デジタルマーケティングに強い企業16選!事業内容や選び方、転職ポイントも徹底解説
インターネットやコロナの影響もあり、デジタルマーケティング業界は急速に拡大しています。今回はデジタルマーケティング業界の注目企業16社や事業内容、転職する際のポイントも解説しますので、デジタルマーケティング企業に少しでも関心のある方は必読です。
目次
デジタルマーケティング企業とは?
デジタルマーケティング企業とは何を行っている企業なのでしょうか。
ここではデジタルマーケティング企業が手掛けている主な事業内容について紹介していきます。
主な事業内容
名称にもあるように、デジタルマーケティング事業を手掛けているのがデジタルマーケティング企業です。
収集したデジタルデータを分析して得た結果をもとに施策立案し、その施策に従って商品やサービスなどのPRなどを行っていきます。
新型コロナウイルスをきっかけに顧客接点をアナログからデジタルに切り替える企業が増加したことで、デジタルマーケティング企業の重要性がさらに増しています。
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デジタルマーケティングの市場規模
デジタルマーケティングの国内市場規模は拡大傾向にあると言えます。
2020年には4,035億円で、これは前年比2.6%増でした。
2020年~2025年の年間平均成長率(CAGR)は7.2%で推移し、2025年の市場規模は6,102億円になる見込みです。
特に右肩上がりに成長しているビジネスサービスの市場では、ビジネスコンサルティングサービス需要の高まりを背景に、2020年~2025年にCAGR 10.2%で成長し、2025年に3,806億円に達すると考えられます。
支出額を産業分野別に見ると、金融の分野が業界をけん引している事が分かります。
市場拡大の背景にあるのがマーケティングのDX推進です。
すでに市場調査からブランディング、広告の戦略立案など、マーケティングはほぼオンラインの領域になりつつあると言えます。
そのため、デジタルマーケティング人材は引き続き需要が高まる傾向にあると言えるでしょう。
(参考:IDC Japan『国内デジタルマーケティング関連サービス市場予測を発表』)
デジタルマーケティングの種類
一口にデジタルマーケティングといっても、具体的にどのような手法で行うのでしょうか。
ここではデジタルマーケティングの種類について紹介していきます。
Web広告
Web上に広告を出して自社のオウンドメディアやサービスサイトに流入させるようなアプローチをとっているのがWeb広告です。
一口にWeb広告とはいっても検索と連動させるリスティング広告からSNS広告、アフィリエイト広告などがあり、用途やターゲットなどによって使い分けています。
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コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは顧客が関心を持つコンテンツを作成、発信し、そのコンテンツ情報を通して自社商品やサービスを利用してもらえる流れを作るマーケティングを指します。
コンテンツマーケティングはSEOとSNSの2種類に大別できます。
検索エンジンから自社サイトにヒットし、さらには関心などを喚起するようなアプローチを用いるのがSEO(検索エンジン最適化)です。この手法では検索結果の上位に入り、クリックされやすくなる状態を作ることで効果を発揮しやすくなります。
SEOを用いたコンテンツマーケティングでは主に自社のオウンドメディアやブログなどが活用されます。
自社商品やサービスなどに対してファンを増やす目的で用いられるのがSNSです。
SNSに実際に投稿し、フォロワーを増やしたり、「イイね!」やシェア数を上げて認知度やロイヤリティを高めていきます。SNSでは親近感なども求められるため、SNSを用いてコンテンツマーケティングを行う場合にはある程度のタレント性があるとさらに強みを発揮します。
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デジタルマーケティング企業紹介
これまでデジタルマーケティングの概要について解説してきました。
ここからは実際にデジタルマーケティング事業を展開している企業について見ていきましょう。
株式会社電通デジタル
電通デジタルは2016年に電通デジタルマーケティングセンターが、ネクステッジ電通と電通イーマーケティングワンを統合したことで誕生したデジタルマーケティング企業です。
電通デジタルでは、デジタルマーケティングのほぼ全ての領域でサービスを提供しています。
中でも電通デジタルの重点事業と位置付けられているのが次世代のデジタルマーケティング推進事業などです。
トランスコスモス株式会社
トランスコスモスは国内67拠点、海外29の国と地域に104拠点を展開する、業界最大級のデジタルマーケティング企業です。
Webサイトの構築から運用、全般的なインターネット広告やSEO対策など、多様なマーケティングソリューションを展開しています。
同時にコールセンターサービスも展開しており、デジタルマーケティングの運用体制構築を幅広くカバーします。
株式会社Speee
Speeeは事業開発会社としても名高いデジタルマーケティング企業です。
Speeeが中核としている事業はマーケティングインテリジェンス事業、デジタルトランスフォーメーション事業、ビジネスR&Dの3種類です。
マーケティングインテリジェンス事業ではアルゴリズムなどを活用しながら顧客のマーケティングを支援します。
デジタルトランスフォーメーション事業では比較的にIT化の恩恵を受けていない領域で、不動産やリフォーム、介護を対象としたサービスを提供しています。
