
QAとは?QCとの違いや意味・仕事内容をわかりやすく解説
QAとは「Quality Assurance(品質保証)」の略で、製品・サービスが求められる品質を満たしていることを保証する活動全般を指します。
本記事では、QAとQC(品質管理)の違い、QAエンジニアの仕事内容や年収相場、未経験からの転職方法まで、IT/Web/ゲーム業界特化の転職エージェントGeekly(ギークリー)が保有する独自データをもとに詳しく解説します。
【この記事はこんな人におすすめ】
- 「QA」の意味やQCとの違いを正しく理解したい人
- QAエンジニアへの転職を検討しており、年収や仕事内容を知りたい人
- 未経験からQAエンジニアになれるか不安な人
この記事のまとめ
- QAは品質保証を意味し、QCとは視点や活動範囲が異なる
- QAエンジニアの仕事内容・年収は業界によって差がある
- 未経験でも資格取得や転職支援活用でQAエンジニアを目指せる
目次
QAとは?
QAとは「Quality Assurance」の略称で、日本語では「品質保証」という意味です。
製品やサービスが企画段階から求められる品質基準を満たすように、プロセス全体を通じて活動することを意味します。
JIS Q 9000(品質マネジメントシステム)などの公的規格でも、品質保証は「品質要求事項が満たされるという確信を与えることに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」と定義されており、単なる不具合の発見にとどまらず、品質を作り込む仕組みづくりそのものがQAの役割です。
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QA(品質保証)とQC(品質管理)の違い
QAとQCは混同されやすい言葉ですが、対象とする範囲や視点が異なります。QAは工程全体を通じた品質の「保証」、QCは製品そのものの品質の「管理」を意味します。
ここでは、両者の違いについてわかりやすく解説します。
- QAとQCの違いを比較表で確認
- なぜQAとQCは混同されやすいのか
QAとQCの違いを比較表で確認
| 比較項目 | QA(品質保証) | QC(品質管理) |
| 焦点 | プロセス・仕組み全体 | 製品・成果物そのもの |
| 視点 | 作り手側(品質を作り込む) | 買い手側(不良を見つけ出す) |
| 活動タイミング | 企画〜開発〜リリース〜運用の全工程 | 主に開発・製造の後工程 |
| 活動例 | 品質基準の策定、プロセス改善、レビュー体制構築 | テスト実施、検査、不良品の選別 |
QAは品質が生まれる仕組みを整える役割であり、QCはできあがったものが基準を満たしているかを確認する役割です。
両者は対立するものではなく、互いに補い合う関係にあります。
なぜQAとQCは混同されやすいのか
QAとQCの呼び方や役割分担は、業界や企業によって差があります。
特に日本のIT・ソフトウェア業界では、QC的なテスト業務までQA担当者が兼務するケースが少なくありません。組織の規模によっては、専任のQC担当者を置かず、QAエンジニアがテスト設計から実施までを一貫して担うことも多いようです。
こうした実務上の役割の重なりが、両者の混同につながっていると考えられます。
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QAエンジニア・QAテスター・テストエンジニアの違い
QAは活動そのものを指す言葉であり、それを職務として担うのがQAエンジニアやQAテスターです。
呼び方が複数存在するため、転職活動の際は職種ごとの業務範囲を理解しておくことが重要です。
- QAエンジニア(品質保証エンジニア)とは
- QAテスターとは
- テストエンジニアとの違い
QAエンジニア(品質保証エンジニア)とは
QAエンジニアとは、品質保証の視点から開発プロセス全体に関わる職種です。
テスト計画の立案やテスト設計だけでなく、開発フローの改善提案、品質基準の策定など上流工程にも関与します。単体のテスト実施にとどまらず、品質をどう作り込むかを設計する役割を担う点が特徴です。
転職市場においても、上流工程への関与度が評価や年収に影響しやすい職種といえます。
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QAテスターとは
QAテスターとは、主にテストの実施や不具合報告など、実務レベルのテスト作業を担う職種です。
テストケースの作成・実行、バグの検出と報告が中心となり、QAエンジニアが設計した計画に沿って動くケースが多く見られます。QAエンジニアとの違いは、プロセス設計への関与度の差にあります。
【あわせて読みたい】QAテスターの詳しい解説はこちら⇓
テストエンジニアとの違い
テストエンジニアは、テスト自動化ツールの開発やテスト基盤の構築など、技術面からテストを支える職種です。
QAエンジニアが品質保証というマネジメント寄りの視点を持つのに対し、テストエンジニアはプログラミングやツール開発のスキルを活かすエンジニアリング寄りの職種といえます。
企業によっては両者を兼任させる場合もあり、求人票の業務内容を確認することが欠かせません。
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業界別に見るQA(品質保証)の仕事内容
QAの仕事内容は、扱う製品やサービスによって大きく異なります。IT・Web・ゲーム業界を中心に、幅広い分野でQAスキルが求められています。
- IT・ソフトウェア業界におけるQAの仕事内容
- Web・ゲーム業界におけるQAの仕事内容
