エンジニアの履歴書の書き方！書類通過のコツや志望動機の例文を解説
エンジニアの履歴書は例文やテンプレートを参考に、書き方とポイントに注意して作成する必要があります。この記事では、エンジニアの履歴書の書き方のポイントや自己PRや志望動機の書き方とポイントについて解説しているので、書類通過率を上げたい方は参考にしてください。
目次
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エンジニアの履歴書と職務経歴書の役割
転職の応募書類には、一般的に履歴書と職務経歴書があります。まずは、エンジニア転職における履歴書と職務経歴書の役割について解説します。
無料ですぐに使える応募書類のテンプレートもご紹介しますので、参考にしてください。
履歴書は基本情報、職務経歴書はスキルの詳細
履歴書は企業の採用担当者などに自分のプロフィールを証明するためのものです。
学歴や職歴、持っているスキルについて採用担当者に伝え、アピールする役割があります。
それと同時に、自分のプロフィールを嘘偽りなく表記する役割も果たすため、履歴書は求職者にとって自己紹介の場です。
どの企業や業界でも通じるような基本的なプロフィールを書くことが履歴書の役割です。
履歴書は基本的なプロフィールや経歴を記載する一方で、職務経歴書は、社歴のほかにどういう業務に従事してきたかを証明するものです。
今までの経歴を明示し、今後どのようなことに役立てていくかを念頭に置きながら作成します。自己PRなどは職務経歴書に詳細を書くケースが多いです。
職務経歴を示したうえで、自分のアピールポイントを採用担当者に伝えます。
【あわせて読みたい】履歴書と職務経歴書の違いはこちら⇓
【無料】今すぐ使えるエンジニアの履歴書テンプレート
エンジニアの転職用の履歴書・職務経歴書の作成には、無料ですぐに使えるテンプレートがおすすめです。
Geekly（ギークリー）では、ダウンロードしてすぐにお使いいただけるExcel形式の履歴書と、Word形式の職務経歴書のテンプレート（ひな形）をご用意しています。職種やご状況にあわせてお使いください。
また、すでに転職のプランが明確で転職活動を効率的に進めたい方にも、はじめての転職の方にも便利な応募書類作成を代行するサービスもご利用いただけます。
【Geeklyの履歴書のテンプレート】はこちら⇓
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【項目別】エンジニアの履歴書の書き方とポイント
ここでは、履歴書の項目ごとにITエンジニアの履歴書の書き方をご紹介します。
- ・フォーマット：PCでサイズはA4かA5で作成する
- ・「基本情報」：連絡先を正確に記載する
- ・「学歴・職歴」：役職も書く
- ・「免許・資格」：応募職種に関連する資格を優先して記載する
- ・「志望動機・自己PR」：一貫性を持たせる
- ・「趣味・特技」：技術やプログラミング学習への姿勢を示す
- ・「本人希望記入欄」：事業への貢献意欲を示す
それぞれの項目において注意点があるため、確認してから作成するようにしましょう。
フォーマット：PCでサイズはA4かA5で作成する
履歴書は、Wordなどの文書ソフトが一般化した現代となってはパソコン上で作成するのが一般的です。
それでも、企業によっては手書きで履歴書を作成しなければならないという企業もあります。
原則はWordやExcelなどの電子ファイルで作成しておき、指定があれば手書きで作成する準備をしておきましょう。
また、履歴書のサイズはA4またはB5サイズが一般的です。
PDFやファイルで提出する際もサイズ設定に注意しましょう。
履歴書はコンビニ等でも購入できますが、転職エージェントサイトからダウンロードも可能です。フォーマットがある方が自分が何を書くべきか分かりやすいためおすすめです。
企業が必要な情報を書く、自分が書きやすいためにフォーマットの履歴書を活用しましょう。
【あわせて読みたい】履歴書の一般的なサイズはこちら⇓
「基本情報」：連絡先を正確に記載する
まず、基本情報では氏名、生年月日、住所などを記載します。
電話番号やメールアドレスなどを記載する項目がある場合は、正確に記載するように注意しましょう。
採用担当者が書類上の連絡先から連絡をする場合もあるため、間違いがないか確認してから提出するようにしましょう。
写真も忘れずに貼る
履歴書には証明写真を貼る欄があります。写真を貼るかどうかは任意ですが、印象が良くなる可能性があるため写真を貼る方が無難です。
また、企業によっては写真の提出を求められる場合があります。
3か月以内に撮影した写真で、スーツ姿で映っているものを用意しましょう。
【あわせて読みたい】履歴書写真のサイズ加工・編集についてはこちら⇓
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「学歴・職歴」：役職も書く
学歴・職歴を記載する欄では、「課長に昇進」など役職名を記載するようにしましょう。
