1. HOME
  2. Geekly Media
  3. 【IT業界調査②】リモートワークを今後も継続したい方ってどれくらいいる??

【IT業界調査②】リモートワークを今後も継続したい方ってどれくらいいる??

コロナ禍により多くの企業がリモートワークを導入しました。弊社のサービスをご利用いただいた求職者の方も8割以上の人がリモートワークを経験しているようです。リモートワークにもメリットとデメリットがあります。そこで、今回はリモートワークを今後も継続したいのか調査しました。是非ご覧ください。

コロナ禍を経てリモートワークについて調査

 

 

リモートワークに関する調査の実施

 

新型コロナウイルスの流行により、余儀なくリモートワークという働き方を導入した企業は非常に多いのではないでしょうか。それに伴い、働き方が変わった方も多いかと思います。

そこで、IT業界に従事する求職者に対して、リモートワークに関する意見についてのアンケート調査を実施しました。

 

調査の概要は以下の通りです。

期間:2020年6月~7月

調査対象:弊社コンサルタントとご面談されたIT業界に従事する20代~40代の方

調査方法:面談するうえで記載していただくアンケートより集計

対象人数:908人 (未回答などの無効回答を除く回答を集計)

調査内容:

  1. リモートワーク(在宅勤務含む)の経験の有無に関して
  2. リモートワークを継続したいかどうか
  3. 転職先にリモートワークの導入を求めるか

 

本記事では主に以下の2点について紹介します。

 

リモートワークを今後も継続したいか?

・その理由は何か?

 

コロナ禍を経てリモートワークを経験した方がどれくら増えたかについては、下記の記事でご紹介しております。是非ご覧ください。

調査記事:『【IT業界調査①】コロナ禍を経てリモートワークを経験した方はどれくらいいる?』

 

リモートワークを継続したい方はどれくらいいる?

 

リモートワークを経験した方を対象に、「今後もリモートワークを続けたいか」質問したところ結果は以下の通りでした。

※有効回答727人に対する割合です。

 

 

65.1%と過半数以上の方が「リモートワークを続けたい」と回答しました。

一方、「リモートワークを続けたくない」と考えている方は8.1%程度

 

次に多いのは「どちらとも言えない」という回答で15.7%でした。上にも記載したようにリモートワークにはメリットとデメリットもデメリットもあります。実際にリモートワークを通して実感された方も多いのかもしれません。

※この質問で上がってきた詳しい回答に関してはこちらの記事をご覧ください。

 

とはいえ、リモートワークを取り入れた働き方をしたいという方は80%以上を占めていることが分かりました。リモートワークを経験して尚、この新しい働き方に注目が集まっていることが伺えます。

 

リモートワークを継続したい人の意見

 

 

通勤時間をなくせる

【回答紹介】

・通勤時間がないため、時間を有効に使える

・居住地の選択肢が増える

・通勤のストレスがなくなるから良い

 

リモートワークを継続したい理由の中でも、「通勤が無くなることに対してメリットを感じる意見」が一番多くみられました。

この意見の中でも大きく分けて3つのメリットがみられました。

 

①通勤時間をなくせる

通勤に要する時間が無くなることにをメリットに感じる人が最も多くみられました。

ザイマックス不動産総合研究所『~首都圏オフィスワーカー調査2019~』(2019)によると通勤時間は平均で片道49分というデータがあります。つまり往復で1時間38分もの時間を通勤に費やしているのです。

この時間で別の業務や自分の趣味、家族との時間に当てる方が効率的であると考える方も非常に多いようです。

 

②居住地に関わらず働くことができる

通勤にあまり時間をかけたくないということから、企業を選ぶ際に「自分の家の近く」という条件で選ぶ方も少なくありません。また、地方に住んでいる方の場合、都内の企業に転職したくても家庭の事情により引っ越すことができず断念する方も多いようです。

しかしリモートワークの働き方が認められている企業であれば、居住地に関係なく応募しやすいです。このように働き方が寛容になることで企業としても採用できる人材の幅が広がるのです。

 

③通勤に要するストレスをなくすことができる

以前、弊社でリモートワークに関する調査を行った際に、「リモートワークを通して”良かった”と感じること」について質問しました。すると53.7%の人が「通勤のストレスがなくなった」と回答しました。

このことからも通勤をストレスに感じている人は非常に多いことが伺えます。

 

ライフワークバランス

【回答紹介】

・家族との時間が増えたため、求めている生活ができるようになった

・子供の送り迎えができる

・自分の勉強に時間が使える

通勤時間の削減に繋がる話でもありますが、時間を作れる事は大きなメリットです。

通勤の時間が浮いたことや、自宅にいるようになったことで、家族のために使う時間が増えたという声が非常に多くありました。

近年、共働きなども一般的になってきており、一緒に過ごす時間が減っているようです。リモートワークが導入されることでそういった悩みが解消されるかもしれません。

 

作業効率が上がる

【回答紹介】

・自宅の方が集中して作業ができる

・差し込み業務がないため自分の仕事に専念できる

自宅の環境の方が仕事に集中できる方もいるようです。

社内にいると他者の会話が耳に入ったり、質問が飛んできたりします。しかし、在宅での仕事であればそういった差し込みがなくなるため目の前の仕事に集中して取りかかることが可能です。