IT・ソフトウェア業界におけるQAの仕事内容
IT・ソフトウェア業界のQAは、システムやアプリケーションの品質をプロセス全体で保証する役割を担います。主な業務は以下のとおりです。
- テスト計画・テスト仕様書の作成
- 機能テスト・結合テスト・回帰テストの実施
- 不具合(バグ)の検出・記録・管理
- 開発チームへのフィードバックと改善提案
- テスト自動化ツールの導入検討・運用サポート
これらの業務を通じて、リリース前の品質だけでなく、開発プロセス自体の改善にも関わる点が特徴です。
Web・ゲーム業界におけるQAの仕事内容
Web・ゲーム業界のQAは、機能面の品質に加えてユーザー体験(UX)の観点からの検証が求められます。
Webサービスでは、ブラウザやデバイスごとの表示崩れ、操作性の確認などが中心業務です。
ゲーム業界では、シナリオ進行の不具合やバランス調整、演出面の違和感といった、ゲームならではの品質観点でのデバッグが重視されます。エンターテインメント性が強い分野だからこそ、機能の正しさだけでなく楽しさを損なわないかという視点も欠かせません。
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QAエンジニアの年収相場
QAエンジニアの年収は、経験やスキル、所属する業界によって幅があります。未経験層からマネジメント層まで、段階に応じた年収レンジを把握しておくことが転職活動の参考になります。
- QAエンジニアの平均年収、中央値、最高年収
- IT/Web/ゲーム業界における年収動向
QAエンジニアの平均年収、中央値、最高年収【自社データ】
Geekly(ギークリー)のサービスをご利用いただいた方のデータによると、QAエンジニア全体の平均年収は395万円、中央値は360万円、最高年収は923万円です。
年代別に見ると、QAエンジニアの年収は、20代から30代にかけて平均・中央値がそろって上昇し、40代では最高年収が923万円まで伸びます。
全体を見ると、年代を追うごとに、経験とスキルの蓄積が年収のベースを押し上げています。
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IT/Web/ゲーム業界における年収動向
QA関連求人は増加傾向にあり、特にテスト自動化スキルやアジャイル開発の経験、スキルへの需要が高まっています。
ゲーム業界では、開発規模の拡大に伴いQA専門部門を新設する企業も増えており、経験者を中心に好条件の求人が見られる状況です。DX推進の流れを受け、事業会社が自社サービスの品質保証体制を強化する動きも活発化しています。
こうした背景から、QA経験者にとっては転職市場全体で選択肢が広がりやすい時期といえるでしょう。
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- 企業:受託開発⇒事業会社
- 職種:システムエンジニア⇒Webエンジニア
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Q.転職活動においてどのようなことを不安に感じられましたか?
単にどのくらい転職活動に時間をかけないといけないのか見えていなかったという点と、転職活動を考え出した35歳は市場や企業にとって需要があるのかという点です。
Q.転職活動で得られた気づきや考えの変化はありましたか?
転職活動に対しての不安はギークリーで面談して、一瞬で解消されました。面談後の書類の作成も一緒に進めていただいたので、「こんな感じでいいんだ」と不安が払拭されました。
Q.ギークリーで紹介された求人についてはいかがでしたか?
準備していただいた求人は100社以上もありパワフルさを感じたのですが、最初の面談の時に書類を応募する企業数と、そのうち一次面接を通る総定数や内定が出る企業の総定数を出していただいて、それをどのくらいの期間で行うのかという指針があったので、納得感がありました。
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QA(品質保証)の仕事はきついと言われる理由
QAの仕事は、インターネット上で「きつい」「やめとけ」といった声が見られることがあります。実態を理解したうえで、自分に合った働き方かどうかを見極めることが大切です。
- 「きつい」「いらない」と言われる背景
- QAの仕事のやりがい・向いている人の特徴
「きつい」「いらない」と言われる背景
QAの仕事が「きつい」といわれる背景には、責任範囲の広さや業務の集中しやすさがあります。
リリース直前はテスト業務が集中し、スケジュールに追われやすい時期です。また、不具合を指摘する立場上、開発チームとの間に摩擦が生じることも少なくありません。
一方で、こうした負荷は組織体制やチームの成熟度によって大きく変わるため、企業選びの段階で開発体制やQAの位置づけを確認することが有効です。
QAの仕事のやりがい・向いている人の特徴
QAの仕事には、ネガティブな側面だけでなくやりがいも数多く存在します。向いている人の特徴として、以下のような点が挙げられます。
- 細部への注意力が高く、地道な確認作業を苦にしない人
- 論理的に物事を整理し、原因を突き詰めて考えられる人
- 開発チームと円滑にコミュニケーションが取れる人
- ユーザー視点で製品やサービスを見られる人
- 品質向上によるチーム・事業への貢献を実感したい人
自分が関わった製品の品質を高め、ユーザーに安心して使ってもらえる点は、QAならではの大きなやりがいです。
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未経験からQAエンジニアになるには