特に履歴書のみ提出の場合は、職歴に記載しておくとアピールにもなります。
この時、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなど一定の期間のみの役職は記載する必要はなく、会社から辞令が出た正式な役職のみ記載するように注意しましょう。
また具体的な役職内容や、業務内容は職務経歴書に記載しましょう。
【あわせて読みたい】転職でも学歴は関係ある？についてはこちら⇓
「免許・資格」：応募職種に関連する資格を優先して記載する
「免許・資格」を記載する欄では、応募職種に関連する資格を優先して記載するようにしましょう。
ITエンジニアの場合は、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験など、応募職種に関連する資格から記載することが重要です。
「免許・資格」欄については、資格保持だけでなくこれまでどのくらい勉強をしてきたのかのアピールにもなるため、漏れなく記載するようにしましょう。
【あわせて読みたい】ITの国際資格についてはこちら⇓
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「志望動機・自己PR」：一貫性を持たせる
「志望動機・自己PR」を記載する欄では、一貫性を持たせることが大切です。
自己PRで、強み・将来貢献したいことを記載し、なので貴社に入りたいというように、強みを活かして応募先の企業で○○がやりたいと一貫性を持たせて伝えるようにしましょう。
自己PRで書く強みが、志望先の企業に活かせない強みだと納得感が得られなくなってしまいます。
志望動機と自己PRが完成したら、一貫性があるかをチェックしましょう。
志望動機と自己PRを書くポイントは、それぞれ後述しています。
専門用語はわかりやすく
エンジニアの履歴書では、使用技術や開発環境を記載する際に専門用語が多くなりがちです。
しかし、採用担当者が必ずしもすべての技術に詳しいとは限らないため、難解な用語は簡潔な説明を添えるのが望ましいです。
たとえば「CI/CD導入」ではなく「CI/CD（自動でテストやデプロイを行う仕組み）を導入」など、読む側の理解を助ける工夫が必要です。
実務経験をアピールするには、相手に伝わってこそ価値があります。専門性を正しく伝えるためにも、誰が読んでも分かるような書き方を意識しましょう。
実績は数字で示す
エンジニアとしての成果や実績は、できるだけ定量的に記載しましょう。
たとえば「ECサイトの開発に従事」よりも、「月間10万PVのECサイトの開発を担当」「購入率を15%向上させた」のように、数字を用いることで説得力が高まります。
特にバックエンドやインフラ系の職種では、処理速度の改善率や障害対応時間なども有効な指標です。
数字が出せない場合でも、プロジェクトの規模や担当範囲を具体的に伝えることが大切です。抽象的な表現を避け、成果が伝わるよう工夫しましょう。
応募先が求める人物像にあわせて調整する
履歴書は一度書いて終わりではなく、応募企業ごとに調整するのが基本です。
企業ごとに求める技術領域や人物像は異なるため、それに合わせて内容を最適化することで、通過率が大きく変わります。
たとえばスタートアップには柔軟性やスピード感、SIerには設計力やドキュメント能力が重視される傾向があります。
求人情報や企業サイトを読み込み、どの経験・スキルが最も響くかを見極めたうえで構成を整えましょう。
汎用的ではなく、「この企業向け」に仕上げることが大切です。
【あわせて読みたい】好印象を与える志望動機の書き方はこちら⇓
「趣味・特技」：技術やプログラミング学習への姿勢を示す
個人的な趣味や特技を書いてしまいがちな趣味・特技欄ですが、技術や学習への意識をアピールするための重要な欄です。
例えば、個人でのWebアプリ開発やWeb制作、技術書の読書、勉強会への参加、英語学習など、技術のキャッチアップやプログラミング学習へ意欲的であることをアピールするようにしましょう。
本当は違うのに嘘を記載したり、無記入は避けるようにしましょう。
「本人希望記入欄」：事業への貢献意欲を示す
「本人希望記入欄」や備考では、前職の経験を通して、志望企業にどのような貢献ができるか、といった貢献意欲を記載するようにしましょう。
空欄で提出されがちですが、応募職種への意欲や入社意欲を示すことができる欄でもあるので活用するようにしましょう。
【あわせて読みたい】履歴書のポイントと記入例はこちら⇓
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【例文】エンジニアの志望動機の書き方とポイント
エンジニアの志望動機も、自己PRと同様に経験者と未経験者でポイントが異なります。
- ・なぜその企業なのか、どのように貢献したいのか伝える
- ・【経験者例文】企業の特性を軸に考える
- ・【未経験者例文】勉強していることをアピールする
