
ゲームプランナーに未経験からなれる?転職成功のポイントや必要なスキルも
未経験からゲームプランナーへの転職は可能です。本記事では採用担当者が重視するポートフォリオの作り方や志望動機、必要なスキルを徹底解説します。異業種からのキャリアアップや年収事情、失敗しない面接対策も参考にしながら、プロの支援で最短ルートの転職成功を目指しましょう。
目次
未経験からゲームプランナーに転職するコツ【他業界・他職種からの攻略法】
未経験であってもゲームプランナーへの転職は可能です。
ただし、ゲーム以外の他業界からの転職か、ゲーム業界内の他職種からの転職かによって押さえたいポイントは異なります。
以下、それぞれ解説します。
他業界からの転職は「数値成果」と「マネジメント経験」を武器にする
他業界からゲームプランナーを目指す場合は、ゲーム経験よりも再現性のある実績を示すことが重要です。
特に売上向上・コスト削減・プロジェクト改善などの数値で語れる成果は、企画職との相性がよく評価されやすいポイントです。
また、チームリーダーや進行管理の経験があれば、開発現場で求められる調整力やマネジメント力の証明になります。
ゲーム開発未経験でも、ビジネスで培った成果と管理スキルを整理して伝えることが成功の鍵です。
他職種からの転職は「論理的思考力」と「仕様理解」をアピールする
ゲーム業界内で別職種からプランナーを目指す場合は、企画職としての考える力を示すことが重要です。
特に論理的思考力や問題解決力は、仕様検討・KPI分析・改善提案に直結するため大きな武器になります。
また、エンジニア・デザイナー経験者は、ワークフローやツールへの理解を強みにできます。
仕様書レビューや企画書作成の自己学習実績を添えることで、未経験でも即戦力としての期待値を高められるでしょう。
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未経験からゲームプランナーに転職するために必要なスキル
未経験からゲームプランナーに転職する際、資格は必須ではありませんが、ゲームプランナーの面接では、資格よりもコミュニケーション力や企画力、業務への適正などが重視されます。
それぞれ詳しく解説します。
【コミュニケーションスキル】チーム開発を円滑に進める力
ゲームプランナーは、ゲームの企画を作成し、社内向けに企画提案やプレゼンテーション等を行います。
ゲーム制作を行うチームメンバーに対して仕様書を作成し、どのようなゲームなのかを説明する必要もあります。
そのため、ほかの人に分かりやすく内容や設定を伝えられたり、納得させられるようなコミュニケーションスキルが必須になります。
一人で作業を行いたいという人よりも、企画者としてメンバーをまとめあげられるスキルが求められます。
【マーケティングスキル】ユーザー心理を読み解き売れるゲームを作る力
その企画がどのように会社に良い実績をもたらすのか、昨今のトレンドに合っているのか、等の分析を行いながら企画できるマーケティングスキルも必要となります。
どんなに革新的で創造性のあるゲームを企画できたとしても、それが世間に評価されないと会社の利益になりません。
数値やユーザー行動を分析して試算を立ててゲームを企画する必要があるため、論理的な分析力やマーケティングスキルが求められます。
【クリエイティブ力】「おもしろい」を言語化して形にする力
ユーザーの目線に立ちながら、新しいゲームを作るクリエイティブ力も必須です。
ありきたりな企画ではなく、時代に合った、ユーザーが心から楽しめるゲームを作り出すクリエイティブ力はゲームプランナーにとって欠かせないスキルです。
クリエイティブを養うために、日ごろから様々なエンタメに触れたり、他のゲームやトレンド情報を積極的に取り入れるようにしましょう。
【マネジメントスキル】制作進行と品質を管理する力
ゲームプランナーとして企画をまとめ、ほかのメンバーに指示するためのマネジメントスキルも重要です。
ゲームプランナーとして指示する立場でありながら、指示内容が曖昧だったり他人任せではチームメンバーの信頼も失ってしまいます。
どのような指示を出せば一人一人がスムーズに作業できるかを考えられるマネジメントスキルも、転職後は必要なスキルになります。
未経験からゲームプランナーへ転職成功させるポイント
続いてゲームプランナーへ転職を成功させるためのポイントを解説します。
転職活動を始める前の方も、すでに進めていて見直したい方も、それぞれのポイントを参考にしましょう。
【最重要】ポートフォリオの作成に力を入れる
未経験からゲームプランナーを目指すうえで、最も重要なのがポートフォリオです。
企画書・改善提案・仕様書の一部など、実際に考えて形にしたアウトプットを提示することで、現場はあなたの思考プロセスや課題設定力を確認できます。
特に、企画の狙い、ターゲット設定、想定KPI、競合分析などを盛り込むと企画の精度が伝わりやすくなります。完成度よりも「仮説→検証→改善」の思考が見えることが重要で、複数案をまとめて提出するのも効果的です。
未経験者の評価はポートフォリオで大きく変わるため、早期に取り組むことが成功の鍵になります。
企業が見ているポイントを理解し「即戦力に近いポテンシャル」を示す
