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CTOの役割を解説!CEOとの違いや求められる能力を紹介します

CTOという役職を聞いたことはあるでしょうか?CEOは知っているけど、CTOはどんな役割なのか知らない、という人も多いかと思います。今回の記事ではCTOについて紹介していきます!CEOと何が違うのか、どんな役割を果たしていてどんな能力が必要なのか、一緒に見ていきましょう!

2019年12月31日

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CTOは技術の側面から見た際の最高責任者

 

 

責任の主領域はテクノロジーが関わる部分

 

CTOは「Chief Technical Officer」、「Chief Technology Officer」の頭文字を取った単語です。日本では「最高技術責任者」と呼ばれています。名前の通り、企業を技術的側面から支える立場で、何かを開発するときや研究を進めていくとき技術が適切に利用されるように、関わる社員たちを監督するのが大きな役割の一つです。

テクノロジーが関わる部分が責任領域なので、テクノロジーが関わってこない場合には職域の範囲外となります。あくまでも「技術」に重きを置いた役職だというのがよくわかりますね。

 

情報関係の責任者であるCIOという役職も

 

CTOと似た役目を果たす「CIO(Chief Information Officer)」も存在します。CIOは「情報」をメインに取り扱うポジションなので、CTOとは業務内容に少し被るところも。

 

情報を扱うためには、必然的に各種技術を利用しなくてはなりません。そのため、ある程度技術面の知識や運用経験、技術を利用する上での責任を負う必要が出てくるのです。そういった意味ではCTOとCIOは隣接する役職だと言えるでしょう。

 

しかし「情報」は技術利用の観点から見ると、活用できる分野のほんの一部分ですよね。「技術」というあらゆる物事に応用できるものを扱うCTOと、情報に特化したスペシャリストであるCIOはひとくくりにできるものではありません。

 

CEOは企業の経営部門における最高責任者

 

 

CEOは「最高経営責任者」

 

「CTOはあまり知らないけれど、CEOなら耳にしたことがある」という人も多いのではないでしょうか。日本でも「CEO」を名乗っている人は結構見かけますよね。

CEOは経営における最高責任者です。この役割が生まれたアメリカにおいては「経営に関する業務の執行についての責任を負う」ポジションなのですが、日本の会社経営の方法では当てはめにくいものでもあります。

本来CEOは取締役会が決定した経営方針に基づいて、具体的な業務を執行していく役職。しかし日本では経営方針の決定と業務の執行のどちらも行える「代表取締役」が置かれていることが多く、業務の執行のみを担当するポジションがありません。つまり本来のCEOは日本の経営システムにはなかなか馴染まない概念なのです。

 

日本では社長や会長、取締役の意味で使われるケースも存在

 

では日本でもCEOという役職が置かれているのはどうしてなのでしょうか?その理由としては、従来の「社長」「会長」「取締役」に置き換えられているケースがあるためです。

もちろん組織自体がこれまでの日本の形式と異なる構造になっている場合もありますが、今までの構造のまま呼び方だけを変えているなんてことも…会社によって「CEO」の業務内容や立場、意味が違うため、一概に「CEOだからこのような業務を行っている」と断言することができないのが現状です。

CEOが置かれている企業を調べるときには、組織図などを見て「この企業内部ではどのような立ち位置なのか」を把握しましょう。

 

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CTOとCEOの違い

 

CTOの役割

 

CTOの役割や業務内容について、さらにもう少し詳しく見ていきましょう。

CTO(Chief Technology Officer)は、簡単にいうとその企業における技術面の最高責任者す。「最高技術責任者」と呼ばれます。日本では決まったCTOの定義はありませんが、アメリカでは執行役員の一種です。

企業で働く社員たちが技術を適切に使っているかをチェックするだけでなく、企業が扱う「情報」の責任者でもあるのです。経営方針に沿った企業戦略を立てたり、システムの構築も行ったりします。

企業が打ち出す方針と現場にいるチームのエンジニアが持つ技術の状況は、必ずしも一致するとは限りません。どんなに良い方針でも、現場の技術が伴わなければ実現しないのです。CTOはこの方針と現場の状況を見て意見したり、すり合わせを行ったりする役目もあります。