以下、例文とあわせて見てみましょう。
なぜその企業なのか、どのように貢献したいのか伝える
志望動機で最も重要なポイントは、「なぜその企業を志望するのか、どのように貢献したいのかを伝えること」です。
その企業でいけないといけない理由や他社との違いを明確にしない限り、入社の熱意が伝わりづらくなってしまいます。
また志望動機には、入社後の展望や貢献したいことを伝えるようにしましょう。
入社して企業にどのようなメリットをもたらすのかをアピールできると好印象な志望動機になります。
【経験者例文】企業の特性を軸に考える
【志望動機例文】
前職では急成長サービスの開発を担当し、スピードを重視する環境で貢献してまいりました。
その過程でサービスの拡大に伴う技術的負債の問題に直面し、品質の高い設計や拡張性の重要性を身をもって学びました。
貴社の企業理念から、大規模サービスを支える堅牢なアーキテクチャへの強いこだわりを感じております。
前職での課題経験と学びがあるからこそ、貴社の高い技術レベルの環境に身を置き、サービスの安定稼働とさらなる成長に貢献したいと考えております。
経験者はこれまでの経験から何を学び、それをどう活かしたいと考えているのかを志望動機につなげるとよいでしょう。
成果より過程と、そこから得た考え方の変化を志望する企業の特性と絡めて伝えるのがポイントです。
自分が得た考えやスキルを入社後どのように活かしていきたいのかを考えることで、より良い志望動機になります。
【未経験者例文】勉強していることをアピールする
【志望動機例文】
前職の不動産営業として働く中で、物件管理や顧客対応における非効率な業務プロセスをITの力で改善したいという思いが強まり、エンジニアへの転身を決意いたしました。
現在は、宅建の資格勉強と並行してPythonとDjangoの学習を進めており、書籍やオンライン教材で得た知識を元に、基本的な不動産物件検索サイトの構築に取り組んでいます。
前職で培った不動産業界の知識と、現在学習中のITスキルを掛け合わせることで、ユーザーにとって本当に価値のある機能を提案・開発できると考えております。貴社のサービスをより成長させる一員として貢献していきたいです。
未経験者の場合はプログラミングの経験や現在勉強していることがあればアピールします。
具体的にどのような勉強をして、どのような仕事に繋げたいのかを明確に伝えられるとよいでしょう。
志望する企業が開発したサービスや製品を実際に利用し、それをオリジナルのエピソードとして書くのもひとつの方法です。
【あわせて読みたい】志望動機の作り方と例文一覧はこちら⇓
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【例文】エンジニアの自己PRの書き方とポイント
履歴書の自己PRのポイントは、経験者と未経験者で異なります。
- ・数値（年数・規模）と具体的な技術スタックを入れる
- ・【経験者例文】スキルレベルを中心に書く
- ・【未経験者例文】ポータブルスキルと熱意をアピールする
自己PRで重要なことは相手に自分をどう良く見せるか考えることです。企業という組織の中で自分がどのように貢献できるかを相手に想像してもらえる内容を心がけましょう。
自己PRを裏付けるエピソードを選ぶときは、こうした長所を強調できるエピソードがよいでしょう。
数値（年数・規模）と具体的な技術スタックをアピールする
エンジニアの自己PRで最も重要なポイントは、具体的な数値を用いて技術スタックをアピールすることです。
経験年数やチームメンバー数、工数時間や利益など、できるだけ具体的な数値と自分の保有する技術スタックをアピールするようにしましょう。
具体的なエピソードを用いて成功体験などを話すと、企業側も入社後のイメージが沸きやすく好印象を持ってもらいやすいです。
【経験者例文】スキルレベルを中心に書く
【自己PR例文】
私の強みは、メンバーの成長に寄り添い、自走できる強い開発チームを構築できることです。
前職では、私を含め4名のチームで新規事業の立ち上げを担当しました。当初、ジュニアメンバー2名のスキルにばらつきがあり、タスクの進捗が不安定でした。そこで、週1回の1on1ミーティングとペアプログラミングを導入し、個々のスキルと目標に合わせたサポートを徹底しました。
また、月2回のチーム内勉強会を主催し、知識の共有と技術力の底上げを図りました。
結果、6ヶ月後には全メンバーが独力で機能開発を完遂できるようになり、チーム全体の開発速度を1.5倍に引き上げることに成功しました。この経験を活かし、貴社でも強い組織作りと事業の発展に貢献いたします。
経験者は自分のスキルレベルを正確に伝えます。プログラミング言語やOSなどのテクニカルスキルは名称を、数字で表せるものは数字を用いるなどの工夫が必要です。
また企業研究などで企業が求める人物像を事前に深堀りしておくことで、自分がいかにマッチする人材であるかを根拠をもってアピールできるのが経験者の強みでもあります。
【未経験者例文】ポータブルスキルと熱意をアピール