企業が未経験者に求めるのは、経験そのものではなく育成コストを下げられる人材かどうかであることが多いです。
そのため、仕様理解力、データ分析の素地、課題発見力、コミュニケーション力など、プランナー業務に直結する能力を示すことが重要です。
自主制作の企画書やKPI分析の模擬レポート、改善提案などは、即戦力に近いポテンシャルの証拠になります。
また、Excel、Notion、Unityなどのツール学習で基礎理解を進めておくと、入社後の立ち上がりが早い人材として評価されやすくなります。
企業が求める視点を理解し、それに沿ったアピールを整理しましょう。
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ゲーム業界への憧れだけでなく「ビジネス視点での熱意」をアピールする
ゲームが好きという気持ちは大前提ですが、それだけでは採用にはつながりにくいのが現実です。
企業は利益を生み出せる企画職を求めているため、ユーザー視点だけでなく売上・コスト・継続率など、ビジネスに直結する観点を持っているかが評価ポイントになります。
たとえば、好きなゲームの改善提案をビジネス指標と絡めて説明したり、市場トレンドや競合分析に基づいた企画を示したりすることで、熱意が実務で役立つ形として伝わります。
感情的な「好き」ではなく、ビジネスとしてゲームを語れる姿勢が、未経験者の大きな差別化になります。
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「企業の収益アップにどのように貢献できるか」を具体的に伝える
採用担当が最も知りたいのは「この人を採用したら会社にどんなメリットがあるか」です。
未経験でも、過去の業務経験から収益貢献につながる要素を抽出し、ゲーム運営に転用できる形で語ることが重要なポイントとなるでしょう。
たとえば、データを用いた改善提案の経験、ユーザー行動の分析、売上向上施策の企画などは、ゲーム運営に応用しやすい強みです。
また、応募企業のタイトルの課題仮説を立て、改善案を簡潔に示すことで「収益貢献の可能性」を具体的にイメージしてもらえます。
企業視点で語れるほど、未経験でも強くアピールできるでしょう。
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未経験者がゲームプランナーの面接で失敗しやすいポイント
ゲームプランナーの面接でよくある失敗として、上述の仕事内容や求人案件の年収の認識に相違がありスムーズに進まなかったというケースがあります。
あらかじめ注意しておきたいポイントとして、それぞれ詳しく見ていきましょう。
実務経験の棚卸しが甘く「再現性のあるスキル」を伝えられていない
面接の前にこれまでの実務経験や自身のスキルを整理できていないと、面接で失敗してしまう可能性が高いです。
ゲームプランナーの面接では、「これまでの経験やスキルをゲームプランナーの業務に活かせます」というアピールをすることが重要だからです。
経験の棚卸しができていないと的確なアピールができないため、面接官はあなたの魅力を把握しきれません。
そのため面接での質問に対する回答の準備だけではなく、これまでの経験を振り返り、アピールできるポイントの整理も必ず行いましょう。
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「教えてもらう」という受け身の姿勢で面接に臨んでしまっている
未経験からゲームプランナーを目指す人の中には、積極性をアピールしようとして「御社で勉強させてください」という姿勢で面接に臨んでしまう人がいます。
ところがゲームプランナーの中途採用を行う企業の多くは即戦力となる人材を求めているため、「勉強したい」という受け身の姿勢では採用されることは難しいでしょう。
面接官によっては、「勉強したいなら学校に通えばいいのでは?」と思われてしまうことも懸念されます。
上記のようなマイナス印象を与えないためには、未経験であっても「自身の経験を活かして応募先の企業に貢献できる」というアピールしましょう。
逆質問の対策をしておらず入社意欲の高さを示せていない
ゲームプランナーの面接では、多くの場合「最後になにか質問はありますか?」という逆質問の時間が用意されます。
この逆質問への対策をせず「特にありません」と回答してしまうと、面接官によっては「熱意や積極性に欠けるな」と思われてしまうことがあります。
そのため仕事内容や働き方、希望するポジションに関する質問などを事前に準備しておきましょう。
ただし、残業時間や年収などの質問ばかりをすると「待遇にしか興味がないのかな」と思われる可能性があるため、注意が必要です。
また、すでに面接で説明されている内容や、企業のホームページに記載されているような内容は質問しないようにしましょう。
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面接練習不足により想定外の質問で回答が矛盾してしまう
未経験者が面接で失敗しやすい原因の一つが、準備不足による回答の矛盾です。
ゲームプランナー面接では、志望動機だけでなく、企画の考え方、ユーザー分析、改善提案など多角的な質問が飛ぶことが想定されます。