 

新型コロナはまだまだ油断できない

【回答紹介】

・まだまだ新型コロナウィルスが蔓延している

・家族に新型コロナを持って帰ってしまわないか心配だから

4月に発令された緊急事態宣言も6月には解除され、感染対策をしたうえでの生活がなされています。

しかし、まだまだ収束はしておりません。8月には感染者数は増えてしましました。

こういった事態を懸念して、極力人との接触を避けられるリモートワークを希望する方は多いようです。

 

リモートワークを継続したくない人の意見

 

 

コミュニケーションが少ない

【回答紹介】

・会話が小まめに行える方が決定事項など円滑に進む

・チャット機能などだと認識齟齬が起きやすい

・会社の人と飲みに行く機会など、交流がほぼなくコミュニケーション不足

「リモートワークを継続したくない」という方の中で最も多くみられたのが、コミュニケーションの不便さによるものでした。

やはり、対面と比較するとコミュニケーション量は圧倒的に少なくなってしまいます。また、遠隔である分、正確に内容を伝える難易度は上がるのです。

さらに会社内の人とのコミュニケーションも少なくなるため、会社の情報を知る機会が減ってしまいます。こういった点をマイナスに感じる方は多いようです。

 

 

自宅に環境が整っていない

【回答紹介】

・ハードを触る業務もあるため、リモートだと難しい

・自宅に机と椅子、ディスプレイがないため

・ネットの環境が良くないから業務の効率が落ちる

会社であれば基本的にネットワークや周辺機器、プリンターなど快適に仕事するうえでの設備は整っています。しかし、自宅に整っている方は少ないのではないでしょうか。

そうなるとどうしても会社で仕事をするより作業効率は下がってしまいます。

リモートワークをする上で、まず自宅に環境を整えなくては仕事ができないというデメリットは大きいようです。

 

気が緩んでしまう

【回答紹介】

・家にいると仕事する雰囲気にならずだらけてしまう

・私生活との切り替えができない

・向いていない

リモートワークには向き不向きがあるようです。自宅だとくつろいだ状態になってしまい、仕事に集中できないという方も多いのではないでしょうか。リモートワークをするには仕事と私生活のメリハリをつけることが重要になります。

最初は慣れない環境であり、どうしても集中できない方もいるかもしれません。しかし、環境を整え慣れていくことで会社と変わらないパフォーマンを発揮できるでしょう。

 

リモートワークを導入している企業に転職したい?

 

リモートワークを取り入れた働き方を求める方は多い

 

リモートワークにはメリットもデメリットもあることがお分かりいただけたかと思います。

 

リモートワークの働き方について15.7%が「どちらとも言えない」という回答をしました。この方々の意見の多くは、以下のよう内容でした。

 

・週3日はリモートワークで2日は出社が良い

・状況に合わせて適宜リモートワークに変えて働きたい

・両方取り入れた働き方が良い

 

このように、リモートワークのみの働き方ではなく、「リモートワークを取り入れた働き方」を求める声が多いようです。

 

転職先にリモートワーク制度を求める?

 

「転職先の企業にリモートワーク制度を求めるか」について質問しました。

結果は以下のグラフの通りです。

 

 

リモートワークを導入している企業に転職したいという人が47.3%でした。

一方、リモートワークを導入していない企業に転職したいという人が0.4%であり、ほとんどいないといえます。このことから、リモートワークを完全にマイナスだと感じる方はほぼいないと考えられます。

 

これからリモートワークという働き方が求められてくるかもしれません。

 

希望の転職先の探し方

 

 

リモートワークという働き方は企業としてもメリットがあります。

・交通費の削減

・光熱費や経費などの削減

・小さいオフィスでも多くの従業員を雇うことができる

・遠方に住んでいる人でも雇うことができる

このような点からも、緊急事態宣言解除後もリモートワークを継続する企業は多いようです。

 

ではリモートワークを導入した企業に転職するためには、どのように探せばよいでしょうか。

悩んでいる方は是非、転職エージェントを活用してみましょう。コロナ禍を通してリモートワークを導入した企業の情報や、その企業に関する詳細の情報まで聞くことが可能です。

また、こういった企業や求人の情報だけでなく転職の全般の手助けをしてくれます。

「どのようなキャリアプランを歩めばよいか」「職務経歴書をどう書けばいいか」「面接の予定をうまく組みたい」など幅広くご支援が可能なのでおすすめです!

 

Geeklyに転職相談してみる☞

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

新型コロナウイルスにより、リモートワークを経験された方は、IT業界では特に多いのではないでしょうか。

実際に経験をしてみて、リモートワークのメリットとデメリットを実感した方も多いかと思います。

今回の調査ではリモートワークを継続したいという方が半分以上いました。しかし、リモートワークと出社の両方を取り入れた働き方をしたいという方も多いようです。

リモートワークという働き方は今後改めて注目され、一般的になってくるのかもしれません。もし、転職を検討している方は、この働き方についても意識して見てはいかがでしょうか。

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

この記事が気に入った場合は、
SNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事