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プロダクトオーナーの役割を解説!必要な知識やスキルは?持っておきたい資格を転職エージェントがご紹介

スクラム開発の舵取り役である「プロダクトオーナー」について、どれだけ理解しているでしょうか。チームがどれだけ効率的に動くことができるかが決まる、重要な役割の一つです。プロダクトオーナーの役割と、持っていると有利な資格について紹介します。

開発する

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まずは相談してみる

スクラム開発とは

 

システム開発

 

元はラグビー用語で、両チームが8名ずつ肩を組んで集団を作りぶつかり合う際のフォーメーションのことです。

転じて、アジャイル開発の手法のひとつであるスクラム開発は、チームで肩を並べ同じゴールに向かってチームで進むことを表します。詳しくはスクラムガイドに定義がありますが、簡単にまとめると以下のようになります。

 

・製品開発のプロセスを細かい時間に区切り、固定のタイムボックスを作り少しずつ作業を進めていきます。

・実際に動作するものを届けて評価を得ることを繰り返します。

・評価をそのたびフィードバックし作っているものそのものや計画を調整しつつ、完成に向かうプロダクトを作っていきます。

・問題が発生する・もっと良い別の方法があるなどの場合は、やり方そのものをかえる順応を行います。

・短く区切った期間ごとの開発見積もりは各メンバーが自分で立て、期限を切ります。

 

それに対してチームから了承を得て進行していくため、各自に責任が発生します。

さらに、定期的にミーティングを行い、期待されている成果であるか、作業の進め方に問題はないか確認をします。現状や問題点を常に明らかにしておき、透明性を高めるためです。

その過程で機能や要求など、プロダクトに必要なものをピックアップし、順番に並べたプロダクトバックログというリストを作ります。このプロダクトバックログを作成し管理するのが、プロダクトオーナーの役割の一つです。

 

プロダクトバックログとは

 

開発リスト

 

スクラムでは要望・修正などプロダクトに必要なものリストアップし、効率的に並べ変えたプロダクトバックログとよばれるリストをつくります。このリストを中心に開発チームの作業は進んでいきます。いわば作業の指針になります。

プロダクトバックログは一度作って終わりではありません。絶えず変わる要求、トラブルに対応する、新たな要求が追加されます。常に更新し続けなければならないのです。

 

プロダクトオーナーとは

 

話し合う

 

開発チームの何でも屋、というイメージを持つ人も多いかもしれません。まずはしっかり立場と役割を理解しましょう。

 

優先順位を明確にする

 

スクラム開発はプロダクトバックログを中心に進めていきます。プロダクトバックログを明記するのは、プロダクトオーナーです。

優先順位の高いものから着手し、問題があれば随時更新するため優先順位は常に変化します。

いかに効率がよく正しい優先順位をつけ、状況に応じて柔軟に変化させていくかがプロダクトオーナーの腕の見せ所です。

 

ビジョンを明確にして共有する

 

開発を遂行するだけではなく、プロダクトの価値を最大化するためビジョンを明確にする必要があります。

そしてメンバーとそのビジョンを共有する必要があります。共有がしっかりとできていれば、問題がおきてもビジョンに立ちかえり、適切な対応ができるでしょう。

 

顧客のニーズを読み取る

 

顧客の要求を正しく読み取り、的確にプロダクトに反映させること。

素晴らしいものを作っても、顧客の求めるものとの相違があるならば、それは失敗です。

しかし顧客の求める条件をそのまま飲み込んでいては、コストが膨らみ、開発の方向性を見失ってしまいます。顧客の要望に対して適切な提案が必要です。求められた要求が本当に必要かを判断し、時には毅然と断ることも大切です。

そしてただ拒否するのではなく、なぜその判断に至ったか、そしてそれをどのような形なら、要望に応えることができるか。代案を持って受け入れてもらうこともあります。そのため、コミュニケーションが必須です。

 

芯のある意思決定を行う

 

プロダクトオーナーはビジネスに対してベストの選択を求められます。

その決定はチームにはブーイングをもらうかもしれません。しかし、利害関係顧客の希望について考えなければならいのです。チームから反対されて揺れるような決定では、誰もついてはいきません。

 

チームとの交渉

 

チームワーク

 

各スプリントを始めるときに、チームメンバーとどのように何に取り組むかを決めなければなりません。

それはプロダクトオーナーが割り当てるのではなく話し合いや交渉によって決められます。

メンバーが出しているベロシティやキャパシティはできる限り尊重すべきですが、時には交渉せざるを得ない場合もあります。

できないものはできない、ではどうやったらできるのかを話し合い、時には交渉して決定していく必要があります。

 

いつでも質問に答える

 

プロダクトオーナーはチームや顧客の質問に、いつでも答えられるようにしておかねばなりません。

プロダクトオーナーがプロジェクトのビジョンを最も理解しているためです。極力拒絶せず、すぐに疑問を解決できる時間をつくるのは円滑に作業を進めるために必要です。

間違っても近寄りがたい雰囲気や状況をつくりだしてはいけないのです。

 

途中のタイミングで仕事を振らない

 

スプリント期間中に、外部からの邪魔を入れないようにするのもプロダクトオーナーの役割です。ましてプロダクトオーナーが追加の仕事を振るようなことがあってはいけません。

例え顧客の要求が突然変わるなど重要性が覆っても、次のスプリントランニングまで進行中のスプリントの内容を変更してはいけません

ただし、プロダクトオーナーにはスプリントを途中で停止する権限はあるので、どうしてもという時にだけ発動しましょう。

 