また、CTOは新しい従業員の新規採用の方針を決めることもあります。企業の中でもその地位は高く、大企業でも取締役会にもCTOの発言や意見は影響を及ぼすほどです。まさに企業の経営に大きく関わるポジションといっても過言ではありません。

企業によってはプロダクトオーナーとマネジメントの役割を分けて、CTOとプロダクト責任者、マネジメント責任者という体制を敷いていることもあります。

 

CEOとの違い

 

CEOは経営における最高責任者です。同じ組織の責任者でも、CTOが技術ならCEOは経営の責任者になります。この点が両者にとって、大きな違いといえるでしょう。

似たような名称ですが、それぞれ責任の所在が違うので注意が必要です。

 

CIOやCOOとの違い

 

CTOやCEOと似た役職に、CIOとCOOなどがあります。これらはどのような役職なのでしょうか。

CIOは情報の最高責任者です。正式名称は「Chief Information Officer」といい、IT資産(エンジニアやハードウェア、ソフトウェア)を管理する役割が合います。情報技術を使った経営プロセスを立案したり、経営陣へ情報技術面からの助言を行ったりすることも少なくありません。

COOは最高執行責任者です。正式名称は「Chief Technology Officer」で、CEOが定めた方針に沿った業務を実行します。CEOに従って業務を実行するため一般の従業員でもなることが可能です。このような仕事内容から、COOはCEOのサポート役というイメージを持つ人もいるでしょう。

日本の企業にある執行役とはまた違う役職です。執行役は機関の名前であり、その機関に属した従業員が執行役員です。執行役は取締役が定めた業務を実行する点ではCOOと似ています。しかし執行役は取締役と兼任している企業も多いです。一方でCEOとCOOを同じ人がやることはほとんどありません。

 

CTOの業務・役割

 

 

①技術やテクノロジーに関する物事の検討・決定

 

CTOのメインとも言える役割です。適切な場所と使い方、応用さえ心がければ技術は企業や事業に大きな利益をもたらす反面、一歩間違えば損害や信頼の喪失にも繋がりかねません。その技術を使うべきかどうか、類似のサービスやシステムがあるかどうか、コスト面に問題がないか、リスクヘッジとなるものはあるか…検討すべき点は無数にあります。

多くの疑問と課題の中で、最終的な決定を下して責任を取ることはCTOにしかできない業務なのです。CTOが監督し、責任をしっかりと負うからこそ、働く社員は熱意を持って業務にあたることができます。

もしも責任感やリーダーシップのかけらもないCTOだったら、「本当にこのまま業務を行っても問題ないのか」と社員が不安になってしまいますからね。

 

②企業戦略と技術面の擦り合わせ

 

企業全体としての戦略によって、技術的な業務の方針も変化する可能性もあります。戦略との両立が可能なケースもあれば、戦略に合わせることにより技術面で無理が生じるケースも十分に起こり得ること。そのときに意見を擦り合わせて妥協点を見つけるのもCTOの大切な役割です。

経営の戦略を決めるのは経営のプロですが、具体的な業務を理解し、無理のない計画かどうかを判断できるのはCTOをはじめとする業務ごとのプロですよね。しかし、無理がある計画だった場合に業務に精通している社員全員が交渉するのは現実的ではありません。そこで責任者が代表となって交渉を行います。

CTOは経営陣と技術職の橋渡し的な存在でもあるのです。

 

③技術の運用やプロジェクトの管理などのPM職的役割

 

実際の技術の運用方法やプロジェクト遂行について、問題がないかを確かめて業務に差し障ることのないようにチェックするのもCTOに求められる業務。プロジェクト単位での管理はPM職の仕事ですが、CTOにも管理が任されることがあります。

しかしPMよりも俯瞰した視点が必要です。プロジェクト1つ1つで区切るのではなく、「このプロジェクトで得たものや培った経験が今後どのように役立つのか」「このプロジェクトは次にどう繋がるのか」と将来を見据えて管理・運用をするのがCTOのプロジェクトへの携わり方と表すことができます。

 

CTOに求められる能力

 

 

①企業の方針に沿った技術運用・活用法を検討する思考力

 

CTOは技術面で企業を支える役職なので、企業の経営方針にマッチした技術の活用法や運用方法を考える力が重要です。自社の技術でできること、必要なコスト、予想される期間等を予測し、企業が提示した方針をできるだけ実現するにはどうすればいいのかを多角的に分析、検討を行います。

