
情シスの仕事内容とは?社内SEとの違いや求められるスキル・役割を解説
情シス(情報システム部門)は「企業のIT環境全体を管理する部門」、社内SEは「システム開発を担う職種」を指しており、この点が大きな違いです。
技術力だけでなくコミュニケーション力や経営視点まで幅広いスキルが求められるからこそ、会社全体を支える実感が得られ、やりがいの大きいポジションと言えます。
この記事では、情シスの仕事内容の詳細に加え、形態・必要スキル・役立つ資格・年収相場・キャリアパスまでを網羅的に解説します。
【この記事はこんな人におすすめ】
・情シスの仕事内容や役割を体系的に知りたい方
・情シスへの転職を検討しており、年収やキャリアの見通しを把握したい方
・未経験から情シスを目指す方法を知りたい方
この記事のまとめ
- 情シスの体制は企業規模や方針によって、ひとり情シス・兼任・複数人体制・アウトソーシングの4形態に分かれる
- ゼネラリスト・スペシャリスト・CIO/CTOなどマネジメント職への道があり、キャリアの選択肢が幅広い
- 社内SE(情シス)の平均年収は約590万円で、IT戦略やDX推進に関わることでさらなる年収アップも可能
目次
情シスの仕事内容一覧をカテゴリ別に解説
「情シス」とは「情報システム部」の略で、その名の通り企業の情報システムに関する部分を担当する部署のことをいいます。
まずは企業活動をIT技術の面から支える情シスの仕事内容について詳しく確認しましょう。
- 社内ITインフラの整備・運用
- 社内システム・業務アプリの導入・運用
- IT資産・アカウント管理
- 社内ヘルプデスク対応
- セキュリティ対策とガバナンス強化
- IT戦略の立案・DX推進
以下、これら情シスの仕事内容について解説します。
社内ITインフラの整備・運用
【 主な業務内容】
- ・社内ネットワーク(LAN/Wi-Fi/VPN)の構築・保守
- ・サーバー・クラウド環境の管理(例:Active Directory、AWS、GCPなど)
- ・ファイルサーバー、メールサーバー、プリンター等の管理
- ・セキュリティ対策(ファイアウォール、ウイルス対策、ゼロトラスト化など)
社内ネットワークやサーバー、Wi-FiなどのITインフラ環境を整え、安定して業務が行えるよう支えるのが情シスの基本的な役割です。
ネットワーク障害への対応、VPNの設定、クラウド環境の構築や運用などを担当します。
特にテレワークが普及している企業では、セキュリティ面を含めた柔軟かつ安全なネットワーク構成が求められる場面が増えています。
社内システム・業務アプリの導入・運用
【 主な業務内容】
- ・勤怠管理、経費精算、販売管理などSaaS導入・運用(例:freee、SmartHR、kintone)
- ・社内で使う業務システムの要件定義・選定・ベンダー折衝
- ・自社開発の場合は設計・運用・保守まで対応
勤怠管理、経費精算、SFAなど、業務効率化のためのシステム導入・運用も情シスの重要な仕事です。
SaaS型サービスの選定や、社内業務に合わせたカスタマイズ、ベンダーとの調整、社内展開・運用サポートなどを幅広く担います。
最近では、ノーコードやローコードツールを活用した社内業務アプリの構築も注目されています。
IT資産・アカウント管理
【 主な業務内容】
- ・社員のPC・スマホ・周辺機器のキッティング(初期設定)
- ・IT資産(ハード・ソフト・ライセンス)の棚卸・管理
- ・Microsoft 365/Google Workspace/Slack などのアカウント発行・設定
社員が業務に使うPCやスマートフォン、ソフトウェアライセンスなどのIT資産の管理も情シスの役割です。
PCのキッティング(初期設定)、アカウント発行、退職時のアクセス制限など、入退社に伴うIT対応も含まれます。
適切に管理されていないとセキュリティリスクや無駄なコストにつながるため、非常に重要な業務です。
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社内ヘルプデスク対応
【 主な業務内容】
- ・「PCが動かない」「ネットがつながらない」「メールが届かない」などの問い合わせ対応
- ・業務ツールの使い方説明・マニュアル作成
- ・新人向けIT研修の実施
「PCが立ち上がらない」「Wi-Fiがつながらない」「パスワードを忘れた」など、社内ユーザーから寄せられる日常的なITトラブルの相談窓口も情シスが担います。
問い合わせ対応だけでなく、使い方のレクチャーや簡単な操作マニュアルの作成なども行います。
社内のITリテラシー向上を支える立場として、親しみやすさと説明力も求められる業務です。
