デザイナーのキャリアプランと例文!面接対策を未経験・現役別に解説
この記事では、デザイナーのキャリアプラン例を解説します。これからデザイナーを目指す方も、キャリアアップ・キャリアチェンジを考える現役デザイナーの方も、スキルや強みを活かせる職種や具体的な転職の方法と面接での回答例文を確認しておきましょう。
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Webデザイナー・グラフィックデザイナーのキャリアプラン7選
デザイナーには多様なキャリアプランがあります。
以下、代表的なキャリアプラン例です。
- ①フロントエンドエンジニア
- ②UI/UXデザイナー
- ③アートディレクター
- ④Webマーケター
- ⑤Webディレクター
- ⑥Webプロデューサー
- ⑦デザイナーとしてキャリアチェンジ
それぞれのキャリアプランについて解説します。
①フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、システムやアプリケーションにおいて、ユーザーが直接触れて操作する部分の開発と実装を担う仕事です。
一方、サーバー側の開発を担うエンジニアはバックエンドエンジニアと呼ばれます。
フロントエンドエンジニアはデザイナーが設計したデザインを、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語でコーディングすることが仕事であるため、デザインの知見があると役立ちます。
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②UI/UXデザイナー
UIは「User Interface(ユーザーインターフェイス)」の略で、WebサイトやWebアプリケーションを利用するユーザーが実際に触れて操作する画面を指します。
UXは「User Experience(ユーザー エクスペリエンス)」の略で、サービスを通して得られる経験のことです。
UIデザイナー、UIデザイナーは、ユーザーにとっての利便性向上を目的として、より使いやすい設計が求められます。
いずれもスマートフォンなどのデバイスが普及したことで、ユーザーの満足度をより高めるために需要が高まる職種です。
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③アートディレクター
アートディレクターは、クライアントの要求をヒアリングしてデザイナーやコピーライターに伝えることで、デザインの方向性をディレクションする仕事です。
基本的にデザインは行いませんが、デザイナー経験が役立ちます。また、企業によっては「兼任アートディレクター」としてディレクションとデザインを両立することもあるようです。
顧客折衝がメインの仕事であり、デザイナーの上位職にあたります。
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④Webマーケター
Webマーケターは、Webサイトを解析して集客やコンバージョン率向上を担う仕事です。
サイトの改善案や最適な広告運用方法の提案を通して、新規顧客の獲得を目指します。
SNSの活用といったWebマーケティングの専門家として視覚的なコンテンツ制作を行う際に、デザイナー経験が活かせます。
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⑤Webディレクター
Webディレクターは、Web制作現場の総監督の役割を担う仕事です。
クライアントへのヒアリングや現場のスケジュール管理、品質管理、予算管理などを行います。
構成案作成などクリエイティブな業務も含まれるため、デザイナー経験が役立てたい方に向いています。
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⑥Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Web制作プロジェクト全体を統括する役割を担う仕事です。
上述したWebディレクターが現場責任者であるのに対し、Webプロデューサーはプロジェクト全体に責任を負います。
実際には両者の線引きが明確でない場合も多いため、デザイナー経験を活かせる職務領域を担うこともあるでしょう。
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⑦デザイナーとしてキャリアチェンジ
IT・Web業界にもWebデザイナーのほかにグラフィックデザイナーや自社制作を手掛けるインハウスデザイナーなどの職種があります。
また、ファッション系デザイナーや建築・インテリアデザイナーなどの仕事へキャリアチェンジを検討する方もいらっしゃるでしょう。