これまでの技術ではできなかったことも、技術の組み合わせや発展でできるようになるかもしれません。その場合は技術開発をすることで得られる企業側のメリットを挙げて、予算や人員を得るために思考を言葉にする能力も必要になるでしょう。

 

②経営面も踏まえたマクロな視点

 

技術力を高めようとひたすら追求するだけでは企業の利益には繋がりませんよね。開発した技術をどう扱えば経営にとってプラスになるのかまで見通すマクロな視点はCTOに必須です。

たとえば開発したのが一つの技術でも、使い方はいくつもある、なんてことは少なくないのです。開発した技術をどのように変化させれば企業にとってプラスに働くか。それを考えられるのは経営側の視点も、技術職側の視点も持っているCTOだからこそ。

技術だけあれば企業が安泰かと聞かれればそうとは言えません。使われなければ宝の持ち腐れです。変化・応用を考えて実行することではじめて持っている「技術」を生かすことができます。

 

③特定の物事にこだわりすぎない柔軟性

 

こだわりは自分の仕事に対する姿勢や考え方を表すものでもあり、能力を高め知識を深めるには必要不可欠なものでしょう。ですがあまりにこだわりすぎると頭が凝り固まってしまい、結果として選択肢を狭めることに繋がってしまいます。

「きゅうりは火を通さないもの」と思い込んでしまえば、きゅうりを炒める調理法は思いつきませんし、それが美味しいのかすらわかりません。こだわりが思い込みに変わってしまうと、本来あったはずの選択肢を最初からなかったことにしてしまうおそれも。

自分や周囲の常識を疑い、場合によってはそれを破ってみる勢いと柔軟性が、思いも寄らないアイデアを発見するきっかけとなります。

 

CTOへキャリアアップするために

 

 

技術に関して常に「プロであろう」と意識し続ける

 

技術のスペシャリストであるCTOは、性質上技術面で頼りにされることの多い立場です。常にアンテナを張って新しい情報を仕入れようとしなければ、CTOになることは難しいでしょう。

「自分は技術についてのプロである」と意識して、日々勉強を重ねていくことでCTOに必要な知識や見解が身につきます。あらゆる技術に対して貪欲になることがCTOに至る一番の近道です。

 

技術以外での強みを作る

 

CTOが技術について詳しいのはある意味「当たり前」。他のCTOや技術職も、技術については一定以上の知識を持っています。自分より遥かに知識がある人もたくさんいるはずです。

そこで、技術以外の強みも作っておくことが必要になります。例えば技術にプラスして、コミュニケーションの知識があれば技術を売り込む際の助けになるかもしれませんし、コミュニケーションツールに技術を応用することも可能になるかもしれないですよね。

このように他の強みと組み合わせれば、オンリーワンの「CTO」になることができます。

 

多くの人々と関わり、多様な視点を養う

 

先程も述べたように、技術一辺倒ではCTOとして企業に貢献することは夢のまた夢。また俯瞰で物事を見られなければ、経営に意見をすることもできないでしょう。

そこでおすすめなのは、たくさんの人と関わってその考え方や視点を学ぶことで自分のものにしていくことです。一つのことを多面的に見られるようになる上、それぞれの視点を比較することで俯瞰して考えられるようにもなります。

人との関わりはお金では買えないもの。今からでも積極的に人との繋がりを作っていきましょう。

 

CTOは技術面のみで成立する役職ではない

 

 

まとめ

 

確かにCTOは最高技術責任者の名前の通り、技術のスペシャリストです。しかし技術面に特化していれば成立するかと言われれば、答えは「NO」。

「技術がどこから来てどこに向かうのか」「特定のところに向かうためにはどのように技術を使えばいいのか」を分析できるだけの知識と視点、スキルがなければCTOとして十分な役割を果たせません。CTOという役職には、技術を突き詰めるのとはまた別の難しさがあります。

しかし、CTOを目指す上で身につける必要のあることは普段働く中でも大切になることも多いです。CTOを目指す人も、まだ早いと思っている人も、ぜひ前向きにトライしてみてくださいね。

 

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南ねむ

Geekly Media
ライター

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