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トラベルテック注目の企業7選!企業の事例や活躍できる職種・役割についても解説

コロナ禍に始まった「全国旅行支援」により注目を浴びたトラベルテック。トラベルテック企業は転職先としても人気です。今回はIT×旅行業界の企業に興味がある方に向けて、トラベルテックで注目の企業6社の特徴と、求められている職種・人材について解説します。

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今、注目を集めるトラベルテック

 

 

トラベルテックとは?

 

トラベルテックとは「旅行(travel)」と「テクノロジー(Technology)」を融合させた造語です。

最新のITテクノロジーを活用することで、移動手段の手配や宿泊予約、現地でのアクティビティ予約など、旅に必要なアクションはすべてオンライン上で完結できるようになりました。

今では手配にだけではなく、旅行に付随する様々なサービスに波及しており、決済や観光地での現地案内といった分野にも活用されています。

スマートフォンの普及により、誰でも手軽に情報の取得やキャッシュレス決済が可能になった現代において旅行をより手軽に、より楽しむための技術として今注目を集めている分野です。

 

【あわせて読みたい】業界研究に使える!トラベルテック業界の詳細はこちら⇓

 

 

トラベルテックの有名企業7社と具体的な事業分野の紹介

 

 

ホテル予約や移動方法、旅行先でのアクティビティまで、今やトラベルテックは旅行市場において深く浸透しているテクノロジーです。

旅行におけるすべてのアクションを、ネット上で全て完結させることができるのは、ユーザーにとって非常に大きなメリット。

そんな様々なサービスを提供しているトラベルテックの有名企業5社とその事業内容をご紹介します。

 

楽天グループ株式会社

 

楽天は、宿泊予約サイト「楽天トラベル」を運営しています。

楽天トラベルは宿泊予約がオンラインで完了する、日本最大級の宿泊予約サイトとして有名です。

また、楽天グループの様々なサービスとのシナジーを最大化することにも努めています。

 

WAmazing株式会社

 

インバウンド向けに旅行先の情報収集から交通・宿泊など各種アクティビティの予約をワンストップで可能にするプラットフォームサービスを展開しています。

台湾・香港・中国を始めとしたASEAN諸国を中心に、2017年のサービスローンチ以来急速にユーザーを増やしています。

空港受取型のECサービスの実証実験も開始しており、企画職や開発エンジニアなど幅広い職種が活躍できる企業です。

 

株式会社じげん

 

ホテル予約の比較サイト「Travery」を運営。複数の旅行予約サイトから、自分の条件にマッチしたプランを横断検索できるサービスです。

じげんが強みとしているマッチングテクノロジーを活用し、旅行に行く際の予約の手間を軽減。

ユーザーにより手軽に旅を楽しんでもらうことに重きをおいています。

予約サイトの開発や、検索システム開発などに興味があるエンジニアの方におすすめの企業です。

 

アソビュー株式会社

 

アウトドアスポーツやものづくり体験などのアクティビティ予約サイト「アソビュー!」を運営しています。

地域活性化を目的とした体験型観光商品のソリューション提供や、レジャー施設のチケット電子化サービスなど幅広い事業を展開。

クライアントとの折衝を担当するセールスや、サービス開発を担当する各分野のエンジニアなど様々なポジションで活躍が可能です。

 

株式会社エアトリ

 

航空券や新幹線、宿泊予約をワンストップで行える総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営。

「One Asia」を経営ビジョンに掲げ、アジアをつなぐ架け橋として様々な事業を展開しています。

旅行事業を始め、インバウンド事業やオフショア開発などトラベルテックに関わる独自性が高いビジネスモデルを構築。

開発エンジニアやサイト企画など幅広い職種が活躍できる環境が整っています。

 

メトロエンジン株式会社

 

AIや機械学習を活用したトラベルテックサービスを展開。

主力サービスである宿泊施設向けマネジメントツール「メトロエンジン」は、ビッグデータから適切な客室単価を設定できるシステムです。

AI・機械学習分野に強みを持っており、AI開発エンジニアや導入コンサルティングなど幅広い職種で募集を行っています。

 

GO株式会社(旧:株式会社Mobility Technologies)

 

GO株式会社(旧:株式会社Mobility Technologies)は、タクシー予約アプリなどを展開しています。

近隣を走るタクシーの有無を確認できるとともに、離れた場所から配車予約を行うこともできるため、旅行者が移動(タクシー予約)を行う際に便利です。

 

トラベルテックの求人をチェック

 

 

トラベルテックに今後求められる役割

 

 

2020年、コロナウィルスの影響で大打撃を被った旅行業界。

2020年7月のGoToトラベルキャンペーン、2022年10月の全国旅行支援など、入国・出国制限の緩和など復活に向けた施策が次々とスタートしています。

様々な施策を通じて旅行需要の喚起が高まることで、トラベルテック分野はさらなる注目を集めています。

例えば人との接触をできる限り減らすことが求められる場面では、キャッシュレス決済など非対面型のコミュニケーションがマストとなった現在。

様々なテクノロジーを活用することにより、旅行先でも気兼ねなく快適に過ごすためのツールとしてトラベルテックが重要な役割を果たします。

また、東京オリンピックが2021年に延期となったことで、観光地や宿泊施設にてIT環境への投資ができる時間の猶予も与えられました。

コロナウィルスの拡大が収まるのと同時に、国内・国外観光客の需要が一気に高まることが予想されています。

トラベルテックの導入は、そんな需要の波を捉えてさらなるビジネスチャンスを拡大させるために重要な鍵を握っていると言えるでしょう。

 