ビジネスR&Dは事業が3段階に分かれており、第1段階がデジタルコンサルティングです。
続いて、第2段階ではデジタルトランスフォーメーションを、第3段階ではITを用いた産業構造の変革という流れになっています。
株式会社Macbee Planet
Macbee Planetは、「AC( アナリティクスコンサルティング )事業」と「MT(マーケティングテクノロジー)事業」を行う企業です。
AC事業では、データ解析プラットフォームを利用したマーケティング・広告のコンサルティングを行っています。
MT事業では、Webホスピタリティツール「Robee」、チャットボット・音声解析AI「Smash」、3D広告プラットフォーム「3D AD」などを利用してLTVの向上を支援しています。
取引先は、金融系・美容系の企業が多い点が特徴です。
2023年3月には株式会社ネットマーケティングの広告事業を完全子会社化し、事業成長がさらに拡大しています。
株式会社ウィルゲート
ウィルゲートは「一人ひとりのwillを実現する」をモットーにしているデジタルマーケティング企業で、コンサルティング事業が中核として位置づけられてます。
コンサルティング事業はPlan(戦略支援サービス)、Do(実行支援サービス)、See(分析支援サービス)の3領域に分かれています。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは、グローバルレベルで事業を展開しているデジタルマーケティング企業です。
トレーディング・デスク体制による広告主の意図とユーザーのニーズを一致させる広告支援やソリューションサービスなどが中心になっています。
加えて、経済成長の著しいアジア圏を中心としたグローバルビジネスにも積極的に参入しており、海外拠点も設置されています。
株式会社アイレップ
アイレップは、インターネット広告やSEOを得意分野としているデジタルマーケティング企業です。
インターネット広告やSEOのノウハウをもとに6種類の事業を展開しています。
アイレップで提供されている6種類のサービスとは、コンサルティング、リサーチ&アナリティクス、コミュニケーションプランニング、PDCAマネジメント、データ&システム基盤管理です。
株式会社サイバーエージェント
サイバーエージェントは、主にメディア、広告、ゲーム、スタートアップ、AI、DXの6種類の領域でサービスを提供しています。
中でも主力と位置付けられているのがメディア、インターネット広告、ゲーム、スタートアップで、メディアについてはAmebloやABEMAなどでお馴染みです。
インターネット広告については1998年の創業以来国内トップシェアを誇っています。
AIやDX事業については強化対象領域となっており、今後の展開が期待されます。
株式会社デジタルガレージ
デジタルガレージは、「インキュベーション事業」、「マーケティング事業」、「ペイメント事業」を強みとするデジタルマーケティング企業です。
「インキュベーション事業」では、国内外にてインターネットビジネスを中心に案件の発掘をしており、価格比較サイト「カカクコム」への出資、「Twitter」の日本展開、運営支援を行う等、最先端のインターネットビジネスを創り上げています。
「マーケティング事業」ではデジタルマーケティングからリアルプロモーションまで提案を行っています。
「ペイメント事業」では、EC事業者や対面小売店に向けに、クレジットカード決済やコンビニ払い、電子マネー等の様々な決済手段を一括提供しています。
株式会社セプテーニ
セプテーニは、デジタル広告を中心とした事業を展開しているデジタルマーケティング企業です。
セプテーニの展開しているデジタルマーケティング事業にはデジタル広告による顧客のDX支援に加え、データの収集やAIの活用などによるソリューション提供も行っています。
Facebook Business PartnerやPlanning Partner(LINE)など、各種受賞歴も豊富です。
株式会社アドウェイズ
アドウェイズは中国、台湾、香港、フィリピン、アメリカの5か国・地域にも拠点を持ち、グローバルレベルでビジネス展開をしているデジタルマーケティング企業です。
アドウェイズが中核としている事業は、広告事業、アプリ・メディア事業です。
広告事業では、UNICORN(モバイル向けの全自動マーケティングプラットフォーム)、Smart-C(アフィリエイトサービス)などのサービスを提供しています。
アプリ・メディア事業では、リリース前のアプリの予約ができる予約トップ10やSPOTというウェブメディアを運営しています。
ナイル株式会社
ナイルは「幸せを後世に」を掲げて事業展開しているデジタルマーケティング企業で、中核としている事業はデジタルマーケティング事業、メディアテクノロジー事業、自動車産業DX事業の3種類です。
デジタルマーケティング事業では、ナイルが特に強みと認識しているSEOのノウハウを活かしてコンテンツマーケティングやコンサルティングを手掛けています。
メディアテクノロジー事業では、Appliv(アプリ検索サービス)などのサービスが提供されています。
自動車産業DX事業では、車のサブスクリプションサービス「お得にマイカー 定額カルモくん」を手掛けています。
株式会社D2C
D2CはNTTドコモと電通の共同出資によって誕生した企業です。
ドコモが所有するメディアネットワークを活かした広告事業や、ドコモのデータを用いたマーケティング事業をはじめとして、現在では統合的なマーケティングソリューションを提供しています。
株式会社オプト
オプトはデジタルマーケティングの中でとりわけデジタル広告事業を中核としているデジタルマーケティング企業です。