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セキュリティ対策とガバナンス強化
【 主な業務内容】
- ・社内セキュリティポリシーの策定・啓発
- ・多要素認証(MFA)の導入、パスワード管理の徹底
- ・情報漏洩・サイバー攻撃対策(脆弱性管理、定期監査など)
情報漏洩や不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策も、情シスの非常に重要な仕事の1つです。
ウイルス対策ソフトの導入やパッチ管理、多要素認証の導入などに加え、セキュリティポリシーの策定と周知も担当します。
特に近年は、ゼロトラストやテレワーク対応など、より高度なガバナンスが求められています。
IT戦略の立案・DX推進
【 主な業務内容】
- ・業務プロセスのIT化・自動化(RPA、クラウド化など)
- ・経営層とのIT投資計画の検討・プレゼン
- ・IT中長期戦略の策定
企業によっては、社内の業務改善や生産性向上のためにIT戦略を立てたり、DXを推進する役割も情シスが担うことがあります。
業務フローのIT化、自動化(RPA導入)、SaaSの活用提案などを通じて、ITを守るだけでなく攻める存在として経営にも関わるケースもあるでしょう。
特に成長企業やITに前向きな組織では活躍の幅が広がっています。
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情シスの形態とは?企業ごとの特徴
情シスの体制は企業規模や方針によって大きく異なります。
ここでは「ひとり情シス」「兼任情シス」「複数人体制」「アウトソーシング」の4つの形態について、それぞれの特徴と課題を確認しましょう。
- 1人で全業務を担う「ひとり情シス」
- 他部署と掛け持ちする「兼任情シス」
- 分業で専門性を高める「複数人体制の情シス」
- 外部の力を借りる「アウトソーシング型」
1人で全業務を担う「ひとり情シス」
情報システム部門の担当者がたった1人という形態が「ひとり情シス」です。
主に従業員50〜500名規模の中小・中堅企業に多く見られ、ネットワーク管理からヘルプデスク、セキュリティ対策まですべてを1人でこなさなければなりません。
一般社団法人ひとり情シス協会の「ひとり情シス実態調査」によると、中小企業の約88%、中堅企業でも約38%で情シス要員が1人以下にとどまっています。
属人化のリスクや業務過多といった課題がある一方、幅広い業務経験を通じてIT全般のスキルが身につくため、ゼネラリストとして評価されやすい傾向があります。
(参考:一般社団法人ひとり情シス協会「ひとり情シスの傾向と対策 2024年度版」)
他部署と掛け持ちする「兼任情シス」
総務や経理など他の業務と情シスを兼任する形態が「兼任情シス」です。
ベンチャー企業や小規模組織に多く、「PCに詳しいから」という理由で任命されるパターンも少なくありません。
本来の業務と並行してこなすため対応が後手に回りやすく、セキュリティ対策など専門知識が必要な領域ではリスクが放置されがちです。
転職を考える際は、応募先が情シスの専任ポジションか兼任かを事前に確認しておくことが重要です。
分業で専門性を高める「複数人体制の情シス」
従業員数の多い中〜大企業では、情シスが複数人のチーム体制で運営されるのが一般的です。
「インフラ担当」「ヘルプデスク担当」「セキュリティ担当」のように分業され、それぞれが専門性を深めながら連携して業務を進めます。
特定領域に集中してスキルを伸ばせるため、セキュリティエンジニアやインフラエンジニアなど専門職へのキャリアパスが描きやすい点がメリットです。
外部の力を借りる「アウトソーシング型」
情シス業務の一部または全部を外部の専門業者に委託する形態が「アウトソーシング型」です。
ヘルプデスクやサーバー監視など定型業務の外注が多く、情シスの負荷を大幅に軽減できます。
ただし、ノウハウが社内に蓄積されにくいデメリットもあり、ベンダーとの調整や品質管理を担う「社内ブリッジ役」として情シスの存在は欠かせません。
なお、アウトソーシング先の企業で支援側として働く道もあり、複数の環境を経験できるのが魅力です。
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情シスが重要視されている理由と今後の課題
情シスは近年ますます重要視されるようになりましたが、そこには今後の課題も密接に関係しています。
- 情報漏洩リスク対策
- DX・SaaS・ゼロトラストの推進
- クラウド移行による業務過多
- 慢性的なIT人材不足
- 企業全体の理解不足
以下、需要と課題の観点でそれぞれ解説します。
