
オープン系言語一覧!言語別の平均年収や汎用系との違いを解説
オープン系言語は、使用が公開されているシステムを開発するためのプログラミング言語で、Java、PHP、C言語などがあります。この記事では、オープン系言語の一覧や、言語別の平均年収、オープン系と汎用系との違いを比較しながらわかりやすく解説します。
目次
オープン系とは?
ITでオープン系言語とは、ソースコードが公開されている無料のソフトウェア・ハードウェアを使用して開発されるシステムを指します。
以下、わかりやすく解説します。
技術仕様が公開された環境での開発手法
オープン系は基本的にパソコンを基軸としたシステム開発であり、汎用系との大きな違いはホストとなる機械が汎用機ではなくパソコンである点です。
パソコンを使用するためWindowsなどのOSを使用することができるほか、システム開発に用いることができるプログラミング言語も大幅に増えるため、より柔軟性に優れたシステム開発を行えます。
現在のシステム開発において主流となっているのは、このオープン系です。
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オープン系言語一覧と平均年収
オープン系システムに用いられる開発言語には、以下のようなものがあります。
・Java
・PHP
・JavaScript
・C言語
・C#
・C++
・Ruby
・Python
・VB.net
JavaやPHP、JavaScriptは人気が高く、教材や情報が豊富で言語習得しやすい言語です。WindowsではC#やVB.netを用いた開発が多いです。
汎用性の高いC++、アプリケーション開発や分析が得意なRuby、数学的要素に加えてAI開発にも強みを持つPythonなど、それぞれ異なる特性を持っています。
このようにオープン系言語でもそれぞれ開発の目的に適した言語がありますが、複数の言語に関する知見があるとエンジニアやプログラマーとして市場価値が高い傾向です。
言語別エンジニアの平均年収
ITエンジニアのプログラミング言語別平均年収ランキングは、以下の通りです。
| 順位 | プログラミング言語 | 平均年収 |
| 1位 | C/C++ | 607万円 |
| 2位 | VB | 578万円 |
| 3位 | Python | 568万円 |
| 4位 | PHP | 553万円 |
| 5位 | CSS | 537万円 |
| 6位 | Java | 536万円 |
| 6位 | Java Script | 536万円 |
| 7位 | HTML | 533万円 |
※参考:エンジニアの平均年収
オープン系言語であるC/C++が平均年収607万円と、ランキング1位になっています。
C/C++は、希少性が高く、組み込みや高パフォーマンス処理を行うエンジニアには需要が高いため習得しておくと将来性がある言語といえます。
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オープン系システム例
オープン系システムは、企業内など限られたユーザーが使用することを想定しているため、専門性を高められるという特徴があります。
さらに細かな特徴で分けると、「クライアントサーバ型」「Webシステム型」「スタンドアローン型」の3種類に分類され、それぞれ次のようなシステムに適しています。
・クライアントサーバ型:メールサーバ、アプリケーションサーバ、ファイルサーバ
・Webシステム型:飲食店の予約サイト、ECサイト、スマホゲーム
・スタンドアローン型:ATM、POS端末、手術ロボット、診断装置
オープン系システムは複数人でシステムを共有・管理する前提という特徴を持つため、サーバーと使用するPCそれぞれに向けたシステム開発が必要です。
以下のような業界やシステム開発にも、オープン系システムが用いられます。
・営業支援システム「Sales Force」
・金融業界の取引プラットフォーム「Banks’ware for Open Platform(B’OP)」「MEJAR(メジャー」「OpenStage」
・医療業界の患者情報管理システム
・製造業界の生産管理システム
・卸売業や小売業の顧客・受発注・在庫管理システム
・会計管理システム
・社内SNS
種類は多様ですが、それぞれ業界や業務の目的に特化していることがわかります。
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汎用系とは?