【自己PR例文】
私の強みは、相手の話を深く傾聴し、言葉の裏にある本質的な課題を特定する力です。前職の法人営業では、お客様の要望通りに商品を提案するだけでなく、「なぜそれが必要なのか」を常にヒアリングし、お客様自身も気づいていない課題を発見することを心がけてきました。
その結果、より最適なプランを提案することで、顧客満足度アンケートで部署内1位の評価をいただくことができました。
この「課題ヒアリング力」は、エンジニアとしてユーザーやチームメンバーの要求を正確に理解し、本当に価値のある機能開発を行う上で必ず活かせると考えております。
技術を学ぶ意欲はもちろん、この強みを活かして、チームと円滑に連携し、事業に貢献できるエンジニアを目指します。
未経験者はポータブルスキルと熱意をアピールすると良いでしょう。
例えば新しい技術や情報が出続ける業界だからこそ求められる学習意欲や情報収集力、ロジカルに捉え伝えるための論理的思考力やコミュニケーションスキルは前職でどのようなものが身についたでしょうか。
入社したら具体的にどのように活かせると考えているかを伝えることで、採用担当者に熱意が伝わりやすいです。
【あわせて読みたい】エンジニアの自己PRについてはこちら⇓
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エンジニアの職務経歴書の書き方
履歴書と同様に、職務経歴書も重要です。
- 「職務要約」：最もアピールしたい経験と強みをまとめる
- 「活かせる経験・知識・スキル」：開発言語やOSを具体的に書く
- 「職務経歴」：担当プロジェクトごとに詳細を記載する
- ・エンジニアが職務経歴書に記載すべき内容一覧
以下、それぞれ解説します。
「職務要約」：最もアピールしたい経験と強みをまとめる
職務経歴書の冒頭にある「職務要約」は、採用担当者が最初に目を通す重要なパートです。ここでは、これまでのキャリアの全体像と、特にアピールしたい経験・スキルを端的にまとめましょう。
たとえば「Web系企業で3年間、フロントエンドを中心に複数の新規開発を担当。ReactやTypeScriptの実装に強み」など、専門性と実績がひと目で伝わる内容が望ましいです。
経歴が複数ある場合は、どの経験を軸にアピールするかを明確にし、読み手がその後の詳細を読み進めやすくなるよう構成しましょう。
「活かせる経験・知識・スキル」：開発言語やOSを具体的に書く
エンジニアとしてどんな技術に強みがあるかを示す「活かせる経験・知識・スキル」の欄では、開発言語やフレームワーク、OS、ツールなどを具体的に列挙するのがポイントです。
たとえば「言語：JavaScript、Python／フレームワーク：React、Django／OS：Linux、Windows」のように、一覧形式にすることで視認性も高まります。
また、使用年数や使用頻度に応じて「◎得意／○使用経験あり」のようにレベル感を示す工夫も効果的です。
応募先が使っている技術スタックと照らし合わせて、強みが伝わるよう調整しましょう。
「職務経歴」：担当プロジェクトごとに詳細を記載する
職務経歴書の中心となる「職務経歴」では、参加したプロジェクトごとに期間・概要・担当業務・使用技術・成果を整理して記載します。
たとえば「ECサイト構築（2022年5月〜2023年3月）／概要：新規ECサイトのフロントエンド開発／担当：UI実装・API連携／技術：Vue.js、Node.js」など、読み手が業務イメージを持てるように構成することが大切です。
成果や改善点がある場合は「離脱率を20%改善」など数字を用いると効果的です。役割や開発規模が明確に伝わるよう、プロジェクトごとに整理された記述が評価されます。
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エンジニアが職務経歴書に記載すべき内容一覧
職務経歴書は実績やビジネススキルをアピールする書類です。
書類の見やすさも重要になるため、こちらもテンプレートに沿った作成がおすすめです。
【Geeklyの職務経歴書のテンプレート】はこちら⇓
プロジェクトの期間や開発したもの
開発の現場にいた場合は、開発した内容などを明記しましょう。プロジェクトの進め方や、プロジェクト内で自身がどのような役割を果たしていたかも書きます。
一般的な作業タスクのほかに、どういった立ち位置でどういった役割を果たし、どういった意思決定をして来たかが重要です。
転職先でも新しいプロジェクトとして作業を進めていきます。リーダーの経験がある場合は、その経験も積極的にアピールしましょう。リーダー経験がある人材は特に転職市場において重宝されます。
そうした中でプロジェクトをどう動かしていけるかをアピールしましょう。
プロジェクト規模
経験したプロジェクトの規模もスペックを測るものさしになります。
一般的に、プロジェクトの規模は期間のほかに参加する技術スタッフの人数や費用を参考にします。大中小の扱いは認識が異なる場合があるので、具体的な数字で示すとより採用担当者に伝わりやすいでしょう。