情報漏洩リスク対策
テレワークやクラウド利用の拡大により、情報漏洩リスクは年々高まっています。
USBや私物PCの使用、SNSでの誤投稿など、人為的なミスも多いことを鑑みて、社内の情報を守るための守備力が情シスには求められるようになりました。
セキュリティソフトの導入はもちろん、アクセス権限の設定、アカウント管理、退職時のデータ処理など細かな対応も必須です。
情シスは、これらの可視化されにくいが重大な対策を担うことで、企業全体の信頼性を守る重要な役割を担っています。
DX・SaaS・ゼロトラストの推進
これまで情シスは「IT環境を維持する部署」として見られがちでしたが、近年はDX推進の役割も期待されています。
SaaSの導入・連携、業務の自動化、ノーコード活用など、業務効率化の要となる施策においても、情シスが主導的な役割を果たす場面が増えたことが近年の傾向です。
また、従来の「社内ネットワークは安全」という前提が崩れた現代では、ゼロトラストへの対応も急務として扱われています。
クラウド移行による業務過多
近年、クラウド以降に伴い情シスは業務の複雑化、多様化に加えて増加傾向にあります。
企業において情シスがシステムに関する部分だけでなくヘルプデスクなどの業務も行っている場合、業務過多となってしまいます。
業務過多となった場合、本来情シスが担うべき業務にまで支障が出てしまう可能性もあるでしょう。
このような状態に陥ってしまうのは会社からのコストカットなどが原因になることが多いです。コストカットされたことでその上効率化に必要なツールやソフトウェアも用意できなくなってしまいます。
情シスはシステムに関する機材などを選定する部門でもあるためコストがかかることは間違いありません。
こうしたことが起こらないようにシステム運用・保守にはどれだけコストがかかるのかを会社側に伝えることが必要です。
慢性的なIT人材不足
情シスの重要性が高まる一方で、それを担う人材は慢性的に不足しています。
経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると試算されています。
一方で、ひとり情シス協会の調査では情シスの増員を計画している企業は中小企業でわずか7%にとどまり、採用の優先度が低いまま放置されている現状があります。
需要と供給のギャップが大きい今だからこそ、情シスとしてのキャリアを築くことは将来の選択肢を広げることにつながるでしょう。
(参考:経済産業省 「IT人材需給に関する調査」)
(参考:一般社団法人ひとり情シス協会「ひとり情シスの傾向と対策 2024年度版」)
企業全体の理解不足
DX化やクラウド技術が発展していく中で、情シスの役割というのは非常に重要なものになってきています。
しかし、情シスは他部署との関係構築が難しいのも課題の1つです。
縁の下の力持ちである情シスの仕事は、他の部署からするとどれだけ大変なことをやっているかが中々伝わりづらいものです。
ただでさえ人手不足の中、他部署からは「システムがおかしいから早めに直してほしい」とスピード感を求められます。
コミュニケーションをうまくとらないと部署間でトラブルになる可能性もあるため、企業全体での理解が必要になってくるでしょう。
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情シスに求められるスキルと適正
情シスに求められるスキルと適正の代表例は次の通りです。
- ネットワーク基礎、PC設定、SaaSツールへの理解
- コミュニケーション力
- IT戦略・経営視点
- 論理的思考力とトラブルシューティング
以下、それぞれ解説します。
ネットワーク基礎、PC設定、SaaSツールへの理解
情シスに必要な技術スキルに、ネットワークやPCの構成、SaaSツールの知識などが挙げられます。
Wi-Fiが繋がらない、VPNが切れる、PCが起動しないといった日常的なトラブル対応では、IPアドレスやDNS、ルーターといった基礎知識が欠かせません。
また、最近ではGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、Slack、kintoneなどのSaaS系ツールの導入・管理も重要です。
ITインフラから業務ツールまで広くカバーできる幅広い対応力が、現場での信頼につながります。
コミュニケーション力
1番に情シスに必要となるスキルは他の部署などとの綿密なコミュニケーションです。これにより、企業全体がシステムに対して何を求めているのを明確化することができるでしょう。
他部署と交流を持たなければシステムをよりよくしていくことは困難です。