想定外の質問に備えていないと、その場しのぎの回答になり、過去の発言と食い違ったり、企画意図が曖昧になったりしがちです。
事前に模擬面接を行い、志望動機・企画説明・自己PRを一貫した軸で話せるように整理しておくことが、未経験者が評価を落とさないための重要な対策です。
企業ごとの具体的な面接対策は、企業の内情や求める人物像を把握したプロの転職エージェントへの相談がおすすめです。
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【独自データ公開】ゲームプランナーのリアルな年収事情
ここでは、ゲームプランナーの年収事情について、Geekly(ギークリー)の独自データをもとに解説します。
未経験から転職を検討する方は、年収アップ額のイメージも参考にしましょう。
ゲームプランナーの平均年収は〇〇万円
Geekly(ギークリー)の独自データによると、ゲームプランナーの平均年収は約523万円です。
令和6年の給与所得者全体の平均年収である478万円と比較すると高い傾向にあることと、給与幅が広いことが特徴です。
これはゲームプランナーとしての実力や実績が年収に反映されやすい事や、企業の規模差によって生じていると考えられます。
(参考:国税庁『令和6年分 民間給与実態統計調査』)
年代別の平均年収推移
ゲームプランナーの平均年収は年代が上がるに伴い上昇傾向です。各年代別の平均年収について、以下解説します。
20代の平均年収は約500万円
20代ゲームプランナーの平均年収は約500万円で、ゲームプランナー全体と比較すると若干低い傾向にあることがわかります。ゲームプランナーは経験の有無で年収が大きく変わることが要因だと考えられるでしょう。
プロジェクト全体を統括する役割を担うことから、20代でできるだけ多くのプロジェクトに携わり、成功体験を積んで業務の幅を広げることが30代以降の年収アップに繋がります。
30代の平均年収は約520万円
30代ゲームプランナーの平均年収は約520万円で、およそ全体の平均値に到達するのがこの年代であることがわかります。
ゲームプランナーは年齢よりも実力が重視される傾向にあるため、いかに実績を残して来たかが30代からの年収を分ける点が特徴です。高い売上を残せるようなゲームを制作した実績によって年収が左右されます。
また、会社の規模もゲームプランナーの年収に影響します。
40代の平均年収は約550万円
40代ゲームプランナーの平均年収は約550万円です。実績の他に、ディレクション能力やコミュニケーションスキルの有無も影響します。
これまでの実績から業務の幅を広げるほかに、先述したゲームプランナーの上位職種であるディレクター職やリードプランナーのようなポジションへのキャリアアップが年収を上げるひとつの方法です。
また、実績が十分にあれば人気作を多数リリースしているより規模の大きな企業への転職も年収アップにつながるでしょう。
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ゲームプランナーから年収アップできるキャリアパス
ゲームプランナーから目指せるキャリアパスとして、以下の2つの職種についてそれぞれ解説します。
①シナリオディレクター
ゲームのシナリオ制作の工程における指揮官がシナリオディレクターです。
魅力的なゲームを制作するためには、ユーザーの需要を満たすシナリオが欠かせません。
シナリオディレクターはクライアントへのヒアリングを通して、ゲームのストーリー全体だけでなく、世界観やキャラクターの方向性を決める重要な役割を担います。
その内容に沿ったシナリオプロットを設計し、適したシナリオライターを選定・スカウトしたら、レギュレーションを作成してサポートやディレクションを行うのが仕事です。
またゲーム制作に携わる他部門との連携もシナリオディレクターの重要な役割です。
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②ディレクター
ゲーム制作において、現場を統括するのがディレクターです。
全体的な概要の責任者がゲームプロデューサーであるのに対し、制作の責任者がディレクターです。
制作のスケジュール調整や制作スタッフのフォロー、管理を担います。
さまざまなクリエイターと接する仕事であり、デザインやプログラムに対する深い知識があると円滑なコミュニケーションが取りやすくなるため、ゲームプランナーとしてのスキルが役立つでしょう。
制作スタッフや他部門と信頼関係を築くことで、ゲーム制作全体の進行をスムーズにできるのがディレクターです。
未経験からゲームプランナーへの転職はIT業界に特化した転職のプロに相談!
未経験でゲームプランナーの面接を受ける際は、実務経験の棚卸しができていなかったり、十分な熱意を伝えきれないと失敗してしまう可能性が高いです。
ゲームプランナーの選考に通過するためには、熱意のアピールはもちろん入念な面接対策が欠かせません。
また、企業によって選考や面接で重視されるポイントが異なるため、応募する企業に合った面接対策を行う必要があります。
「エンジニア経験を活かして上流工程に携わりたい」
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