規模を明記したうえで、概要や担当フェーズ、担当業務の内容を簡潔に記載します。予算や人員、進捗管理などもマネジメントに含まれます。
使用できるプログラミング言語
システムエンジニアは使用してきたプログラミング言語をバージョンまで職務経歴書に書きましょう。
プログラミング言語はシステムエンジニアにとってビジネスに必要なツールです。どんな言語を使って業務を進めていけるかをまず書く必要があります。
特に人気があり、需要の高いプログラミング言語は次の通りです。基本的には志望する企業に求められる能力を記載するのがおすすめですが、その他にも次のような経験があれば積極的にアピールしておくとよいでしょう。
【需要の高いプログラミング言語】
- ・Java
- ・JavaScript
- ・PHP
- ・Python
- ・Ruby
- ・C、C++
- ・C#
- ・Perl
この他にもHTMLやCSSといったWEBページのビジュアルをつくるための言語や、データベースを操作する得言語であるSQL言語も求められることがあります。
【あわせて読みたい】プログラミング言語の年収ランキングはこちら⇓
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開発環境・開発経歴
開発環境もシステムエンジニアの職務経歴書に書きましょう。どのようなツールを扱えるかはITスキルと同様に重要なことです。
転職先でも同様のツールを使う場合、即戦力として評価が高まるでしょう。
また、開発経歴に関しては重視する企業も多いため、簡潔に求められる情報をまとめる工夫が必要です。
開発環境（OS、言語等）のほかには下記の内容を記載します。
- ・プロジェクト名および概要
- ・業務内容
- ・開発期間（〇年〇月～〇月 △ヶ月）
- ・開発規模（人数）
担当業務、役割はできるだけ詳しく記載しましょう。例えば何の設計を担当したのか、問い合わせやヘルプ対応なども担当したのか、担当フェーズがはっきりと分かるような内容にすることがポイントです。
保有している資格
資格を保有している場合、アピールポイントとして有利に働くことがあります。
応用情報技術者試験やシステムアーキテクト試験といった、エンジニアとしてのスキルをアピール出来る資格だけでなく、運転免許（普通自動車第一種運転免許）も記載することがおすすめです。
保有している資格を履歴書や職務経歴書に記載する場合は、資格の名前を正式名称で書くことや、取得年月もしっかりと記入しましょう。
ポートフォリオの提示
エンジニア職では、職務経歴書とあわせてポートフォリオを提出することで、スキルや実績をより具体的に伝えることができます。
GitHubや個人サイト、デモアプリのURLなどを記載することで、実際にコードや成果物を確認してもらえます。特に未経験者にとっては、ポートフォリオがスキル証明の鍵になります。
ただし、動作しないリンクや古い内容は印象を下げる原因になるため、提出前には必ず最新の状態を確認しましょう。
URLは職務経歴書の冒頭または別枠で明記すると親切です。
やったことではなくやり遂げたこと
上述したとおり、職務経歴書において重要なのは自分のスキル感を正確に伝えることです。端的にと言っても、例えば「Java 3年 実装可能」では正確に伝わりません。
プログラミング言語について記載する場合は、言語のバージョンや組み合わせて用いていた関連ライブラリ、身についたコーディングテクニックについても記載する必要があります。
技術スタックについても、フロントサイドとサーバーサイドを分けるといった工夫が必要です。
なぜなら、書類で正確に伝わっていれば面接時により細かい技術の話に時間を使うことができるためです。
職務経歴書には、一部に携わったことではなく、ある程度裁量をもってやり遂げたことを優先して記載することをおすすめします。
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履歴書や職務経歴書を充実させて内定を獲得しよう
履歴書は転職活動において自分の分身であるともいえる重要な存在です。
自己PRや志望動機では自分のアピールポイントを正確にアピールすることが重要です。そのために履歴書や職務経歴書は正確に書く必要があります。
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この記事の監修者
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【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平
5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。
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