コミュニケーションというのはただ対話を重ねればよいわけではありません。相手が言いたいことを理解し、自分が思っていることを伝えるという折衝が必要となります。
情シスとして社内で活躍していくためにはコミュニケーションスキルは必要不可欠です。
IT戦略・経営視点
DXが進む現在、情シスには技術だけでなく経営の視点も求められるようになっています。
例えば、IT投資の優先順位を経営層に提案する場面では、「この施策によってどれだけのコスト削減や売上向上が見込めるか」をビジネスの言葉で説明する力が必要です。
IT予算の策定、ベンダー選定における費用対効果の比較、中長期的なIT戦略のロードマップ作成など、テクノロジーとビジネスの両方を俯瞰する能力が求められます。
論理的思考力とトラブルシューティング力
情シスの仕事は問題の原因を特定し、最短ルートで解決する力が試されます。
例えば「ネットが遅い」と言われた場合、原因はPC、ネットワーク、回線、設定など多岐にわたるでしょう。
感覚ではなく、状況を切り分け、仮説を立てて検証していく論理的思考力が必須です。
また、マニュアル通りにいかないケースも多いため、柔軟に対応できるトラブルシューティング力も求められます。
現場では答えがない問題に向き合うことも多く、冷静さと粘り強さも必要です。
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情シスに役立つ資格
情シスの業務は幅広いため、資格の取得はスキルの証明だけでなく、自身の知識の体系化にも役立ちます。
- IT全般の基礎を固める「基本情報技術者試験 / 応用情報技術者試験」
- IT運用の共通言語を学ぶ「ITILファンデーション」
- セキュリティ管理の実務力を証明する「情報セキュリティマネジメント試験」
- ネットワークの専門性を高める「CCNA」
- クラウド時代の基礎力を身につける「AWS認定クラウドプラクティショナー」
以下、それぞれ解説します。
IT全般の基礎を固める「基本情報技術者試験 / 応用情報技術者試験」
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とされる国家資格です。
ネットワーク、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど情シス業務に必要な知識を幅広くカバーしており、未経験から情シスを目指す方にまず検討してほしい資格です。
応用情報技術者試験はその上位資格にあたり、より高度な技術知識に加えてシステム設計やプロジェクト管理の能力も問われます。
情シスとして数年の実務経験を積んだ後のステップアップに適しています。
IT運用の共通言語を学ぶ「ITILファンデーション」
ITILは、ITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめた国際的なフレームワークです。
ITILファンデーションはその入門資格で、IT運用の「あるべき姿」を体系的に学ぶことができます。
情シスの業務はインシデント管理や変更管理、サービスデスクなどITILの考え方と密接に関わるため、実務に直結しやすい資格です。
複数人体制の情シスやアウトソーシング先との連携でも、共通言語として役立ちます。
セキュリティ管理の実務力を証明する「情報セキュリティマネジメント試験」
情報セキュリティマネジメント試験は、組織のセキュリティ確保を推進する人材を対象とした国家資格です。
技術的な知識だけでなく、セキュリティポリシーの策定やリスクマネジメント、インシデント対応といった管理面のスキルも問われます。
情シスはセキュリティ対策の中心を担うポジションなので、この資格で体系的な知識を身につけておくと社内での信頼獲得にもつながるでしょう。
ネットワークの専門性を高める「CCNA」
CCNAはシスコシステムズが認定するネットワーク分野の国際資格で、世界的に高い認知度を誇ります。
ルーター、スイッチ、IPアドレス、VLANなど社内ネットワークの構築・運用に必要な知識を網羅しています。
「ネットワークがつながらない」というトラブル対応は情シスの日常業務なので、CCNAで得た知識は即戦力として活かせます。
クラウド時代の基礎力を身につける「AWS認定クラウドプラクティショナー」
AWS認定クラウドプラクティショナーは、Amazon Web Servicesの基礎知識を証明する入門レベルの資格です。
クラウド移行が進む現在、情シスにもクラウド環境への理解が欠かせません。
AWSの主要サービスやセキュリティモデル、コスト管理の考え方など、クラウド全般の基礎を体系的に学べるため、初めてクラウドに触れる方にもおすすめです。