QAエンジニアは、未経験からでも挑戦しやすい職種の一つです。必要なスキルや資格、転職活動のポイントを押さえておくことで、成功の可能性を高められます。
QAエンジニアに必要なスキル・知識
未経験からQAエンジニアを目指す場合、以下のようなスキル・知識があると有利です。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 基礎的なIT知識
- 文書作成スキル
- 品質へのこだわり
これらは業務を通じて磨かれる部分も多く、入社時点で完璧に備えている必要はありません。基礎的な素養と学習意欲があれば、未経験からでも十分にキャッチアップが可能です。
QAエンジニアに役立つ資格
QAエンジニアへの転職において、資格は必須ではないものの、知識の証明として役立ちます。代表的な資格は以下のとおりです。
- JSTQB認定テスト技術者資格(Foundation Level)
- ソフトウェア品質技術者資格(JCSQE)
- ITパスポート・基本情報技術者試験
中でもJSTQBは、ソフトウェアテストの国際的な知識体系に基づいた資格として、IT業界のQA・テスト職種で広く認知されています。
未経験者が学習の指針としても活用しやすい資格といえるでしょう。
未経験から転職する際のポイント
未経験からQAエンジニアへ転職する際は、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
まず、これまでの職務経験の中から、論理的な問題解決やコミュニケーションに関するエピソードを整理し、QA適性としてアピールすることが大切です。
また、独学でJSTQBなどの資格取得を進めておくと、学習意欲や基礎知識の証明になります。
求人選びの段階では、未経験者向けの研修制度が整っているかどうかも重要な判断材料です。
転職エージェントを活用すれば、こうした未経験者を積極的に採用している企業の情報や、選考通過のコツを個別に相談することもできます。
Geekly(ギークリー)では、IT/Web/ゲーム業界に特化した知見をもとに、未経験からのQA転職支援にも対応しています。
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QAエンジニアのキャリアパス・将来性
QAエンジニアのキャリアパスは多岐にわたります。
実務経験を積んだ後は、テスト計画全体を統括するQAマネージャーや、品質保証部門の責任者としてマネジメント側に進む道があります。
また、テスト自動化のスキルを磨き、テストエンジニアやSET(Software Engineer in Test)として技術面を極めるキャリアも選択肢の一つです。プロジェクトマネジメント経験を積み、PM・PMOへ転身する事例も見られます。
将来性の面では、DX推進に伴うソフトウェア開発需要の拡大が指摘されており、それに比例して品質保証のスキルの重要性も高まっています。
クラウドサービスやアジャイル開発の普及により、リリース頻度が高まる中で、品質を継続的に保証する仕組みづくりの価値は今後さらに増していくでしょう。
QAという職種は、特定の業界に閉じたキャリアではなく、IT・Web・ゲームをはじめとする幅広い分野で応用が利く点も強みです。
経験を積むほど、マネジメント・技術・プロジェクト推進など複数の方向にキャリアを広げやすい職種といえるでしょう。
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QAについてよくある質問
QAに関するよくある疑問について、以下それぞれ回答します。
- QAとQCの違いは何ですか。
- QAエンジニアは未経験からでもなれますか。
- QAの仕事が「きつい」といわれるのはなぜですか。
- QAエンジニアに必要な資格はありますか。
QAとQCの違いは何ですか。
A.QAはプロセス全体を通じた品質の「保証」、QCは製品そのものの品質の「管理」を意味します。
焦点や活動タイミングが異なる概念です。
QAエンジニアは未経験からでもなれますか。
A.未経験からの転職は可能です。
論理的思考力やコミュニケーション能力があれば、研修制度のある企業を中心に挑戦しやすい職種といえます。
QAの仕事が「きつい」といわれるのはなぜですか。
A.リリース前に業務が集中しやすいことや、開発チームとの間で意見の摩擦が生じやすいことが背景にあります。
ただし組織体制によって負荷は大きく異なります。
QAエンジニアに必要な資格はありますか。
A.必須の資格はありません。
ただし、JSTQBなどのテスト関連資格を取得しておくと、知識の証明として転職活動で役立ちます。
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QAへの理解を深めて、自分らしいキャリアを描こう
QAとは「Quality Assurance(品質保証)」の略で、製品・サービスの品質をプロセス全体で保証する活動を指します。
QC(品質管理)との違いや、QAエンジニア・QAテスター・テストエンジニアといった職種の違いを理解しておくことで、転職活動における職種選びの精度が高まります。
「きつい」といわれる側面がある一方で、品質を作り込む達成感や、ユーザーへの貢献を実感しやすい点は、QAならではの魅力といえるでしょう。
「QAエンジニアとして働きたい」
「QA、QCの知識を活かして転職したい」
「QAエンジニアとしてキャリアップを実現したい」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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