
コンサルの仕事内容をわかりやすく解説!種類一覧やスケジュール例も
コンサルタントの具体的な仕事内容や、未経験からの転職で年収アップができるのか不安に感じていませんか。
コンサルタントの仕事は企業の課題を発見し、解決策の立案から実行まで伴走することです。コンサル業界は平均年収が高めで、20〜30代から飛躍的なキャリアアップを狙える職種として人気を集めています。
本記事では、コンサルの基礎知識から種類別の業務、1日のリアルな流れ、未経験から今以上の収入を目指す転職ルートまで徹底解説します。
【この記事はこんな人におすすめ】
・コンサルの具体的な仕事内容や1日の動きを知りたい人
・現年収から転職で年収アップしたい人
・SEや営業の経験を活かしてコンサルへ挑戦したい人
この記事のまとめ
- コンサルタントの仕事内容は、現状分析・仮説構築・戦略の立案・プレゼンテーションなどがある
- コンサルタントの仕事内容はには、IT・DX系、戦略系、人事・組織系によって異なる
- システムエンジニア(SE)の経験、営業職や企画職のスキルは、コンサルタントの選考で高く評価されやすい
目次
コンサルタントの主な仕事の流れ5ステップ
コンサルの仕事内容は、クライアントからの相談を受けてから課題を解決するまで、一定のプロセスに沿って進められます。
主な業務の流れは以下の5ステップです。
- ヒアリング・現状分析
- 課題の特定と仮説構築
- 解決策・戦略の立案
- 提案書の作成・プレゼンテーション
- 実行支援(伴走)と効果測定
それぞれのステップでどのような業務を行うのか、詳しく確認していきましょう。
ステップ1:ヒアリング・現状分析
プロジェクトが始まると、最初に行うのがクライアントへのヒアリングとデータの収集です。売上データや財務諸表の読み込みをはじめ、現場社員へのインタビューを通じて企業の実態を正確に把握します。
客観的な数値と現場の声を組み合わせる作業が欠かせません。
ステップ2:課題の特定と仮説構築
次に、集めた情報をもとに、企業が抱える問題の根本原因を探ります。表面的に見えている課題の裏にある本当の原因を論理的に整理するプロセスです。
システムの老朽化による業務効率低下といった仮説を組み立てていきます。
ステップ3:解決策・戦略の立案
その後、構築した仮説をもとに、具体的な解決策や事業戦略を練り上げます。費用対効果や実行スケジュールを考慮しながら、実現可能性の高いプランを複数検討するのが基本です。
クライアントの状況に合わせた最適なアプローチを選択します。
ステップ4:提案書の作成・プレゼンテーション
戦略立案後、戦略を分かりやすい資料にまとめ、経営層やプロジェクト責任者へ提案します。成果物となるスライド資料は、一目で要点が伝わる工夫が必要です。
プレゼンテーションを通じて提案内容の合意を得ていきます。
ステップ5:実行支援(伴走)と効果測定
近年のコンサルティングでは、提案後の実行フェーズまで伴走するスタイルが主流です。システムの導入支援や業務フローの定着を現場でサポートします。
施策の導入後はKPIを測定し、想定通りの効果が出ているか検証を継続することが重要です。成果が出るまで伴走する姿勢が欠かせません。
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【一覧表あり】コンサルタントの種類別仕事内容と特徴
一口にコンサルの仕事内容といっても、対象業界などによって複数の種類に分類できます。
以下では、コンサルを5つに分け、それぞれの特徴について説明します。
| 種類 | 主な仕事内容 | 求められるスキル・傾向 |
|---|---|---|
| IT・DX系 | DX戦略策定、システム導入、PMO支援、業務自動化 | IT知識、プロジェクト管理能力、論理的思考力 |
| 戦略系 | 全社構造改革、新規事業立案、M&A、海外進出 | 高い論理的思考力、経営知識、市場分析力 |
| 総合系 | 戦略立案からIT導入・現場実行支援まで一気通貫 | 幅広い知見、柔軟性、コミュニケーション能力 |
| 人事・組織系 | 人事評価制度の設計、採用支援、人材育成 | 組織心理の理解、労務知識、ヒアリング力 |
| 財務・FAS系 | M&Aデューデリジェンス、財務改善、事業再生 | 会計・税務知識、財務モデリング能力 |
- IT・DX系コンサルタント
- 戦略系コンサルタント
- 総合系コンサルタント
- 人事・組織系コンサルタント
- 財務・FAS系コンサルタント
IT・DX系コンサルタント
IT・DX系コンサルの仕事内容は、最新テクノロジーを活用してクライアントの業務効率化やビジネスモデル変革を支援することです。
基幹システムの刷新やクラウド化、生成AIをはじめとするITツールの導入計画策定などが主な役割です。
システムエンジニア(SE)としての開発経験やITインフラの知識を活かしやすいため、エンジニアからのキャリアチェンジ先としても絶大な人気を誇ります。
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戦略系コンサルタント
