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アドテック(AdTech)の有名企業8選!注目のアドテックがもたらす効果とは?

インターネットユーザーの増加に伴い、インターネット広告に関わる技術を扱うアドテック市場が拡大しています。2019年には日本の広告費用で、インターネット広告費用が全広告媒体の中でトップになりました。本記事では、アドテックの概要や種類を解説した上で、アドテックの有名企業を8社紹介します。

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アドテック(AdTech)とは

 

ロンドン, ネオンサイン, 広告

 

アドテック(AdTech)とは、Advertising Technology(広告技術)の略称であり、インターネット広告に関わる技術全般を示す言葉です。

インターネット広告は、検索結果画面に表示されるリスティング広告やWebサイト内で表示されるディスプレイ広告などがあります。

これらを配信するための仕組みやシステムがアドテック(AdTech)と総じて呼ばれます。

 

インターネット広告市場の変化

 

インターネットやスマートフォンの普及などにより、インターネット広告市場は年々拡大しています。

2021年には日本の広告費用のうち、インターネット広告費がマスコミ四媒体広告費を初めて上回りました。

マスコミ四媒体とは「新聞、雑誌、ラジオ、テレビ」であり、ついにインターネット広告が主要な広告媒体を追い越したということで話題となりました。

参考:電通ウェブサイト『2021年 日本の広告費』

 

世界的にも、インターネット広告は成長を続けています。

コロナ禍でも成長を続けたインターネット広告は、今後も注目されることは間違いありません。

株式会社コーエーテクモホールディングス

株式会社コーエーテクモホールディングス

業種
ゲーム
事業
パブリッシャー
所在地
神奈川県横浜市港北区箕輪町
資本金
150億円
株式会社ラクス

株式会社ラクス

業種
インターネット
事業
Saas
所在地
東京都渋谷区
資本金
3億7,837万円
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

業種
システムインテグレーター
事業
メーカー系SIer
所在地
東京都港区
資本金
733億300万円

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アドテックの種類

 

社会的なメディア, 社交, マーケティング

 

ここでは、アドテックの種類について解説します。

メディアに関連するアドテック

 

まずは、メディアに関するアドテックについて解説します。

 

アドネットワーク

アドネットワークとは、複数の広告媒体をそれぞれ紐付けて、それらの媒体にまとめて広告を発信する仕組みを指します。

アドネットワークを活用すると、一つの媒体で宣伝するよりも高い宣伝効果を期待できます。

 

アドエクスチェンジ

アドエクスチェンジとは、広告表示回数をベースに広告枠に値段をつけて売買する、広告取引市場です。

広告枠の価格は、広告主の需要とメディアの供給のバランスで決まります。

アドエクスチェンジが登場したことで、媒体やネットワークによって異なっていた広告配信の仕組みが統一化されつつあります。

 

SSP

SSPとはSupply-Side Platformの略称で、広告枠販売や広告収益の最大化を支援するツールです。

SSPを活用すると表示回数の多い広告枠をすぐ見つけられるため、広告の運用工数を削減しながら、広告収益の最大化を狙えます。

 

広告主に関連するアドテック

 

ここからは、広告主に関連するアドテックについて解説します。

 

DSP

DSPとはDemand Side Platformの略称で、広告在庫の買い付けや広告配信、掲載箇所の決定などを一括管理するサービスです。

広告主が予算や広告のターゲットを設定するだけで、DSPが広告配信の最適化を自動で行います。

 

リターゲティング

リターゲティングとは、アプリをインストールしてから一定期間使用していないユーザーに対して、再度広告を配信する広告表示手法です。

対象ユーザーは一度アプリに興味を持ったユーザーであるため、新規ユーザーに広告を打ち出すよりも興味を持たれやすい傾向にあります。

 

ユーザーに関連するアドテック

 

ここからは、ユーザーに関連するアドテックについて解説します。

 

DMP

DMPとはData Management Platformの略称で、インターネット上のあらゆるデータを管理できるツールを指します。

DMPの活用で、問い合わせフォームの情報やWebサイト内の行動履歴などの複合的な分析が可能です。そのため、特定の行動を起こしたユーザーにだけ広告を配信することができます。

 

広告効果計測サービス

広告効果計測サービスとは、広告配信による効果を可視化するサービスです。広告配信費用対効果の確認が行えます。

広告効果計測サービスでは、広告のコンバーション率やクリック率、インプレッション数などを測定、評価します。

 

 

アドテックの有名企業8選

 

ミーティング, ブレーンストーミング, 仕事

 

ここからは、アドテックの有名企業8社の事業について解説します。

 

株式会社サイバーエージェント

 

株式会社サイバーエージェントは、メディア事業やインターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業を展開しています。