具体的な導入事例

 

 

観光地の集客アップや施設の業務効率化など、ITを活用することで様々な恩恵に預かることができるトラベルテック。

以下は、今までに導入された具体的な事例を紹介します。

 

Suica

 

私達が普段利用している「Suica」は、一番身近なトラベルテックの事例です。

ベースとなる日本で開発された非接触型ICカード技術「FeliCa」は、キャッシュレス決済の様々なサービスで活用されています。

別途アプリなどを立ち上げる必要がなく、専用のリーダーにかざすだけで決済が完了するため、抜群の使いやすさを誇る点が最大のメリット。

2001年のサービス開始時点でトラベルテックという言葉は生まれていませんが、最も普及したトラベルテックの代表的な事例と言えます。

 

MaaS

 

MaaSとは「Mobility as a Service」の略称です。

バスや電車、飛行機など交通手段による移動を一つのサービスで統合して行い、ルートの検索から支払いまでをシームレスに繋ぐ概念を指しています。

日本国内では、JR東日本と宮城県が合同で実証実験を行った「TOHOKU MaaS」という事例があります。

移動方法の検索・予約、観光地での決済も単一のプラットフォーム上で行える、非常に利便性の高い仕組みです。

 

【あわせて読みたい】Maasの事例や市場の動向についてはこちら⇓

 

Payke

 

Paykeとは、インバウンド向けの多言語翻訳アプリです。

商業施設において、商品のバーコードをスマートフォンで読み込むとユーザーの指定した言語で商品情報が表示されます。

また店舗内にある専用タブレットを通じて、指定言語で商品情報を紹介する事も可能です。

販売員とインバウンドの間でのコミュニケーションロスが減り、その商品そのものの魅力を正確に伝えることができるツールとして使用することができます。

 

スマートロック

 

スマートフォンで認証されるデジタルキーの仕組みです。

宿泊サイトから予約を行い、その日時に合わせてデジタルキーを配信。チェックアウト完了後に無効にするというのが主な使用方法になります。

チェックイン作業を省力化できるとともに本人確認が確実に行えるため、トラブルがあった場合でも追跡が可能になることが大きなメリットです。

 

【あわせて読みたい】ホームテックの詳細や注目のサービスについてはこちら⇓

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

トラベルテック業界で働くためのポイント

 

 

アイディア次第で様々な活用方法を見いだせるのがトラベルテックの特徴。

複数のテクノロジーを分野に応じて掛け合わせることで効果を発揮することが最大のポイントです。

一つのものに固執するのではなく、様々なテクノロジーを取り入れられる柔軟さが求められる業界と言えるでしょう。

ユーザーが何を求めているのかを分析し、最高の旅行体験を提供するためにノウハウや知見を組み合わせることが重要です。

 

【簡単3分】キャリアパス診断をしてみる

 

 

トラベルテック分野で求められている職種

 

 

様々なサービスのリリースが急速に進んでいるトラベルテック。

それだけにノウハウを持って活躍できる即戦力の人材が求められています。

現在特に求められているのは以下の職種です。

 

開発エンジニア

 

様々なテクノロジーを組み合わせてサービスを開発するトラベルテックは、エンジニアの存在が必要不可欠。

システムの設計開発や運用など多彩な領域で募集を行っています。

またユーザーの行動分析がベースとなるサービスが多いため、ビッグデータの解析を担当するデータエンジニアの引き合いが増加しています。

 

【あわせて読みたい】データベースエンジニアの職種紹介や将来性についてはこちら⇓

 

QAエンジニア

 

サービス内容が多様化する傾向にあるトラベルテックの開発において、品質を担保するためのQAエンジニアは非常に重要なポジションを担います。

様々なサービスが次々とリリースされる中で、安定的な稼働を実現するためのキーパーソンとして、人気が非常に高まっている職種の一つです。

 

【あわせて読みたい】QAエンジニアの職種紹介や将来性についてはこちら⇓

 

UXデザイナー

 

ユーザーに最高の旅行体験を提供するため、サイトのUXデザインは想像力を膨らませるために要となるポイントです。

使い勝手の良いデザインが求められるトラベルテック領域において、UXデザイナーは重要なポジション。

ストレスなく手配を完了させるサイト設計が求められます。

 

【あわせて読みたい】UXデザイナーの職種紹介や将来性についてはこちら⇓

 

webディレクター

 

プロジェクトを統括するwebディレクターも、トラベルテック分野で今求められている職種です。

企画立案からスケジュール調整、関係各所とのすり合わせなど業務は多岐に渡りますが、

最新のトレンドやテクノロジーに触れることでより知見やスキルを高めることができる職種です。

 

【あわせて読みたい】Webディレクターの職種紹介や将来性についてはこちら⇓

 

【完全無料】仕事タイプ診断をしてみる

 

 

トラベルテック企業への転職はIT特化型転職エージェントに相談してみよう

 

 

旅行手配や旅行をもっと便利に楽しめるサービスなど、トラベルテックの分野はここ数年で急速な発展を遂げてきました。

今までになかったテクノロジーやサービスなどが今後も生み出される中で、その根幹を担うIT人材は更に求められることが予想されます。

旅行が好きで、もっと旅行を楽しいものにしたいという思いを持っている方にとっては、最適の業界となる可能性を秘めています。

もちろん今回ご紹介した会社以外でも、トラベルテックの開発・研究を進めている会社はまだまだたくさんあります。

自分のスキルと経験を活かせる職種をお探しの方は、ぜひ転職エージェントにご相談してください。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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