収上昇の背景と考えられるでしょう。

業態や企業規模、所属するファームによっても年収は大きく変わります。事業会社やマネージャー以上のポジションでは1,000万円を超えるケースもあり、条件別の詳しい相場は以下の記事にまとめています。

 

【あわせて読みたい】年代・条件別の詳しい年収データはこちら⇓

 

\ 今のITスキルに合う適正年収は? /

年収診断をしてみる

 

 

ITコンサルタントに求められるスキル・役立つ資格

 

ITコンサルタントとして活躍するには、実務で使うスキルと、知識の証明になる資格の両面を準備しておくと、転職活動を進めやすくなります。

 

ITコンサルタントに求められるスキル・役立つ資格
  • 必須スキル
  • 取得しておきたい資格一覧

 

必須スキル

 

ITコンサルタントには、経営課題を分析し、的確な提案につなげるための複合的なスキルが求められます。

 

  • ・論理的思考力:課題を構造的に整理し、解決策を筋道立てて示す力
  • ・コミュニケーション能力:経営層から現場担当者まで、立場の異なる相手と円滑に意思疎通を図る力
  • ・IT基礎知識:システムやインフラに関する幅広い知識
  • ・プロジェクトマネジメント力:複数の関係者を巻き込みながらプロジェクトを推進する力

 

いずれも一朝一夕に身につくものではなく、実務経験を積みながら継続して磨いていく姿勢が欠かせません。

 

取得しておきたい資格一覧

 

ITコンサルタントになるために必須の資格はありませんが、取得しておくと知識の客観的な証明に役立ちます。

 

資格名 種別 取得で証明できること
ITストラテジスト試験 国家試験 経営戦略とIT戦略を結びつける専門性
PMP
(Project Management Professional)
米国PMIが認定する国際資格 プロジェクトマネジメントの知識と経験
中小企業診断士 国家資格 経営全般に関する幅広い知識
ITコーディネータ 民間資格 経営とITの橋渡し役としての知見

 

資格は知識を体系的に身につける機会にもなり、未経験からの転職では学習意欲を示す材料としても有効です。

 

【あわせて読みたい】ITコンサルタントの資格とスキルについてはこちら⇓

 

\ 可能性が広がる職場が分かる! /

仕事タイプ診断をする

 

 

ITコンサルタントに向いている人の特徴

 

ITコンサルタントは論理的な思考とクライアントワークが中心となる職種です。

適性を知っておくと、転職後のミスマッチを防ぎやすくなります。向いているのは、課題の本質を見抜く力と、学び続ける意欲を持つ人です。

主な特徴は以下のとおりです。

 

  • ・物事の本質的な課題を見つけることが得意
  • ・相手の話を丁寧に聞く傾聴力がある
  • ・経営者目線で物事を考えられる
  • ・変化の多い環境でも柔軟に対応できる
  • ・新しい知識を継続的に吸収する意欲がある

 

複数当てはまる人は、ITコンサルタントとしての適性が高いと考えられます。すべてに当てはまらなくても、意欲があれば実務を通じて身につけていくことは可能です。

 

\ 可能性が広がる職場が分かる! /

仕事タイプ診断をする

 

 

ITコンサルタントのキャリアパス

 

ITコンサルタントは、経験を積むほどキャリアの選択肢が広がる職種です。

一般的には、アナリストからコンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、パートナーへと段階的に昇格していきます。マネージャー以上になるとプロジェクト全体の責任者として品質・予算・スケジュールを管理する立場になり、年収も900万〜1,400万円に達します。成果主義のファームでは、20代後半でシニアコンサルタント、30代前半でマネージャーに昇格する例もあります。

ファーム内での昇進以外にも、道は複数あります。ほかのファームへ好条件で移る、事業会社のIT企画・DX部門へ転身する、独立する、といった選択肢です。近年はDX推進の機運が高く、IT戦略を経営レベルで推進できる人材を求める企業が増えているため、CTO・CIO・CDOなどの経営幹部ポジションへ転じるケースも少なくありません。

 

\ キャリアのお悩みを解決! /

キャリアパス診断をする

 

 

ITコンサルタントの将来性

 

ITコンサルタントは、DX推進の流れを背景に今後も需要が見込まれる職種です。

需要拡大の背景と、生成AIの普及による役割の変化を紹介します。

 

ITコンサルタントの将来性
  • DX推進による需要拡大
  • AIとの協業でどう変わるか

 

DX推進による需要拡大

 

経済産業省のDXレポート(2018年)では、既存システムの老朽化・複雑化とあわせて、DXを担うIT分野の人手不足が企業の課題として指摘されました。

また、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」(2019年)では、2030年にIT分野の人手が最大で約79万人不足する可能性があると試算されています。経営とITの両面に通じたITコンサルタントは、こうした課題の解決を支える存在として、今後も期待が高まると考えられる職種です。

(参考:経済産業省「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」)
(参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」)

 

AIとの協業でどう変わるか

 