同社は、クリエイティブ専門組織や制作専門子会社を保有しており、400人以上のクリエイターが広告制作を行なっています。

広告運用力も非常に高く、広告効果を一目で確認できる「CA Dashboard」というツールも広告主向けに提供中です。

 

また株式会社サイバーエージェントは、AIによる広告効果の予測にも力を入れています。

現在、広告配信前に広告の効果を予測するサービス「AI feed designer」をプレリリースしています。

 

株式会社フリークアウト・ホールディングス

 

株式会社フリークアクト・ホールディングスのグループ企業である株式会社IRISで、次世代デジタルサイネージの開発や広告枠の販売を行なっています。

 

デジタルサイネージとは、屋外や店頭、交通機関などのあらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器を活用して情報発信する手法を指します。

株式会社IRISは、タクシーやヘリコプターなどを活用したデジタルサイネージ開発に尽力中です。

 

Supership株式会社

 

Supership株式会社は、マーケティングテクノロジー事業やデータイネーブラー事業を展開しています。

同社が力を入れているアドテック事業は、アドプラットフォームの制作です。

 

広告のターケティング支援を行う「ScaleOut(スケールアウト)」や、広告収益最大化と広告運用コスト削減を支援する「Ad Generation(アドジェネ)」などのプラットフォームを提供しています。

 

ユナイテッド株式会社

 

ユナイテッド株式会社は、DXプラットフォーム事業やインベストメント事業、アドテクノロジー事業、コンテツ事業を展開しています。

同社は、代理店向けや広告主向け、メディア向けなど、広告に携わるあらゆるユーザーを対象としたプラットフォームの制作に尽力中です。

 

代理店や広告主を対象とした「Bypass」「HaiNa」では、広告効果の最大化やオペレーション業務の効率化、CPAの最適化を支援しています。

メディア向けの「adstir」では、広告のターゲティングや広告マネタイズなどを支援しています。

 

株式会社グッドライフ

 

株式会社グッドライフは、不動産売買や賃貸借、仲介、管理運営、リノベーション事業、IT事業、広告事業を展開しています。

同社では、メディアの収益最大化を支援する「GOODLIFE」というアドプラットフォームを提供中です。

ユーザーのメディアの特色に合わせて、広告配信のレポート作成や分析を行い、広告自動収益最大化を支援します。

 

株式会社フルスピード

 

株式会社フルスピードは、インターネットマーケティング事業やアドテクノロジー事業などを展開しています。

同社では、電話効果測定サービス「AdSiP」を提供しています。

「AdSiP」を活用することで、電話での問い合わせがどの媒体を見て行われたかの測定が可能です。

 

株式会社ジーニー

 

株式会社ジーニーは、広告プラットフォーム事業やマーケティングSaaS事業、海外事業を展開しています。

 

同社では「GENIEE Ads Platform」という名称で、広告媒体向けのSSPや広告主向けのDSPなど、様々なプラットフォームを提供しています。

 

株式会社VOYAGE GROUP

 

株式会社VOYAGE GROUPはアドプラットフォーム事業として、自社商材を中心にしたアドプラットフォームの開発や提供を行っています。

デジタルサイネージにも注力しており、デジタルサイネージ広告市場調査と将来予測も行っています。

 

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アドテックがもたらす効果

 

起業家, 考え, 能力

 

広告の最適化による顧客への効果的なアプローチ

 

アドテックが推進されると、インターネット広告の最適化を行うことができます。

ネットユーザーの特性を明確に分析できるツールが発展することで、ネットユーザーに合った広告が表示されやすくなります。

 

これによって、ネットユーザーはもちろん興味のあるコンテンツを表示される可能性が高まり、購買やサービス利用などの活動が促進されます。

 

ターゲットを絞った配信が可能

 

アドテックの推進によって、ターゲットを絞った広告配信が可能です。

ターゲットの複合的な分析が可能なアドプラットフォームを利用することで、広告を打ち出したい相手にピンポイントで広告を配信できます。

これにより、より具体的なペルソナを設定したうえで配信が可能になります。

 

コストの削減

 

アドテックの推進は、広告配信のコスト削減につながります。

上記に挙げたようにユーザーに適した情報や、ペルソナを具体的に設定することができることができるため、購買やサービス利用につながる可能性が高いユーザーに向けて広告を配信しやすくなるためです。

 

このように広告収益最大化や広告配信の最適化を行うことで、少ない広告配信のコストから大きな広告収益を得ることが可能となります。

 

 

 

まとめ

 

デジタルマーケティング, テクノロジー, ノート

 

本記事ではアドテックの概要や種類、アドテックの有名企業、アドテックの効果を解説しました。

インターネットユーザーは今後も増えると考えられるため、アドテックの市場も拡大し続けると考えられます。

 

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この記事の執筆者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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