どの業界のデザインも、顧客やユーザーのイメージを実現させるという役割は共通しています。
そのため、要求を聞き出すヒアリング力や最新情報を収集する力、デザインツールを扱うスキル、デザインに関する考え方などはどの業界であっても活かせるでしょう。
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- ご年齢:30代前半
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【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓
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デザイナーのキャリアプランの考え方【未経験・現役向け】
デザイナーとしてどのようにキャリアプランを構築するか、考え方はこれからデザイナーを目指す未経験者も現役のWebデザイナー、グラフィックデザイナーも共通しています。
- ・デザイナーがキャリアプランを考えるべき3つのタイミング
- ・キャリアの方向性を決める
- ・現在の市場価値を見極める
以下、それぞれ解説します。
デザイナーがキャリアプランを考えるべき3つのタイミング
デザイナーとしてキャリアプランを考える方は多いのは、次のようなタイミングです。
- 現職で必要なスキルを習得した後
- 大きなプロジェクトを終えた後
- 自身のアップデートの必要性を感じた時
デザイナーにとって、もっともキャリアプランを考えることが多いタイミングは、新しいチャレンジに目が向く時でしょう。
デザイン業界はトレンドの移り変わりが目まぐるしいため、常にスキルを見直し、キャリアプランについて考えをまとめるようにしておくと最適なタイミングを逃しにくいためおすすめです。
キャリアの方向性を決める
自己分析で自分の強みや考え方を言語化しておくと、やりたいことが明確になります。
5年後、10年後のなりたい姿を見据えることができると、現在不足している経験やスキルが明確になるため、キャリアの方向性が定まるでしょう。
これまでの業務や身につけたスキル、成果や実績を洗い出し、一覧にしておくと自分の強みが理解しやすくなります。
現在の市場価値を見極める
キャリアプランを考えるにあたり、自分の現在の位置を認識することも大切です。
目指すキャリアに対して逆算することで方向性が明確になることに加え、もしも現職での評価が市場価値を下回っていた場合、転職で改善できる可能性があるためです。
転職して新しい環境に身を置くことができれば、キャリアの可能性も広まります。
現在の市場価値=適正年収を把握し、デザイナーとしてのキャリアプラン構築の参考にすることをおすすめします。
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面接でキャリアプランを聞かれた時の回答例文
デザイナーの面接でキャリアプランについて聞かれた際には、これまでに培ったスキルを活かす具体的な活躍イメージや、会社の方針と自分のキャリアの方向性が合っていることが伝えられるとよいでしょう。
- ・面接官がキャリアプランを聞く理由
- ・キャリアプラン回答の構成テンプレート
- ・【現役】これまでの経験を活かす回答例文
- ・【未経験】意欲や共感をアピールする回答例文
以下、実際の面接での回答に役立つ採用担当者の視点と、キャリアプランの例文をご紹介します。
面接官がキャリアプランを聞く理由
面接では、次のような聞き方でキャリアプランについて聞かれることが多いです。
「今後のキャリアプランについて教えてください。」
「当社でデザイナーとして将来的にどのような働き方を考えていますか?」
「5年後、10年後にどんな仕事をしていたいですか?」
面接官がキャリアプランを聞くのは、求職者が目指す方向性と自社の将来性が合っているかを確認するためです。
例えば、特定の領域で専門性を高めてシェアを拡大したいと考えている企業にとって、幅広くスキルを獲得して多様な領域に対応できるようになりたいと考える求職者はミスマッチに感じる可能性があるでしょう。
このように、企業が求める人物像にマッチしていると伝えることもキャリアプランの回答として大切です。
キャリアプラン回答の構成テンプレート
キャリアプランの回答には、以下の構成がおすすめです。
①これまでの経験・スキルの要約
(例:「〇〇の分野で3年間、デザイン業務を担当してきました。」)
②今後のキャリア方向性・目標
(例:「将来的にはUI/UX分野に専門性を持ち、ユーザビリティを追求したいと考えています。」)
③入社後に企業で実現したいこと
(例:「御社はユーザーファーストを掲げるプロジェクトが多く、デザインでユーザー体験の改善に貢献したいです。」)
このステップで、「過去→未来(御社で実現したいこと)」という流れでキャリアプランを伝えると、しっかりと考え方が伝わります。