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情シスの平均年収【自社データ:2026年時点】
社内SE(情シス)の平均年収について、Geekly(ギークリー)のデータをもとにご紹介します。
- 社内SE(情シス)の平均年収は約590万円
- 【年代別】社内SE(情シス)の平均年収と最高年収
社内SE(情シス)の平均年収は590万円
Geekly(ギークリー)の独自データによると、社内SE全体の平均年収は約590万円です。(2024年1月~2026年3月の期間に弊社Geekly(ギークリー)を利用し転職をした方から算出)
これはITエンジニア全体の平均年収である537万円と比較して高い水準です。
例えば、多くの業務システムや高度な知識を必要とするIT企業に「IT戦略担当」として採用された場合は、年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
一方、ヘルプデスクやPC管理など定型業務が中心のポジションでは年収が抑えられる傾向があるため、担当する業務内容が年収を大きく左右すると言えるでしょう。
【年代別】社内SE(情シス)の平均年収と最高年収
20代のうちからIT職種の中でも高い水準にあり、経験を積むごとに着実に年収が伸びていく点は情シスの魅力の1つです。
国税庁の民間給与実態統計調査結果によれば令和6年の給与所得者全体の平均年収は478万円でした。
年代ごとの平均年収は以下の通りです。
| 年齢 | 平均年収 |
| 20~24歳 | 277万円 |
| 25~29歳 | 407万円 |
| 30~34歳 | 449万円 |
| 35~39歳 | 482万円 |
| 40~44歳 | 516万円 |
| 45~49歳 | 540万円 |
| 50~54歳 | 559万円 |
| 55~59歳 | 572万円 |
20代は300万円台、30代は400万円台、40代以降は500万円台が平均年収であることから、年収水準の高さがうかがえます。
年収をさらに上げるには、IT戦略やDX推進など上流工程へのシフト、大手企業への転職、クラウドやセキュリティなど需要の高い領域の専門スキル取得が有効です。
(参考:国税庁『民間給与実態統計調査結果』)
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情シスのキャリアパスと将来性
情シスから選択できるキャリアパスには、以下のような例があります。
- ゼネラリストとしてのステップアップ
- セキュリティ、SRE、インフラ特化などのスペシャリスト
- CIO・CTOなどのマネジメント職
- 他のエンジニア職種へのキャリアチェンジ
これから情シスを目指す方も、情シスからのキャリアアップを目指している方も、将来性を確認しておきましょう。
ゼネラリストとしてのステップアップ
情シスのメンバーからのステップアップとして一般的なのは、社内システムのリプレイス等のイベント時に責任者として進行するリーダーでしょう。
その後、より高度なマネジメントスキル、ベンダーとの交渉力・調整力を身に着けマネージャーを目指す事ができます。
より業務の幅を広げることで、社内SE、IT企画、情報管理責任者といったゼネラリストが目指せます。
【あわせて読みたい】社内SEに転職する方法はこちら⇓
セキュリティ、SRE、インフラ特化などのスペシャリスト
スペシャリストとして専門領域に特化した職種へのキャリアアップも可能です。
情シスとして幅広い業務範囲を担うなかで、特定の技術の知識や深めることで、セキュリティエンジニアやSREエンジニア、インフラエンジニアといった専門職種を目指せるようになるでしょう。
特定の知識に関して専門性を高める方法として、資格の取得もおすすめです。
CIO・CTOなどのマネジメント職
CTOは最高技術責任者、CIOは最高情報責任者と言われる仕事です。ITの知識や技術だけでなく経営目線も求められます。
日本企業ではまだ一般的なポジションではありませんが、最新のIT技術の情報をキャッチアップしながら、自社の製品・サービスへの理解を深めて新しいソリューション開発、効率最大化といった視点を身につけながら目指すことができます。
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他のエンジニア職種へのキャリアチェンジ
インフラエンジニアやクラウドエンジニアなどのエンジニア職種でも、情シスで得たスキルが活かせるでしょう。
幅広いITスキルに加え、提案力や社内調整力などを培うことで、その後のキャリアパスの選択肢はより増えます。
自分の価値観に合った仕事の選択肢は、以下のボタンで診断することも可能です。