汎用系とは、特定の企業や業務に特化せず、多種多様な用途に適用できるよう開発されるシステムを指します。
以下、わかりやすく解説します。
汎用機を用いたシステム開発
汎用系は、汎用機を基軸としてシステム開発を行うというものです。オープン系の対義語としてクローズドと呼ばれることもあります。
従来は、用途に応じて専用機と呼ばれる計算機を用いていました。
大きなコストがかかることが問題視され、誕生したのが汎用機です。
従来の専用機として用いられる計算機よりも性能がよく、異なる分野での使用も汎用機でまかなうことができるようになりました。
汎用系言語一覧
汎用系システムに用いられる開発言語には、以下のようなものがあります。
・COBOL
・FORTRAN
・PL/SQL
上記のなかでも、汎用系言語として主に用いられる代表例がCOBOLです。
COBOLは事務処理に強みを持ち、大量のデータを高速で処理することができます。
そのため、1959年に開発されて以降、大規模なシステムに用いられ続けてきました。
汎用系システム例
汎用系システムは、大規模データの扱いとセキュリティに強みがあります。
そのため以下のような基幹システムや予約システムに適しています。
・企業や政府、行政機関の基幹システム
・ホテルの予約システム
・金融機関の基幹システムや計算処理の自動化システム
汎用系システムはその特性上、使われ続けることが多いシステムです。
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オープン系と汎用系の違い一覧
ここからは、オープン系と汎用系をそれぞれ次の6つの観点で比較します。
・ユーザー(導入企業)の違い
・メリット・デメリットの違い
・コストの違い
・エンジニア不足の違い
・向いている人の違い
以下、それぞれ解説します。
ユーザー(導入企業)の違い
オープン系と汎用系ではそれぞれ適したシステムやユーザーが異なります。
オープン系システムが向いているのは、業務システムやアプリケーション開発です。
ハードウェアやソフトウェアを組み合わせてシステム構築できるため、細かなカスタマイズが可能で、企業ごとの用途や業務プロセスに合わせて最適な開発をすることができます。
汎用系システムが向いているのは、大量のデータの高速処理が求められるシステムです。
しかし、汎用系システムを採用するのであれば、メリットだけでなくデメリットも確認しておく必要があります。
メリット・デメリットの違い
オープン系と汎用系のメリット・デメリットを一覧にすると次のようになります。
オープン系システム開発のメリット
・商用ソフトウェアに依存せず、柔軟に組み合わせて最適化できる
・高度スキルをもった専門家を必要としない
・開発コストが抑えられる
・技術進化が早く、最新の技術も採用できる
オープン系システム開発のデメリット
・公式のサポートがない場合も多く、コミュニティなどに頼るしかない
・システム同士の互換性が保証されていない
・セキュリティリスクが比較的高い
汎用系システム開発のメリット
・品質やサポートが安定している
・互換性が確保されている
・定期的なアップデートによりセキュリティリスクが抑えられる
汎用系システム開発のデメリット
・商用ソフトウェアや専用の技術スタックはコストが高い可能性がある
・特定のベンダーに依存する
・カスタマイズに制限がある
・技術進化ではなく、アップデートを待つしかない
コストの違い
上記でも触れたとおり、比較するとコストはオープン系システムの方が安価です。
汎用系システムを採用する場合は、特定のベンダーに依存することになり、商用ソフトウェアや技術スタックに高いコストがかかる可能性があります。
一方、オープン系システムではライセンス費用が抑えられる分、開発コストは低くなる傾向です。
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エンジニア不足の違い
汎用系システムの多くがCOBOLによって開発されていますが、近年COBOLを新しく習得しようとするエンジニアが減少しています。
汎用系でしか扱うことがなく、その汎用系も徐々に減少しているためです。
一方、オープン系のプログラミング言語は、比較すると習得を目指すエンジニアやプログラマーは増えています。
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向いている人の違い
旧来のシステムを支えることで社会に貢献したい方は汎用系システムエンジニアに向いています。
また大規模システムに携わりたい、システム間のつながりのような専門性の高さを追求したいと考える方も適性があるでしょう。
幅広く携わりたい方には、オープン系システムエンジニアやプログラマーが向いていると考えられます。
鍵となるのはCOBOLです。
COBOL技術者は需要が急増することは考えづらい反面、減少に伴い希少価値が高まると予想されます。
しかしいずれを選ぶにしてもオープン系の知識は求められるため、自身のキャリアプランから得たい知識・経験を優先して決めることをおすすめします。
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汎用系よりもオープン系の将来性が高い理由
近年の傾向では、汎用系システムは縮小し、オープン系システムが拡大しています。
オープン系の将来性が高い理由は以下の通りです。
- ・業務システムの需要が増えている
- ・導入や維持にかかるコスト・リソースが抑えられる
オープン系システムの方が将来性が高いとされている背景について、以下解説します。
業務システムの需要が増えている
企業向けソフトウェアの国内市場は拡大傾向にあり、けん引しているのは業務システムの需要増加です。
業務効率化やデジタル化、ペーパーレス化に対応できる製品の需要の高まりが続いていることや、企業の基幹システムをリプレイスに伴う案件増加が背景にあります。
一方、汎用系システムは新規の開発業務は今後も限られるでしょう。
大規模システムの保守やメンテナンス業務については引き続き需要があるため、COBOLを扱える若手エンジニアは不足が続くかもしれません。
汎用系システムに携わるエンジニアとして市場価値を高めるためには、汎用系システムに用いられるCOBOLに加え、AIやクラウドなどの知見も組み合わせられるとよいでしょう。
導入や維持にかかるコスト・リソースが抑えられる
オープン系のシステムが急増した理由に、コストやリソースを抑えやすいメリットが挙げられるでしょう。
無料のソフトウェア・ハードウェアを利用するオープン系システム開発では、高い技術を持った専門家を必要とせず、低いコストでシステム開発できるというメリットがあります。
業種ごとのプロセスがパッケージされたソフトウェアを活用したり新たに開発する動きも出てきました。
このような製品が登場することにより、企業がオープン系のシステム開発を始めるにあたり発生する導入コストはさらに抑えることができ、より他社との競争に強くなります。
汎用系からオープン系に移行する際のコストがさらに抑えられるということでもあるため、今後も市場規模は汎用系の縮小とオープン系の拡大が続くでしょう。
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オープン系言語を習得して市場価値の高いエンジニアを目指そう
オープン系と汎用系ではそれぞれ用途やメリット・デメリットが異なりますが、いずれも需要は続くでしょう。
エンジニアやプログラマーを目指す際には、将来性の高い市場や言語をチェックしましょう。
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