【現役】これまでの経験を活かす回答例文
【現役デザイナー向け例文①】
私はこれまでデザイナー業務に携わるなかで、1から作り上げることに大きなやりがいを得てきました。
御社では、新規プロジェクトでこれまでの経験を活かし顧客体験を向上させるデザインを担いたいと考えています。
そのために、これまでさまざまな方法で顧客満足度を数値化してきたノウハウを活かしたいです。
【現役デザイナー向け例文②】
現在はグラフィックデザイナーとして広告制作会社で4年間勤務し、紙媒体からWebバナー、SNS広告まで幅広く経験しています。
今後はUI/UXデザイン領域にもチャレンジし、視覚的な表現力に加えてユーザー体験全体を設計できる人材へと成長したいと考えています。
御社の案件ではWebやアプリ開発にも関われる点に魅力を感じており、今までのデザイン経験を活かしつつ、新しい分野にも挑戦したいです。
これまでに培ったスキルや経験が、入社後にどのように活かせるのかを具体的に説明できるように準備しておきましょう。
【未経験】意欲や共感をアピールする回答例文
【未経験者向け例文①】
私は、これまでのデザイナー経験を活かして御社ではWebディレクターを目指したいと考えております。
御社の手掛けるプロジェクトには、いずれも企業理念である「社会への貢献」が反映されていると実感しており、そのためにクライアントのニーズを正確に読み取ることに力を入れていると伺いました。
私も現職ではデザインを通して生活を進化させるプロジェクトに携わっており、この経験を御社では企画から携わることで活かしたいです。
【未経験者向け例文②】
これまで営業職として3年間勤務してきましたが、以前から興味のあったデザインの道に進みたいと考え、独学でIllustratorやPhotoshopを学び、ポートフォリオも制作しました。
将来的には、ユーザー視点を活かしたグラフィックデザインに携わり、クライアントやチームと連携しながら、ブランド価値を高めるような提案ができるデザイナーを目指しています。
御社では若手の育成に力を入れていると伺っており、デザインスキルを実務の中で伸ばしつつ、いずれはプロジェクト全体をリードできるような役割も担いたいと考えています。
採用担当者は、会社が大切にしている考え方、理念とマッチする人材であるかどうかを見極めたいと考えています。
目指す方向性が一致しているとアピールできると、長く活躍してくれる人材として期待してもらいやすいでしょう。
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デザイナーがキャリアアップする方法
デザイナーがキャリアアップする方法は、大きく分けると次の2つです。
- ・キャリア形成に必要なスキルを習得する
- ・デザインと掛け合わせる強みを見つける
以下、それぞれ解説します。
キャリア形成に必要なスキルを習得する
一口にデザイナーといっても、キャリアプランによって求められるスキルが異なります。
例えば、ディレクター層になるとデザインスキルだけでなく、マネジメントや経営視点といった広範なスキルが必要です。
デザイナーとしてスペシャリストを目指す方は、より専門性を高めるスキルの習得や資格取得なども目指すとよいでしょう。
年収アップを目指す方は、平均年収が高い業界に転職するために必要な業界知識を習得するのもおすすめです。
デザインと掛け合わせる強みを見つける
デザインスキルに加えて、IT知識やマーケティングスキルなどがあると、キャリアアップに有利に働いたり選択肢が増えるでしょう。
より専門性の高いスキルを掛け合わせることができれば自分の市場価値を高めることができ、転職でもアピールしやすくなります。
自分の強みが知りたい、将来性が高い業界や企業で自分の市場価値を高めたいと考える方は、転職エージェントへの相談もおすすめです。
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デザイナーのキャリアプランは転職のプロにご相談ください!
デザイナーは多様なキャリア形成の手段があります。
Web業界はスマートフォンの普及により社会的な需要が高く、転職市場では多くの魅力的な求人があります。
デザイナーとしてキャリアアップしたいという方は、まず転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
「エンジニアとして上流工程に携わりたい」
「フロントエンドエンジニアに転職して年収を上げたい!」
「もっと自分に向いている環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください。
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