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【ギークリー転職成功体験談】年収アップしたエンジニアの方の口コミ
ここでは、実際にGeekly(ギークリー)のサービスをご利用いただき、年収アップ転職を実現された方の声をご紹介します。
- 調査対象:弊社をご利用いただいたIT業界にお勤めの転職希望の方
- 調査期間:2024年10月~2025年12月
- 調査方法:Web上のアンケートフォームへの入力
<社内SE(開発)⇒プロジェクトマネージャー(web系)へ転職>
<年収:530万円⇒728万円(198万円アップ)>
『連絡のタイミングの良さと丁寧さ、また面接の対策は、技術試験は別として「よくある質問集」を全て自分の軸に照らし合わせて用意できたことでほぼ完ぺきに対応できました。
結果的には額面で200万円以上の大幅アップと、業務や人柄の面でも自身と合いそうな企業様とご縁があり、非常に感謝しております。』
(30歳男性/2025年9月の口コミより)
<社内SE(開発)⇒社内SE(ネットワーク)へ転職>
<年収:430万円⇒582万円(152万円アップ)
『目標の70万円アップを大きく上回る160万円アップが実現出来き、大変驚いております。
登録させて頂いてから内定を頂くまで大変スピード感があり、スムーズに転職がかないました。』
(44歳男性/2025年5月の口コミ)
<プロジェクトマネージャー⇒業務系SE・PG(SI・受託)へ転職>
<年収:800万円⇒1100万円(300万円アップ)>
『年収アップ、職位アップもでき、キャリアアップという点で満足しています。ありがとうございました。』
(46歳男性/2025年12月の口コミより)
<Web系エンジニア⇒システムエンジニア/web系SE/PGへ転職>
<年収:450万円⇒532万円(82万円アップ)>
『今回の転職で100万以上の収入アップの達成ができました、大変感謝しております。』
(26歳男性/2024年10月の口コミより)
<社内SE(開発)⇒社内SE(開発)へ転職>
<年収:550万円⇒696万円(146万円アップ)>
『担当の方に各企業ごとの面接の対策や雰囲気等を共有していただき、不安なく選考を受けることができた。
結果として、選考で高い評価をいただく事ができ、希望している年収よりも高い条件で内定をいただく事ができた。』
(31歳男性/2025年7月の口コミより)
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情シスへの転職でよくある質問
情シスへ転職を考える方に多い質問は次の通りです。
- Q.情シスと社内SEの違いは?
- Q.情シスあるあるとは?
- Q. 未経験から情シスに転職できますか?
以下、回答します。
Q.情シスと社内SEの違いは?
情シスとは情報システム部の略で、その名の通り企業の情報システムに関する部分を担当する部署のことをいいます。
一方で、社内SEとは、社内の情シスを扱うシステムエンジニアを指します。
情報システム部が設置されている企業では、その部署に所属しているエンジニアは社内SEとなります。
つまり、情シスは情報システム部門という組織を指し、社内SEはシステムエンジニアが担う業務を行っている人・役割を指します。
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Q.情シスあるあるとは?
A.社内からの問い合わせにまつわる、よくある質問やトラブルには一定の傾向があるとされています。
情シスには、「何もしていないのに壊れた」「Wi-Fiが遅い」「パスワードがわからない」などの問い合わせが日々寄せられます。また、「何もしていないのに直った」がもっとも怖いという意見もあるようです。
こういった情シスに多い悩みは、ひとり情シスほど深刻な傾向です。
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Q. 未経験から情シスに転職できますか?
A. 未経験からでも十分に可能です。ヘルプデスクやIT資産管理のように、開発経験がなくても始められる領域があります。
基本情報技術者試験やITパスポートなどの資格取得で学習意欲をアピールし、前職でのPCトラブル対応やIT機器管理の経験を強みとして伝えると効果的です。
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情シスの需要は近年ますます高まっています。
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