具体的には、リスティング広告やソーシャルメディア広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ広告、LP作成などの広告代理サービスや広告品質の向上などといったソリューション提供を中心に提供しています。
株式会社マクロミル
マクロミルは、マーケティングリサーチのリーディングカンパニーで、主に「マーケティング・リサーチ」と「コンサルティング」を提供しています。
「マーケティングリサーチ」は、インターネットリサーチ、オフラインリサーチ、海外市場調査、ビックデータ分析、データベースリサーチ、デジタルマーケティングリサーチ、ニューロリサーチなど、様々な手法を駆使してマーケティングの調査企画・集計・分析を行う事業です。
「コンサルティング」では、ビジネスにデータを活用するために、データ活用の要件定義、システム環境構築などを行っています。
株式会社スパイスボックス
スパイスボックスは、「デジタルマーケティング」や「広告コミュニケーション事業」を行う企業です。
ソーシャルメディア上にある生活者の口コミや行動分析から、生活者の好意、共感を得られる文脈を抽出したうえで最適な広告戦略設計を行い、ブランディング支援をしています。
「BRAND SHARE」(ソーシャルリスニング、コンテンツマーケ)「TELLER」(インフルエンサーマーケ)「THINK」(ROI分析)など、ソーシャルメディアを活用した自社サービスは業界でも注目を集めています。
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自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう
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「IT人材 仕事タイプ診断」は自分の志向に合った企業、仕事のスタイルがわかる
Geekly(ギークリー)の「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分に向いている仕事だけでなく、思考、価値観に合わせた「企業選びの軸」が明らかになります。
自分の価値観に合う企業タイプを知りたい、企業選びで後悔したくないという方は、「IT人材 仕事タイプ診断」で企業選びの軸を見てみることをおすすめします。
希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:仕事タイプ診断利用から1ヶ月弱でご転職
Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。
前職のご状況と、ご自身の価値観・志向にギャップを感じられていたAさんですが、「IT人材 仕事タイプ診断」によってご自身に合う価値観の企業タイプを見つけ、診断から1ヶ月弱で転職成功されました。
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「IT人材 仕事タイプ診断」ご利用の流れ
「IT人材 仕事タイプ診断」は4つのステップで完結!
STEP1:以下のボタンから仕事タイプ診断のページへ
STEP2:仕事タイプ診断のページから職種を選択
STEP3:プロフィール(お名前とご連絡先)を入力
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デジタルマーケティング企業に転職するには
デジタルマーケティング企業に転職するにはどうしたらいいのでしょうか。
ここではデジタルマーケティング企業に転職するにあたって求められるものについて紹介していきます。
求められるスキルや知識
デジタルマーケティング企業へ転職するにあたり、求められるスキルや知識は4種類にまとめられます。
1点目は情報察知能力です。
IT化された現代においては情報の移り変わりが速く、スピーディーに情報を把握できることが重要なポイントです。
2点目は創造性で、デジタルマーケティングの性格上、常に新しい手法を提案できる必要があります。
そのため、新しい提案ができるためには創造性が欠かせません。
3点目は創造性をサポートする好奇心です。
4点目はすべての職種において共通するコミュニケーション能力です。
特にデジタルマーケティングの場合は顧客の要望を細かく把握できることが重要なので、コミュニケーションは欠かせません。
資格は必要?
結論としては、デジタルマーケティング企業に転職するのに資格は必須ではありません。
しかしマーケティング・ビジネス実務検定の資格を持っていると転職活動では大いに強みとなります。
他にどのような資格を持っていると強みになるのか等の疑問は転職エージェントに相談し、その上で取得するのもおすすめです。
デジタルマーケティングに興味がある方は転職のプロに相談を
今回はデジタルマーケティング企業の事業内容から注目したい企業、転職する際のポイントについて解説してきました。
現時点で資格を持っていなくてもデジタルマーケティング企業に転職することは可能です。
少しでもデジタルマーケティング企業への転職に関心があれば、まずは転職エージェントに相談してみてください。
IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントであるギークリーではデジタルマーケティングの求人を多数保有しております。
ご相談ベースからでも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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