戦略系コンサルの仕事内容は、クライアント企業の経営層を対象に全社レベルの重要な意思決定をサポートすることです。新規事業の立ち上げやM&A(企業買収・合併)、海外市場への進出戦略などが代表的なテーマです。
市場調査や競合分析をもとに極めて高いレベルの仮説検証を行うため、高度な論理的思考力が求められます。
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総合系コンサルタント
総合系コンサルの仕事内容は、戦略立案などの上流工程から業務改革、ITシステムの定着といった下流工程まで、幅広い領域を一気通貫で支援することです。
企業のあらゆる課題に対応できるカバレッジの広さが特徴です。
多種多様な業界のプロジェクトに携わるチャンスが多く、未経験からの採用枠も豊富に用意されています。
人事・組織系コンサルタント
人事・組織系コンサルタントは、企業を支える人と組織に関する課題解決に特化した専門家です。人事・組織系コンサルの仕事内容は、人事評価制度の見直しや採用戦略の立案、人材育成プログラムの策定などを担当することです。
企業の成長に向けた最適な組織配置や、社員のモチベーション・エンゲージメント向上を支援する役割を担います。
社会保険労務士の資格や、企業での人事・採用・労務の実務経験があると大きな強みとなるでしょう。
財務・FAS系コンサルタント
財務・FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)系コンサルタントは、財務戦略や会計面から経営課題の解決を目指します。
財務・FAS系コンサルの主な仕事内容は、M&Aにおける買収対象企業の価値評価(デューデリジェンス)や、財務構造の改善、事業再生計画の立案などです。
企業の収益性向上や経営リスクの低減を、客観的な数値に基づいてサポートしていきます。公認会計士や税理士などの専門資格に加え、金融機関や経理財務での実務経験が強い武器となるはずです。
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コンサルタントの役職別仕事内容
コンサルティングファームでは、明確な役職ごとに担当する業務範囲や求められる役割が決められています。
一般的なキャリアパスとコンサルの仕事内容の理解が欠かせません。主なポジションごとの特徴を確認していきましょう。
- アナリスト/コンサルタント
- マネジャー/パートナー
アナリスト/コンサルタント
アナリストは、コンサルタントとしてのキャリアのスタート地点となるポジションです。
先輩社員の指示のもと、デスクトップリサーチによる情報収集やデータ分析、提案資料の作成補助などを担当します。未経験で転職した場合はこの役職からスタートすることが一般的です。
経験を3〜5年ほど積むと、コンサルタントへと昇格します。コンサルタントになると、特定の作業範囲における責任者として自ら仮説を立て、分析やインタビューを進める役割を担います。プロジェクトの実務を牽引する中心的な存在といえるでしょう。
マネジャー/パートナー
マネジャーは、プロジェクト全体の進行管理や品質管理、予算管理を一手に引き受ける司令塔です。クライアントとの折衝窓口となり、チームメンバーであるアナリストやコンサルタントの指導・評価も行います。
パートナーやプリンシパルは、ファームの共同経営者に相当する最高位の役職です。新規案件の獲得に向けた提案活動や既存クライアントとの関係維持、ファーム全体の経営戦略策定を担います。
最高責任者として大きな成果を出すことで、1,000万円以上の高年収を得ることも可能です。
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コンサルタントの1日のリアルな業務スケジュール例
コンサルの仕事内容や1日の過ごし方は、クライアントとの打合せがある日と作業中心の日で大きく異なります。それぞれの働き方のイメージをつかむことが大切です。
実際のスケジュール例を2パターン紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
- 【例1】クライアントとのミーティングメインの日
- 【例2】リサーチ・資料作成(デスクトップワーク)メインの日
【例1】クライアントとのミーティングメインの日
ミーティングがある日は、対話に向けた念入りな事前準備と打ち合わせ後の合意事項整理が中心となります。
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 9:00 | 朝会・チームMTG:当日のタスク確認とミーティング目標のすり合わせ |
| 10:00 | 事前準備:打ち合わせで使用するプレゼン資料の最終チェック |
| 11:00 | クライアントMTG:現状分析結果の報告と議論 |
| 12:30 | 昼食:チームメンバーとランチ |
| 13:30 | 社内ふりかえり:議論内容の共有と次回に向けた方向性確認 |
| 15:00 | 議事録作成・共有:クライアントへ合意事項の議事録を送付 |
| 17:00 | サブMTG:現場担当者との細かい疑問点の解消 |
| 18:30 | 翌日のタスク整理・退社:残作業の処理と翌日のスケジュール確認 |