生成AIの普及により、情報収集や資料作成といった定型業務は効率化が進みつつあります。

一方で、経営課題の本質を見極め、最適な戦略を提案する役割は、引き続き人が担う領域として重要性を増すと考えられます。今後はAIを使いこなしながら、より高度な提案力を発揮できる人が求められていく見通しです。

 

\ レガシーな環境に悩んだら? /

無料相談してみる

 

 

未経験からITコンサルタントになるには

 

専門性の高い職種ですが、異業種や未経験からITコンサルタントを目指すことも可能です。これまでの経験を活かせる代表的なルートと、転職を成功させるポイントを紹介します。

 

未経験からITコンサルタントになるには
  • 未経験から目指せるキャリアルート
  • 転職を成功させるポイント

 

未経験から目指せるキャリアルート

 

ITコンサルタントへのキャリアチェンジには、主に3つのルートがあります。

 

  • ・SIer・SEからのキャリアチェンジ:IT技術の知見を活かしながら、上流工程へステップアップするルート
  • ・異業種からの転職:営業や企画職などの経験を、課題発見力や提案力として活かすルート
  • ・コンサルティングファームへの入社:教育体制が整った環境で、基礎から学ぶルート

 

どのルートでも、これまでの経験をどう言語化し、ITコンサルタントの業務に結びつけて伝えるかが重要になります。

 

転職を成功させるポイント

 

未経験からITコンサルタントへの転職を成功させるには、経験の棚卸しと知識の補強、情報収集の3つの準備が鍵を握ります。

 

  • ・自己分析の徹底:これまでの経験から、課題解決や提案に関する実績・エピソードを整理する
  • ・資格学習による知識補強:ITストラテジスト試験などの学習を通じ、基礎知識を体系的に身につける
  • ・転職エージェントの活用:業界に詳しいエージェントに相談し、自分の強みに合った求人や選考対策の情報を得る

 

自分の経験がどう評価されるかは、一人では見極めにくいものです。客観的な視点を取り入れながら準備を進めると、転職活動をスムーズに進めやすくなります。

 

【あわせて読みたい】未経験からITコンサルタントに転職した事例はこちら⇓

 

\ キャリアのお悩みを解決! /

キャリアパス診断をする

 

 

ITコンサルタントに関するよくある質問

 

ITコンサルタントを目指す方から多く寄せられる質問に回答します。

 

ITコンサルタントに関するよくある質問
  • Q. ITコンサルタントになるために必須の資格はありますか?
  • Q. 未経験からでも転職は可能ですか?
  • Q. ITコンサルタントの年収はどのくらいですか?
  • Q. ITコンサルタントは本当にきついのですか?

 

Q. ITコンサルタントになるために必須の資格はありますか?

 

A. 必須の資格はありません。

ただし、ITストラテジスト試験などの資格は、知識の証明として評価されやすい傾向があります。未経験からの転職では、学習意欲を示す材料としても役立ちます。

 

Q.未経験からでも転職は可能ですか?

 

A. 可能です。

SIerやSEからのステップアップだけでなく、営業職など異業種からキャリアチェンジする人もいます。これまでの経験を課題解決力や提案力として言語化できるかが鍵になります。

 

Q. ITコンサルタントの年収はどのくらいですか?

 

A. Geekly(ギークリー)の自社データでは平均769万円、中央値700万円です。

20代で546万円、30代で725万円と年齢とともに上昇し、マネージャー以上では1,000万円を超えるケースもあります。

 

Q.ITコンサルタントは本当にきついのですか?

 

A. 納期やクライアント対応による負荷が大きくなる時期はあります。

ただし働き方は企業やプロジェクトによって異なるため、応募前に労働環境を確認しておくと安心です。

 

\ レガシーな環境に悩んだら? /

無料相談してみる

 

 

ITコンサルタントとしてのキャリアを考えるなら

 

 

ITコンサルタントとは、企業の経営課題をITの力で解決へ導く専門職です。SEが設計や開発などの実装工程を担うのに対し、ITコンサルタントは戦略立案などの上流工程を担当します。

年収はGeeklyの自社データで平均769万円と高水準で、DX推進を背景に将来性も期待できる職種です。未経験から目指すルートもありますが、自分の経験がどう評価されるかは、一人では判断しにくい面もあります。転職を具体的に考える際は、キャリアアドバイザーに相談しながら進めるのも一つの方法です。

 

「ITコンサルタントとSEのどちらが自分に向いているか知りたい!」
「未経験からITコンサルタントに挑戦できるか相談したい!」
「ITコンサルタントに転職したら年収がどう変わるか知りたい!」

 

などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!

IT特化の転職エージェントのギークリーなら、専門職種ならではのお悩みも解決できる専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングから入社後まで完全無料で全面サポートいたします!

転職しようか少しでも悩んでいる方は、お気軽に以下のボタンからご相談ください。

 

\ レガシーな環境に悩んだら? /

無料相談してみる

この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

この記事の執筆者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

it コンサルタント と は

この記事が気に入ったらSNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

同じカテゴリの新着記事