プロダクトオーナーの求人を紹介してもらう

プロダクトオーナーに必要なスキル

 

知識

 

プロダクトオーナーに求められるスキルを紹介します。

 

幅広い知識

 

顧客の要求に応えるためには開発・製品に関する幅広い知識が求められます。

限られたコストやリソースを最大限に活かして、顧客の要求の本質を理解し、ソリューションを提供していくのです。

また、時代の流れを読み解くスキルも必要です。将来の市場の動きを視野に入れたシステムでなければなりません。

 

コミュニケーション能力

 

チームが同じ方向を見てゴールに向かうためには、結束が必要です。

すべての開発情報を共有して進んでいくスクラム開発であるならなお、意見を遠慮なく発言できる状況を作ることが望ましいでしょう。

コミュニケーションを密にし、メンバーの結束力を高める環境をつくるのも、プロダクトオーナーの仕事です。また顧客など外部との交渉にも、コミュニケーションはとても重要です。

 

口出ししない

 

スクラム開発では、自己組織化に価値を置きます。目標を達成するために自分で計画し行っていることを、尊重しなければなりません。

つい心配で口や手を貸したくなることもあるでしょうが、その誘惑に打ち勝ち、信頼し任せる度量が必要です。

 

プロダクトオーナーに向いているタイプ

 

君だ

 

プロダクトオーナーには向き不向きがあります。

プロダクトオーナーとして成功するために必要な資質と、自分が向いているかどうか自己評価してみましょう。

 

コミュニケーション能力が高いタイプ

 

プロダクトオーナーに最も必要な資質と言っていいでしょう。

どんな人とも臆さず話し合い普段から親しくなっておく必要があります。

スポンサー・顧客・チーム・経営幹部のいわゆるえらい人など、毎日たくさんのいろいろな人と話さなければなりません。

常日頃から協力してもらえる、あるいは協力できる体制を作っておく。根回しや昔でいう「顔をつなぐ」ことが非常に重要になってくるのです。

 

衝突に臆せず対処することができる

 

開発者と意見が衝突することもあれば、経営責任者と現場との見解の相違が浮き出てくることもあるでしょう。

どんなにコミュニケーションが上手でも、プロダクトオーナーが最善を尽くすなら日常的に何らかの衝突は避けられません

さまざまな立場の目線の意見を共有し意見を戦わせることで、素晴らしい意見や回答が得られるからです。

そのストレスに負けずに、対処することができる人はプロダクトオーナーに向いています。

 

会話をリードできる聞き上手

 

ミーティングルーム

 

ミーティングが多いスクラム開発のプロダクトオーナーは進行役を務めることも多いでしょう。

しかしそこで一方的に話を進めてしまうのは良くありません。しゃべるより聞くことができるのが、プロダクトオーナーとして重要な資質です。

急いで結論を出そうとしてしまい、会話を急くのは良くない手段です。

パワフルクエスチョンという会話方法がありますが、ときには有効な方法です。プロダクトオーナーを目指す人はぜひ勉強してみましょう。

 

交渉ごとを面倒と思わない

 

交渉もプロダクトオーナーの重要な仕事の一部です。

プロダクトオーナーはビジネスと開発の双方の目線がありますが、どちらかに極端にならないようバランスをとるための交渉が必要です。

 

決断が早い

 

どんな仕事もそうかもしれませんが、プロダクトオーナーは常に決断を迫られます。開発について・最終的な優先順位・リリースの計画など、決定しなければならないことはたくさんあります。

プロダクトオーナーは何も決めないより間違っても決めた方がましといわれますが、間違っても全く問題ないわけではありません。

しかしミーティングやプロダクトバックログの更新などが頻繁にあるため、間違いの修正は行いやすいのです。

恐れず決断ができ、また間違いを修正することを厭わないタイプが向いています。

 

ルールに対して柔軟に対応できる

 

ルールは絶対ではありません。日々状況は変化します。ルールを守っているだけでは非効率的な場合もあります。

ルールが必要なケースを理解し、またそのルールを破っても問題ない状況がある。

臨機応変に対応するタフな精神力があるタイプは向いています。

 

プロダクトオーナーについての資格

 

教わる

 

プロダクトオーナーになるために必要な資格はありません。しかし、認定資格を取得できる研修はあります。

 

Scrum Inc.認定資格スクラムプロダクトオーナー(LSPO)

企業向けから個人向けまでセミナーがあります。
スクラムとプロダクトオーナーについて、体系的に学ぶことができます。

 

認定プロダクトオーナー研修(CSPO)

アメリカが本拠地の非営利団体によるもので、世界基準の研修です。

 

どちらもインターネットやビデオ研修のコースもあります。研修を受けることでしっかりと役割を認識できるようになります。

お金はかかりますが、スキルアップのために検討するのも良いでしょう。

 

本で学ぶ

 

参考書

 

もう少し自分のペースで勉強がしたいという場合は、専門書もあります。

人に習うことも自分で試行錯誤することも大切ですが、本を読んで体系的に学ぶこともよいでしょう。比較的大きな書店に行くか、インターネットショッピングなどで手に入れることができます。

 

まとめ

 

協力をする

 

プロダクトオーナーは知識や適性も必要ですが、経験も重要です。

あなたのアピールポイントにすることができれば、転職にあたって大きな武器になることは間違いありません。積極的にアピールしていきましょう。

時代の変化や環境に合わせて、スキルを磨いていきましょう。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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