ディスカッションを通じて顧客の納得感を引き出すことが求められる1日です。
【例2】リサーチ・資料作成(デスクトップワーク)メインの日
ミーティングがない日は、情報収集や分析、提案資料の作成に集中して取り組みます。
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 9:30 | 出社・メールチェック:関係者からの連絡確認と1日の優先順位付け |
| 10:00 | データ分析:収集した市場データや社内数値の集計・構造化 |
| 12:00 | 昼食:近隣の飲食店でリフレッシュ |
| 13:00 | 専門家ヒアリング:社内エキスパートへのインタビュー実施 |
| 15:00 | スライド作成:提案書や報告書の作成作業 |
| 18:00 | マネジャーとの壁打ち:作成資料のチェックと仮説のブラッシュアップ |
| 19:30 | 退社:作業の区切りをつけて業務終了 |
自身の思考力や分析力をフルに活用し、アウトプットの質を高める日といえるでしょう。
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コンサルタントに向いている人の特徴と必要なスキル5選
コンサルタントとして活躍するためには、特定の適性やスキルが求められます。自身に当てはまるポイントがあるか確認してみましょう。
| スキル | 詳細 |
|---|---|
| 論理的思考力 (ロジカルシンキング) |
複雑な事象を整理し、客観的な根拠に基づいて筋道の通った説得を行う力です。問題を分解して根本原因を特定する姿勢が欠かせません。 |
| 高いヒアリング力・コミュニケーション能力 | 顧客が抱える言葉にならない悩みを汲み取り、関係者と良好な関係を築く力です。自分の考えを分かりやすく伝えるプレゼンスキルも含まれます。 |
| 仮説思考力 | 限られた情報から「おそらくこれが原因だろう」と仮説を立て、素早く検証を進めるスピード感が大切です。すべてのデータが集まるのを待たずに思考を深める習慣が役立ちます。 |
| 継続的な学習意欲とキャッチアップ力 | 担当する業界や最新のテクノロジーについて、短期間で集中的にインプットする姿勢が求められます。変化を楽しむ知的好奇心を持つ人に向いているといえるでしょう。 |
| 強いプロフェッショナル意識と忍耐力 | 高い対価に見合う成果を出すという強い責任感が必要です。プレッシャーや課題の壁にぶつかっても、ポジティブに乗り越えるタフさが成果に繋がります。 |
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未経験からコンサルへ転職し年収500万円以上を狙う方法
他業種ビジネスパーソンが、未経験からコンサルタントへ転職して年収500万円以上を叶えることは不可能ではありません。
実際、異業種での実務経験はコンサルティング現場で強力な差別化要素となります。
- SE・エンジニア経験からIT/DXコンサルを目指すルート
- 営業職・企画職から活かせるポータブルスキル
- 転職活動で失敗しないためのロードマップ
SE・エンジニア経験からIT/DXコンサルを目指すルート
開発現場を知るシステムエンジニア(SE)の経験は、IT・DXコンサルタントの選考で高く評価されます。システムの仕様決定や要件定義の経験があれば、顧客の課題を技術面から解決する即戦力として期待されるためです。
選考では単にプログラムが書けるだけでなくなぜそのシステム化が必要だったのかというビジネス目線でのアピールも評価に繋がりやすくなります。
ITインフラやセキュリティの知識を整理しておくことで、未経験からでもコンサルタントへの内定をより獲得しやすくなるでしょう。
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営業職・企画職から活かせるポータブルスキル
営業職や企画職で培ったスキルも、コンサルティング業務へ直接応用可能です。
- ・営業職:顧客の課題を引き出すヒアリング力や提案力、関係構築力が大きな武器となります。
- ・企画職:市場調査の経験や自社課題の分析力、事業計画の立案スキルがそのまま評価されます。
過去の業務でどのような課題に対して、どう分析し、どんな成果を出したかを構造的に語る準備が大切です。
転職活動で失敗しないためのロードマップ
未経験からのコンサル転職を成功させるためには、計画的な準備が必要です。
以下の3ステップで進めると良いでしょう。
- 自己分析とポータブルスキルの言語化:これまでの職務経歴から、論理的思考力や課題解決力を示したエピソードを整理します。
- 業界研究と志望分野の選定:IT知識、営業力など自身の強みが活かせるコンサルティング領域を絞り込みます。
- ケース面接対策とエージェント活用:コンサル選考独特のケース面接対策を念入りに行うことが重要です。業界特化型の転職エージェントを利用すると、過去の出題傾向や対策のアドバイスを得られます。
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